BLOG 施術症例・美容整形コラム Dr.元神の院長ブログBLOG 施術症例・美容整形コラム Dr.元神の 院長ブログ

「二重埋没法」についての記事まとめ

2024/04/09

院長ブログトップ > 福岡みなみの美容整形カミングアウトについて専門医が思うこと

福岡みなみの美容整形カミングアウトについて専門医が思うこと

福岡みなみさんの整形

最近、福岡みなみさんが自身の美容整形についてカミングアウトし、その総額が6000万円を超えることが明らかにしました。この話題は、多くの議論を呼び起こしています。一方で、別のニュースでは、若い女性が「立ちんぼ行為」で逮捕され、美容整形のための資金が欲しかったと供述しています。これらの事例から、福岡さんのカミングアウトと逮捕された女性たちとの間に見られる一見無関係な出来事の間に、深い社会的問題の根を見いだすことができます。美の追求が極端な行動につながることもあるこの現象は、現代社会の重要な問題点として取り上げるべきでしょう。このブログでは、これらの事例を深く掘り下げ、社会的な影響について考察します。

福岡みなみさんの番組内の発言とは

2024年4月4日放送の日本テレビ系「ダウンタウンDX」に出演した福岡みなみさん(28歳)が、美容整形についての詳細を公開しました。彼女は番組のテーマ「芸能人のお金白書買ってよかった!買わなきゃよかった!」に関して「やってよかった」こととして、脂肪吸引と脂肪移植に500万円を費やした経験について話しました。この手術では、脚、腰、尻からの脂肪を顔に移植。彼女は「全身の余分な脂肪を吸引して、顔に移植してるんですよ」と明かし、手術直後の経過や、体全体にかけた総額6000万円についても語りました。顔に脂肪を移植した理由として「顔がゲッソリしていた。老け顔だった」からだと説明しました。総額6000万円の内訳として、腕、尻、脚の脂肪吸引、両目の二重埋没法(5回)、ほうれい線やこめかみへの脂肪移植、クマ取りなどと説明。数多くの整形手術を経て、「今の顔は大体気に入っています」とコメントしました。この告白はスタジオに大きな驚きをもたらしました。

福岡みなみさんのカミングアウト続報

福岡みなみさんはさらにこの番組の後、自身のエックス(旧ツイッター)で「恐ろしい程の美人だらけの芸能界で、1ミリでも可愛くなりたい、憧れのあの子達の隣でもキラキラしたい、どうしても可愛いを諦めきれない、って死ぬ程考え抜いた結果出来上がったのが私の女優顔整形という考え方」と投稿。「公表したのは、どんな女の子にも可愛くなれるチャンスがあると希望を持って欲しいから。女の子達の役に立つタレントでいたい」といい「みんなで可愛くなろう。私の持ってる美の知識と経験は全て捧げる覚悟です」と呼びかけました。

福岡みなみさんとは何者?

福岡みなみ1億を稼ぐ

福岡みなみさん、28歳のタレントが美容整形に6000万円以上を投じた事実は、彼女の経済的な余裕を物語っています。福岡みなみは元々グラビア等中心に活動していたタレントでしたが、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下で仕事が激減したこともあり、ライブ配信アプリ「ポコチャ」で活動を開始しました。その後、わずか半年足らずで日本一の成績を達成し、約1億円を稼ぎました。初めは視聴者数が少なかったものの、自分の目標を熱心に語ることで、多くのリスナーが彼女を熱心に応援し始め、具体的なアイデアや戦略を共有するようになりました。ライブ配信を続けるうちに、「マンスリー1位」となり、それはその月に最も稼いだライバーであることを意味します。さらに、「チャンピオンシップ」という大型イベントで優勝し、本当の意味で「日本一」に輝きました​。福岡さんはこの経験について、「ライブ配信で1億円稼いだ話」という本を出版し、その中でライブ配信での成功への道のり、リスナーとのコミュニケーションの取り方、課金を促すテクニックなどを詳しく紹介しています​ (幻冬舎)​。現在ではバラエティ番組にも出演し、活動の場を広げています。

出典元:

“最初は視聴者3人しかいなかった”福岡みなみが、1億円ライバーになれた戦略とは

「立ちんぼ行為」で女性らが逮捕された事件とは

大阪府警本部

2024年3月21日、大阪市北区の路上で、いわゆる「立ちんぼ」をしていた疑いで風俗店従業員の女ら3人が逮捕されました。売春防止法違反の疑いで逮捕されたのは、19歳から27歳の風俗店従業員の女ら3人でした。 3人は、2024年の2月から3月にかけて、大阪市北区太融寺町の路上で売春をする目的で客待ちをする、いわゆる「立ちんぼ」をしていた疑いが持たれています。 警察によると、3人は、1回およそ1万5000円で売春行為をしていて、うち1人は11カ月でおよそ4000万円を稼いでいたということです。 3人とも『ホストクラブに通うための費用』や『美容整形のための費用が欲しかった』という趣旨の供述をしているということです。

参照元:

「立ちんぼ」で4000万円稼ぐ 風俗店で働く女ら逮捕 「『私の中にいる誰か』が立ちました」と供述も 「ホストクラブ」や「美容整形」に使うため

福岡みなみさんの発現の是非

福岡みなみさんが美容整形への自己投資に多額の資金を使用したことについて、彼女自身の努力と選択として全く問題ないと思います。一方で、多くの女性には6000万円もの大金を用意することは難しい現実があります。その百分の一の60万円でさえ、若い女性にとっては大きな貯金となり得ます。。福岡さんは「公表したのは、どんな女の子にも可愛くなれるチャンスがあると希望を持って欲しいから。女の子達の役に立つタレントでいたい。みんなで可愛くなろう。私の持ってる美の知識と経験は全て捧げる覚悟です」と発信していますが、彼女のこのような姿勢は、社会の美容整形への見方について大きな影響を与えるために深く考察する必要があると思います。

福岡みなみさんの発現の社会的影響

福岡みなみさんの「みんなで可愛くなろう」という発言は表面的には肯定的に映りますが、「お金をかけて美しくなること」を奨励しているようにも受け取れ、「金銭的投資をしてでも美しくなるべき」という圧力を伝えているとも受け取れます。これは、外見を重視するルッキズムの増長に繋がる恐れがあります。日本社会で一般女性が美容整形に多額なお金をかけるには、よほど副業でお金を稼ぐ必要になり、このようなルッキズムの増長は経済的に余裕のない女性にとって大きなプレッシャーになりかねません。このような風潮がパパ活や夜の水商売、売春などの行為に走らせる要因になることも考えられ、これが社会問題につながる可能性もあります。現に、大阪の売春防止法違反での逮捕の事件の要因の一つを引き起こしているとも言えます。

まとめ

美容外科医専門医元神賢太医師

私、美容整形専門医として、美容整形が外見だけでなく心の豊かさにも寄与することを深く理解しています。しかし、外見のみに焦点を当て、女性の価値を見た目や可愛さで判断するルッキズムの増大は懸念すべき問題です。美容整形は個人の自己表現と自信の向上に寄与しますが、それを社会的な美の基準に従うべきとする圧力に変えてはなりません。福岡みなみさんの言葉が、このような偏った価値観を助長する恐れがある点には、明確に反対の立場を取ります。

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、二重治療、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。ウルセラは日本国内に導入直後から取り入れており、日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。

【関連項目】

福岡みなみさんも受けている二重埋没法の相談はこちら

失敗しない美容外科医の選び方

下手な美容外科医とトラブルが多い美容外科クリニックが増えている理由

美容外科治療を受ける場合の問題と注意点

ブログTOPに戻る
▼ 続きを読む

2024/03/22

院長ブログトップ > 二重まぶた埋没法が取れる原因は医師が下手だから!

二重まぶた埋没法が取れる原因は医師が下手だから!

二重まぶたが取れない埋没法を受けた女性

二重まぶた埋没法は糸がよく外れるから、二重まぶたが取れて永久的な二重にならないという認識を持っているかたが多くいます。そういう認識の美容外科医すらいます。しかし、この認識は誤解で、適切な技術で施術された場合、、埋没法で作った二重まぶたも一生取れずに持続させることが可能です。この記事では美容外科医20年以上の経験をもち、取れない二重埋没法を行うことで著名な医師により埋没法が取れる原因を専門的な観点から解説いたします。

二重まぶた埋没法取れる原因

二重まぶた埋没法が取れる原因について、インターネット上では多様な説明が見受けられます。一般的に挙げられるのは「まぶたのこすり過ぎ」、「加齢による変化」、「体重の増加」などの要因です。これらの原因は間違いではありませんが、実際には技術不足の医師の存在が、埋没法の失敗に繋がっている原因と考えられます。「取れない」、「外れない」二重まぶた埋没法を行っている専門家として長年の経験を持つ私の見解では、二重まぶた埋没法が取れる最も大きな理由は医師が下手で技術不足だからです。

 二重まぶた埋没法の治療前後

【外科医から美容外科医へ】私の医師キャリア

1999年に慶応義塾大学医学部を卒業後、同大学の外科学教室でのキャリアをスタートした私は、初年度から外科医としての厳しい訓練に臨みました。当時は研修医制度がなかったため、外科医として経験を積む過程は現在より一層過酷でした。美容外科への転向前の4年間は、消化器外科と心臓血管外科で貴重な経験を積み重ねました。その後、美容外科への道を歩み始め、そのキャリアの中で外科専門医の資格も取得しました。この一般保険診療での外科の経験は、美容外科医としての技術と知見を深める礎となりました。私は美容外科医としてのキャリアをスタートした際、経験豊富な指導医のもとで学びました。しかしながら、その指導医が行った二重埋没法の患者で、糸が外れて再診を要する患者が2日に1人の割合でいました。後に異なるクリニックで異なる医師の下で指導を受けましたが、この医師が行う埋没法は頻繁に取れることはありませんでした。ともに美容外科としてのキャリアが20年以上あったドクターでこれだけ埋没法の取れる確率の差があったことは驚きでした。当然後者の指導医の技術が現在の私の埋没法の技術の基礎になっています。

二重まぶたを生み出す埋没法のメカニズム

二重まぶたの構造

二重まぶた埋没法は、一重のまぶたを二重に変える手術です。では、元々二重の人と一重の人は何が違うのでしょうか?生まれつき二重まぶたを持つ人は、眼瞼挙筋という筋肉から皮膚表面近くまで伸びる線維組織が特徴で、これが二重の折り目を形成します。開眼はこの眼瞼挙筋が上方収縮することで起こりますが、この際、線維組織も一緒に上方に引っ張られることで、二重の折り目が付くのです。一方、一重まぶたのかたは、まぶたの皮膚直下と眼瞼挙筋に線維組織の繋がりがありません。二重埋没法の手術はこの線維組織の繋がりを人工的に糸で作ることを原理としています。

二埋没法取れる原因は手術がヘタだから

二重埋没法の糸が外れて、二重が取れてしまう原因は医師の技術が下手だからと言うことをここで再度言います。私は自分のクリニックで行った埋没法患者については無料でアフターケア治療を行っているため、埋没法が取れた場合は、ほぼ100%再診すると考えています。これで得られたデータにより、私の行った埋没法が取れる確率は2%未満です。月に20人以上の埋没法を行っていますが、糸が取れた理由で再診する患者は2,3か月に一名程度です。私の最初の指導医とは雲泥の差です。また、私自身が開業してからはさまざま医師を雇用しましたが、経験豊富な医師による埋没法でも頻繁に糸が取れて再診することがありました。それだけ医師の技術の差で埋没法の取れやすさに違いがあるのです。従って、埋没法が取れる一番の原因は医師の技術が下手だからと断言できるのです。次から技術がない医師が行った埋没法の問題点について解説します。

下手な埋没法の理由①糸結びがヘタ

埋没法の手術において重要なのは皮膚直下の組織と眼瞼挙筋側の筋膜をしっかり糸で固定することです。この際、この糸を医師が縛ります。

■糸結びの緊張感

糸を縛ることを外科業界では糸結びと言います。糸結びは外科医の基本です。新米外科医が始めて手術に入ると、執刀医である上級の医師が行う手術の助手に入ります。そして外科医として手術で一番最初にやらせてもらえる行為が糸結びです。新米外科医の緊張の瞬間です。なぜなら、この糸は容易に切れることがあるからです。ブッチっと糸が切れた瞬間は新米外科医は「すいません、すいません」と謝り倒し、、執刀医は「そんなこともあるわな」というような顔でまた同じ部位に糸を通してまた助手に糸を結ばせるのです。もちろんこんな新米外科医の初めての糸結びは手術の結果に影響しない皮膚縫合の際の糸結びですが。こんな寒い状況に新米外科医はならないように、新米外科医は暇があったら糸結びの練習をするのです。新米外科医は最初の1年間は1日100回以上は糸結びの練習をします。

■糸結びのポイント

糸結びは簡単に見えて実は非常に奥が深い技術です。実際の外科の手術中は以下のことを念頭に糸を結んでいます。
1.ほとんどのケースにおいて糸はできるだけ強く縛りたい。これは血管を縛ったときは糸の縛りが弱いと出血するからだ。大腸などの腸間組織を縫い合わせた場合の縫合では縛りが弱いと組織同士の癒着が進まず、合併症を引き起こす(縫合不全)。
2.ただし、強く縛り過ぎると結んだ組織壊れてしまうことがある。腸間の場合は裂けやすい。同様に細い血管も壊れやすい。
3.糸結びは最低糸を3回結ぶ必要があるが、1回目の結び目から左右に伸びる糸は均一に引っ張らないと、2回目以降の結びの最中に張力で糸が切れてしまう。糸が切れると縫合過程からやり直しになる。
4.2回目以降の結びの最中、結び目を動かしてはならない。結び目が動くと組織が切れたり、破損したりすることがあるからだ。

■糸結びの重要性
しかし当たり前ですが、執刀医も本当に重要な箇所の糸結びはそんな糸を切ってしまうような新米外科医に任せるわけがありません。血管を縫合した糸が切れてしまった場合は時に大出血を起こすこともあれば、縫合し直すことが数分のロスになったり、そもそも糸が切れたことで組織が挫滅してしまい、手術結果が変わることもあります。従ってそのような大事な糸結びがあるような手術ではそもそも新米外科医は第一助手として手術に入れません。大きな手術では執刀医以外に数人の助手が入りますが、第一助手は助手の1番手となり、執刀医の次に手術で大事な状況を任せられます。血管縫合した際の「絶対切ってはいけない糸結び」はそもそも執刀医が糸結びをすることもよくあります。また、大きな手術で第一助手を任せられた新米外科医が手術中に糸を切ってしまい、第二助手に手術中に降格させられることもあります。

■新米外科医のステップアップ

新米外科医は糸結びがある程度卒なくできるようになって、初めて簡単な手術の執刀医を任せてもらえるようになります。この場合はもちろん第一助手は指導医がやります。外科の場合はこの最初の執刀手術は、虫垂炎の手術であったり、鼠径ヘルニアの手術だったりします。このような過酷な状況の中で外科医は一歩一歩手術の技術を磨きますが、糸結びができないと全く技術の向上の場も与えらないわけです。だからこそ、新人外科医今も、昔の私も、暇さえあれば糸結びの練習をするのです。研修施設の医師用のトイレには便座の前にはトイレットペーパーのホルダーに糸がかけられた後が何本もあるのです。

 

↑新米外科医がよく練習する糸結びの痕跡

出典元:
https://blog.goo.ne.jp/takiitakii/e/48cf1e85b40e69e40efeb7f5f045db25

■良い糸結びとは
結局最もよい糸結びは、最強に縛りこまれた糸であり、かつ糸が切れないことです。でも糸結びの経験を十分積んでいないドクターは強く結ぶと糸を切ってしまうのです。結局そういうドクターは糸が切れないような強さにしか糸を結ぶことができず、結果として糸が緩みやすくなるのです。これが二重埋没法において二重が取れる最も大きな要因となるのです。以前、僕が指導していた外科経験がほとんどない美容外科医はこの埋没法の糸をよく切っていました。僕が指導をしている傍で糸を切っていたものですから、この医師は萎縮して後々の埋没法手術ではおそらく糸が切れないように糸を緩く縛っていたのでしょう。数か月にこの医師が行った二重埋没法が外れて、再診にたくさんの患者が押し寄せたことを今も覚えています。

■埋没法を検討する際の注意点

現在は多くの美容外科が乱立してますが、その多くのドクターは外科系の治療科で十分な経験を積んでいない医師ばかりです。美容外科は確かに侵襲が少ない手術で日帰りの手術ばかりで、私の外科専門医の立場でいうと、手技としては比較的に容易な手術ばかりです。ただ、外科の基礎訓練を受けていないと、やはり手術結果が違うと思います。もし、あなたが現在二重埋没法を検討されているなら、その美容外科医は今までどんな訓練と経験を積んできたでしょうか?研修医2年間を終了して1,2年で美容外科業界に入っていませんか?外科専門医や形成外科専門医などの外科系の専門医を取得していますか?(美容外科専門医は外科系専門医の称号になりませんので注意が必要です。)ちゃんとした医師かどうかは経歴を見ればある程度分かりますので、必ずチェックしましょう。

下手な埋没法の理由②縫合される組織量が少ない

埋没法において二重がしっかり固定されて二重まぶたが取れないためには、まぶたの皮膚直下と眼瞼挙筋がなるべく広い範囲で最終的に結合されることが重要です。人工的に結合を起こすには組織同士を癒着させることで起こりますが、この癒着を起こさせるには、糸で2つの組織を縫い合わせた際、なるべく広い面積同士をくっ付かせるのが重要になっています。すなわち、埋没法の手術の際は結ばれる糸の間に取り込まれた組織が多いほうが癒着を促進させるために良いのです。これをここでは縫合される組織量と言いますが、縫合される組織量が少ないと二重まぶたも取れやすくなります。冒頭に紹介した私の最初の指導医は縫合される組織量がすごく少なかったのです。それがよく二重が取れた要因であったと考えています。

二重埋没法の縫合される組織量

下手な埋没法の理由③その他

その他にも埋没法が取れる理由として、医師の技術不足が問題である要素がいくつかあります。これには、使用する糸の太さや種類、縫合の方法、糸の出し入れする位置、糸の切断量などが含まれます。これらの要素は、取れない二重埋没法の方法論としてきく関わっていますが、さらなる具体的な技術の詳細は公開を控えております。あとは企業秘密です(笑)

取れない二重埋没法+脂肪除去

 

まとめ

この記事では、二重まぶた埋没法が取れる原因として糸結びと縫合される組織量の重要性を詳しく解説しました。正確な施術を行う高い技術を持つ医師により、二重埋没法の成功率は格段に向上し、埋没法が取れるリスクは大幅に減少します。そのため、埋没法を検討する際には、医師の技術レベルや外科医としての経験を確認することが不可欠です。私は開業以来、埋没法患者については取れた場合は無料で再固定を行うアフターケア治療を行っています。これは埋没法が取れることが極めて稀だから、実施可能なアフターケアです。二重まぶた埋没法は取れてしまう施術ではなく、基本的には一生二重まぶたが持続する施術であるという認識を持っていただきたいです。

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、二重治療、眼瞼下垂治療、逆さまつ毛治療、リフトアップ治療を得意としている。

【関連項目】

取れない二重埋没法の相談はこちら

目頭切開、二重まぶた埋没法手術の5年後【外れない埋没法の実証】

1.5㎜で大きく違う二重瞼の世界

まぶたの脂肪除去&二重形成

 

ブログTOPに戻る
▼ 続きを読む

2024/03/17

院長ブログトップ > 福原愛さんの美容整形疑惑について専門医が徹底分析・解析

福原愛さんの美容整形疑惑について専門医が徹底分析・解析

福原愛さんの整形疑惑について

2024年3月15日、東京の日本外国人特派員協会にて開かれた福原愛さんの記者会見が、彼女の変貌ぶりを巡るネットの大きな話題となりました。会見に登場した福原さんは、かつての姿から劇的に変化し、女優のように美しくなっていたため、美容整形を行ったのではないかという疑惑が持ち上がっています。この記事では、福原愛さんの見違えるような変貌について、美容外科の専門医としての立場から、その変化の理由を徹底的に分析し、美容整形の可能性について科学的な視点から解説します。メイクや加齢がもたらす顔貌の変化についても詳細に説明し、福原さんの変化がただの噂なのか、それとも美容整形の賜物なのかを明らかにします。

福原愛さん、目元の変化で脚光。和解成立を報告する記者会見で注目集まる

『福原愛さん パッチリ二重に「雰囲気変わった」「綺麗過ぎてびびった」元夫と和解成立で会見 昨年末に美容整形医院で施術』というタイトル名でヤフーのニュース記事が掲載されました。記事の概要は以下のとおりです。

■ヤフーニュースの概要

元卓球選手の福原愛さんが、東京の日本外国人特派員協会で行った記者会見で、元夫である台湾の卓球選手江宏傑氏との和解が成立し、子供の親権問題が解決したことを発表しました。この会見で、福原さんの外見が目立って変わったことが注目され、彼女の美しさや雰囲気の変化に対する驚きの声が多く上がりました。福原さんは紺色のジャケットを着て登壇し、髪を後ろで結んでおり、その大きく変わった二重の目が特に話題になりました。彼女は江氏との和解について語り、今後は元夫と協力して子供たちを育てていきたいと述べました。福原さんは2016年のリオデジャネイロオリンピック後に江氏と結婚し、二人の子供をもうけましたが、2021年7月に離婚を発表。昨年12月には、ある美容外科クリニックでスキンケアとリフトアップの施術を受けたことが公表されました。

出典元:

福原愛さんのヤフーニュース記事

福原愛さんのデイリースポーツ記事

福原愛さんの顔貌の変化へのSNSユーザーの反応

会見で整形疑惑となった福原愛さんの輪郭

福原愛さんの記者会見後、SNS上では彼女の見違えるほどのビジュアル変化に注目が集まりました。多くのユーザーが彼女の変貌に驚愕し、その美しさを賞賛するコメントを残しています。「愛ちゃん、別人のようだった。長い間見ないうちに、驚くほど変わっていたんだね」や「福原さん、明らかにきれいになっている。ストレスが解放されたかのように、表情もずいぶん明るくなったね」のような感想が見られました。特に彼女の痩せた顔立ちや、目元の印象的な変化に対するコメントが目立ち、「彼女が経験した困難が、こんなにも顔に現れるものなのかと思うと驚きだ」といった感想が寄せられています。他にも、「顔つきがすっきりしている」、「雰囲気がガラリと変わったね」、「驚くほど美しくなった」、「美しすぎて目を疑った」など、福原さんの新たな魅力に驚く声が数多く上がっており、彼女の変化に対する関心の高さがうかがえます。

昨年12月の記事を詳細に検証した結果

↑クリニックの公式インスタの映像のスクショ

2023年12月、福原愛さんの美容整形に関する最初の言及は、12月20日にヤフーニュースで報じられた記事に遡ります。その記事では、美容外科の院長とともに、福原愛さんがクリニックの公式インスタグラムに登場し、施術を受けたことが公開されていました。この事実が世間の注目を集め、一部では批判的な声が上がったことが記されています。私が詳細に調査を進めた結果、当時福原愛さんが受けていたのは、ケミカルピーリングとレーザーを組み合わせたスキンケア治療であることが判明しました。このニュースが流れた際、特に注目されたのは福原愛さんの変化した外見でした。ヤフーニュースに掲載された彼女の写真に対し、インターネット上では以下のようなコメントが散見されました:

「うわー、目が全然違う。」

「確かに目の印象が変わっているね」

「え、整形? まさか今?」

しかし、私が広範囲にわたって行った調査によれば、上記で触れたスキンケア治療を除き、福原愛さんが他の美容整形手術を受けたという具体的な証拠や情報は見当たりませんでした。したがって、彼女の見た目の変化については、一部では推測に基づくものであると考えられます。

出典元:

福原愛さんが批判されていることを取り上げたヤフーニュース

世間の批判的な声についての私見

福原愛さんが二重整形(疑惑)を受けたとされる件に関して、世間の批判的な声についての私見を述べたいと思います。美容外科医として20年以上のキャリアを積み重ねてきた私の立場から見て、二重まぶたの埋没法という治療は、今やお化粧の延長として捉えられることが多くなっています。実際、二重を作るためのテープや接着剤などの化粧品は、長期的に見ると皮膚にダメージを与える恐れがあります。そのため、美容目的での二重まぶた形成術は、肌の健康を考慮すれば、化粧品を使うよりも合理的で健全な選択であると言えます。このように気軽に二重の整形手術を受けること自体、私は肯定的に捉えています。しかし、未だに有名人が美容整形を受けたかどうかを追及し、その事実があった場合には非難の声が高まる現状には、時代遅れの感覚を感じずにはいられません。美容整形は個人の自由であり、それを悪とみなす視点自体が古いと考えます。今回の福原愛さんにまつわる騒動も、美容整形に対するネガティブな先入観が背景にあると感じています。また、もし実際に整形手術を受けた人がその事実を隠したいと感じるのであれば、それは理解できる部分です。私達は美容整形が社会的なタブーであるかのような古い概念を捨て、個人の選択を尊重するべき時代にいるのです。美容整形を受けたことで容姿が変わるのは、その人の自己実現の一環として肯定的に受け入れるべきであり、社会もそれをサポートする姿勢を見せるべきです。最終的には、美容整形が人々の生活の質を向上させ、自信を与えることに貢献しているのですから。

福原愛さんの二重整形疑惑、真相に迫る

福原愛さんが実際に二重整形を行ったのか否か、この疑問について徹底的に検証してみました。疑惑の発端となった昨年12月の美容外科クリニックで撮影された映像では、確かに彼女の二重の幅が普段と比べて顕著に広く見えます。この特徴的な変化は、多くのSNSユーザーによって指摘され、整形疑惑を呼んだのです。

福原愛の二重整形疑惑の分析

↑先ほどのスクショの拡大画像

しかし、私たちは、ここで重要な一点を見落としてはなりません。当該の写真で、福原愛さんは目元のメイクをほとんど施していないと思われるのです。この点に着目し、メイクが施されていない子供の頃の福原愛さんの写真と比較分析を行いました。

子どもの頃の福原愛

子どもの頃の福原愛さんの写真をも見ると、とても可愛らしいですね(笑)。この幼少期の写真では、彼女の二重の幅が非常に広いのが分かります。そのため、昨年12月の写真と比較しても、二重の幅に大きな変化は見られません。これらの比較から、結論としては、福原愛さんが二重整形を受けたという主張には根拠が乏しいと断言できます。幼少期の写真と昨年末の写真における彼女の目元の特徴は、一貫して変化が見られないことが明らかです。これにより、彼女の二重が自然なものであり、二重整形は受けていないと結論付けることができるのです。

福原愛さんの二重整形疑惑が浮上した背景について

しっかりメイクしている福原愛さん

幼い頃から公の目に触れていた愛ちゃん(福原愛さん)の顔立ちは、昨年12月末の映像と比較してみると、二重の形状に顕著な変化は見られません。しかし、昨年末に彼女の二重が普段よりも幅広く見えたことが、整形疑惑の発端となりました。この変化が起きたのは、普段福原愛さんがアイメイクにより目元を強調しているためです。しっかりとしたまつ毛のメイクは、まぶたを持ち上げる効果があり、結果として目が大きく開くことになります。目が大きく開くと、二重の幅が狭く見えるのは一般的な現象です。つまり、福原愛さんの場合、日常のメイクが、二重の見た目に影響を与えていたのです。このようなメイクに関する一般的な知識を持たないSNSユーザーの間で、福原愛さんの二重整形疑惑が生まれ、拡散したと考えられます。

輪郭の変化についての深掘り分析

福原愛さんの二重の疑惑に並び、彼女の輪郭がよりシャープになったという話題も多くの関心を集めています。事実、2008年北京オリンピック時の19歳の頃の公式選手紹介欄に掲載されていた彼女の写真と現在を比較すると、輪郭に顕著な変化が見受けられます。

2008年の福原愛さんの輪郭

人間は加齢に伴い、顔が面長になる傾向があり、これは主に顎の骨の吸収が進むためとされています。しかしながら、福原愛さんの場合、このような加齢に伴う変化とは異なり、彼女の輪郭がシャープに見えるのは、主に体重の減少による影響と推測されます。体重が減少すると、顔の脂肪も減り、それに伴い顔のラインがはっきりとし、シャープな印象を与えることが多いのです。この点を踏まえると、福原愛さんの輪郭が変わったという現象は、美容整形というよりも、むしろ彼女の体型の変化による自然な結果と解釈するのが妥当です。

美容施術により輪郭がシャープになったのかについての分析

最新の記者会見で福原愛さんの顔がシャープに見えるのは、私の専門的な見解としては、彼女のこの変化は体重減少による自然な結果であると考えられます。ただ、インターネット上には、福原愛さんのの輪郭の変化が昨年12月末に受けた美容外科クリニックでのスキンケア治療に起因するとの情報が流布されていますが、これは正確ではありません。福原愛さんが訪れたとされるクリニックのインスタ情報によれば、彼女が受けた治療はケミカルピーリングとレーザーの組み合わせによるものです。彼女が受けたケミカルピーリングの薬剤は皮膚表層にしか浸透しません。また、このクリニックのホームページに掲載されている福原愛さんが受けたとされるレーザーの説明として掲載されている赤外線・高周波・ダイオードレーザーにしても皮膚表層にしかエネルギーは到達してません。従って福原愛さんが受けた治療は皮膚の表層にのみ作用するものです。医学的には、美容外科施術により輪郭を顕著にシャープにするには、皮膚の切除や筋膜の引き上げといったより皮膚より深い層での処置が必要になります。したがって、福原愛さんが受けたとされる治療が輪郭をシャープに変化させる要因にはなり得ないのです。それでも、美容施術を受けた直後には、顔の循環が促進され、浮腫みが取れることで、一時的に顔がシャープに見えることはあります。これは、顔のリンパマッサージで得られる一時的な小顔効果と同様です。しかし、この効果は数日で元の状態に戻ります。以上の点で、福原愛さんの顔の現在のシャープな印象が数ヶ月前に受けた一度の美容施術によるものだとするネット上の主張は、明らかに誤りだと言えます。

福原愛さんの二重幅

まとめ

この記事では、インターネット上で広まっている福原愛さんの美容整形疑惑に焦点を当て、二重整形の施術を行う美容外科専門医としての深い知識と経験に基づき、専門的な分析と解説を行いました。

二重整形の施術についての詳細はこちらを御覧ください。

福原愛さんの変わったとされる顔立ち、特に目立つ二重の幅やシャープに見える輪郭について、それらが美容クリニックの施術結果ではないことを明確にしました。こうした誤解が生じる主な原因は、メイクアップの効果や年齢とともに生じる自然な顔の変化への理解不足にあると考えられます。美容外科専門医としての役割は、こうした誤解を解消し、一般の人々に対して正確な美容に関する知識を広めることにあると強く感じています。これにより、美容に対する理解が深まり、より良い選択ができる社会を実現するための一助となれば幸いです。

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。ウルセラは日本国内に導入直後から取り入れており、日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。

【関連項目】

愛ちゃんが疑惑受けた二重整形の相談はこちらから

加齢・老化による骨吸収とヒアルロン酸による予防について

おばたのお兄さんの美容整形が突っ込みどころ満載すぎる件

失敗しない美容外科医の選び方

下手な美容外科医とトラブルが多い美容外科クリニックが増えている理由

美容外科治療を受ける場合の問題と注意点

ブログTOPに戻る
▼ 続きを読む

2024/01/12

院長ブログトップ > 医は算術でいいのか

医は算術でいいのか

自由診療の落とし穴

絶望の淵へと追い込む不妊治療

かつて、銀座の煌びやかな通りに立つ立派なビルの一角に、あるクリニックが今も存在している。そのビルは、高級ブランド店やレストランが軒を連ねる中で、いかにも成功しているという雰囲気を漂わせている。そこにあるクリニックは、不妊治療の専門クリニックとし、多くの夫婦が希望を抱いて訪れる場所となっている。しかし、その医院の内部では、金儲けを最優先とする暗い影がちらついている。

クリニックでは不妊治療のプランを、「松竹梅」という例えで説明している。まるで日本の伝統的な品評会で使われるようなこのランク分けは、実際には治療の質と価格の差を表している。松は最高ランクで、高額ながらも最良の治療と高い妊娠率を約束する。竹は中間の選択肢、そして梅は最もリーズナブルだが、妊娠の成功の望みは薄いとされている。クリニックの院長はこの比喩を用いて、患者たちに自らの経済状況と望みに応じた選択を迫っている。

多くの夫婦が初めは経済的負担を考慮して竹や梅を選ぶ。しかし、何度試みても妊娠に至らず、その都度、婦人は心と体に傷を深めいき、夫婦は経済的にも追い込まれていく。一方、院長やクリニックのスタッフは、これが当たり前のように振る舞い、夫婦が苦悩する様子を冷ややかに見つめている。そして夫婦は結局最終的には松へとグレードアップしていく。このシステムは、不妊治療専門のクリニックにとっては患者を引き留め、より多くの費用を搾取する完璧な戦力だ。

しかし、最初から松を選んだからといって直ちに成功するわけではない。クリニック側は意図的に数回の失敗を経験させ、患者の不安と焦りを煽る。そして、裏メニューにある「松」の上の高価なオプションを提案し、さらなる費用を要求する。このようにして、ただただ子供が欲しいという切実な願いを持っている夫婦に対してお金をむしり取り、夫婦は絶望の淵へと追い込まれていく。

その中で、体外受精を何度も繰り返し失敗した婦人の心と体を考えて、ある夫婦が最後の試みと決心し、その望みを託し、院長に100万円の現金が入った封筒を直接渡した話は特に有名だ。夫婦の「今回で最後にしたい」と切実に願いの表れだった。彼らの切実な願いと共に渡された封筒の裏金は、まるで魔法のように奇跡を引き起こし、最後の試みと決心した体外受精で妊娠に至ったという。このような奇跡的な話が広まると、更に多くの夫婦が、高い費用とリスクを抱えながらも、その門を叩くようになった。

この不妊治療クリニックの裏側は、華やかな外観とは裏腹に、金儲けを最優先とする冷酷な実態を隠している。患者の希望と絶望を金に変え続けるこのクリニックと院長の未来は未だに誰にも予測できず、夫婦たちは次の奇跡を夢見ながら、今日もこの銀座の煌びやかなクリニックに足を踏み入れ続けている。

わざと外れる二重埋没法

わざと外れる埋没法

前述の物語は筆者が実際に聞いた話をもとに、フィクションの形で再構築してみました。不妊治療専門のクリニックでは、皮肉なことに患者が妊娠してしまうと、その瞬間に通院が終了し、クリニックの売上が止まるという状況が生まれます。このため、患者が妊娠せずに長期間通院し続けることが、クリニックにとって理想の状態となるのです。これはにわかには信じがたい話ですが、不妊治療専門クリニックの内情を知る人々の間では、よくあることとされています。

同様の事例は美容外科の分野にも見受けられます。例えば、二重の埋没法治療では、患者に混乱を招くほど多くのメニューが用意されており、安価なメニューを選んだ患者に対しては、二重の糸が意図的に外れやすいように弱く縫合されることがあります。一方で、高額なメニューについては、その価値を過剰に強調し、患者に高額な契約を促す戦略がとられています。

適切なクリニックを選ぶために

適切なクリニック選びのためには、希望の医療に対するある程度の知識とクリニックの事前の丁寧な調査が不可欠です。驚くべきことに、いい加減な医療を意図的に行う医師が存在するのは、悲しいが現実です。このような医療に巻き込まれないために、特に自由診療の不妊治療や美容外科クリニックを選ぶ際には、以下の重要なポイントに留意することが必要です。

■相場を大きく下回る料金設定

広告で目にする、相場よりも大幅に安い料金設定を打ち出すクリニックは、要注意のサインです。自由診療の費用は高額になりがちなため、安さに惹かれて選ぶことはリスクを含んでいます。重要なのは、事前に複数のクリニックの料金を比較し、一般的な相場を理解しておくことです。極端に安い料金設定は、強引なアップセールスを伴うことが多く、または前述のわざと外れる埋没法のように施術の品質や安全性に疑念が生じます。

■契約を急ぐクリニックへの警戒

カウンセリング当日に契約を急ぐクリニックは、慎重に対応することが求められます。特に「今日限りの特別価格」といった条件付きの値引きを提示してくる場合、十分な検討時間を確保することを推奨します。また、複数のクリニックでカウンセリングを受けることで、それぞれの施術の質や自分に本当に必要な施術なのかどうかを比較することが有効です。

■派手な広告戦略

頻繁にテレビCMを放送する自由診療クリニックは、莫大な広告費を投じていることがあります。全国ネットのテレビCMは一回の放送だけで数百万円、月契約では数千万円にもなり、これが蓄積されれば億単位に達することも珍しくありません。これほどの広告費を投じるクリニックは、本業で相応の売上を確保する必要があり、これが患者の負担に反映される可能性が高いです。

■オーナーが医師かどうか

自由診療クリニックの経営者は医師だけではなく、さまざまな業界出身の人々がいます。医師ではない経営者はしばしば、金儲けを目的として医療を行います。これに対し、医学部の授業を通じて医の倫理を学んだ医師は、営利主義に走ることが少ないとされています。多くの医師は、医の倫理を踏まえた経済活動を行っています。クリニックのホームページや院長紹介ページを注意深く読むことで、そのドクターがオーナーか雇用された医師かが分かることが多いです。

これらのポイントを念頭に置くことで、自分にとって最適なクリニックを見極めることができ、より質の高い医療サービスを受けることが可能となります。

医は仁術なり

元神写真

悪徳な不妊治療、わざと外れる埋没法、こうした医療における商売が果たして許されるべきなのか、私たちは深く考える必要があります。確かに世の中には「金儲け第一主義」が蔓延し、「安かろう、悪かろう」という言葉も存在します。しかし、医療分野においても、「安かろう、悪かろう」で済まされるのでしょうか?答えは明らかに否です。医療は他のどの業界とも違い、極めて専門的な知識と技術が求められる分野です。一般の人々には、専門知識がないため、価格による治療の質の違いを判断することが通常は不可能です。高額なメニューが本当にその価格に見合う価値があるのか、また安価なメニューが本当に粗悪なのか、一般人には見極めることができないのです。

ここで、古来から伝わる「医は仁術なり」という言葉を医師はは思い出さなければなりません。これは、医師が患者に対して持つべき慈愛の心と、患者の健康と幸福を最優先に考える姿勢を示しています。これに対照的に、医師が持つべきではない考え方として「医は算術なり」という言葉があります。これは、医師が利益を優先し、患者をただの数字やお金儲けの手段として扱うことを意味します。医師がこのように算術に走ると、患者の信頼を裏切り、医の倫理を無視したただの悪人になってしまうのです。医療の現場で日々行われているこうした倫理に反する行為は、決して看過されるべきではありません。医師は常に仁術の精神を忘れず、医師を頼って来院される患者一人ひとりの幸福を最優先に考えるべきです。社会全体が、このような不正を許さず、正しい医療の実現を目指すべき時が今、来ているのです。

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがある。「すべての人を笑顔にしたい」をモットーに診療を行っている。

【関連記事】

相次ぐエステ脱毛の経営破綻

 

 

 

 

 

 

ブログTOPに戻る
▼ 続きを読む

2023/08/22

院長ブログトップ > 【二重埋没法】腫れる、外れる施術は〇〇が原因!

【二重埋没法】腫れる、外れる施術は〇〇が原因!

埋没法が外れる原因についての動画です!

美容HP「二重埋没法」もご参加ください。

千葉の美容整形外科 船橋中央クリニック

東京の美容整形外科 青山セレスクリニック

元神賢太

 

ブログTOPに戻る
▼ 続きを読む

2023/02/21

院長ブログトップ > 切らない眼瞼下垂

切らない眼瞼下垂

切らない眼瞼下垂治療の手術動画のご紹介です。

是非参考にしてください!

美容ホームページ「切らない眼瞼下垂」も是非見てください。

 

千葉の美容整形外科 船橋中央クリニック

東京の美容整形外科 青山セレスクリニック

元神賢太

 

 

ブログTOPに戻る
▼ 続きを読む

2013/01/29

院長ブログトップ > 人気がある施術ベスト5「顔のプチ整形編」

人気がある施術ベスト5「顔のプチ整形編」

"今回より数回にわたって、当院にて人気がある治療を部門別にご紹介したいと思います。 第1回の今回は、顔のプチ整形で人気の治療ベスト5のご紹介です。 第5 位:あごのプチ整形 顔のバランスが見違..."思います。
第1回の今回は、顔のプチ整形で人気の治療ベスト5のご紹介です。

第5 位:あごのプチ整形
顔のバランスが見違えるほど整います!こちらがブログ記事です。

第4位:涙袋
某超人気アイドルグループ所属の人気アイドルのおかげで、すっかり市民権を得た「涙袋」です。このアイドルグループの登場によりおそらく5倍くらい、涙袋の施術が増えました。
こちらがブログ記事です。

トップ3の前にお決まりの番外編。
圏外:唇のプチ整形
あまり人気がないですね、最近。涙袋が流行る前は、まあまあ人気があったのですが。。。きっとこのあたりのプチ整形は、かなり時代の流行(売れている芸能人による)に左右されるのでしょう。こちらがブログ記事です。

第3位:小顔ボトックス治療
当院の小顔ボトックス治療は効果が絶大のため、これは納得のベスト3入りです。(自画自賛)こちらがブログ記事です。

第2位:鼻のプチ整形
鼻のプチ整形の効果をわかっていて、この手術を受けないかたはほとんどいません。(当院のほぼ全スタッフが受けています)
これほどお手軽にきれいなれる治療はほかにないかもしれません。
こちらがブログ記事です。

第1位:二重まぶた埋没法
お決まりですが、プチ整形という言葉は、本来この埋没法のためにあるのでしょう。超簡単に今までの悩みを解消できます。アイプチを使って、まぶたの皮膚を傷めるぐらいなら、早く埋没法を受けることをおすすめします。
こちらがブログ記事です。

以上、人気の顔のプチ整形ランキングでした。

美容整形外科・美容皮膚科
千葉・船橋中央クリニック
東京・青山セレスクリニック
元神賢太

ブログTOPに戻る
▼ 続きを読む
ブログTOP

当院は開設20年以上の歴史を持つ医療法人社団セレスのグループクリニックです。
千葉船橋院:千葉県船橋市(JR総武線・横須賀総武快速線、東武野田線、京成本線船橋駅)、東京青山院:東京都港区北青山(地下鉄銀座線外苑前駅)がございます。
年間で累計約4万人の患者様にご来院いただいており、国内屈指の症例数がございます。
様々な治療のご相談をお受けし、施術を行っておりますのでどうぞ安心してお任せください。

千葉エリアで治療をご希望の方はこちら

船橋中央クリニックmap

〒273-0005
千葉県船橋市本町6-4-15
グラン大誠ビル 2F
責任者:元神賢太
最終学歴:H11年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H15年船橋中央クリニック開業

東京エリアで治療をご希望の方はこちら

青山セレスクリニックmap
詳細地図はこちら

青山セレスクリニック
東京青山院

フリーダイヤル 0120-010-099

〒107-0061
東京都港区北青山2-7-26
ランドワーク青山ビル7F
(旧ヒューリック外苑前ビル)
責任者:高林洋一
最終学歴:S43年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H28年青山セレスクリニック管理者

メニューを開く

ライン相談をする 相談/予約

希望される
クリニックを選択して下さい。

どちらも元神医師が診察しています。

フリーダイヤル フリーダイヤル相談/予約

希望される
クリニックを選択して下さい。

どちらも元神医師が診察しています。