小顔・輪郭の治療 小顔・輪郭の治療のポイント 注射でも劇的な効果が望めます

私にお任せください!! 院長がカウンセリングからアフターケアまで一貫して行いますから安心です。 院長: 元神 賢太 慶応義塾大学医学部卒 日本外科学会専門医 日本美容外科学会専門医 平成11年3月 慶応義塾大学医学部卒 平成11年4月 慶応義塾大学病院勤務 平成15年12月~ 船橋中央クリニック院長 平成25年10月~ 医療法人社団セレス理事長 (兼務) 私にお任せください!! 院長がカウンセリングからアフターケアまで一貫して行いますから安心です。 院長: 元神 賢太 慶応義塾大学医学部卒 日本外科学会専門医 日本美容外科学会専門医 平成11年3月 慶応義塾大学医学部卒 平成11年4月 慶応義塾大学病院勤務 平成15年12月~ 船橋中央クリニック院長 平成25年10月~ 医療法人社団セレス理事長 (兼務)

動画でわかるボトックス注射(汗腺抑制注射)の効果

わきが・多汗症のボトックス注射

ボトックス注射は、汗腺へ「汗を出す」信号を伝える神経の働きを一時的に弱め、過剰な発汗を抑える治療です。「汗腺抑制注射」「ボツリヌストキシン注射」と呼ばれることもあります。皮膚を切開せず、わき、手のひら、足の裏、顔、頭など、汗が気になる範囲へ細かく注射します。

この治療は汗腺を取り除く手術ではないため、効果は永久ではありません。通常は3~6カ月で徐々に弱くなり、効果の維持には定期的な再治療が必要です。わきがに対しては、エクリン汗腺由来の汗と蒸れを減らすことで臭いが軽くなることが期待できます。

ボトックス注射の対応部位と症状

多汗症は、汗の量だけでなく、衣服、仕事、学業、運転、スマートフォン操作、対人関係などにどの程度支障があるかを確認して重症度を評価します。発汗が急に始まった、全身へ広がった、睡眠中にも大量の汗をかく、動悸・体重減少・発熱などを伴う場合は、局所多汗症以外の原因を先に調べることがあります。

わき汗・わきが

わきの多汗症では、季節や気温にかかわらず汗が多い、衣服に大きな汗染みができる、緊張すると汗が流れるといった症状がみられます。ボトックス注射は、わきのエクリン汗腺へ発汗の信号が伝わるのを抑え、汗の量を減らします。

わきがに対しては、エクリン汗腺由来の汗と蒸れを減らすことで臭いが軽くなることが期待できます。ただ、汗よりもワキガの臭いが主症状で、より持続的な改善を希望する場合は、わきが手術やビューホット治療も検討すべきでしょう。

手汗(手掌多汗症)

手掌多汗症では、紙や書類が汗で濡れる、スマートフォンやキーボードを操作しにくい、ハンドルや器具が滑る、握手をためらうなど、仕事・学業・日常生活・対人関係に支障をきたすことがあります。日本皮膚科学会の診療ガイドラインでも、A型ボツリヌス毒素の局所注射は、手のひらの発汗を抑える治療選択肢の一つとして推奨されています。

手のひらは痛みを感じやすい部位であり、無麻酔でのボトックス注射は強い痛みを伴います。そのため当院では、通常、マスク麻酔を使用し、眠っている間に注射を行います。

また、手掌多汗症の発汗範囲は患者様によって異なります。当院では、指先、指の間、手のひらの側面など、ご本人が特に汗を感じる部位を詳しく伺い、実際の発汗範囲を確認したうえで、注入部位と注入範囲を決定します。

足汗(足底多汗症)

足底多汗症では、靴下や靴が汗で濡れる、サンダルの中で足が滑る、蒸れや臭いが気になる、皮膚がふやけやすいなど、日常生活にさまざまな支障が生じます。ボトックス注射によって足裏の発汗を抑えることで、こうした症状の軽減が期待できます。

足裏は手のひらと同様に痛みを感じやすく、無麻酔での注射は強い痛みを伴います。そのため当院では、通常、マスク麻酔を使用し、眠っている間に治療を行います。

発汗する範囲は患者様によって異なるため、足裏全体だけでなく、足の指や指の間、足の側面など、ご本人が特に汗を感じる部位を確認したうえで、注入範囲と注入量を決定します。

顔汗・頭汗

額から汗が流れ落ちる、汗で化粧が崩れる、人前に出ると顔汗が増える、頭皮が大量の汗で濡れるなど、顔面・頭部の局所多汗症もボトックス注射による治療が可能です。

発汗する部位や範囲には個人差があるため、診察で症状を確認したうえで、注入範囲と注入量を決定します。発汗範囲が広い場合は、使用する薬剤の量が増えるため、治療料金も変わります。

特に顔面は表情筋に近いため、注入する位置、深さ、量によっては、額の重さや眉の動かしにくさ、表情の違和感などが生じる可能性があります。当院では、顔汗・頭汗をはじめ、手汗や足汗に対するボトックス治療にも日本国内においてパイオニアとして早期から取り組んできました。これまでの治療経験を踏まえ、発汗範囲と周囲の筋肉の位置を見極めながら、こうした副作用のリスクを可能な限り抑えられるよう、注入部位・深さ・量を細かく調整して治療を行います。

すそわきが・チチガ・ケツガ

陰部、乳輪周囲、肛門周囲では、発汗や蒸れによって臭いが強くなることがあります。このような場合、ボトックス注射で発汗量を抑えることにより、蒸れを軽減し、臭いを間接的に和らげる効果が期待できます。

ただし、ボトックス注射は発汗を一時的に抑える治療であり、臭いの主な原因となるアポクリン汗腺を直接除去するものではありません。そのため当院では、すそわきが・チチガ・ケツガに対しては、アポクリン汗腺に直接作用し、1回の治療で約7割の汗腺破壊を目指すビューホットを第一選択として推奨しています。

発汗の程度、臭いの強さ、症状の範囲、ご希望のダウンタイムなどを確認したうえで、ボトックス注射とビューホットのどちらが適しているかをご提案します。

ボトックス注射が効く仕組み

エクリン汗腺とアポクリン汗腺の違い

汗腺には、主に多汗症に関係するエクリン汗腺と、わきが・すそわきがなどの臭いに関係するアポクリン汗腺があります。ボトックス注射の対象は、エクリン汗腺からの発汗です。

汗腺主な分布・役割ボトックス注射との関係
エクリン汗腺全身に分布。体温調節や緊張時の発汗に関係し、主に水分の多い汗を出す。神経からの発汗信号を抑えることで、エクリン汗腺からの発汗の量を一時的に減らす。
アポクリン汗腺わき、乳輪、陰部、肛門周囲などに分布。分泌物が皮膚の細菌に分解されると特有の臭いが生じる。アポクリン汗腺そのものに作用する治療ではない。汗と蒸れが減ることで臭いが間接的に軽くなる場合がある。

ボツリヌストキシンの作用メカニズム

エクリン汗腺は、交感神経の末端から放出される「アセチルコリン」という神経伝達物質の刺激を受けると汗を出します。ボトックス(A型ボツリヌストキシン)は、このアセチルコリンの放出を一時的に抑え、エクリン汗腺へ「汗を出す」という信号が届きにくい状態にします。その結果、ボトックスを注射した範囲の発汗量を減らすことができます。

ボトックス注射は、汗腺そのものを焼いたり取り除いたりする治療ではありません。そのため、時間の経過(約3~6か月)とともに神経の働きが回復すると、発汗も徐々に戻ります。

一方、アポクリン汗腺は、エクリン汗腺とは分泌を調節する仕組みが異なります。エクリン汗腺ではアセチルコリンが主な発汗信号となるのに対し、アポクリン汗腺ではカテコールアミンに反応するβアドレナリン受容体などの関与が示されています。

そのため、アセチルコリンの放出を抑えるボトックスの主な作用対象はエクリン汗腺であり、アポクリン汗腺からの分泌を直接止める治療ではありません。つまり、ボトックス注射は、わきがの原因となるアポクリン汗腺に作用する根本治療ではありません。

わきが臭が軽くなる理由

アポクリン汗腺から出た汗や分泌物は、それ自体が直ちに強い臭いを発するわけではありません。分泌物に含まれる脂質やたんぱく質などが、わきの皮膚にいる常在菌と混ざり、常在菌によって分解されることで、わきが特有の臭い成分が生じます。

エクリン汗腺からの汗が多いと、わきが湿った状態が続き、アポクリン汗腺の分泌物が皮膚表面に広がりやすくなります。また、常在菌が増殖・活動しやすい湿潤環境になるため、わきが臭が強くなる一因となります。

ボトックス自体に殺菌作用があるわけではありません。しかし、エクリン汗腺からの発汗を抑えて、わきの蒸れや湿潤環境を改善することで、常在菌が増殖・活動しにくい状態をつくります。その結果、アポクリン汗腺からの分泌を直接抑えていなくても、臭い成分が生じにくくなり、わきが臭の軽減が期待できます。

実際の臨床研究でも、ボトックスによるわきが臭の改善は、アポクリン汗腺からの分泌を直接抑える作用ではなく、主にエクリン汗腺などからの発汗が減少することと関連していると報告されています。

参照元:A close positive correlation between malodor and sweating as a marker for the treatment of axillary bromhidrosis with Botulinum toxin A

ただし、ボトックス注射はアポクリン汗腺を取り除く治療ではないため、臭いの改善には個人差があり、効果も一時的です。わきが臭が強い場合や、より長期的・根本的な改善を希望する場合は、アポクリン汗腺を対象とする手術など、ほかの治療方法が適していることがあります。

医療脱毛との併用

医療脱毛との併用で、わきが臭のさらなる軽減が期待できます。

毛が多いワキでは、汗や皮脂、アポクリン汗腺からの分泌物が毛に付着して残りやすく、蒸れた状態が続きやすくなります。このような湿潤環境は、臭いの原因となる常在菌が増殖・活動しやすいため、毛が多いことがわきが臭を強める一因になることがあります。

医療脱毛によって毛量を減らすと、汗や分泌物が毛に残りにくくなり、洗浄や拭き取りもしやすくなります。そのため、ワキを清潔で乾燥した状態に保ちやすくなり、常在菌が増殖・活動しやすい環境の改善が期待できます。

ボトックス注射はエクリン汗腺からの発汗を抑え、医療脱毛は毛量を減らして汗や分泌物が残りにくい状態をつくります。両者を併用することで、発汗と毛量の両面から臭いが発生しやすい環境にアプローチできるため、わきが臭のさらなる軽減が期待できます。

参照元:Using the Hair Removal Laser in the Axillary Region and its Effect on Normal Microbial Flora

当院のボトックス注射の特徴

わきが・多汗症治療に25年以上携わる医師が担当

当院では、わきが・多汗症治療に25年以上携わる医師が、発汗範囲、左右差、症状の重さ、既往歴、仕事や運動への影響を確認し、注入範囲と注入量を設計します。単に広い範囲へ多く注射するのではなく、部位ごとの解剖と生活上の優先事項を踏まえることが重要です。

ボトックス注射だけに限定しない治療提案

ボトックス注射は、切開を避けたい方、短いダウンタイムを重視する方、一定期間だけ汗を抑えたい方に適しています。一方、わきが臭が主症状の方、繰り返し注射を避けたい方、より持続的な改善を希望する方には、手術やビューホットが合う場合があります。当院ではあらゆるわきが・多汗症治療に対応することができるため、患者さまにとって最も良い選択肢をご提案します。症状と希望に合わない治療を一律におすすめすることはありません。

顔汗・頭汗・足汗・手汗にも対応

ボトックス治療では、発汗する部位に応じて適切な注入方法を選ぶことが重要です。わき、手のひら、足裏、顔、頭部では、皮膚の厚さや痛みの感じ方、周囲にある筋肉の位置、必要となる注入範囲がそれぞれ異なります。

そのため、わき汗と同じ方法をそのまま他の部位に当てはめるのではなく、症状や解剖学的な特徴に合わせて、注入位置・深さ・間隔・薬剤量・麻酔方法を調整します。

当院では、わき汗だけでなく、顔汗・頭汗・手汗・足汗に対するボトックス治療にも日本国内のパイオニアとして早期から取り組んできました。これまでの治療経験を踏まえ、発汗範囲や周囲の筋肉の位置を確認しながら、効果と副作用のリスクのバランスを考慮し、注入部位・深さ・量を細かく調整して治療を行います。

ビューホットも比較できます

ビューホットは、極細の針から高周波を照射し、熱エネルギーによって汗腺に作用させる治療です。発汗を一時的に抑えるボトックス注射とは、作用の仕組みをはじめ、効果の持続期間、必要な治療回数、施術後の経過、費用などが異なります。

当院では、ボトックス注射とビューホットの両方に対応しており、それぞれの治療を数多く行ってきました。そのため、発汗の部位や程度、臭いの有無、希望する効果の持続期間、許容できるダウンタイム、ご予算などを踏まえて、両者を比較しながら検討できます。

切開手術は避けたいものの、定期的に注射を受け続ける以外の方法も検討したい方には、ビューホットも選択肢の一つです。診察では、それぞれの長所と限界を説明したうえで、症状やご希望に合った治療をご提案します。

ボトックス注射の施術の流れ

施術前に、汗が出る範囲、既往歴、服薬、妊娠・授乳の可能性、過去のボツリヌストキシン治療歴を確認し、必要な範囲へマーキングします。

step1

冷却

注射時の刺激を減らすため、施術部位を冷却します。


step2

必要に応じて麻酔

手のひら・足の裏など痛みを感じやすい部位では、マスク麻酔を推奨しております。マスク麻酔を使用する場合は、術前の飲食などの指示に従ってください。


step3

ボトックスを注入

汗が出る範囲へ、細い針で少量ずつ皮内注射します。注入そのものは、一部位あたり約3分が目安です。


step4

終了・効果判定

通常は1〜3日頃から汗が減り始め、1〜2週間で評価しやすくなります。持続は通常3〜6カ月程度が目安で、個人差があります。

ボトックス注射のダウンタイムと注意事項

ダウンタイムの目安

皮膚を切開しないため、ダウンタイムはほとんどなく、通常は施術後から普段どおりの日常生活に戻ることができます。

ただし、まれに注射部位の赤み、腫れ、痛み、内出血、違和感などが一時的に生じることがあります。これらの症状は通常、時間の経過とともに改善します。

血流が促進されると腫れや内出血が強くなる可能性があるため、施術当日の激しい運動、入浴、飲酒、注射部位のマッサージは控えてください。

主な副作用・リスク

部位主なリスク
共通稀に注射部位の痛み、赤み、腫れ、内出血など。非常に稀にアレルギー反応、頭痛、全身の脱力など
手のひら・足の裏稀に一時的な握力低下、手指や足の筋力低下、歩きにくさ、違和感。
顔・頭稀に額の重さ、眉の左右差、眼瞼下垂、表情の違和感、近くの筋肉への作用。
わき稀にわき以外の発汗が増えることがある(代償性発汗)。

注意事項

繰り返し治療と中和抗体

効果が弱くなった時点で、症状、使用製剤、前回の治療日を確認して再治療を検討します。ただし、短い間隔での反復や必要以上の投与は避けます。重度の多汗症でも、再投与は16週間以上あけることが推奨されます。短期間の反復で中和抗体が産生されると、効果が弱くなる可能性があります。

ボトックスの効果は一時的なため、効果が弱まり、再び発汗が気になるようになった場合は再治療を検討します。その際は、現在の症状に加え、前回の治療日、使用した製剤、投与量、治療部位などを確認し、再治療の時期と適切な投与量を判断します。

ただし、効果が残っている段階で追加投与を行ったり、短い間隔で必要以上の量を繰り返し投与したりすることは避けます。重度の多汗症でも、再投与は16週間以上あけることが推奨されます。ボツリヌストキシン製剤を短い間隔で繰り返したり、必要以上に高用量で投与したりすると、薬剤の働きを弱める「中和抗体」が形成される可能性があります。中和抗体が形成されると、その後のボトックス治療で効果が弱くなったり、効きにくくなったりすることがあります。長期的に安定した効果を得るためにも、症状に応じた必要最小限の量を、十分な間隔をあけて投与することが大切です。

参照元:https://www.rxabbvie.com/pdf/botox_pi.pdf

ボトックス注射とわきが手術の使い分け

ボトックス注射は、皮膚を切開せず、発汗量を減らす治療です。施術時間が短く、ダウンタイムも比較的少ないため、仕事や日常生活への影響を抑えながら治療したい方に適しています。また、発汗量が減ることに伴い、わきが臭の軽減も期待できます。ただし、汗腺そのものを取り除く治療ではないため効果は一時的で、効果を維持するには適切な間隔で再治療を受ける必要があります。

一方、わきが手術、特にシェービング法は、臭いの原因となるアポクリン汗腺を取り除く治療です。ボトックス注射よりも身体への負担は大きくなりますが、わきが臭に対して、より根本的な治療になります。ただし、皮膚を切開するため、傷跡、腫れ、血腫などのリスクがあります。また、血腫を予防して皮膚を安定させるため、術後には圧迫固定と安静が必要となり、一定期間は腕の動きや運動などが制限されます。

汗が主な悩みで、切開や長いダウンタイムを避けたい方にはボトックス注射が適しています。反対に、わきが臭が主な悩みで、繰り返し治療するよりも一度の治療で長期的な改善を目指したい方には、わきが手術が適しています。 汗と臭いのどちらが主症状なのかに加え、希望する効果の持続期間、傷跡やダウンタイムへの許容度、仕事を休める日数、再治療を含めた長期的な費用を比較し、ご自身に合った治療方法を選ぶことが重要です。

ボトックス注射の料金

すべて自由診療で、健康保険は使用しません。治療範囲、必要な製剤量、麻酔法を診察で確認し、施術前に総額をご案内します。

※顔・頭は発汗範囲により料金が変わります。詳細はお問合せください。

わきが・多汗症のボトックス注射(すべて税込表示)
ボトックス(両わき)
88,000円
ボトックス(両手の平)88,000円
ボトックス(両足の裏)88,000円
マスク麻酔+33,000円
手・足 2回目以降(麻酔込み)77,000円
手・足 2回目以降(麻酔なし)66,000円
ボトックス(顔)
※範囲により料金が異なります。詳細はお電話にてお問い合わせ下さい。
44,000円~
ボトックス(頭)
※範囲により料金が異なります。詳細はお電話にてお問い合わせ下さい。
88,000円~
マスク麻酔+33,000円
セルファーマ デオドラントクリーム 1本5,500円※現在取り扱っていません

 

わきが・多汗症のボトックス注射に関するよくある質問

ボトックス注射の効果はどのくらい続きますか?

注射後2〜3日頃から汗が減り始め、1〜2週間で評価しやすくなります。持続は通常6カ月程度が目安で、通常3〜10カ月で効果が弱くなるとされています。当院の臨床経験では、まれに1年近く効果が続く方もいらっしゃいます。効果の持続期間は、部位、投与量、症状により個人差があります。また、効果が切れた場合や効果が弱くなった場合は、再治療を検討します。当院には長年、6か月~1年おきに定期にボトックス治療を受けられるかたも多くおり、10年以上受けている患者も多くいます。効果の持続期間は、治療部位、使用する製剤、投与量、もともとの発汗量などによって異なります。また、効果がある日突然なくなるわけではなく、通常は時間の経過とともに徐々に弱まり、少しずつ発汗が戻ってきます。再び汗が気になるようになった時点で、前回の治療日、使用製剤、投与量、現在の症状を確認し、再治療の時期を検討します。当院では、効果の戻り方に合わせて6カ月〜1年ごとに定期的にボトックス治療を受けている方が多く、10年以上にわたって継続している患者さまもいらっしゃいます。長期間治療を続ける場合も、決まった時期に機械的に注射するのではなく、効果の残り方や発汗の戻り具合を確認しながら、必要な時期に適切な量を投与することが重要です。※4〜9カ月という持続期間は、主に重度の原発性腋窩多汗症に対するデータです。手のひら、足裏、頭部・顔などでは、治療部位や投与方法によって効果の現れ方や持続期間が異なります。

わきがの臭いにもボトックス注射は効果がありますか?

はい。特に、汗をかくと臭いが強くなる方では、ボトックス注射によるわきが臭の軽減が期待できます。わきが臭は、主にアポクリン汗腺から出た分泌物が、ワキの皮膚にいる常在菌によって分解されることで生じます。ボトックスの作用は、エクリン汗腺などからの発汗を抑えることですが、発汗量が減ると、ワキの蒸れや湿潤が軽減し、汗やアポクリン汗腺からの分泌物が皮膚や毛に広がりにくくなります。その結果、常在菌によって臭いがつくられやすい環境が改善され、わきが臭が弱くなることがあります。また、ボトックス注射と医療脱毛の併用もおすすめです。毛が多いワキでは、汗や皮脂、アポクリン汗腺からの分泌物が毛に付着して残りやすく、蒸れた状態が続きやすくなります。医療脱毛によって毛量を減らすと、汗や分泌物が毛に残りにくくなり、洗浄や拭き取りもしやすくなるため、ワキを清潔で乾燥した状態に保ちやすくなります。そのため、ボトックスで発汗を抑え、医療脱毛で汗や分泌物が毛に残りにくい状態をつくることで、わきが臭の軽減が可能です。ただし、いずれもアポクリン汗腺を除去する根本治療ではないため、効果には個人差があります。臭いが強い場合や根本的な改善を希望する場合は、アポクリン汗腺を対象とした手術やビューホット治療をご提案します。

手汗・足汗にもボトックス注射は使えますか?

手掌多汗症と足底多汗症に対しても、ボトックス注射は、発汗量を大きく減らすことが期待できる有力な治療選択肢です。手のひらと足の裏の汗は、暑さによる温熱性発汗よりも、緊張、不安、恐怖、痛みなどの精神的な刺激によって生じる「精神性発汗」が中心です。ボトックスは、発汗を支配する交感神経の末端からアセチルコリンが放出されるのを抑え、エクリン汗腺へ「汗を出す」という信号が伝わりにくくします。そのため、緊張する場面で急に増える手汗や足汗に対しても、高い発汗抑制効果が期待できます。ただし、手のひらと足の裏は感覚が鋭く、治療では発汗している範囲へ多数の皮内注射を行うため、麻酔を使用しない場合は非常に強い痛みを伴います。当院では、手のひらと足の裏への注射時に痛みを感じることなく治療を受けていただけるよう、原則としてマスク麻酔下で完全に寝ている間にボトックス注射を行っています。

ボトックス注射の施術の痛みはどのくらいですか?

汗が出る範囲に細かく複数回注射するため、針を刺す際の痛みはあります。ワキへの注射は、冷却のみで受けられる方が多い一方、手のひらや足の裏、頭部を広範囲に治療する場合には、当院ではマスク麻酔を推奨しています。また、ワキのボトックス注射のみを受ける場合でも、注射の痛みに耐えられるか不安な方には、積極的にマスク麻酔をおすすめしています。

ボトックス注射施術後のダウンタイムはありますか?

皮膚を切開しないため、大きな生活上の制限は通常なく、ダウンタイムはほとんどありません。施術当日から日常生活に支障が生じることはほぼなく、発汗を抑える効果は通常、施術後2〜3日頃から現れ始めます。注射した部位に軽い痛みや赤みが出ることがありますが、通常は翌日までに治まります。

ボトックス注射とわきが手術はどう違いますか?

ボトックス注射は、エクリン汗腺へ発汗を促す神経信号を一時的に弱め、汗の量を減らす治療です。汗腺そのものを取り除くわけではありません。皮膚を切開しないためダウンタイムが短い一方、効果の持続期間は6カ月前後が目安であり、効果を維持するには定期的な再治療が必要です。一方、わきが手術は、臭いの原因となるアポクリン汗腺とエクリン汗腺を直接取り除くため、より持続的な効果が期待できます。ただし、傷跡、出血、血腫などのリスクがあり、術後には圧迫固定や一定期間の行動制限が必要です。汗と臭いのどちらが主な症状なのかに加え、希望する効果の持続期間や、仕事・学校を休める日数などを考慮して、治療方法を選ぶことが重要です。当院では、ボトックス注射、ビューホット、シェービング法によるわきが手術の中から、発汗の状態、臭いの程度、生活スタイルに合わせて、最適な治療方法をご提案します。

繰り返し注射すると、効果が長く続くようになりますか?

ボトックス注射を繰り返すほど、必ず効果の持続期間が延びるとは限りません。ただし、長期間にわたって定期的にボトックス治療を受けている方の中には、治療を続けるうちに効果が長く続くようになったと感じる方もいらっしゃいます。一方で、短い間隔で繰り返し注射したり、必要以上の量を投与したりすることは避ける必要があります。短期間に反復投与すると、ボツリヌストキシンの作用を弱める中和抗体が産生され、その後の治療効果が低下する可能性があるためです。当院では、再投与を行う場合、原則として前回の治療から16週間以上の間隔をあけることを推奨しています。

顔汗・頭汗にも対応していますか?

はい。顔面や頭部の局所的な多汗症に対しても、ボトックス注射は効果的です。ただし、顔面は表情筋に近い部位であるため、額の重さ、眉の左右差、眼瞼下垂、表情の違和感などが生じないよう、注入する範囲と投与量を慎重に決めることが重要です。当院は、日本国内でいち早くボトックス治療を導入し、顔汗・頭汗に対する治療も早期から開始してきたパイオニアです。なお、頭部への治療では、発汗している範囲によって必要なボトックスの量と料金が異なります。

すそわきが・チチガ・ケツガにもボトックス注射は使えますか?

はい。汗や蒸れによって臭いが強くなっていると判断できる場合には、陰部、乳輪、肛門周囲へのボトックス注射も有効です。ボトックスによって発汗量を減らすことで、蒸れが軽減し、臭いも間接的に弱くなることが期待できます。ただし、すそわきが、チチガ、ケツガについては、1回の治療でアポクリン汗腺を約7割直接破壊することが期待できるビューホット治療を、当院では最も推奨しています。

ボトックス注射の副作用・リスクはありますか?

ボトックス治療は、副作用やリスクが非常に少なく、安心して受けていただきやすい治療です。主な副作用として、注射部位の痛み、赤み、腫れ、内出血などが生じることがあります。また、まれではありますが、手のひらや足の裏への治療では一時的な筋力低下、顔や頭部への治療では眉やまぶたの下がり、左右差、表情の違和感などが起こる可能性があります。さらに、まれにワキへの注射後、ワキ以外の部位の発汗が増える「代償性発汗」が生じることがあります。ただし、ETS手術後に問題となる代償性発汗とは異なり、ボトックスによる代償性発汗は一時的なものです。ボトックスの効果が弱まるのに伴って、代償性発汗も止まります。

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