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「ブローリフト」についての記事まとめ

2024/04/25

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【若い人に人気!眉下切開が自然に二重幅を広げる】専門医による解説

眉下切開術後

眉下切開手術はもともとまぶたのたるみを取り除く手段として開発されましたが、その効果の自然さから、現在では若い世代にも広く支持される美容治療となっています。特に、よりはっきりとした二重を求める若者たちの間で、この手術の人気が高まっています。この記事では、なぜ眉下切開が若い人々にも選ばれる治療となっているのか、その理由と具体的な効果について詳しく掘り下げていきます。

眉下切開が人気なわけ

■自然に二重が広がる

眉下切開手術が若い世代を中心に人気を博している主な理由は、その自然な二重の仕上がりにあります。多くの人々がまぶたの厚さや腫れぼったさに悩んでおり、特にまぶたの皮膚が厚い人にとって、伝統的な埋没法や切開法で二重を形成すると、不自然なほど目が腫れぼったく見えることがあります。これは、まぶたの皮膚が上まつ毛に近い部分で薄く、眉に近づくにつれて厚くなるため、二重の折り返しが厚い皮膚で形成されるとその腫れぼったさが強調されるためです。眉下切開手術は、これらの問題に対する効果的な解決策を提供します。この手術では、眉下の皮膚をリフトアップし、まぶた全体を持ち上げることで、二重の幅を拡げることが可能です。まぶたの腫れぼったさが解消される上に、二重が広がるので、非常に自然な二重の形成が可能になるのです。

眉下切開術前

↑眉下切開治療前の状態

 

■眉と目の距離が縮まる

眉下切開手術は、眉毛と目の距離を自然に縮める効果があり、これが人気の一因となっています。この手術では、眉下の余分な皮膚を除去することで、自然に眉毛が下がり、眉と目の距離が短くなります。一般的に、眉と目の距離が長いことはアジア人特有の顔立ちの特徴であり、幼い印象を与える要因となります。一方、西洋人の顔立ちでは目と眉の距離が短く、これが成熟した、大人びた顔つきを形成する要素です。近年、二重の幅を広げる目的だけでなく、この眉と目の距離を縮めるために眉下切開手術を選ぶ方が増えています。この変化は、顔の全体的な印象をより洗練された、大人の表情へと導くため、特に若い世代からの注目を集めています。眉下切開により、眉と目の距離が縮まることで、より西洋的な顔立ちへと近づくことができるのです。

眉下切開術後

↑眉下切開後4か月の状態

眉下切開で大きくなるのか?

眉下切開手術は目を大きく見せる効果が期待される美容手術です。この手術が目の見た目を大きくする主な理由は、主に以下の二点にあります。

■目の開きが改善される
眉下切開により余分な皮膚が除去されることで、目の開きが良くなります。これは、いわゆる眼瞼下垂(まぶたの重みによる目の開きの悪さ)の症状が改善する効果が眉下切開にあるからです。

■二重の幅が広がり、見える面積が増加する

手術によって二重の幅が広がると、それまでまぶたに覆われて隠れていた目の上部がより露出します。このため、目全体の見える面積が増え、視覚的に目が大きく見える効果が得られます。

これらの変化により、眉下切開は目を大きく見せることに寄与し、多くの方々から支持されています。特に目元の印象を改善したいと考える若い人にとって、この手術は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

出典元:

Cleveland Clinic : Brow lift

眉下切開と埋没法、どちらを先に行うべきか?

まぶたの皮膚が厚い、またはたるみがある場合、余分な皮膚の除去と二重の幅をしっかり広げたいと考えると、どちらの手術を先に行うかという疑問が生じることでしょう。このような場合、一般的には先に眉下切開を行うことをお勧めします。眉下切開手術を先に施行する主な理由は、この手術だけでも二重の幅が自然に広がり、その結果、追加で埋没法を行う必要がなくなる場合があるからです。ただし、元々が一重である場合や二重の幅が特に狭いと感じる場合には、眉下切開と埋没法を同時に行うことも一つの有効な選択肢です。このアプローチによって、より効果的に目元の印象を変え、理想的な結果を得ることが可能になります。それぞれの患者様の目の状態と望む結果に応じて、最適な手術プランを検討することが重要です。

眉下切開で眼瞼下垂は治るか?

眼瞼下垂、つまり目の開きが弱いために黒目がまぶたに隠れていて、目が小さく見える状態は、多くの方にとって悩みの一つです。眉下切開手術は、状態によってはこの眼瞼下垂の改善に効果的です。特に、まぶたの皮膚が厚く、その重みによって目が十分に開かない軽度の眼瞼下垂の場合、眉下の余分な皮膚を除去することで、目の開きが改善されることがあります。一方で、くぼみ目の方や目を開閉する筋肉(眼瞼挙筋)の機能が弱い場合、眉下切開だけでは不十分なことが多く、これらの状況では眼瞼下垂の根本的な原因を解決するために、より専門的な手術である挙筋前転法が推奨されます。この手術では、まぶたを開閉する筋肉(眼瞼挙筋)を直接調整することで、目の開きを改善し、より長期的な解決を目指します。したがって、眉下切開が眼瞼下垂に対して適切な治療法かどうかは、個々の症状やまぶたの状態によって異なります。最適な治療法を選択するためには、経験豊富な専門医との十分な診断と相談が必要です。

↑軽度の眼瞼下垂なら眉下切開で改善します。

眉下切開で二重になるか?

眉下切開手術は、特に奥二重の方に対して、はっきりとした二重を形成する効果が期待できます。この手術により、まぶたの余計な皮膚を取り除くことで、二重のラインが自然に広がり、より明瞭な二重に変わることが多いです。奥二重の方がこの手術を受けることで、そのまぶたの隠れたポテンシャルを引き出し、顕著な二重瞼を実現することができます。しかし、完全に一重の方の場合、眉下切開だけでは二重瞼を作り出すことはできません。一重のまぶたの場合はは、眉下切開よりも直接的なまぶたの切開や埋没法など、他の手法が効果です。したがって、完全な一重からはっきりした二重への変化を望む場合には、眉下切開と他の手術方法を組み合わせることが一般的です。

↑眉下切開のビフォーアフター。奥二重が末広二重になります。

 

眉下切開でつり目になるか?

眉下切開手術により、目尻の位置を自然な範囲で引き上げることが可能です。これは、特に垂れ目の傾向がある方にとって、目元の印象を少し引き締める効果があります。しかし、眉下切開自体では、目尻を大幅に引き上げてつり目のような劇的な変化を達成することはできません。もし明確につり目の効果を求める場合、より適切な手段としてコメカミリフトを推奨します。コメカミリフト(コメカミ部分を切開して引き挙げるフェイスリフト)は、コメカミ部分を切開して皮膚を引き上げることにより、より顕著なつり目の効果を得ることが可能です。この手術は、目元だけでなく全体的な顔のリフトにも寄与し、より引き締まった若々しい顔立ちを実現します。つまり、眉下切開は目元の微調整には有効ですが、目を大きく引き上げるつり目効果を望む場合は、他の手術オプションを検討することが望ましいでしょう。

眉下切開は一重のままで受けられるか?

一重まぶたの方でも、眉下切開手術を受けることは可能です。この手術は主にまぶたのたるみや余分な皮膚を取り除くことに焦点を当てています。したがって、一重の方でも手術を通じてまぶたが軽くなり、その結果としてより開放的で明るい目元を実現することができます。眉下切開手術は、必ずしも二重を形成するためだけではなく、目の周囲の皮膚の状態を改善し、より若々しい印象を与えるためにも有効です。一重のままで目元の見た目を自然に改善したいと考えている方にとって、この手術は非常に有益な選択肢となるでしょう。目元の全体的な印象を改善し、よりクリアで健康的な目もとを求める方々に推奨されます。

眉下リフトはバレるか?

眉下リフトは目元の印象を顕著に変化させるため、手術を受けたことが他人にバレる可能性は完全に否定できません。しかし、この手術は二重の切開手術など他の目元手術に比べて、非常に自然な仕上がりとなるため、バレるリスクは比較的低いと言えます。多くの場合、周囲の人々はメイクの変更程度にしか感じないことが多いです。ただし、手術の傷跡が目立つ場合は、手術を受けたことが明らかになるリスクが高まります。そのため、傷跡を目立たなくするためには、経験豊富で技術力の高い医師を選ぶことが非常に重要です。手術を検討する際には、医師の技術レベルや過去の手術例を十分に確認し、安心して任せられる医師を選ぶことをお勧めします。こうした準備が、手術後の自然な美しさと満足度を高める鍵となります。

眉下切開傷跡

↑眉下切開後4か月の傷跡

まとめ

この記事では、特に若い世代に人気のある眉下切開手術について詳しく解説しました。眉下切開は自然に二重の幅を広げることができるため、自身の二重整形を他人に気付かれたくない方にとって理想的な選択肢となり得ます。手術により自然な美しさを引き出すことが可能ですが、眉下切開は比較的目立ちやすい部位に傷跡が残る可能性があるため、実施する医師の技術と経験が非常に重要となります。このブログが、眉下切開を検討している若者たちにとって有益な情報源となり、自分に適した美容手術の選択に役立てることを願っています。手術を検討する際には、信頼できる医師と十分なカウンセリングを行い、最終的な判断を下すことが重要です。

 

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、目元の治療、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。第109回日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。切らないフェイスリフトのウルセラも日本国内に導入直後から取り入れており、第107回日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。

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2024/04/21

院長ブログトップ > 【まぶたのたるみ除去に眉下切開が良い理由】眉下切開の詳細解説

【まぶたのたるみ除去に眉下切開が良い理由】眉下切開の詳細解説

眉下切開に悩む女性

年齢と共に避けがたい変化の一つに、まぶたのたるみがあります。この問題に直面して、多くの患者様が私のクリニックに相談に訪れます。一般的には「まぶたを切開してたるみを取り除いてほしい」とのご要望を受けますが、まぶたのたるみをまぶたの切開で除去してはいけません。このブログ記事では、眉下切開がまぶたのたるみ除去に適している理由と、どのようにして眉下切開により自然に二重のラインが拡がるのかを詳しくご説明します。また、眉下切開(眉下リフト)に手術の具体的な工程、回復期間、ダウンタイムについても詳細に解説します。

まぶたのたるみをまぶたの切開で除去してはいけない理由

まぶたのたるみを単純なまぶたの切開で取り除く方法は、しばしば望ましくない結果を招きます。これは、まぶたの皮膚が極めて薄く、非常に繊細であるためです。特に、睫毛に近い部分の皮膚は非常に薄く、眉毛に近づくにつれて厚みが増します。この構造的特徴から、もしまぶたの中間部分の皮膚のたるみを切除し、二重を形成する要領で縫合すると、薄い皮膚と厚い皮膚が不自然に組み合わされることになります。その結果、非常に不自然な二重のラインが形成される可能性が高くなり、見た目にも不調和が生じます。

まぶたのたるみ取り昔の術式

↑古い手術書に記載されているまぶたのたるみ除去手術

過去の美容外科における標準的な手法として、上まぶたのたるみを取り除くためにまぶたを切開する「上眼瞼除皺術」が広く行われていました。この手術は、まぶたの中間部分の皮膚を切除する方法であり、治療前後の変化を示す写真も多くの手術書に掲載されています。しかしながら、これらの手術書を見ると、手術後に形成された二重のラインが非常に不自然であることが見て取れます。そのため、昔のこの手法は現在では適切な治療法とは見なされていません。現在でもこのような昔ながらの方法を採用している医師やクリニックも存在しますが、その結果が自然でないことは一見して明らかです。技術の進歩により、より自然で効果的な方法が求められるようになりました。特に、眉下切開手術(ブロウリフト)はまぶたのたるみを解消する上で推奨される手法です。

眉下切開(ブロウリフト)「とは

眉下切開手術はブロウリフト、アイリフト、眉下リフトとも称されますが、眉毛の直下の皮膚を切除することでまぶたをリフトアップする美容整形手術です。このアイリフト手術は単に皮膚を切除するだけではなく、その下にある眼輪筋という筋肉にも注意を要します。多くの美容外科では、皮膚の切除だけが行われがちですが、これでは充分なリフトアップ効果が得られません。実際には、皮膚の下の眼輪筋を部分的に切除し、眼輪筋同士を縫縮することで、より強力な引き上げ効果が期待できます。しかし、皮膚の切除量が不十分であったり、眼輪筋の処理が適切でなかったりした場合、手術の効果は期待通りにならないことがあります。そのため、手術の成功は経験豊富な専門医の熟練した手技に依存します。眉下切開手術を検討する際には、医師の技術や経験、過去の実績を十分に確認し、信頼できる医師に依頼することが極めて重要です。

眉下切開(ブロウリフト)の効果

眉下切開手術、一般にブロウリフト、アイリフト、眉下リフトとも呼ばれるこの手法は、主に以下の二つの効果があります。

■まぶたのたるみの改善
眉下切開手術では、眉毛の直下の余分な皮膚を切除し、眉下の皮膚を持ち上げることにより、まぶたのたるみが効果的に改善されます。その結果、腫れぼったかったまぶたが改善し、より若々しい印象の目元に生まれ変わります。

■二重の幅を自然に拡げる
眉下切開は、二重の幅を自然に拡げる効果もあります。特に、元々腫れぼったいまぶたの場合、通常の切開手術では厚い皮膚が折りたたまれる形で二重が作られ、結果として不自然な外見になりがちです。しかし、眉下切開では、このような不自然な二重形成にはならず、目元の自然さが保たれたまま二重の幅が拡がります。

眉下切開前後

↑二重治療を行わずに、眉下切開だけで二重が拡がります。

眉下切開に向いている人・眉下切開をするべき人

眉下切開手術、またはブロウリフトは、特定の特徴を持つ人々にとって非常に効果的な美容整形手術です。この手術が最も適していると考えられる主なケースを以下に示します。

■まぶたのたるみが顕著な人
まぶたのたるみが特に多い人にとって、眉下切開は理想的な選択肢です。この手術により、たるんだ皮膚を効果的にリフトし、目元をより鮮明で若々しい印象に変えることができます。

■自然な形で二重の幅を広げたい人
加齢に伴い目尻の皮膚がたるんで二重の幅が狭くなることがあります。また、元々二重のラインを広げたいと考えているものの、厚いまぶたの皮膚によって通常の切開手術では不自然な結果になることがあります。眉下切開は、こうしたケースにおいても、目元の皮膚を自然にリフトし、自然な二重の幅を実現します。

眉下切開に向いていない人・眉下切開をやめたほうがいいケース

眉下切開手術、またはブロウリフトは多くの人に美しい効果をもたらす美容整形手術ですが、特定の条件を持つ方には不適切な場合があります。以下に、この手術が推奨されない主なケースを説明します。

■くぼみ目の方
くぼみ目の方が眉下切開を行うと、目元のくぼみがさらに強調されることがあります。これは、手術によって皮膚の余りがなくなり、眼球の形状が余計に強調されるためです。その結果、余計に老けた印象を与えかねないため、この特徴を持つ方は慎重に手術を検討する必要があります。

■眉と目の距離が短い方
眉下切開手術では、眉毛の直下の皮膚を切除し、その結果、眉毛と目との距離が自然と短くなります。そのため、元々目と眉毛の距離が短い方には、この手術が目元のプロポーションを不自然に見せる可能性があります。このような方には、他の治療法の方がより適切な選択肢となるかもしれません。

■傷跡に対して神経質なかた

眉下切開は上手な医師が行えば、傷跡はほとんど分からない程度になります。ただ、完全に消えることはありまえん。わずかに残った傷跡もお化粧やアートメイクで他人からは分からない程度になります。ただ、傷跡は顔に正面で露出される部位にあるため、傷跡に対して過剰に神経質になるかたに眉下切開を受けることはやめたほうがかもしれません。

眉下切開手術後ダウンタイムや痛みについて

眉下切開手術は、そのダウンタイムが比較的短いため、多くの患者にとって魅力的な選択肢となっています。通常、手術後1週間で抜糸が行われることが多く、その時点で大半の腫れも引いている状態です。抜糸までの間は、傷口を保護するために眉上にテープが貼られますが、このテープは通常、日常生活において特別な不快感を引き起こすことはありません。また、ダウンタイム中の痛みもほとんどありません。そのため、手術を受けた後も、ほとんどの患者は直ちに日常の活動を再開できます。これにより、仕事やプライベートのスケジュールを大きく変更する必要がなく、生活への影響を最小限に抑えることが可能です。

出典元:

Cleveland Clinic : Brow lift

眉下切開(ブロウリフト)の傷跡

眉下切開手術、一般にブロウリフトと呼ばれるこの手術を選択される際、多くの患者様が最も気になるのが術後の傷跡です。眉下切開手術で生じる傷跡は、手術を行う美容外科医の技術に深く依存します。経験豊富で高度な技術を持つ医師による精密な手術が行われる場合、傷跡は時間が経過するにつれて目立たなくなります。実際には、数ヶ月後には傷跡が非常に目立ちにくくなることが多いです。さらに、抜糸直後から適切なメイク技術を用いることで、傷跡を効果的に隠すことが可能です。眉毛に沿ってメイクを施すことで、自然に傷跡をカモフラージュし、外見の美しさを保つことができます。

眉下切開に傷跡

↑眉下切開手術後6か月の傷跡(ほとんど分からないです)

眉下切開(ブロウリフト)のデメリット

眉下切開手術、またはブロウリフトは多くのメリットをもたらしますが、その一方でいくつかのデメリットも把握しておく必要があります。この手術の主なデメリットとして、手術後の傷跡、必要な回復期間、すなわちダウンタイム、および手術費用が挙げられます。

■傷跡
他の美容外科の切開手術と同様に、傷跡は避けられない問題です。眉下切開の場合、傷跡の目立ち具合は施術を行う美容外科医の技術に大きく左右されます。高い技術を持つ医師が施術を行った場合、傷跡は時間が経過するにつれてほとんど目立たなくなると期待できます。

■ダウンタイム
眉下切開は、他の目周囲の美容整形手術に比べて比較的ダウンタイムが短いものの、完全に日常生活に戻るまでには一定の期間が必要です。この回復期間は個人差があり、一週間程度のダウンタイムが必要な場合もあります。ダウンタイム中は特に日常生活に制限はなく、お風呂に入ることもできます。

■手術費用
手術費用はクリニックによって異なり、一般的には30万円から50万円の範囲です。非常に高額または格安の料金設定のクリニックは、その質や安全性について十分な調査が必要です。

これらのデメリットを十分に理解し、手術の利点と潜在的なリスクを天秤にかけた上で、眉下切開手術を検討することが重要です。また、手術を受ける前には、信頼できる美容外科医としっかりとカウンセリングを行い、自分の期待に沿った最適な治療計画を立てることが望ましいです。

眉下切開手術(ブロウリフトの流れ

①デザイン

眉下切開手術を成功に導くためには、手術前のデザインが非常に重要です。この段階で、患者様の具体的な要望を詳細に伺い、どの程度の範囲で眉下を切開するかを慎重に決定します。多くの患者様は具体的な要望を特に持たず、治療計画を医師に委ねることが一般的ですが、その場合、私は最大限の治療効果が現れるようなデザインを行っています。

②手術とその痛み

私が担当する眉下切開手術は、各目につき約25分、全体で約50分の手術時間を要します。脂肪除去を同時に行う場合は、手術時間が若干長くなることがあります。通常、眉下切開手術は局所麻酔を使用して行いますが、患者様の希望に応じて静脈麻酔を併用することも可能です。局所麻酔のみの場合、手術開始時には少し痛みを感じることがありますが、その後は痛みを感じずに手術を進めることができます。一方、静脈麻酔を併用すると、患者様は手術中ほとんど意識がないため、よりリラックスして手術を受けることができ、手術が終わるまでの間、ほぼ何も感じることがありません。

③眉下切開手術後のケア

手術完了後、切開部位を保護するために肌色の保護テープを傷の上に貼ります。このテープは水に強い素材で作られており、手術後1週間はそのまま保持する必要があります。万が一テープが剥がれてしまった場合に備えて、予備のテープも提供しています。この予備テープを使って、必要に応じて患者様自身で簡単に再貼付することができます。手術後の日常生活において特に厳しい制限は設けておりません。洗顔やシャワーを含む日常活動は、通常どおり問題なく行うことができます。お風呂に入ることもできます。抜糸までの間、特別な通院の必要もありませんが、何か気になることがあれば随時相談していただくことが可能です。また、この期間中は縁が少し厚いメガネをかけたり、前髪を下ろすことで、眉下切開の傷を隠したり、カバーすることができますので、おすすめです。

④抜糸とその後のケア

眉下切開手術後約1週間で抜糸が行われます。この抜糸が完了することにより、患者様は眉のお化粧を始めることが可能となります。抜糸後のケアは特になく、通常の生活をすぐに再開できるため、特別な通院の必要はありません。ただし、手術後に何か気になる症状が現れた場合や不安な点がある場合は、いつでもクリニックに相談されるとよいと思います。

眉下切開手術ビフォーアフター

まとめ

歴史的に見て、まぶたのたるみや二重の拡張にはまぶたの切開手術が一般的でしたが、これらの手術では多くの場合、不自然な腫れぼったい二重が形成されることが問題でした。私は20年以上にわたり、より自然な見た目を実現するために眉下切開手術を推進してきました。眉下切開により、まぶたの腫れぼったさを自然に改善し、美しいまぶたを実現することが可能です。このブログ記事では、眉下切開の全般について、その効果、ダウンタイム、手術後の傷跡、そしてデメリットについて詳細に解説しました。眉下切開手術を検討している方々にとって、この記事が参考になれば幸いです。

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、目元の治療、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。第109回日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。切らないフェイスリフトのウルセラも日本国内に導入直後から取り入れており、第107回日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。

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2021/08/31

院長ブログトップ > 二重埋没法の限界(眉下切開の適用)

二重埋没法の限界(眉下切開の適用)

腫れぼったいまぶたに対して埋没法を行った、モニター写真を紹介します。

上記左:治療前 上記右:二重埋没法術後6ヶ月後

奥二重の状態から二重を広げた手術になりましたが、二重にしてもまぶたの腫れぼったさは取れていないです。
これは脂肪を除去しても、あまり変わらないです。
これが二重埋没法の限界で、二重にしたからと言って、まぶたはすっきりするわけではないのです。

このモニター患者様の場合、瞼の皮膚の厚みが腫れぼったさの要因だからです。こういった場合は、埋没法や切開法で二重にしても腫れぼったさは改善しません。
二重を広げることで、より厚い皮膚が二重のライン上にできることで腫れぼったさが強調されることもあります。

こういったケースで腫れぼったさを改善するためには眉下切開(ブロウリフト)がよい適用です。
眉下切開では、皮膚自体を除去するのですっきりとした瞼になります。
残念ながらこのモニター患者様は眉下切開を希望されませんでしたので、二重を広げるだけの治療を行いました。

眉下切開については
船橋中央クリニック、青山セレスクリニック「上まぶたのたるみ・ブロウリフト専門ページ」もご参照ください。

美容整形外科・美容皮膚科
千葉・船橋中央クリニック
東京・青山セレスクリニック

元神賢太

 

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2018/06/05

院長ブログトップ > ブロウリフトで若い頃の目に!

ブロウリフトで若い頃の目に!

「若い頃の目に戻したい」という希望が多いのですが、この場合安易に二重まぶたの幅を広くしても、分厚い皮膚が乗った不自然な二重になりがちです。
この場合おすすめするのが、ブロウリフト(brow lift;眉下切開による引き上げ)です。
根本的な要因である皮膚のたるみを眉の下で除去し、まぶたを引き上げる手術です。
まぶた切開手術ですが、腫れは1週間程度です。
早速モニター患者様をご紹介します。

上記:ブロウリフトの治療前

目じり側のまぶたのたるみで目じりが下がり、目の形が三角になっています。

上記:ブロウリフト手術後3日目の状態です。

眉下切開手術後の腫れはこの程度です。

上記:ブロウリフト手術後8日目の状態で、抜糸直後です。

一週間もすれば腫れは気にならない程度になります。

上記:ブロウリフト手術後約1か月の状態です。

腫れを完全に引き、二重がぱっちりになっています。
目じり側の瞼のたるみは解消されていますね。

角度を変えてよく見ると更にわかりやすいです。

上記:左側が手術前、右側がブロウリフト手術後です。

上記:同様に左側が手術前、右側がブロウリフト手術後です。

まだ1か月の状態なので、傷が少しわかりますが、さらに時間が経つと眉下の傷跡は目立たなくなります。

上記:ブロウリフト手術後約5か月の状態です。

眉下の傷跡はほとんどわからない状態になっています。

以上、ブロウリフト(brow lift;眉下切開による引き上げ)のモニター写真のご紹介でした。ブロウリフトは若かった頃の自然な二重に戻す治療です。
切開治療の場合、不自然になるという先入観を思いがちですが、決してそうではなく、埋没法と比較してもより自然な二重に最終的に仕上がります。

最後にこのモニター様がご記入なさったアンケートです。

・習志野市 60歳代 女性 ブロウリフト手術

「上瞼が垂れ下がり、とても不愉快な思いでの生活でした(視野もせまく)。
他院で二重の手術をしましたが変わることもなく、船橋中央クリニックさんを訪ねました。
手術の箇所が眉毛の中を切っていただいたら二重もハッキリして、
早く知っていれば不愉快な思いを長い間しないで済んだのに・・・・・。
今では目元パッチリで満足感たっぷりです。
ありがとうございました。

ブロウリフト(眉下切開)については
船橋美容HP「上まぶたのたるみ取り・ブロウリフト」
青山美容HP「上まぶたのたるみ取り・ブロウリフト」もご参照ください。

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2015/12/15

院長ブログトップ > 自然な若返りをしたいかたのための上まぶたタルミ解消手術

自然な若返りをしたいかたのための上まぶたタルミ解消手術

上まぶたのタルミを根本的に解消するにはタルミを切開するしかありません。
目元の切開と言うとどうしても二重を作るというイメージを持たれるかもしれませんが、目の印象を変えずにタルミを解消する手術方法としては、眉下切開(ブローリフト)によるタルミ切除がベストの方法です。
(手術以外の方法ではウルセラピーがあります。ウルセラピーの瞼引き上げ効果についてはこちらを参照)

それでは眉下切開(ブローリフト)による上まぶたのタルミ切除したモニター写真を紹介します。

ブローリフト治療前

上記;治療前

ブローリフト治療後

上記:上まぶたのタルミ取り手術(ブローリフト)治療後3か月

手術では下記の写真でマーキングしてあるように皮膚を切除します。

ブローリフト治療1

多くの美容外科では、皮膚を切除するだけの手術が多いのですが、これだけですと、引き上げ効果が不十分です。
当院では、皮膚の下の筋層を切除・縫縮することにより引き上げ効果を高めます。
また、皮膚を切開することに多くのかたが抵抗を感じるのも事実ですが、ブローリフトの場合、眉の真下を切開するので、傷跡はほとんどわからなくなる程度まで目立たなくなります。
下記は手術後3か月、お化粧なしでの傷跡をアップした左右の状態ですが、ここまで拡大してやっとうっすらと見える程度です。眉のメイクをすれば、全くわかりません。

ブローリフト治療2

ブローリフト治療3 写真眉アップ

最後に上記モニター患者様にに書いていただいたアンケートです。

ブローリフト患者様アンケート

「50代 女性

手術内容:ブロウリフト手術(眉下切開)

姉の紹介でこちらの病院を知りました。以前から目の回りの老化が気になっていたが、
知らない病院へ行くことが不安がありました。
姉が2.3年前にこちらの病院でまぶたをすっきりさせていて、私も何ヶ月か考えていましたが、来院して説明を聞き、先生に手術して頂きました。主人や職場の人から目の回りがすっきりしたと評判がよく、自分でも気持ちが明るくなりました。
ありがとうございます。傷跡も気にならなくなり、満足しています。」

船橋美容HP「上まぶたのたるみ」
青山美容HP「上まぶたのたるみ」もご参照ください。

美容整形外科・美容皮膚科
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2011/11/08

院長ブログトップ > 眉下切開で上まぶたのタルミすっきり!(ブローリフト)

眉下切開で上まぶたのタルミすっきり!(ブローリフト)

ブローリフト(eyebrow lift:眉下切開による引き上げ)で、上まぶたのタルミをすっきりさせたモニターさんのご紹介です。

ブローリフト前
手術前の写真です

ブローリフト後
手術後の6カ月の写真です。

手術では眉の下のラインに沿って、切開し、余計なタルミと脂肪を取り除きます。

ブローリフト切除部
上の写真の斜線部が切除した皮膚と脂肪です。
眉下の傷は、眉のラインと重なり、傷跡は、あまり目立ちません。

このモニターさんのように、上まぶたのタルミが強いからと言って、上まぶたを切開して、二重を作ってしまうと、悲惨な、「わざとらしい」二重になってしまいます。
今の日本の美容整形は、どちらかと言うと、「いかに自然な形で仕上げるか」が重視されています。ご老人なのに、二重だけぱっちりというのは、当たり前ですが、一般「受け」はしません。時々中国や韓国で手術を受けた外国の方が当院にも来ますが、いかにも「整形手術を受けてきました」という印象を受けてしますような方が多いように感じます。

文化の違いでしょうかね。中国では、整形していることが、「お金を持っている」という社会的ステータスになるから、「いかにも手術してきた」という状態に仕上げるのが「受け」るのかもしれません。日本では考えられませんけどね。

当院では、いかに自然に仕上げるかを重視して手術を行っています。

最後のモニターさんのアンケートです。

船橋美容HP「上まぶたのたるみ」
青山美容HP「上まぶたのたるみ」もご参照ください。

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2010/03/16

院長ブログトップ > 上まぶたのタルミ取り手術(ブローリフト)

上まぶたのタルミ取り手術(ブローリフト)

腫れぼったいまぶたの場合、腫れぼったさの原因が脂肪のせいだと考えがちですが、原因は皮膚の厚さやたるみの場合がほとんどです。したがって、その皮膚を切除すると腫れぼったさが改善します。
次に切除する皮膚の部位ですが、「ふたえまぶた」のところで切開すると腫れぼったい皮膚と皮膚が重なるので、余計に腫れぼったい「ふたえ」になってしまいます。では、どこで皮膚を切除するかと言いますのと、まゆ毛(eyebrowアイブロー)の下で切開してたるみを取るのが正解です。

 

 

写真左:手術前
写真右:上まぶたのタルミ取り手術(ブローリフト)術後

ブローリフトですっきり大きい目になりました!傷はまゆ毛の下のラインに沿ってあるのですが、非常にきれいに治りますので、手術後、傷が目立つこ
とはありません。
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