眉下切開手術の詳細な経過とよくあるご質問への回答 - 美容整形・美容外科｜船橋中央&青山セレスクリニック　美容整形・美容外科｜船橋中央&青山セレスクリニック

眉下切開（眉下リフト）手術は、まぶたの厚みやたるみを効果的に除去し、その結果、老若男女を問わず、多くの人々に支持されています。本記事では、筆者が実際に担当した患者の手術経過を詳細な写真とともに公開します。さらに、眉下切開手術に関して頻繁に寄せられる疑問に対して、専門的な知識をもって解説を加えています。この手術が経過をたどり、どのような結果をもたらすのか、具体的な写真と共に詳しく説明していきます。

まぶたのたるみ除去を目的とした眉下切開患者

まぶたのたるみ除去を目的に眉下切開手術を受けた58歳の男性患者を紹介します。当初、この患者様は二重切開手術を希望して来院されましたが、彼の場合、まぶたのたるみが非常に顕著であり、通常の二重切開手術を行うと、より腫れぼったい二重になるため、自然な見た目と効果的な解決を実現するために眉下切開手術を行うことにしました。この手術では、まぶたの余分な皮膚を効果的に除去し、同時に目の印象を若く見えるようにすることができるため、患者様の期待に応える結果を提供することができました。

↑眉下切開術前の状態。患者様は若い時はぱっちりとした二重だったということで、若い時に戻してほしいという希望でした。加齢特有変化である目尻のたるみにより、特に目尻側の二重が狭くなっています。

↑眉下切開手術直後の状態

たるみ切除の皮膚と脂肪が多いほど、手術直後は腫れます。

↑眉下切開手術後の1週間の抜糸直後の状態。1週間経てば、人前に立っても手術したことが気付かれる可能性は低いです。

↑眉下切開手術1か月後の状態

1か月もすると、男性の場合は傷跡があまり目立ちません。ただ、まぶたの少し腫れがあり、二重の幅はもっと広がります。

↑眉下切開手術3か月後の状態

ほぼ完成と言える状態になります。男性ですと、傷跡も分からない程度になります。二重の幅も1か月の状態より広くなっています。

↑眉下切開手術6か月後の状態

3か月の状態のほぼ変わらずに、二重の状態も保たれています。完成した状態です。

二重幅を広げる目的での眉下リフト

二重の幅を広げたいと考えて眉下リフト（眉下切開）手術を受けた35歳の女性患者についてご紹介します。この患者様は、自然な見た目を求めており、皮膚が比較的厚いため、通常の埋没法や他の方法では不自然に広がった二重になります。このような場合、眉下切開が唯一の解決策となり得ます。眉下切開手術では、まぶたをリフトアップし、二重の幅を自然に拡大させることが可能です。手術により、患者様は望んでいた自然な広がりのある二重を実現でき、大変満足されています。

↑眉下リフト術前の状態。患者様20代前半に二重埋没法で広い二重を形成されましたが、経年変化で、徐々に二重幅が狭くなってきたとのことでした。

↑眉下切開術後翌日の状態。手術直後より翌日の方が腫れます。手術翌日が最も腫れます。術後よりこのようにテープで傷を保護します。

↑眉下切開術後3日目の状態。手術翌日と比較するとかなり腫れが引いています。

↑眉下切開術後5日目の状態。もはやかなり腫れが引いています。

↑眉下切開術後7日目の状態 。この抜糸を行いました。

↑眉下切開術後11日目の状態。まだくっきり傷跡が目立ちます。

↑眉下切開手術1か月後の状態。傷跡の凹凸はかなり目立たなくなっていますが、赤みがまだ目立ちます。女性は一般的に皮膚が薄いため男性より傷跡が目立たなくなるまで期間を要するのが一般的です。

↑眉下切開手術3か月後の状態。まだ、浮腫みがある状態です。傷跡もまだ赤みが分かります。

↑眉下切開手術4か月後の状態

浮腫みもだいぶなくなり、傷跡もかなり目立たなくなってきています。

自然な二重まぶた形成のための眉下切開

自然な二重まぶたの形成を目的として眉下切開手術を受けた46歳の男性患者について詳しくご紹介します。この患者様は生まれつき一重（厳密には奥二重）であり、自然な二重まぶたを望んで来院されました。希望される二重の幅は広くなく、一般的な埋没法でも二重の形成は可能でしたが、患者様は「最も自然な二重まぶた」を強く望んでいたため、眉下切開を選択しました。眉下切開手術により、患者様のまぶたに適度なリフトが施され、非常に自然な外見の二重まぶたが形成されました。眉下切開は、最も自然に二重幅を広げることができます。結果として、患者様は満足のいく自然な見た目を手に入れることができ、非常に高い満足感を得ています。この事例は、自然な見た目を重視する方にとって、眉下切開手術がいかに有効であるかを示す良い例となっています。

↑眉下切開術前の状態。

患者様は一重という自覚でしたが、厳密には奥二重の状態です。通常、幅の狭い二重であれば埋没法でも形成可能ですが、その方法ではまぶたの厚みが目立つことがあります。本ケースでは、より自然な見た目を求め、眉下切開を選択しました。

↑眉下切開手術直後の状態。腫れに左右差が現れているため、いびつに見えますが、問題はありません。

↑眉下切開手術後の1週間の抜糸直後の状態。このかたはまだけっこう腫れています。このように腫れかたは個人差があることを手術前に知っておくことが大切です。

↑眉下切開手術1か月後の状態。すでにかなり傷跡が目立たない状態です。男性は皮膚が女性と比較して厚いために、傷跡が目立たなくなるのが早いです。

↑眉下切開手術3か月後の状態。腫れが完全に引いています。傷跡もすでにほとんど分からない状態になっています。程度になります。二重の幅も1か月の状態より広くなっています。

↑眉下切開手術6か月後の状態。3か月の状態のほぼ変わらずに、二重の状態も保たれています。完成した状態です。

眉下切開のよくあるご質問

■眉下切開のダウンタイム等について

Q:眉下切開の治療後はどのくらい腫れるのですか？

A: 眉下切開は、他の目周囲の美容整形手術に比べると、比較的に腫れが少ないです。腫れは通常一週間程度で引きます。特に、抜糸を行う約7日後には、腫れは大幅に引いていることがほとんどです。ただし、眼窩脂肪を同時に行った場合は、これ以上に腫れることはあります。

Q:眉下切開のダウンタイムはお風呂に入れますか？

A:眉下切開手術後は通常は腫れが少ないため、ダウンタイム中でもはお風呂に入ることができます。

Q:眉下切開 コンタクト いつから？

A:眉下切開は基本的には術直後よりコンタクトレンズを使用できます。

Q:眉下切開手術後、仕事は何日休めばいいですか？

A:腫れをどの程度気になさるかに依ります。抜糸までには1週間要しますので、絶対に周囲に気付かれたくない場合は、必要となります。しかし、それを気にしないのであれば、手術翌日から問題なく仕事はできます。痛みも軽度です。

Q:眉下切開の傷跡はメガネで隠せますか？

A: 眉下切開手術後の傷跡については、多くの場合、メガネのフレームによって自然に隠れることが期待できます。特にメガネの縁が眉と重なるデザインの場合、傷跡を効果的にカバーすることが可能です。

Q:眉下切開のダウンタイムは前髪でカバーできますか？

A:眉まで届く前髪の長さがあれば、前髪で隠すことはできます。

Q:眉下切開 化粧はいつから？

A:眉以外のお化粧は手術当日より可能です。眉のメイクは抜糸の翌日から可能です。

■眉下切開の傷跡等について

Q:眉下切開の跡は残りますか？

A:眉下切開手術後の傷跡については、抜糸を行う手術後約7日目にはまだ明瞭な線が見られることがありますが、時間が経過するにつれて徐々に目立たなくなります。特に1ヶ月が経過すると、傷跡はほとんど目立たない状態に改善されることが多く、さらに時間が経つとどこに傷があったのかわからない程度まで自然になります。また、抜糸直後からメイクを行えば、傷跡はほぼ目立ちません。ただし、傷跡がどれだけ目立つかは最終的には手術を行う医師の技術に依存します。高い技術を持つ医師による手術では、より自然で目立ちにくい仕上がりを期待することができます。手術を検討している方は、医師の過去の手術例を参考に、信頼できる医師を選ぶことが重要です。

Q:眉下切開手術後に白くなるのはなぜですか？

A: 顔の傷跡は丁寧に縫合された場合でも白く残ることがあります。傷跡が目立つ、目立たない場合は、個人差もあります。しかし、通常は他人には気づかれない程度の跡です。また、眉下切開の傷跡が目立つかどうかは、医師の技術に依存します。

■眉下切開のさまざまな疑問について

Q:埋没法のあとに眉下切開はできますか？

A:はい、埋没法の後に眉下切開を行うことは可能です。さらに、眉下切開を埋没法と同時に行うことも一般的です。この二つの手術を組み合わせることで、ぱっちりとした魅力的な重まぶたを実現することができます。眉下切開と埋没法の組み合わせは、目元全体の印象を大きく変え、より魅力的な目元を作り出す効果的な方法です。そのため、より洗練された目元を求める方には特におすすめの治療方法と言えます。

Q:眼瞼下垂と眉下切開はどっちを先に行うべきですか？

A:眼瞼下垂もあり、まぶたのたるみもあるケースでは、目を開ける筋肉（眼瞼挙筋）が明らかに弱い場合は、先に眼瞼下垂を行うのが一般的です。一方で、眼瞼下垂が軽度で、まぶたの開眼が弱い理由がまぶたの皮膚の厚み（たるみ）に原因がある場合は、先に眉下切開を行うべきでしょう。

Q:眉下切開で上眼瞼は改善できますか？

A:眉下切開は上眼瞼のたるみや厚みを除去するために手術ですので、もちろん改善します。

Q:眉下切開で二重が薄くなることはありますか？

A: 眉下切開手術によってまぶたの厚みを減らすことができるため、一部の患者様は二重のラインが薄くなったと感じることがありますが、これは必ずしも一般的な結果ではありません。実際には、眉下切開は二重の幅を広げる目的で行われる手術です

Q:眉下切開術は何回出来るか？

A:眉下切開は何回でも受けることはできますが、受けるたびに眉と目の距離が短くなるため、繰り返し手術を受けると、不自然な目元になる可能性があります。従って2回目以降の:眉下切開手術は、慎重に決める必要があります。

Q:眉下切開は老後どうなるか？

A:眉下切開を受けても、正常な加齢変化に影響を及ぼすことはないです。従って、眉下切開を受けても将来に不安を感じる必要はありません。

Q:眉下切開の効果は何年持ちますか？

A:基本的は永久的な効果があります。しかし、加齢とともに再びまぶたのたるみが気になることはあり得ます。

Q:眉下切開の後遺症は？

A:眉下切開後に通常後遺症はありません。まぶたの引きつれが起こることがありますが、1か月程度で治ります。

Q:眉下切開の注意点は？

A:目と眉の距離が縮まることをあらかじめ理解する必要があります。過度に皮膚を切除すると、この距離の縮まりのために不自然な目元になる可能性があります。

出典元：

Cleveland Clinic : Brow lift

Q:眉下切開は局所麻酔でできますか？

A:眉下切開は基本的には局所麻酔だけで行う手術です。

■眉下切開の料金など質問について

Q:眉下切開は保険適用ですか？

A:眉下切開手術を保険適用で受けることはできません。

Q:眉下切開の相場はいくらですか？

A:税別30万～40万円くらいが相場と考えられます。

まとめ

本記事では、眉下切開手術を受けた患者の様々な事例を詳細に紹介しました。具体的には、皮膚のたるみ除去を望む高齢男性、より広い二重を求める若い女性、自然な二重形成を目指す中年男性のケースを挙げ、各患者の手術経過を詳細な写真とともに公開しました。これらの経過写真は、眉下切開がもたらす変化を具体的に示しており、手術を検討中の方々にとって非常に貴重な情報源となるでしょう。さらに、眉下リフトについてのよくある質問にも詳しく回答しました。これらの情報が、皆さんが手術に関してより深く理解を深め、確かな判断を下す助けになることを心から願っています.

筆者：元神　賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医（日本外科学会認定）。美容外科専門医（日本美容外科学会認定）。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、目元の治療、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。第109回日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。切らないフェイスリフトのウルセラも日本国内に導入直後から取り入れており、第107回日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。

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