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投稿日:2024/04/27
(最終更新日:2024/04/27)

【眉下切開の失敗例と後悔】芸能人ご用達の医師による眉下切開の解説

眉下切開

眉下切開手術(眉下リフト)は、傷跡が目立ちやすい部位に施されるため、手術を行う医師の技術によって、手術の結果に大きな差が出ます。熟練した医師による眉下切開は、失敗例を避け、自然な仕上がりを目指し、失敗リスクを最小限に抑えます。対照的に、技術が不十分な医師による眉下切開は、高い失敗リスクを伴い、効果が限定的で、目立つ傷跡が残り、患者が手術を後悔する原因となることがあります。本ブログ記事では、芸能人も多く訪れる筆者が、眉下切開の失敗例とその後悔について詳しく紹介し、手術の成功を左右するポイントや、優れた医師の選び方を解説します。この情報が、眉下切開を検討している方々にとって、後悔のない選択をするための貴重な参考になることを期待しています。

眉下切開術前 

  ↑まぶた厚みがある眉下切開術前の状態(以下に経過写真あり)

 

眉下切開の失敗例とは①:皮膚の切除量不足

眉下切開手術における典型的な失敗例の一つが、「皮膚の切除量不足」です。この失敗例は、手術の効果を著しく弱め、患者さんの後悔に直結することがあります。本来、眉下切開はまぶたのたるみや厚みを取り除くことが目的ですが、切除される皮膚の量が不十分だと、たるみや厚みの改善が期待ほどには表れません。しかし、反対に切除量が多すぎると、目と眉の距離が不自然に短くなり、見た目が不自然な印象になるリスクがあります。理想的な結果を達成するためには、適切な皮膚の切除量を見極めることが極めて重要です。このバランスを正確に見極めるためには、医師の豊富な経験と高い技術が必要不可欠です。

眉下切開の失敗例とは②:眼輪筋の未処理

次に眉下切開手術で見られる一般的な失敗例として、「眼輪筋の未処理」があります。この問題は手術の効果を大きく低下させる原因となり、患者に後悔をもたらすことがあります。眉下切開手術では、単に皮膚を切除するだけではなく、眼輪筋という重要な筋肉の適切な処理が必要です。理想的な手術では、眼輪筋を部分的に切除し、残った部分を縫合することで、まぶたがしっかりと引き上げられ、望ましいリフトアップ効果が得られます。これが眉下切開手術が眉下リフトとも呼ばれる所以です。しかし、手術経験が浅い医師による眉下切開では、この重要な筋肉処理を適切に行わないことがあります。この処置が省略されると、手術後の効果が非常に弱くなり、期待したリフトアップ効果が得られないため、患者さんが手術を後悔する原因となることが多いです。

眉下切開の眼窩脂肪

↑眼輪筋を切除し、眼窩脂肪を露出させる前の状態

眉下切開の失敗例とは③:脂肪除去の判断ミス

眉下切開手術で見られる別の一般的な失敗例は、脂肪除去の判断ミスによるものです。まぶたが腫れぼったく見える主要な原因は皮膚の厚みですが、場合によっては眼窩脂肪と呼ばれる脂肪の蓄積も大きな役割を果たします。眼窩脂肪は眼窩内に位置するため、これが過剰に存在するとまぶたが重たく見えます。適切な眉下切開手術では、皮膚の厚みだけでなく、眼窩脂肪の量も評価し、必要に応じて脂肪除去を行います。適切に脂肪が除去されることで、まぶたの腫れぼったさが効果的に改善され、より自然な目元が実現されます。一方で、眼窩脂肪を除去しないほうがいいケースにおいて、眼窩脂肪を除去してしまうと、術後に眼窩がくぼみ、いわゆる「くぼみ目」になってしまうことがあります。従って、眼窩脂肪を除去すべきか、しないかという医師の判断も非常に重要になります。ただ、眉下切開部から眼窩内にある眼窩脂肪を除去するには、高い技術が必要であるため、経験がない医師はそもそも眼窩脂肪を除去できないということもあり得ます。

眉下切開で眼輪筋を縫合したところ

↑眉下切開で眼輪筋を縫合したところ(左眼)

眉下切開の失敗例とは④:傷跡が目立つ

眉下切開手術における一般的な失敗例として、「傷跡が目立つ」という問題があります。この手術は顔の非常に目立つ部分に行われるため、傷跡の問題は患者にとって大きな後悔の原因となることがあります。特に、手術の最終段階である皮膚の縫合技術は、傷跡が目立つかどうかに直接影響します。縫合時には、特に真皮縫合を丁寧に行うことが重要です。この縫合方法では、傷をきれいに合わせて縫うことができ、目立たない傷跡を実現することが可能です。しかし、真皮縫合は繊細で時間を要する作業であるため、手術の時間短縮を優先する医師がこの重要な工程を省略することがあり、その結果として目立つ傷跡が残ってしまうケースがあります。

眉下切開で真皮縫合したところ(左眼)

↑眉下切開で真皮縫合を完了したところ(左眼)

眉下切開の失敗例とは⑤:眉と目の距離が短くなりすぎる

眉下切開手術において見られる一つの失敗例は、「眉と目の距離が短くなりすぎる」ことです。この手術では眉下の余分な皮膚を除去することで、自然に眉と目の距離を縮めることが可能です。しかし、過度に皮膚を切除してしまうと、眉と目の距離が不自然に短くなり、結果的に患者さんが不満足な、不自然な目元を持つことになりかねません。これは後に修正が困難であり、患者さんが手術を深く後悔する原因となります。そのため、眉下切開手術を行う際は、皮膚の切除量に細心の注意を払うことが極めて重要です。患者さんの顔のバランスを慎重に評価し、自然な仕上がりを目指すことが必須です。医師の技術と経験が、こうした繊細な判断を行う上で不可欠であるため、手術を受ける前には医師の過去の手術例や評判を十分に確認し、信頼できる医師を選ぶことが推奨されます。

出典元:

Cleveland Clinic : Brow lift

眉下切開を失敗・後悔しないために①:明確なイメージを持つこと

眉下切開手術を受ける前に、手術後の自分の目のイメージを明確に持つことが非常に重要です。眉下切開は一般的に自然な形で二重の幅を広げる効果がありますが、手術で皮膚の切除量が多すぎると、眉と目の距離が短くなりすぎ、結果として不自然な目元になるリスクがあります。このような失敗例や後悔を避けるためには、手術前に医師と十分なカウンセリングを行い、求める結果とイメージについてしっかりと理解し合うことが必要です。

眉下切開翌日

↑眉下切開翌日の腫れ具合(脂肪除去例)

眉下切開を失敗・後悔しないために②:経験豊富な医師による手術

眉下切開手術は高い技術を要する繊細な処置であるため、経験豊富な医師による手術を受けることが極めて重要です。手術の成功は、医師の技術に大きく依存し、効果の質や傷跡の目立たなさが医師の腕次第で大きく異なります。眉下切開の失敗例や手術後の後悔を避けるためには、医師の縫合技術を特に重視し、その技術力を事前にしっかりと確認することが不可欠です。

眉下切開抜糸日

↑眉下切開術後7日目の抜糸前(脂肪除去例)

眉下切開を失敗・後悔しないために③:安いクリニックに惑わされない

眉下切開手術の費用はクリニックによって大きく異なり、極端に安い価格を提示するクリニックには注意が必要です。安さの背後には、しばしば医師の経験不足や隠れた追加費用が存在します。安い価格の理由は主に二つ考えられます。一つ目は、医師が眉下切開の経験が少なく、練習台として多くの手術を行いたいために、価格を下げて集客を図っているケースです。このような状況では、技術が未熟なため、手術の失敗が発生し、患者が後悔するリスクが高まります。二つ目は、初期の安価な費用設定で患者を集め、カウンセリング時に根拠のない理由を挙げて高額な追加手術を勧めるアップセールスが行われるケースです。最終的には表示価格の十倍以上の費用がかかることも珍しくありません。

眉下切開術後

↑眉下切開後4か月。上手な医師が手術を行えばほとんど傷跡は分からない。

 

まとめ

本ブログ記事では、芸能人の眉下切開手術も担当する筆者が、眉下切開の失敗例とその後悔について詳しく解説しました。眉下切開を検討される際には、手術後に失敗例や後悔を経験しないために、医師選びには特に注意が必要です。適切な医師による丁寧な診察と詳細な説明が、自然な仕上がりと満足のいく結果を導くための第一歩となります。また、手術を決断する前には、クリニックの評判、医師の経験、過去の症例写真などを徹底的に調査し、質の高い医療を提供する信頼できる医師を選ぶことが重要です。手術の安全性と効果を優先し、価格だけでなく、提供される医療の質を見極めることが、後悔しないための鍵となります。この情報が、眉下切開を検討している方々にとって、後悔のない選択をするための貴重な参考になることを願います。

 

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、目元の治療、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。第109回日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。切らないフェイスリフトのウルセラも日本国内に導入直後から取り入れており、第107回日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。

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