投稿日:2024/05/09
(最終更新日:2024/05/14)

切らない眼瞼下垂治療での失敗例とは?後悔するケースについて

切らない眼瞼下垂治療は、医師の技術に大きく依存します。経験豊富な医師による切らない眼瞼下垂治療は、失敗のリスクを極力抑えつつ、眼窩下垂が改善し、希望の二重幅の二重まぶたが形成されます。一方で、技術力が低い医師の場合、失敗のリスクが高まり、限定的な効果しか期待できず、患者様が手術後に後悔する可能性があります。このブログ記事では、切らない眼瞼下垂治療における失敗例とそれに伴う後悔に焦点を当て、治療の成功に影響を与える要素や適切な医師の選び方について詳しく説明します。これにより、治療を検討中の方々が後悔しない選択をするための重要な情報を提供することを目指しています。

 

切らない眼瞼下垂治療の失敗例とは①:効果が弱い

切らない眼瞼下垂治療における一般的な失敗例の一つは「効果が弱い」という問題です。この手術は眼瞼下垂の症状の改善を目的として行われますが、成功には二つの重要な技術ポイントが関わっています。第一に、結膜側から挿入される針を用いて眼瞼挙筋をどれだけ効果的にすくい上げるかがキーとなります。この作業で眼瞼挙筋を十分にすくい上げない場合、望ましい効果は得られません。第二のポイントは、瞼板への縫合の強度です。眼瞼挙筋と瞼板がしっかりと縫合されずに適切な癒着が形成されなければ、治療後に症状が再発するリスクが高まります。特に経験が浅い医師の場合、これらの技術的な要求を満たすのが難しく、その結果として手術後の効果が弱まることがしばしば報告されています。

 

切らない眼瞼下垂治療の失敗例とは②:元に戻った

切らない眼瞼下垂治療における失敗例の一つに「元に戻った」という事例があります。この現象は、手術直後には良好な改善が見られるものの、時間が経過するにつれてその効果が徐々に減退し、最終的には手術前の状態に戻ってしまうことを指します。この問題は主に、「糸が外れた」ことが原因で起こります。具体的には、手術で使用される糸が適切に固定されず、早い場合は約3ヶ月程度で効果が失われることがあります。このような失敗は、縫合技術の不備が主な原因であるため、医師の技術力が非常に重要です。糸の選定から縫合の方法に至るまで、細部にわたる技術が求められるため、切らない眼瞼下垂治療で手術を受ける際は医師の経験やこれまでの実績を十分に確認することが推奨されます。

切らない眼瞼下垂治療ビフォーアフター

 

 

切らない眼瞼下垂治療の失敗例とは③:左右差

切らない眼瞼下垂治療における失敗例として「左右差」が挙げられます。この問題は美容整形治療全般に共通するリスクであり、特に眼瞼下垂治療では顕著です。多くの患者さんは元々、二重の幅や目の開き具合に左右差を持っており、理想的な治療結果を得るためには、これらの初期の違いを考慮に入れ、二重幅や眼瞼挙筋のすくい上げる量などの治療計画を緻密に立てる必要があります。しかし、医師の技術や経験が不足している場合、手術でこれらの違いを適切に調整できず、結果として手術後の左右差がさらに強調されることがあります。治療における左右差の問題は、患者さんにとって非常に気になるポイントであり、手術の満足度に大きく影響します。

出典元:

Ptosis (Droopy Eyelid)

 

切らない眼瞼下垂治療の失敗例とは④:二重の幅が広過ぎる

切らない眼瞼下垂治療における一般的な失敗例として、「二重の幅が広過ぎる」という問題があります。この現象は、手術前の詳細な診断が不足している場合に起こりやすく、特に患者の眼瞼下垂の状態やまぶたの厚みが正確に評価されていないと発生します。患者が希望する二重の幅を満たそうとする過程で、眉下切開手術などの適切な手術方法の選択が行われず、単に二重を「切らない眼瞼下垂治療」で形成することに焦点を当てた場合、不自然に広い二重が形成されることがあります。このように不適切な幅で形成された二重は、見た目が非常に不自然に見えるだけでなく、眼瞼下垂を悪化させる可能性があります。この結果、まぶたが完全に上がらず、疲れたような、または「眠そうな目つき」となることがあります。この失敗例は、手術の効果により眼瞼下垂を悪化させることになり、患者さんの後悔に直結することがあります。

切らない眼瞼下垂治療術前

切らない眼瞼下垂治療術前

切らない眼瞼下垂治療手術後

切らない眼瞼下垂治療手術後

 

 

切らない眼瞼下垂治療の失敗例とは⑤:脂肪除去の判断ミス

切らない眼瞼下垂治療において、脂肪除去の判断ミスは一般的な失敗例のひとつです。まぶたが腫れぼったく見える原因は主に皮膚の厚みと眼窩脂肪の蓄積にあります。眼窩脂肪は眼窩内に位置し、その過剰な蓄積はまぶたを重く見せる要因となります。治療ではこの脂肪の量を正確に評価し、必要があれば除去することで、まぶたの腫れぼったさを効果的に改善し、自然な目元を実現することが可能です。しかし、脂肪除去は慎重に行う必要があります。眼窩脂肪を除去する必要がない場合に行ってしまうと、術後に眼窩がくぼむことがあり、「くぼみ目」という望ましくない結果を招くことがあります。したがって、眼窩脂肪の除去を行うかどうかの医師の判断は、治療の成功において極めて重要です。また脂肪除去には高度な技術が必要とされ、特に経験が浅い医師にはこのような複雑な判断が困難である場合があります。

 

切らない眼瞼下垂治療の失敗例とは⑥:予想以上の腫れ

切らない眼瞼下垂治療におけるよくある失敗例の一つは、「予想以上の腫れ」という現象です。この手術は顔の非常に目立つ部分である目元に施されるため、術後の腫れが患者さんの見た目に大きく影響し、強い不安や後悔を感じさせることがあります。通常、このような腫れは術後約1週間で収まることが多いですが、手術によって形成された二重の幅が広い場合、腫れが落ち着くまでに1か月程度の長い回復期間が必要になることもあります。

 

切らない眼瞼下垂治療を失敗・後悔しないために①:手術前に持つべき明確なビジョン

切らない眼瞼下垂治療を受ける際、術後の自分の目元のイメージを事前に明確に持つことは極めて重要です。この治療は眼瞼下垂の改善を目的としているため、手術が成功すると目元が劇的に変化し、視覚的にも目が大きく見えるようになります。このような大きな変化は、時として予想外の印象になることがあり、それが後悔へとつながることも少なくありません。このため、手術を受ける前には医師との間で十分なカウンセリングを行い、求める結果と具体的なビジョンについて深く理解し合うことが必要です。加えて、術後の腫れやその他のリスクについても、詳細に説明を受け、十分に準備をしておくことが重要です。明確なイメージと共にこれらの情報を把握することで、手術後の満足度を高め、後悔のリスクを最小限に抑えることができます。

 

切らない眼瞼下垂治療を失敗・後悔しないために②:医師の経験と技術の重要性

切らない眼瞼下垂治療は、その繊細さと技術要求の高さから、経験豊富な医師に依頼することが不可欠です。治療の成功は、医師の手技に強く依存しており、効果の質や持続性は医師の技術力によって大きく左右されます。手術を受ける前には、医師の過去の治療例や患者からの評価を詳しく調査することが重要です。経験豊富な医師であればあるほど、様々なケースに対応した技術を有し、臨機応変に適切に対応する能力があります。したがって、切らない眼瞼下垂治療を検討している場合、医師選びは慎重に行うべきです。適切な医師選びをすることで、手術の失敗や後悔を最小限に抑え、望む結果を得ることが可能となります。

切らない眼瞼下垂治療の治療前

切らない眼瞼下垂治療の治療前

切らない眼瞼下垂治療の治療後

切らない眼瞼下垂治療の治療後

 

切らない眼瞼下垂治療を失敗・後悔しないために③:価格だけでクリニックを選ばない

切らない眼瞼下垂治療を検討する際、極端に低い費用を提示するクリニックへの注意が必要です。安価な治療オファーの背後には、医師の経験不足や隠れた追加費用が存在することが多いです。安い理由として主に二つの可能性が考えられます。一つ目は、医師が切らない眼瞼下垂治療の経験を積むため、価格を下げて患者を集めるケースですが、技術が未熟なため手術の失敗や患者の後悔するリスクが高くなります。二つ目は、低価格で患者を引きつけた後に、根拠のない追加治療を勧めるアップセールが行われる場合で、最終的に予想以上の高額な費用が発生することがあります。治療の選択においては、価格だけでなく、クリニックの評判、医師の技術や経験、以前の患者からの評価を総合的に考慮することが重要です。質の高い治療と安全性を保証するためには、適切な費用が必要であることを理解し、コストと治療結果のバランスを慎重に評価することが求められます。このアプローチにより、手術の成功率を高め、後悔のリスクを最小限に抑えることができます。

まとめ

このブログ記事では、豊富な経験を持つ筆者が、切らない眼瞼下垂治療における失敗例とその後悔について詳細に解説しました。切らない眼瞼下垂治療を検討する際には、後悔や失敗を避けるために医師の選択に細心の注意を払うことが必須です。適切な医師を選ぶためには、クリニックの評判や医師の経験、治療前後の症例写真などを徹底的に調査し、質の高い医療を提供できる信頼できる医師を選定することが重要です。手術の安全性と効果を最優先に考え、コストパフォーマンスだけでなく、提供される医療の質全体を見極めることが、後悔しないための鍵となります。本記事が、切らない眼瞼下垂治療を検討している皆さんにとって、賢い選択をするための貴重なガイドとなることを願っています。

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、二重治療、眼瞼下垂治療、逆さまつ毛治療、リフトアップ治療を得意としている。

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