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2024/04/02

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脂肪冷却やってみた!体験の経過ブログとビフォーアフター

クールテックを受けた体験記

外科的な脂肪吸引に代わる、安全で非侵襲的な痩身治療法が注目されています。その中でも「切らない脂肪吸引」として知られる脂肪冷却治療は、特に効果的な方法として人気を集めています。このブログでは、私が実際に脂肪冷却治療を受けた体験をお伝えします。診察から治療の流れ、そして治療後の経過に至るまでの全過程を詳細に記録し、一般に「最良」と評されるクールテック治療についてその効果を共有します。実際のビフォーアフターの画像も掲載し、脂肪冷却治療がどのような変化をもたらすのかを具体的に示します。この記事が、同じように脂肪冷却治療を検討されている方々に役立つ情報となれば幸いです。

施術の流れ①:脂肪冷却の診察

脂肪冷却治療の第一歩は、詳細な診察から始まります。ここでの主な目的は、患者さんが脂肪を取り除きたい部位の状態を評価し、効果的な治療を実現するための脂肪の量が十分にあるかを確認することです。この段階では、治療を希望する部位を念入りに診察し、必要に応じて脂肪冷却装置のハンドピースを用いてテスト吸引を行うこともあります。また、下記の絶対禁忌、相対的禁忌、逆説的脂肪過形成(PAH)のリスクをある人を除外するためにも診察と問診は重要な工程です。

■脂肪冷却が受けられない人(絶対禁忌)

特に以下のような疾患をお持ちの方は、脂肪冷却治療の絶対禁忌とされています。

血液疾患: クリオグロブリン血症、寒冷凝集素血症、発作性寒冷ヘモグロビン尿症など、寒冷によって症状が悪化する可能性のある血液の病気をお持ちの方は、脂肪冷却治療を避けるべきです。

皮膚疾患: 寒冷性皮膚炎や寒冷性蕁麻疹など、寒冷に反応して症状が現れる皮膚病を持つ方も、脂肪冷却治療は適していません。

その他の健康状態: 治療を希望される部位に腹部ヘルニアが存在したり、皮膚の循環障害や神経障害がある場合も、治療が不適切となります。

■脂肪冷却がおすすめしない人(相対的禁忌とPAHリスク)

脂肪冷却治療は多くの方に効果的ですが、いくつかのケースでは慎重に検討が必要です。以下の状況にある方は、相対的禁忌として治療の適用を再考する必要があります。

妊娠中または授乳中の方: これらの状態の方は基本的に治療が推奨されませんが、個別のリスクを十分理解した上で治療が検討される場合があります。

重症の糖尿病をお持ちの方: 糖尿病の重度の症状を有する方は、凍傷のリスクが通常より高まります。

治療部位に傷跡がある方: 傷跡のある部位の治療は凍傷のリスクが通常より高まる可能性があります。

さらに、逆説的脂肪過形成(PAH)のリスクを考慮する必要がある状況もあります。PAHは非常に稀ですが、次のようなリスク要因が存在します。

・極度の肥満(BMIが30以上)

・皮下脂肪の量が少ない

・治療部位に瘢痕(傷跡)がある

・自己免疫疾患がある

・高カロリー食を頻繁に摂取している

・長時間座りがちな生活習慣

・ガンなどの悪性疾患

施術の流れ②:脂肪冷却治療前の測定

脂肪冷却治療における効果を最適に評価するため、治療前の測定は非常に重要なステップです。まず、専用の測定器を使用して治療部位の脂肪の厚みを正確に計測し、その後、メジャーを使って部位の周囲のサイズも測定します。これに加えて、患者さんの体重と体脂肪率の計測も行われます。

治療の効果を明確に把握するためには、これらの初期データが基準点となります。治療期間中に暴飲暴食によって体重が増加すると、脂肪冷却の効果が見えにくくなるため、生活習慣にも注意が必要です。効果的な治療結果を得るためには、治療期間中に体重を維持することが重要です。

施術の流れ③:治療開始(凍結冷却)

クールテックのハンドピースの装着

脂肪冷却治療の鍵となるのは、安全かつ効果的な凍結冷却施術です。まず、凍傷を防ぐために皮膚を保護する成分が含まれたジェルパッドを肌に貼ります。これが、低温によるダメージから肌を守る重要な役割を果たします。次に、専用のカップ状のハンドピースを治療部位に適用し、吸引と冷却の施術が開始されます。特に最新のクールテック・ディファインは、4つの吸引・冷却装置を搭載しており、同時に4箇所のエリアの治療が可能です。この機能は、時間効率の向上に大きく寄与します。また、異なる形状のハンドピースが用意されており、治療部位に合わせて最適なものを選択することで、逆説的脂肪過形成(PAH)のリスクを低減します。治療中、クールテック・アプリケーターは速やかに-8℃から-10℃の間で稼働し、これにより脂肪細胞の結晶化を効率的に進めます。初めは冷たさや吸引による違和感があるものの、約10分で完全に感覚が鈍くなり、痛みは感じられなくなります。そのため、治療中はリラックスしてスマートフォンの使用や読書などを楽しむことができます。私自身の体験では、スマホで時間を過ごすことで、快適に70分の施術時間を過ごすことができました。

参照元:

A review of research for a cryolipolysis technology

スマホを見ながら脂肪凍結

施術の流れ④:ハンドピースの取り外しと直後の感覚

脂肪冷却治療の終盤には、70分間の冷却セッション後にハンドピースの取り外しが行われます。治療直後の皮下脂肪は、氷状の硬さになっており、触るとカキ氷のようなシャリシャリとした独特の感触が伴います。また、この時点で皮膚は赤くなっていることが一般的です。私の個人的な体験では、ハンドピースを取り外した直後から約5分間は、不快感が最も強く感じられました。この感覚は、長時間同じ姿勢で座った後の足のしびれに似た、強い不快感に似ています。この感覚は数分続き、私にとっては治療中に初めてあった不快な時間でした。しかし、幸いなことに、その不快感はやがて和らぎました。

脂肪冷却後の赤み

施術の流れ⑤:マッサージ

脂肪冷却治療の重要なフェーズの一つが、ハンドピースを取り外した後に行われるマッサージです。この時、看護師が氷のように固まった、シャリシャリとした感触のある治療部位の脂肪を丁寧にマッサージします。このマッサージは治療の効果を高めるために不可欠で、凍結した脂肪組織を柔らかくし、破壊された脂肪細胞の除去を促進します。この工程は、凍結によって結晶化した脂肪細胞を効率的に分解し、体外への排出をスムーズにすることに寄与します。

脂肪冷却後のマッサージ

施術の流れ⑥:脂肪冷却治療の完了

脂肪冷却治療の最終ステップは、マッサージの完了により迎えます。この時点で治療は正式に終了し、患者様はすぐに帰宅が可能です。重要なことは、治療直後には効果を感じることは難しいという点です。脂肪冷却によって破壊された脂肪細胞は、マクロファージによって徐々に吸収され、最終的には尿として体外に排出されます。この過程には時間がかかるため、クールテックの場合、治療後約1ヶ月後から効果が明確に感じられ始め、治療後3ヶ月までにはしっかりとした効果が実感できるとされています。これに対して、クールスカルプティングの効果が明らかになるまでには、通常3~6ヶ月がかかるとされています。クールテックでは、同一部位への2回目の治療は最初の治療から1ヶ月後に行うことができます。

脂肪冷却後の生活

脂肪冷却治療を受けた後の生活は、一般的には日常活動に大きな制限はありません。私の経験を例に挙げれば、治療の翌日にはすでにジムで運動していました。治療を受けた部位では、ハンドピースを設置した場所に沿ってわずかに皮膚が盛り上がり、赤みを帯びることがあります。私の場合、治療部位には痒みも発生したため、痒みを和らげるためのステロイド配合のクリームを使用しました。これらの痒みや赤みは、通常、2〜3日程度で自然に和らぎます。しかし、赤みや痒みの程度には個人差があり、私のように症状が比較的強く出ることもあります。それでも、これらの反応は治療の一般的な副作用であり、一時的なものです。施術後は特に積極的なケアや制限は必要ありませんが、水分補給を多めにしたほうが瘦身効果が早く現れるとも言われています。

脂肪冷却後の赤み

↑脂肪冷却後翌日の体の左側のお腹の赤み(筆者の自撮り)

脂肪冷却後の約1か月半後の変化:明確な効果の証明

私はクールテックによる脂肪冷却は1回しか受けず、治療前後の状態が明らかに分かるように左側のお腹のみを受けました。実際には2つのアプリケーターを利用して、左の下腹部の脂肪と左の腰からわき腹の脂肪をターゲットにして脂肪冷却を行いました。効果判定のため脂肪冷却の約1か月半後に脂肪を摘まみましたが、実際に脂肪を減ったことは明らかでした。また、写真でも左右を比較しましたが、明らかに減りました。

私が体験したクールテックによる脂肪冷却は、左側のお腹に限定して行われ、無治療の右側と効果の明確な比較が可能になるように計画しました。具体的には、2つのアプリケーターを使用して、左側の下腹部と腰からわき腹にかけての脂肪をターゲットにした治療を実施しました。治療の約1か月半後、左右の腰の脂肪を直接摘んでみると、脂肪冷却を行った左側のみの脂肪が減少したことが明らかに分かりました。さらに、腰部の写真を撮影し、左右の脂肪の付き具合を比較的できるように記録しました。この比較写真では、治療を受けた左側の脂肪が明らかに減っていることが分かります。

脂肪冷却後のビフォーアフター写真

↑クールテック後約1か月のアフター写真です。左側だけ受けています。

脂肪冷却のビフォーアフター写真

↑同じ写真ですが、左右の黄色線枠内の脂肪で左が明らかに少ないのがわかりますか?特に左の青線枠内は脂肪がなくなって、影ができています。線が入っていない写真に戻って、左右を比較していただけるとわかりやすいです。

脂肪冷却のビフォーアフター写真

↑左右の脂肪をつまんでみました。明らかに摘まめる脂肪の量が左は少ないです!

脂肪冷却治療後約1年の変化:CT検査による効果の確認

↑筆者のクールテック治療後1年腹部のCT検査画像

脂肪冷却治療を受けてから約1年後、治療の効果を確かめるために、私はCT検査を受けました。通常、クールテック治療は3回受けることが推奨されていますが、私自身は機器の評価の一環として、左側の腹部と腰部に対して1回だけの治療を行いました。時間が経過した後でも、左側の腰の脂肪を摘むと、右側に比べて明らかに少なかったため、CT画像を用いて両側の脂肪量を比較しました。その結果、左側の下腹部と腰部の脂肪量が右側に比べて顕著に少ないことが確認されました。具体的には、CT画像上の脂肪面積で、右側が70.51㎠に対して、左側は60.69㎠でした。これは、私が1回の脂肪冷却で約15%の脂肪量減少を達成したことを意味します。この1年後の結果は、クールテックによる脂肪冷却治療の長期的な効果を示す貴重な証拠です。脂肪冷却の効果には個人差があるため、一概には言えませんが、最近の研究論文では、複数回のクールテック治療で脂肪量が最大50%減少し、摘まめる脂肪の厚みが平均で70%も減少するという報告もありました。

脂肪冷却後の5年後の個人的な感想

日本でクールテックやクールスカルプティングが広く普及する前、私は自分のクリニックに脂肪冷却を導入するかどうかを判断するために、左側の下腹部と腰部にクールテックの治療を1回受けました。その治療から既に5年が経過しましたが、左右の腰の脂肪を摘まんで左側と右側を比較すると、左側の腰の脂肪量が明らかに少ない状態が続いています。脂肪冷却治療は、ダイエットが脂肪細胞を縮小させるのに対し、脂肪細胞をアポトーシス(細胞死)へ導いて細胞を破壊することを目的としています。その結果、治療部位の脂肪が除去され、脂肪吸引と同等の効果が得られています。この5年間の経過観察から、私は脂肪冷却を信頼できる、効果的な非侵襲的瘦身治療法として断言できます。この体験を通じて、脂肪冷却が持続的な効果をもたらすことが明らかになりました。

まとめ

このブログを通じて、私が体験したクールテックによる脂肪冷却治療の経過、感想、そして効果のビフォーアフターについてご紹介しました。私が使用したのは初期のクールテック機器でしたが、現在はさらに進化した後継機「クールテック・デファイン」が登場しています。この新型機器は、かつての2エリア同時治療から4エリアへと範囲を拡大し、ハンドピース内での360度全方向からの均一な脂肪冷却を実現しています。また、脂肪冷却の分野では、クールスカルプティングも広く知られていますが、クールスカルプティングと比較して最新のクールテック・デファインは、治療効果が大きく、さらに逆説性脂肪過形成(PAH)という深刻な副作用の発生確率が低いというデータもあります。このような理由から、脂肪冷却を検討されている方には、クールテック・デファインの利用を特にお勧めします。この記事が、非侵襲的な脂肪減少治療を求める皆さんの参考になれば幸いです。

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、、痩身治療を得意としている。日本美容外科学会ではウルセラの学会発表を行っている。痩身治療に関しては自らクールテックを受けてその効果をCT検査で証明した。また、実践した痩身治療を生かして、ベストボディ千葉大会ではグランプリを獲得している。

【関連項目】

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【脂肪冷却の効果】クールスカルプティング・クールテックの全容

クールテックはクールスカルプティングより良い?両機器を比較

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