顔のブツブツ、これ何?脂腺増殖症症かも??NULL
2023/10/20
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顔のブツブツ、これ何?脂腺増殖症症かも??
脂腺増殖症(Sebaceous Gland Hyperplasia)とは何か、それに関して疑問を持ったことはありますか?これは、多くの人々が顔の特定の部分、特に額や頬に現れる小さなブツブツとして経験するものです。実際、これは皮膚の自然な一部、脂腺の過成長や拡大という現象に関連しています。
(上記の写真は脂腺増殖症)
脂腺とは何ですか?
私たちの皮膚には、保湿や保護を目的として油分を分泌する小さな腺があります。これが脂腺です。しかし、時折、これらの腺が過度に成長したり拡大することがあり、その結果として脂腺増殖症が発生します。
脂腺増殖症症の症状は?
皮膚上の小さなブツブツ、具体的には柔らかい、光沢のある、肉色からわずかに黄色っぽいしこりとして現れることが多いです。また、しこりの周りには、目立つ血管も見られることがよくあります。これらのしこりの大きさは2〜5ミリメートル程度と非常に小さいものの、無痛で、健康上のリスクを引き起こすことはありません。
なぜこれが起こるのでしょうか?
脂腺増殖症の正確な原因はまだ不明ですが、ホルモンの変化、特に加齢に伴うアンドロゲンの低下が影響している可能性が指摘されています。さらに、中高年の人々、特に50歳以上の方々にはよく見られる状態です。遺伝的要因や免疫抑制剤もリスクを高める要因として挙げられます。
他の顔のブツブツとの見分け方
①脂腺増殖症
外観: 柔らかく、光沢のある肉色からわずかに黄色っぽい隆起。
特徴: 中央部分がへこんでいることがよくあります。
場所: 顔、特に額や頬。
②汗管種(シリンゴーマ )
外観: 1-3ミリメートルの小さな、平坦な、肉色のパピュール。
特徴: 色が均一で、滑らかな表面。
場所: 通常、下眼瞼や頬。
③稗粒腫(ミリア)
外観: 1-2ミリメートルの小さな、硬い、白または黄色の丘疹。
特徴: ケロイドのような硬さと真珠のような外観。
場所: 顔全体、特に目の周り。
④エクリン汗腺嚢腫
外観: 小さな、透明または青白い色の液体を含む嚢胞性のレジョン。
特徴: 暑い時期や高温・多湿の環境で増大することがあります。
場所: 主に顔、特に目の周り。
脂腺増殖症の治療方法は?
この症状は良性であるため、多くの場合治療の必要はありません。しかし、見た目が気になる場合、いくつかの治療法が考えられます。液体窒素を用いた冷凍法や、電気を利用した焼灼、さらにはレーザー治療など、様々な方法が存在します。また、最近では「アグネス」という治療も注目されており、これは一度の治療で多発する脂腺増殖症を対処できるとされています。
まとめ
脂腺増殖症は、皮膚の特定の部分に現れる無害なブツブツであり、中高年の人々に特に多く見られる状態です。この症状に悩む方は、皮膚科専門医のアドバイスを求めることをおすすめします。
筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。これまでアグネスの治療は延べ1万人を超える。
【関連項目】
アグネス治療解説ページ
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