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「鼻プロテーゼ できなくなること」についての記事まとめ

2023/11/24

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鼻プロテーゼはバレる?デメリット等について

鼻プロテーゼはバレるのか、そういった不安の声はよくききます。この記事は鼻プロテーゼはバレるのかといった不安や、手術後のデメリット、手術後にできなくなること、鼻プロテーゼにまつわるさまざまな疑問について記載しました。

鼻プロテーゼはどこから入れるのか?

鼻プロテーゼの挿入手術では片側の鼻の穴の入り口から約2,3㎜奥あたりを鼻の形状に沿って約7,8 ㎜切開します。右利きの医師は通常患者の右側の穴の縁を切開します。

切開後は皮下組織、骨膜下を剥離し、プロテーゼが挿入されるスペースを作ります。この際剥離範囲を広げ過ぎると、手術後プロテーゼが左右に動く原因となります。スペースが確保すれば、あとはプロテーゼを挿入して、創部を3~4針縫合して終了です。実際の手術ではプロテーゼを一度挿入後、微調整のためにプロテーゼを再加工したり、ベストの位置に来るように剝離範囲を少し広げたりする作業を繰り返します。手術時間は30~60分です

鼻プロテーゼどこから入れるのか

↑上記の赤線の部分を切開します。

鼻プロテーゼ手術後のダウンタイムについて

患者によって異なりますが、一般的なタイムラインについて説明します

●直後から48時間

手術直後の最初の48時間は、腫れと内出血が最も顕著です。多くの患者はこの期間、休息が必要です。冷却パックを使用して腫れを抑えることが推奨されます。

●鼻プロテーゼ術後の最初の週

手術後の最初の週は、腫れや内出血が徐々に減少します。多くの患者はこの時期に日常生活に復帰できますが、激しい運動や飲酒は避けるべきです。1週間程度で切開部の抜糸を行います。

●鼻プロテーゼ術後2週間後

 ほとんどの腫れが解消し、多くの患者が社会生活に完全に復帰します。この時点で、多くの日常活動を再開できますが、まだ鼻周囲は極力触らないなどの注意が必要です。

●鼻プロテーゼ術後1ヶ月後

1ヶ月後には、ほとんどの患者が全く痛みを感じることなく、通常の日常活動を再開できます。

●鼻プロテーゼ術後3~6ヶ月後

この期間には、最終的な結果が見え始めます。腫れが完全に解消し、鼻の新しい形が定着します。

鼻プロテーゼはバレるのか?

きれいに挿入された適切な大きさの鼻プロテーゼはダウンタイムが終了した後ではバレることは通常ありません。ですが、プロテーゼが動いたり、プロテーゼの挿入位置が非対称であったりした場合は不自然さからバレルことがあります。また、大きすぎるプロテーゼや鼻先が尖りすぎている等、形状が自然でないプロテーゼを挿入した場合もやはりバレルことはあり得ます。

ブラックライトで鼻プロテーゼが分かる?

鼻プロテーゼを挿入したあと、ブラックライトやブルーライトをあてるとプロテーゼが浮き出て見えるという噂がありますが、これについて回答します。鼻プロテーゼを挿入した後にブラックライトやブルーライトを当てるとプロテーゼが浮き出て見えるという噂については、科学的根拠は限られています。この現象が実際に起こるかどうかは、プロテーゼの材質、厚さ、挿入された位置、そして個人の皮膚の特性に大きく依存します。一部のプロテーゼ材料は、特定の光の波長に対して透過性があり、それが原因で特定の光源の下で異なる見え方をする可能性があります。しかし、これは非常に特殊な状況であり、通常鼻プロテーゼが正しい位置に皮下に挿入された場合起こり得ません。確かに、皮膚が非常に薄い場合、下にある構造が透けて見えることがあります。しかし、これはブラックライトやブルーライトに特有の現象というよりは、皮膚の特性に起因するものです。また、特定の角度や照明条件下で、光がプロテーゼや周囲の組織に反射または屈折し、異なる視覚的効果を生じる可能性はあります。しかし、これは通常の照明条件下では目立つものではありません。総じて言えば、ブラックライトやブルーライトを当てた際にプロテーゼが浮き出て見えるというのは、一般的な現象ではないです。医療的な観点からは、光でプロテーゼが浮き出て見えるような現象が起きることは珍しく、実際にはそういった事例は報告されていません。

鼻プロテーゼ後「できなくなること」は?

鼻プロテーゼの手術後、日常生活で特に注意が必要なこと、または一時的に制限される活動がいくつかあります。

①顔への圧力を避ける: 手術後は、鼻に直接圧力がかからないようにする必要があります。例えば、眼鏡をかけることや、顔を強くこすることは避けるべきです。

②鼻をかむことの制限: 手術直後は、鼻を強くかむことは避けるべきです。これは、手術部位に不必要な圧力をかけることを避けるためです。

ただ、これらの制限は手術後の回復期間だけで、長期的なものはありません。その他、鼻プロテーゼで手術後特別にできなくなることはありません。

鼻プロテーゼのデメリットについて

鼻プロテーゼ手術は多くの人にとって有益な手段ですが、デメリットや潜在的な問題もあります。以下に主なデメリットを挙げます

●合併症のリスク

どんなの外科手術と同様に、感染、出血、アレルギー反応などの合併症のリスクがあります。

●ダウンタイムや痛み

どんな外科手術と同様に手術後には一時的な痛みや腫れが生じます。これらは通常、数日から数週間で解消されますが、個人差があります。回復まで一時的に日常活動が制限されます。

●感覚の変化

手術後に鼻の皮膚の感覚が一時的に減少することがあります。これは通常一時的なものですが、稀に長期間続くことがあります。

●自然な外観の欠如

不適切な手術やプロテーゼの選択により、不自然な外観になるリスクがあります。

●長期的なメンテナンス

プロテーゼが移動したり、皮膚の菲薄化が起こったりすることがあります。その際はプロテーゼを抜去したり、入れ替えたりする手術が必要になることもあります。

●心理的な影響

手術の結果が期待と異なる場合、心理的なストレスや自己イメージの問題を引き起こす可能性があります。

まとめ

どんな美容外科手術でも言えることですが、鼻プロテーゼ手術にもデメリットがあります。これらのデメリットを考慮した上で、手術を検討することが重要です。手術を受ける前に、経験豊富な医師と十分に話し合い、リスクと期待できる結果を理解することが不可欠です。また、手術による変化を受け入れる準備ができているかどうかを自己評価することも大切です。

 

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、自然な美容整形を得意としている。

【関連項目】

鼻プロテーゼはいつか出てくるのか?

鼻プロテーゼの飛び出し

L字型プロテーゼの欠点

鼻プロテーゼの抜去・入れ替え手術

 

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