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「医療痩身」についての記事まとめ

2023/12/05

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医療痩身の全て:安全な選択と効果的な施術方法ガイド

医療瘦身とは

医療痩身とは

「医療痩身」という用語は、美容外科クリニックやその他の医療機関で提供される体重減少やボディライン整形を目的とした医療行為を指します。この種の施術は、医師または看護師による資格を持つ医療従事者のみによって行われる専門的な施術であり、一般的なダイエットや医療の無資格者が行っているエステサロンの施術とは異なります。このアプローチは「医療ダイエット」とも呼ばれ、その主な特徴は、食事制限や運動などの従来の方法に頼ることなく、医学的根拠に基づいた施術を行うことです。これにより、脂肪を物理的に除去したり、脂肪細胞を破壊して排出させたりすることで、施術を受ける人の理想とするボディラインを実現することが可能です。

医療痩身の種類

医療痩身はその手法によって多岐にわたります。大まかには、手術、注射、マシン使用、内服薬の4つの主要な方法に分類されます。

■手術による方法:このカテゴリーの代表的な例としては脂肪吸引があります。脂肪吸引は、カニューレ(吸引棒)を用いて脂肪細胞を物理的に除去する手法で、目に見える効果が得られやすく、高い効果が期待できます。ただし、他の方法と比べて回復期間(ダウンタイム)が長い傾向にあります。

■マシンによる方法:脂肪冷却などがあります。これらの方法ではメスや注射針を使用しないため、痛みやダウンタイムが少ないのが特徴です。しかし、効果の出方には個人差があり、即効性は期待できない場合があります。

■注射による方法:脂肪溶解注射やボトックス注射などが含まれます。これらの手法は切開を伴わないため、ダウンタイムは他の医療痩身手法に比べて短いですが、効果が現れるまでには時間がかかることがあります。

■内服薬による方法:ダイエットピルの服用が含まれます。他の施術と異なり、直接的に脂肪細胞にアプローチするのではなく、脂肪の吸収を抑えたり食欲を減らしたりすることで体重減少を目指します。

医療痩身のメリット

医療痩身のメリットには主に次に挙げる3点があります。

■部分痩せができる

一つは、部分痩せが可能であることが挙げられます。医療痩身では、特定の部位の脂肪を集中的に減らすことができ、例えば「お腹やお尻の脂肪を減らしたいが、バストはそのままにしたい」といった特定のニーズに応えることができます。一方、運動や食事制限では、全身の脂肪が減少し、特定の部位だけを狙って痩せることは難しいです。

■短期間で瘦せられる

次に、短期間で効果が得られることです。医療痩身は、脂肪細胞を除去または排出することでサイズダウンを目指し、従来のダイエットや痩身エステと比較して、効果が現れるまでの期間が短くなることが多いです。自力でのダイエットでは、長期的な食事制限や運動が必要となり、効果が表れにくく挫折する人も多いのです。

■リバウンドしない

最後に、リバウンドしにくいという利点があります。多くの人が経験する「ダイエット後のリバウンド」は、脂肪細胞のサイズは小さくなってもその数は変わらないために発生します。しかし、医療痩身は脂肪細胞の数を減らすことで、リバウンドの可能性を大幅に低減します。また、食事制限によるダイエットでは食欲を無理に抑えることで反動が大きくなることがありますが、医療痩身ではそのようなリスクが低くなります。

医療痩身のデメリット

医療痩身は多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。これらを理解し、十分に把握した上で医療痩身の施術を受けるかどうかを検討することが重要です。

■副作用が起こり得る

医療痩身施術には副作用が伴うことがあります。副作用の種類や程度は施術方法によって異なり、例えば脂肪吸引のような手術では痛み、むくみ、腫れ、内出血などの症状が強く出る可能性があります。また、副作用は個人差が大きいため、予想以上に強い症状が現れることもあります。施術によっては、ダウンタイム中の活動制限が必要となることもあり、日常生活や仕事への影響を考慮し、施術のタイミングを慎重に選ぶ必要があります。これらの点を総合的に考慮し、医療痩身を選択する際には、そのリスクとメリットを慎重に天秤にかけることが求められます。

■複数回の治療が必要なことも

多くの医療痩身施術は一回の治療だけでは十分な効果を得られないことがあり、複数回の施術が必要になるケースがあります。このような施術では、一回ごとに費用が発生するため、全体としての経済的負担が大きくなり得ます。また、各施術後には一定のダウンタイムが必要であり、生活の中でこれを考慮する必要があります。さらに、医療痩身がリバウンドしにくいとされていても、完全にリバウンドがないわけではなく、施術後も一定の食事管理や運動が推奨されます。

■健康保険の適用外

医療痩身施術は保険適用外となります。これは、美容目的の治療と見なされるため、健康保険の適用が受けられません。その結果、全額が実費となり、治療費が高額になる可能性があります。

医療痩身は危険か?

医療痩身は、専門知識を持つ医師や看護師によって実施されるため、基本的には安全性に配慮されていますが、一部で発生するトラブルが「医療痩身は危険」という印象を生んでいます。この危険性について理解するためには、いくつかの主要な理由を考慮する必要があります。

■仕上がりが期待と異なる場合がある

患者の期待と実際の仕上がりに違いがあると、不満足な結果に終わることがあります。完全に元の状態に戻すことは難しいため、これが「医療痩身は危険」と感じる原因の一つです。この問題は、医師からの不十分な説明や患者と医師間の認識の違いによることが多いです。また、CMやホームページの症例写真を見て施術を決める際には、効果に個人差があることを理解しておくことが重要です。

■期待した効果が得られない場合がある

医療痩身の効果には個人差があり、全ての人が同様の効果を得られるわけではありません。このため、一部の患者は予想した効果を感じられないことがあります。また、一部の施術では複数回の治療を必要とし、その都度費用が発生します。これらの点について、十分な説明が医師からなされない場合、患者は誤解を抱くことがあります。

■施術の失敗

医療痩身では、技術的な問題や医師の判断ミスにより、施術が失敗するリスクがあります。脂肪吸引を例に挙げると、ボディラインの不自然さ、肌の段差、左右差、皮膚のひきつれや凹凸、たるみ、施術部位の垂れ、顔の老けた見た目などが挙げられます。これらの問題は、適切な脂肪の取り扱いが行われなかった場合に発生し、患者に新たなコンプレックスをもたらすことがあります。

■高額な費用を請求される場合がある

一部のクリニックでは、予期せぬ高額な追加費用を請求されることがあります。これには、施術後に麻酔代や処置代など、初めに聞かされていなかった費用が含まれることがあります。また、患者に対して、当初の計画よりも高額な施術を勧めることも問題となっています。国民生活センターのデータによると、特に若年層や高齢者からの料金に関する相談が多いことが示されています。

■適切な指導やアフターフォローが不足している場合

施術前後の適切な指導やアフターケアの欠如がトラブルの原因となることがあります。十分な情報提供やアフターケアがないと、患者は副作用に適切に対処できず、不信感を抱くことになります。最近では、オンライン診療に関連した自己注射のトラブルも増えており、副作用が出た際の適切な対応が受けられないケースも報告されています。

これらの点を総合して考えると、医療痩身が「危険」とみなされることも理解できます。しかし、これらのリスクは適切な施設選びや十分な情報収集、カウンセリングを通じて大きく軽減することができます。そのため、医療痩身を検討している場合は、しっかりとした準備と慎重な選択が必要です。

医療痩身で失敗しないために

医療痩身を受ける前に慎重な準備と情報収集を行うことは、トラブルを避け、安全な施術を受けるために非常に重要です。ほとんどのクリニックは安全性に配慮していますが、それでも不安を抱く人がいるのは事実です。以下は、医療痩身を安全に受けるために行うべき重要なステップです。

■事前の医師によるカウンセリングを必ず受ける

施術前には、医師による詳細なカウンセリングを受けることが不可欠です。医師は患者の状態を正確に把握し、適切な施術方法を提案します。カウンセラーのみによるカウンセリングだけでは不十分な場合があります。希望する仕上がりや施術に関する疑問や不安、期待する結果などを医師と十分に話し合い、共通の理解を持つことが重要です。

■施術方法、使用機器、薬剤の確認

施術方法や使用される機器、薬剤について自分で調べ、理解しておくことが重要です。クリニックのウェブサイトや薬剤・機器の製造元の情報をチェックし、施術に関する十分な知識を持っておくことで、リスクを回避するのに役立ちます。

■アフターフォローの内容と範囲の確認

アフターケアの内容や範囲についても詳しく確認してください。アフターフォローにはどのような対応が含まれているか、どの程度の期間対応してもらえるか、追加費用が発生するかなどを事前に確認することが重要です。アフターフォローは施術の成功に不可欠な要素であり、その範囲や内容については慎重に検討する必要があります。

■総費用の確認

施術にかかる総費用を明確に把握しておくことは、経済的な不安を避けるためにも重要です。提示された料金以外に発生する可能性のある追加費用(麻酔代、術後の検診代など)についても確認しておきましょう。総費用を明確に理解し、納得した上で契約することが望ましいです。

■副作用やリスクの確認

医療痩身は必ずしも副作用がないわけではありません。カウンセリングで、副作用やリスクについて詳細に確認し、施術前の注意点やダウンタイム中の制限事項も理解しておくことが大切です。副作用やリスクの説明がない場合や、メリットだけが強調される場合は慎重に検討する必要があります。

これらのステップを踏むことで、医療痩身の施術を安心して受けることができます。事前の準備と情報収集が、トラブルを避け、成功した医療痩身体験への鍵となるでしょう。

クリニック選びの注意点

医療痩身のクリニックを選ぶ際には、特に注意すべきいくつかのケースがあります。これらのケースに当てはまるクリニックに出会った場合は、契約を急がず、慎重な検討を行うことが重要です。

■相場より大幅に安い料金設定

まず広告で相場よりも大幅に安い料金設定のクリニックは要注意です。医療痩身は自費診療が多く、費用が高額になることが一般的です。そのため、安さにつられて選ぶことはリスクが伴います。事前に複数のクリニックの料金を比較し、相場を理解しておくことが大切です。極端に安い料金設定は強引なアップセールスを伴ったり、アップセールスされた料金に応じない場合は施術の品質や安全性に疑問が生じることもあります。

■契約を急ぐクリニックに注意

カウンセリング当日に契約を急ぐクリニックは注意が必要です。特に「今日だけの特別価格」などの条件付き値引きで契約を迫る場合は、熟考する時間を持つことをおすすめします。また、複数のクリニックでカウンセリングを受け、比較検討することも有効です。これにより、クリニック間のサービスの質や自身に合うかどうかを判断しやすくなります。

■安全な美容外科の基準

安全な美容外科クリニックを選ぶための基準として、「日本美容外科医師会」への加入が挙げられます。この団体に加入しているクリニックは、共済会への加入や重大な事故の未発生などの基準を満たしています。加入しているクリニックでは、専門医による丁寧なカウンセリング、高い技術力、先端技術の採用、接遇サービスの徹底などが特徴です。安全な美容外科では、一般医療での外科や麻酔科の経験を持つ医師が施術を行うため、高い技術力と安全性を期待できます。

これらのポイントを踏まえ、クリニック選びを行うことで、安全で満足のいく医療痩身施術を受けることが可能になります。慎重な判断と適切な情報収集が重要です。

安全な美容外科で受けられる主な痩身術

安全な美容外科で提供される医療痩身術は、その特長と副作用を理解することで、より安心して施術を受けられます。以下にいくつかの主な痩身術とその特徴、副作用について詳しく説明します。

■ボディジェット脂肪吸引

ボディジェット脂肪吸引は、水流により脂肪細胞を分離させてから吸引する方法です。従来の脂肪吸引では取りづらかった浅い脂肪層や線維化した脂肪も効果的に取り除けます。周囲の組織へのダメージが少なく、肌の収縮作用を活かしたなめらかな仕上がりが期待できます。副作用としては痛み、腫れ、内出血がありますが、通常は約10日程度で治まります。

■ボトックス注射

ボトックスには筋肉を小さくする作用があります。顔のエラの筋肉に注射することで小顔にすることができ、ふくらはぎに注射すると脚が細くなり美脚になります。ボトックスは通常の方法では効果が弱いために、「元神メソッド」により短期集中的な方法がよいとされています。赤み、腫れ、内出血、鈍痛などが起きることがありますが、通常は2,3日程度で落ち着きます。

■BNLS注射

BNLS注射は、植物由来成分を含む脂肪溶解注射で、FDAが認めたデオキシコール酸を配合しています。注入時の痛みや熱感を最小限に抑え、ほとんどダウンタイムがないのが特徴です。赤み、腫れ、内出血、鈍痛などが起きることがありますが、通常は2,3日程度で落ち着きます。

■クールテック

クールテックは脂肪細胞を狙って凍らせる施術で、メスや麻酔を使用せず、体への負担を大幅に軽減します。施術中の痛みは少なく、赤み、内出血、腫れなどの副作用があるものの、時間とともに改善します。2〜3回の施術で効果が期待できます。

■エクセル

エクセルはダイオードレーザーを用いた脂肪分解施術です。ダウンタイムがほとんどなく、赤み、むくみ、腫れなどの軽度の副作用が起こることがあります。平均3回の施術で効果を実感できるとされています。

■ゼニカル・サノレックス(ダイエットピル)

ゼニカルは食事に含まれる脂肪の約30%を吸収せずに排出する薬で、米FDAから肥満治療薬として認可されています。サノレックスは食欲抑制効果があり、空腹感を和らげます。副作用には口渇感、便秘、口中の苦味感、倦怠感、悪心などがあります。

これらの痩身治療については、専門医とのカウンセリングを通じて、自分に合った方法を選択することが大切です。医療痩身に関する知識を身につけ、適切なカウンセリングを受けることで、理想的な結果と安全性を両立させることが可能になります。専門医によるカウンセリングは、安全性や安心感を高める重要なステップです。

まとめ

医療痩身は、様々な施術方法とそれぞれに特有のメリットやデメリットを持っています。この記事では、医療痩身の基本的な情報、クリニック選びのポイント、主な痩身術の特徴と副作用について詳しく解説しました。医療痩身を検討する際には、施術方法の選択、副作用の理解、そして何よりもクリニック選びが重要です。安全で信頼できるクリニックの選択は、理想的な結果を得るための鍵です。

また、医療痩身には様々な方法が存在し、それぞれに適したケースや効果が異なります。そのため、施術を受ける前には、自分の体質や目指すボディラインに最適な方法を医師と相談することが大切です。施術の副作用やリスクに関する知識を十分に得た上で、納得して施術を受けることが望ましいです。

最終的に、医療痩身は美容外科の専門医とのカウンセリングが非常に重要です。適切なアドバイスと施術計画を立てることで、リスクを最小限に抑えつつ、理想とするボディラインに近づけることができます。医療痩身に関して不安や疑問があれば、遠慮なく専門医に相談しましょう。安心して施術を受けるための第一歩は、適切な知識と準備から始まります。

 

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、自然な美容整形を得意としている。

【関連項目】

リバウンドしない!?切らない痩身治療クールテック!

「切らない脂肪吸引」の世界へようこそ!

医療痩身プログラム

 

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