投稿日:2024/12/26
(最終更新日:2024/12/26)

20代のほうれい線完全ガイド|若くても改善できる原因と治療法

『まだ20代なのに、なぜほうれい線が目立つの?』

『同年代の友人と比べて、自分だけほうれい線が気になる...』

このような悩みを抱える20代の方が増加しています。メイクをしても目立ってしまうほうれい線や、写真を撮る時に気になる顔の影。一般的にほうれい線は年齢とともに現れるものと思われがちですが、実は20代という若さでも目立ってしまうことがあります。

この記事でわかること

- 20代のほうれい線が目立つ主な原因(骨格・脂肪・生活習慣)
- 自己流ケアのリスクや、市販品の限界
- 20代から始めるほうれい線の治療方法(ヒアルロン酸注入・HIFU)
- 早めに対策することで得られるメリット

本記事では、なぜ20代でほうれい線が目立つのか、その原因から治療法まで、詳しく解説していきます。

20代でほうれい線ができる原因とは

20代でほうれい線が目立つ主な原因は、生まれつきの骨格や顔の構造に関係しています。詳しく見ていきましょう。

骨格が原因のほうれい線

骨格による影響は、主に以下の3つの要素が関係します:

1.頬骨の位置による影響
頬骨が高い位置にある方は、頬の厚みがそれほどなくても、頬の厚みが目立つように見えることがあります。これにより、頬と鼻筋の間に高低差が生まれ、ほうれい線が強調されて見える原因となります。

2.口元の形状による影響
口元が前に出ている方(口ゴボ)は、骨格と歯並びの影響でほうれい線が目立ちやすくなります。上顎骨が生まれつき前に出ている場合や、歯並びの問題で口元が突出していると、皮膚が引っ張られ、ほうれい線が深く刻まれやすくなります。

3.鼻周りの骨格による影響
小鼻の横にある鼻翼基部や貴族部位と呼ばれる部分がくぼんでいると、ほうれい線が目立ちやすくなります。また、骨格的に中顔面が凹んでいる方は、若い年齢でもほうれい線が目立ちやすい傾向にあります。

頬の脂肪が原因のほうれい線

20代の方の場合、シワというよりも「影」として認識されることが多いのが特徴です。これには頬の脂肪が大きく関係しています:

1.頬の厚みによる影の形成
頬の脂肪量・筋肉量が多く、ふっくらしていると、ほうれい線との間に高低差ができます。この高低差により、ほうれい線上に影が差すことで、ほうれい線が深く見えてしまいます。

2.部位による見え方の違い
頬の厚みの影響は、特にほうれい線の上部(鼻横付近)で顕著に現れます。このため、ほうれい線の下半分にはシワがないのに、上部だけが目立つというケースも多く見られます。

生活習慣が原因のほうれい線

現代の生活習慣も、若いうちからほうれい線が目立つ原因となることがあります:

1.姿勢による影響
猫背などの悪い姿勢を続けることで、顔の皮膚が常に下向きに引っ張られ、結果としてほうれい線が目立ちやすくなります。

2.遺伝的要因について
若いうちからほうれい線が目立つ場合、両親や祖父母など、遺伝的な要因が関係していることも少なくありません。

3.スマートフォン使用の影響(都市伝説)
長時間うつむき加減でスマートフォンを使用する習慣により、顔の皮膚が重力で引っ張られ、たるみやすくなることがネット上にありますが、これについては筆者は明確に否定にしてます。▶詳細はこちらの記事をご確認下さい。

若いのにほうれい線が目立つ場合の注意点【自己流ケアと市販品の限界】

間違ったケア方法について

誤ったケア方法は、かえって症状を悪化させる可能性があります。特にマッサージは、皮膚を擦ることで老化を促進したり、顔の靭帯を緩めたりする危険性があります。これにより、かえってたるみを助長するリスクがあります。

表情筋トレーニングについても、科学的な効果の根拠に乏しく、過度な筋肉の使用によってシワを深める可能性があります。また、家庭用美顔器の使用も、効果は限定的で、誤った使用により肌への負担が増加する恐れがあります。

市販品の限界

ほうれい線クリームなどの市販品は、表面的な保湿効果は期待できるものの、深いシワへの効果は限定的です。これらの製品は、あくまで予防的なケアとして位置づけるべきでしょう。

セルフケアを行う場合も、過度なマッサージは避け、強い力での摩擦は厳禁です。スキンケアは優しいタッチで行い、必要以上の刺激を与えないよう注意が必要です。基本的な保湿は継続しながら、肌への負担を最小限に抑えることが重要です。

【ヒアルロン酸注射については詳しい説明はこちらをご確認下さい】

20代のほうれい線改善:主な治療方法と選び方

20代のほうれい線に対する治療は、年齢や症状に応じて適切な方法を選択することが重要です。以下に、主な治療法とその特徴を解説します。

▶動画でも「ほうれい線」の治療について解説していますので、是非ご視聴下さい。

ヒアルロン酸注入による改善

ヒアルロン酸注入は、ほうれい線治療において最も効果的な方法の一つです。この治療の特徴は、注入直後から効果を実感できる即効性の高さにあります。

ほうれい線の凹みを自然にふっくらとさせることができ、ダウンタイムも少ないため、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。

効果の持続期間は、個人差や注入部位により異なりますが、一般的に1年程度となっています。そのため、定期的なメンテナンスが必要となりますが、20代の若年層の場合は、少量からの調整が可能で、自然な仕上がりを重視した施術を行うことができます。

※当院で使用している長期持続型ヒアルロン酸「ジュビダームボリューマ」は約2年間の持続性があります。

・当クリニックで、ヒアルロン酸注射を受けた患者様の症例写真・料金体系:

  • 治療前

  • 治療後(6週間後)

ヒアルロン酸注射(すべて税込表示)
ヒアルロン酸注射(長期持続型)0.6cc105,600円

【ヒアルロン酸注射については詳しい説明はこちらをご確認下さい】

HIFU(ハイフ)治療による改善

HIFU(ハイフ)は高密度焦点式超音波を利用した治療法です。皮膚のハリや弾力を改善し、コラーゲン生成を促進する効果があります。

メスを使わないノンサージカルな治療であり、皮膚・脂肪・SMAS筋膜まで作用するため、美肌効果も期待できます。ダウンタイムはほとんどなく、施術直後から通常の生活が可能です。効果は徐々に現れ、最大の効果が現れるのは、治療後約2か月です。また、当院が行う最大出力でのウルセラ照射による治療効果は、約1年半~2年ほど持続します。

【HIFU(ウルセラ)については詳しい説明はこちらをご確認下さい】

20代からの治療で得られるメリット

早期治療のメリット

早期治療には、大きなメリットがあります。若いうちから適切な治療を行うことで、将来的な悪化を防ぐことができます。特に骨格や脂肪による影響を早期に改善することで、年齢とともに深刻化するのを防止できます。

また、治療効果の面でも、若年層は肌の回復力が高いため、より自然な仕上がりが期待できます。少ない施術回数で効果を実感できることも特徴です。さらに、軽度なうちに治療を始めることで、予防的な対応が可能となり、長期的な医療費の抑制にもつながります。

治療後の継続的なケア

治療効果を最大限に引き出し、維持するためには、継続的なケアが重要です。定期的なメンテナンスと適切な治療間隔の調整、さらに過度な表情や姿勢への注意が必要となります。

日常生活では、十分な睡眠と栄養バランスの維持を心がけましょう。また、紫外線対策も継続的に行うことが大切です。

専門医による定期的な経過観察も重要です。状態に応じて治療プランを調整し、予防的なケアについてのアドバイスを受けることで、より効果的な改善が期待できます。

当クリニックでは、カウンセリングでお一人おひとりのお悩みを丁寧にお伺いしています。 「自分の骨格によるほうれい線かどうか知りたい」「ヒアルロン酸注射とHIFU、どちらが適している?」など、まずはお気軽にご相談ください。

【▶カウンセリング予約メール相談

まとめ

20代でのほうれい線の多くは、生まれつきの骨格や顔の構造に起因します。そのため、一般的なエイジングケアだけでは改善が難しいという特徴があります。

特に気をつけたい点として、マッサージや表情筋トレーニングなどの自己流のケアがあります。これらは逆効果となる可能性が高く、症状を悪化させてしまう危険性をはらんでいます。

 

若年層の場合、ほうれい線の多くは骨格や脂肪の影響による「影」として現れます。このため、原因に応じた適切な治療選択が可能です。また、この年代は肌の回復力が高いことから、治療を始めるのに適したタイミングといえるでしょう。早期の治療開始により、自然な仕上がりと長期的な予防効果が期待できます。

 

まずは専門医による診断を受け、ご自身の状態に合った治療法を見つけることをお勧めします。適切な時期からの対応で、将来的なほうれい線の悪化を防ぎ、若々しい印象を保ち続けることができます。

 

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。
日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。
また、形成外科学会での勉強会においても講演をおこなっている
ウルセラについても日本国内に導入直後から取り入れており、日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。

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