元神院長執筆 専門医と学ぶ美容医療ブログ

ウルセラは効果なし?効果があるウルセラの受けるための注意点

更新日:2025/07/22

公開日:2025/07/23

近年、切らずにリフトアップできる治療として注目されているウルセラ(高密度焦点式超音波、いわゆるハイフ機器の一種)ですが、中には「ウルセラは効果なしなのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。

私は美容皮膚科・美容外科の専門医として日々ウルセラ治療を行っていますが、結論から言えば、ウルセラは適切に施術すれば非常に効果がしっかり現れる治療です。では、なぜ「ウルセラは効果なし」と感じてしまうケースがあるのでしょうか。

本記事では、たるみが気になっている皆様に向けて、ウルセラの本当の効果と、「効果なし」と感じる原因、そして効果を最大限に引き出すポイントについて詳しく解説します。

▶️ ウルセラについてはこちら

ウルセラが「効果なし」と言われてしまう理由

「ウルセラは機械だから、どこで受けても同じはず」「どうせなら一番安いクリニックで受けたい」と考えるのは当然かもしれません。しかし、同じウルセラでも施術を行う施設によって治療効果に大きな違いがあります。

実際、ウルセラの効果はクリニックの施術方法次第で大きく変わり、また痛みの感じ方も施設によってかなり異なります。ここでは、ウルセラで「効果なし」と感じてしまう主な理由を整理します。

出力パワーが弱い設定で照射された場合

ウルセラの効果は照射エネルギー量に比例します。最大限の出力(フルパワー)で照射することが極めて重要ですが、多くのクリニックでは痛みを抑えるために出力を下げて照射しているのが現状です。

出力を下げれば痛みは軽減できますが、その分効果は大幅に弱まります。例えば4.5mm深度用ハンドピースの場合、最大1.2Jの出力を0.75Jまで下げると効果は約40%も低下し、3.0mm用では0.45Jを0.25Jに下げると約45%も効果減少します。

このように低出力で照射すれば、本来得られるはずのリフトアップ効果が十分に発揮されず、「ウルセラは効果なし」と感じてしまうことになります。

ショット数(照射回数)が不足している場合

ウルセラでは照射するショット数が多いほど組織変性が進み、効果が現れやすくなります。そのため極端にショット数が少なければ十分な効果が得られません。

格安の価格設定をしている施術プランでは、費用を抑えるためにショット数自体が少ないケースもあります。なお、ショット数も重要ですが、前述の出力パワーの方が実は結果への影響度が大きいことも知られています。

出力を40%落としてしまうと、同じ効果を出すには理論上約1.7倍ものショット数が必要になるため、低出力でいくらショット数を稼いでも限界があるのです。ショット数が少なすぎたり出力が弱すぎたりすれば、当然ながら十分なリフトアップ効果は得られず、「ウルセラは効果なし」と感じる原因になります。

施術者の技術・照射手法の問題

ウルセラで効果を出すには、顔のたるみ具合に合わせて適切な深さ・部位にエネルギーを届ける技術が求められます。例えば、皮膚の浅い層ばかり照射していては十分なたるみ改善は得られませんし、逆に効果を出すべきSMAS筋膜(表在性筋膜)にしっかり熱を与えなければ、リフトアップ効果は最大化しません。

解剖学的知識に基づき、顔面神経などを避けつつ、効果的な層に照射できるかどうかは施術者の腕にかかっています。照射部位や深度が不適切であれば、いくら機械が高性能でも効果は十分現れません。

またクリニックによっては看護師など医師以外のスタッフが照射を担当する場合もあり、経験不足からエネルギーを十分に当てられないケースも考えられます。その結果、「ウルセラを受けたのに効果がなかった…」という不満に繋がることがあります。

使用機器が正規品ではない場合

悪質なケースでは、中国製のウルセラ偽物ハイフ機器を「最新型ウルセラ」と偽り、安価に施術するクリニックも存在するようです。外見はウルセラに酷似していますが、中身は粗悪なコピー品であり、当然ながらハイフの効果は全く無く、痛みが少しある程度とも報告されています。

正規のウルセラ機器は高価なため、極端に安い価格を売りにしている施設ではこうしたコピー機の使用や、あるいは出力の著しく弱い後発の簡易HIFU機器で代用している恐れもあります。その場合、患者様は「ウルセラを受けたつもりが効果がなかった」という事態になります。

医療機器自体の信頼性もクリニック選びでは重要です。

効果発現の時期を誤解している場合

ウルセラの効果は施術直後から徐々に現れ始めますが、最大の効果が現れるのは施術後約2か月経ってからです。施術直後に「劇的な変化がないから失敗だ」というわけではなく、コラーゲン生成が進むにつれて少しずつリフトアップしていきます。

効果のピークが数ヶ月後であることを知らずに早々に判断してしまうと、「ウルセラは効果なし」と感じてしまうかもしれません。ウルセラは即効性と持続性のバランスが取れた治療ですが、最終的な仕上がりまでタイムラグがある点は理解しておく必要があります。

以上のような理由から、ウルセラそのものに問題があるのではなく、「ウルセラの効果なし」と感じる背景には施術の方法や条件に起因する場合がほとんどです。

では実際、ウルセラという治療自体のポテンシャルはどの程度なのでしょうか? 次の章でウルセラの効果の凄さと他のハイフ(HIFU)との違いについて確認してみましょう。

▶️ 合わせて読みたい記事:「ウルセラの効果は?リフトアップ・たるみ改善が1年以上続く理由」

ウルセラはハイフ機器で最も効果が高い!その理由とは?

「ウルセラは効果なし」と疑われることもあるウルセラですが、実際には適切に用いればあらゆるハイフ(HIFU)機器の中でトップクラスの効果を発揮する治療です。ウルセラは2009年に米国で発売されて以来、その有効性と安全性が世界的に認められています。

例えば、ウルセラはハイフ系のリフトアップ治療器として唯一、米国FDA(食品医薬品局)の承認を取得しています。FDAの審査は非常に厳しく、これをクリアしていること自体がウルセラの高い効果と安全性の裏付けと言えます。

ウルセラの開発段階ではハーバード医科大学やマサチューセッツ総合病院などで何万発もの照射テストが行われ、安全性が検証されています。こうしたバックグラウンドからも、ウルセラが信頼できる治療機器であることがわかります。

ウルセラ最大の特徴は、超音波エネルギーを用いて従来機では届かなかった肌の深部(SMAS筋膜)にまで作用し、たるみを引き上げる点にあります。SMAS筋膜とは、外科的なフェイスリフト手術でも引き上げる層で、たるみ治療の鍵となる組織です。

従来の高周波治療(例:サーマクール等)や他のHIFUマシンは主に皮膚の浅い層~中層に熱刺激を与えるもので、引き締め効果はあってもリフトアップ効果は限定的でした。ウルセラはメスを使わずにSMASまでアプローチし、外科手術級の引き上げ効果を可能にした画期的な機器なのです。

実際、ウルセラ施術後はほうれい線が浅くなる・眉の位置が上がる・フェイスラインがシャープになるといった変化が得られ、時間とともにコラーゲン再生が進むことでさらにたるみ改善が進行します。

また、ウルセラの効果持続期間はおよそ1年~1年半程度と長く、他のハイフ機器よりも長期にわたってリフトアップ効果が続くことが報告されています。一般的なハイフ治療器は出力が弱めのものが多く、効果の持続も数ヶ月(1~3ヶ月程度)と短めなのが通常です。

ウルセラは高出力ゆえに一回の治療で得られる引き上げ効果が大きく、しかもコラーゲン増生による肌の土台からの若返り効果が1年以上しっかり維持される点で優れています。これは「痛みが強い=出力が高い=効果が高い」ことの裏返しでもあります。

実際ウルセラは無麻酔で行えば相当な痛みを伴うほど強力ですが、それだけ深部に大きな刺激を与えている証拠であり、他のハイフとは比較にならない圧倒的な効果を発揮できるのもこのハイパワーなおかげなのです。

一方で、同じ強力なハイフでも正規のウルセラ以外の機器ではエネルギーの均一性や安全装置の面で不安が残ります。他の後発HIFU機器の中には、焦点が大きく痛みが少ない代わりに熱エネルギーが分散して効果が劣るものもありますし、出力チェック機能が不十分で照射エネルギーが意図せず低下してしまい「効果のない施術」になるリスクも指摘されています。

極端な話、エステサロンで行われる簡易ハイフでは出力が弱すぎてほとんど効果を感じられないケースもあり得ます(※エステでのハイフ施術は医師法違反となる恐れがあり、推奨できません)。総じてウルセラは、きちんとした医療機関で正規機器により行われるハイフ治療として、現状最も高いリフトアップ効果が期待できる方法だと言えるでしょう。

▶️ 関連動画:【若返り治療】本当に頬のたるみが引き上がる?ウルセラ治療の効果とは!?

ウルセラの効果を最大限に引き出すポイント

それでは、ウルセラで「効果なし」を絶対に避け、最大限のリフトアップ効果を得るためには何に気を付ければよいのでしょうか。ポイントをまとめると以下のようになります。

最大出力で照射すること

前述の通り、ウルセラの真価はフルパワー照射によって発揮されます。私のクリニックでは可能な限り最大エネルギーで照射し、たるみの原因であるSMAS筋膜に十分な熱作用を与えるよう心がけています。

クリニックを選ぶ際は「うちでは痛みが少ないです」といった謳い文句だけでなく、適切な痛み対策を講じた上でフルパワー照射しているかを確認することが重要です。最大出力での照射なくして、ウルセラ本来の効果は得られません。

ショット数を惜しまないこと

ウルセラ治療では、お顔全体をまんべんなくリフトアップするために十分なショット数を確保することが大切です。例えば頬からフェイスライン、額や目元まで、たるみの気になる部位に必要なだけエネルギーを打ち込むことで、コラーゲン変性と再生が促されしっかり引き締まります。

極端にショット数が少ないと一部しかエネルギーを届けられず効果が偏ってしまいます。クリニックによっては「○ショット保証」と明記しているところもありますので目安になりますが、本質的にはショット数より出力の方が効果に直結する点は覚えておきましょう(低出力では結局多くのショットを無駄打ちすることになるためです)。

適切なクリニックであれば、患者様毎に必要十分なショットを最適なパワーで照射してくれるはずです。

痛みへの充分な対策(麻酔の活用)

ウルセラは出力が強い分、麻酔なしでは「とても耐えられない」というほど痛みを感じることがあります。しかし痛みを恐れて出力を落としては元も子もありません。

信頼できるクリニックでは麻酔による痛み管理を徹底し、痛みを抑えながら最大パワーで照射する工夫をしています。私のクリニック(青山セレスクリニック・船橋中央クリニック)では、マスク麻酔による完全無痛麻酔のもとで、患者様に痛みを感じさせずフルパワー照射を実現しています。

クリニック選びの際は、痛みへの対策が不十分ではないか確認しましょう。表面麻酔クリームだけでは皮膚表面にしか効かず、深部SMASまで達するウルセラの痛みには効果がありません。

しっかりと麻酔管理を行える医療機関であれば、痛みに耐えることなく高出力での施術が受けられます。

経験豊富な医師による安全かつ的確な施術

ウルセラは簡単そうに見えて、実は高度な技術と解剖学知識を要する施術です。特に4.5mmの深さに強力な超音波を当てるため、顔面神経などへの配慮が欠かせません。

理論上は最大出力の1.2Jで照射すれば効果が高まりますが、解剖を理解せず闇雲に打てばリスクもあります。優秀なドクターであれば神経の走行や顔の構造を熟知した上で、痛みとリスクをコントロールしながら最大限の効果を引き出すことが可能です。

逆に「ウルセラは危険」「神経障害のリスクがあるから弱い出力でしかできない」といった消極的な説明ばかりをする医師は、ウルセラを使いこなせていないのかもしれません。実際、私(元神賢太)はウルセラが日本に導入された直後から治療に携わり、日本美容外科学会でもウルセラに関する発表を行ってきた経験があります。

そうした豊富な症例経験を踏まえ、ウルセラ単独で十分な効果を出せるよう常に工夫と研鑽を重ねて施術しています。他のクリニックで効果を感じられなかった方も、ぜひ一度専門医に相談してみてください。

適切な照射を受ければウルセラの本当の実力を実感できるはずです。

▶️ ウルセラについてはこちら

 

まとめ

ウルセラは世界的にも認められた非侵襲リフトアップ治療の切り札であり、本来「効果なし」どころか驚異的なリフトアップ効果をもたらす治療法です。ただしそのポテンシャルを引き出せるかどうかは、施術を行うクリニックと医師の技術に大きく左右されます。

 

【値段が安いから】【痛みが少ないと聞いたから】といった理由で安易に施設を選んでしまうと、出力不足や照射不足により満足な結果が得られず、結局「ウルセラは効果がない」と感じてしまうリスクがあります。ウルセラを検討される際は、ぜひ症例実績が豊富で痛み対策もしっかりした信頼できるクリニックを選んでください。

 

適切な施術を受ければ、ウルセラだけで十分にフェイスリフト効果を実感できます。【他の施術も併用しないと効果が出ない】という声は、本来ウルセラ単独で効果を出しきれていないケースの証かもしれません。

 

私が院長を務める青山セレスクリニック・船橋中央クリニックでは、完全無痛麻酔のもとでウルセラによるリフトアップ治療を提供し、多くの患者様にご満足いただいております。ウルセラは正しく行えば必ず効果が現れる優れた施術です。

 

「ウルセラは効果がないのでは?」と不安に思っていた方も、ぜひ一度専門医にご相談ください。適切な施術のもとで、加齢によるたるみ改善・若返り効果をきっと実感していただけるはずです。

 

ウルセラは効果なしではなく、施術次第で効果が大いに発揮される治療。信頼できる医師のもとで最高のウルセラ体験をしていただきたいと思います。

 

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。第109回日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。切らないフェイスリフトのウルセラも日本国内に導入直後から取り入れており、第107回日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。

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