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ウルセラとは?最新エビデンスからみた期待できる効果や持続期間を詳しく解説
更新日:2026/07/09
公開日:2025/05/19

「顔のたるみが気になるけれど、フェイスリフト手術まではしたくない」
「糸リフトには抵抗がある」
「ヒアルロン酸やボトックスだけでは、顔全体のゆるみが改善しない」
30代から50代の女性でこのようなお悩みを持つ方は非常に多く、特に40代以降になると、顔や首などのゆるみが少しずつ目立ってきます。
そんななか、長年の臨床経験から高く評価しているのが、切らずにリフトアップできる施術として注目されている「ウルセラ」です。
本記事では、最新論文の情報を交えながら、ウルセラの基本的な仕組みや効果、当院の施術の特長についてわかりやすく解説します。
ウルセラとは?基本的な仕組み

ウルセラ(Ulthera)とは、高密度焦点式超音波(HIFU)の技術を用いた「皮膚のたるみ治療機器」のことです。この治療機器によって、皮膚や皮下組織を支える筋膜(SMAS層)まで超音波エネルギーの熱を届けることで、顔を内側から引き上げる効果を期待できます。
従来は、外科的なフェイスリフト手術で引き上げていましたが、ウルセラはメスを入れずに深い層にアプローチできるため、「切らないリフトアップ」とも呼ばれています。
具体的には、超音波を一点に集中させ、皮膚表面を傷つけずに深部で熱凝固点を作ります。この熱の刺激でコラーゲンが収縮する仕組みです。
ウルセラの特徴
ウルセラの特徴は、「顔の表面をきれいにする治療」ではなく、「皮膚の内部から引き締める治療」であることです。人間には、ダメージを受けた組織を修復しようとする働きがあります。
ウルセラはこの働きを利用した治療です。超音波による熱刺激で、数か月かけて新しいコラーゲンやエラスチンが作られ、皮膚や皮下組織が引き締まっていきます。
さらに、ウルセラならではの強みは、リアルタイムに超音波画像を見ながら照射できる点です。 数あるHIFU機器のなかでも、ウルセラのマイクロフォーカス超音波には、MFU-Vという画像診断機能が付いています。
この画像診断によって、皮膚や皮下組織の厚み、照射すべき層、骨の位置などを確認しながら治療できるため、狙った深さにエネルギーを届けやすいのです。
ウルセラの3つの効果

ウルセラの3つの効果を具体的に説明します。
リフトアップ
顔全体のたるみが改善し、フェイスラインが引き締まります。特に頬やあご下(いわゆる二重あご)のたるみ改善に効果的で、顔の輪郭がシャープになります。
引き上げによる若返り
下がり気味だった眉やまぶたがキュッと上がります。目元の印象が明るくなり、若返った印象を実感できるでしょう。また、頬の位置が高くなり、ほうれい線やマリオネットラインとよばれる口元のたるみジワがリフトアップによって目立たなくなります。
肌のハリ・引き締め効果
ウルセラによる照射熱でコラーゲン生成が促進され、肌のハリや引き締めにつながります。施術後数か月かけて肌のハリが増していくため、小ジワの改善や毛穴の引き締まりなどの効果も期待できるでしょう。
▶️ 関連動画:【ウルセラ】HIFU(ハイフ)治療の元祖!ウルセラはたるみをしっかり引き上げます!
ウルセラの効果の持続性

ウルセラの効果は、約2〜3か月かけてゆっくりと表れます。さらに、持続期間が約1年程度と長く、1回の施術で1年以上の効果が続くケースも少なくありません。
従来のレーザーや高周波による引き締め治療と比べて高い持続性があり、機械による施術のなかでも最長クラスといわれています。
効果はいつ表れる?
ウルセラの本格的な効果が表れるのは、施術後約2〜3か月です。実際には、施術直後から「少し引き上がった」「フェイスラインがすっきりした」と感じる方もいらっしゃいます。
特に、二重あごなど、あご下のたるみは比較的早く、施術直後から1か月ほどで引き締まりを感じられるでしょう。また、眉上にウルセラを照射すれば、まぶたの引き上げ効果も比較的早く実感できます。
ただし、施術直後の変化は、ウルセラ本来の効果の一部にすぎません。本格的なリフトアップ効果は、時間をかけて少しずつ高まります。
皮膚や皮下組織が1〜3か月かけて引き締まり、2〜3か月後にリフトアップ効果がピークを迎えるのが一般的です。この頃には、フェイスラインのたるみも引き上がり、頬の位置が高くなるなどの変化を感じやすくなります。

ウルセラ施術のビフォーアフター症例(46歳女性)
ウルセラシステム(顔全体) 264,000円(税込)
※照射後一時的に、赤みが出るケースがあります。
このような変化は徐々に起こり、自分でも気づきにくいほど自然です。顔の印象が急激に変わらず、施術を受けたと周囲に気づかれにくい点もウルセラのメリットといえるでしょう。
最新エビデンスによるウルセラの有効性
ウルセラは、米国食品医薬品局(FDA)の審査を通過した信頼性の高い医療機器ですが、最新エビデンスによっても、その有効性が示されています。
2025年に、複数国の国際研究チームが、ウルセラを含むMFU-V(画像診断機能付きマイクロフォーカス超音波)に関する大規模なシステマティック・レビューとメタ解析を発表しました。
4,019件の文献から条件を満たした42件の研究を解析した結果、医師の評価では89%の患者に何らかの審美的な改善が認められています。また、患者自身も84%が改善を実感し、患者満足度も84%と高い数値でした。
ウルセラの副作用としては、赤み、腫れ、内出血、圧痛などが報告されています。しかし、その多くは軽度から中等度です。このように、複数の臨床研究をまとめた解析からも、ウルセラは審美的な悩みを改善する有力な選択肢といえるでしょう。
ウルセラが向いている人、向いていない人
ウルセラが向いているのは、軽度から中等度のたるみがある人です。特に、
- フェイスラインが少しぼやけてきた
- あご下がゆるんできた
- 頬が下がってきた
- 首のたるみが気になり始めた
などの症状があり、「手術まではしたくない」という人にとっては、非常によい施術法です。
一方、
- 皮膚のたるみが非常に強い
- 首のたるみが大きく垂れ下がっている
- フェイスリフト手術が必要なレベルの強いたるみがある
などの症状をお持ちの場合は、ウルセラだけで改善するのは難しく、外科手術のフェイスリフトが最も効果的です。
ウルセラは非常に有効な治療法ですが、手術の代わりにはなりません。とはいえ、実際に多いのは、「手術をするほどではないが、何もしないと老けて見える」というお悩みです。ウルセラの施術は、このような人に適しています。
他のHIFU機器よりウルセラが優れている点
HIFUと呼ばれるリフトアップ機器は数多くあります。なかでも、ウルセラが優れているのは主に次の3点です。
効果が長く続く
ウルセラは、1回の施術で約1年以上の効果を期待できます。ほかのHIFU機器と比べて持続期間が長く、頻繁に施術を受ける必要がありません。
リフトアップ効果が高い
高い出力でSMAS層まで熱を届けるウルセラは、リフトアップ効果が高いといわれています。ただし、高出力であるほど痛みも強くなるため、十分な痛み対策が必要です。
画像を見ながら照射できる
ウルセラは、世界初の「HIFU技術をたるみ治療に応用した機器」です。独自の超音波画像診断技術により、皮下組織を確認しながら狙った深さに照射できます。
当院のウルセラ施術の強み

当院のウルセラ施術の強みは、大きく分けて3つあります。「ウルセラは機械を使用するから、どのクリニックでも同じような効果を得られるだろう」と思われるかもしれません。しかし、実際は、各クリニックの施術効果や痛みの感じ方に大きな違いがあります。
マスク麻酔で痛みに配慮!最大出力でも安心施術
当院のウルセラ施術は、「マスク麻酔」で痛みを感じにくいのが特徴です。麻酔ガスをマスクから吸入し、眠った状態で治療するため、目が覚めたときには施術が終わっています。
ウルセラ本来の効果を発揮させるには、最大出力での照射が重要です。しかし、そのぶん施術中の痛みも非常に強くなります。痛み対策として、冷却や麻酔クリームを使用したり、出力を下げたりするクリニックもあるようです。しかし、皮膚表面の麻酔や冷却では、皮膚深部への照射に伴う痛みを十分に取り除くことはできません。
その点、当院ではマスク麻酔で痛みを取り除くため、最大出力でしっかり照射できます。なお、ウルセラ施術にマスク麻酔を取り入れているクリニックは日本国内では稀少です。
最大出力&顔全体をカバーする照射で効果をUP!
当院の強みは、最大出力で顔全体をくまなくカバーして照射できる点です。ウルセラの効果は、「照射出力」と「ショット数(照射回数)」によって左右されます。
ウルセラは、照射した各部位でコラーゲンの変性が起こり、その集合によって皮膚が引き締まる仕組みです。出力を下げると、効果が弱くなる可能性もあります。それをショット数だけで補うのは難しいため、出力を上げ、顔全体に十分なショット数を照射することが重要です。
当院の施術では、最大出力と十分なショット数により、たるみの状態に合わせて適切な深さや部位に照射してウルセラ本来の効果を引き出します。
ウルセラの効果をさらに高めるには?
症状によっては、ウルセラの効果をさらに高めるために、ほかの施術と組み合わせることも重要です。ウルセラは、すべての悩みを改善させるものではありません。また、併用する施術に応じて治療の順番にも注意しましょう。
ボトックスやヒアルロン酸との併用
ウルセラは、ボトックスやヒアルロン酸と併用すると、より自然な表情に仕上がります。具体的には、ウルセラで顔の土台を引き締めた後、必要な部分に注入治療を加えるのです。 ただし、施術の順番には注意しなければなりません。
2025年にタイの研究グループが発表した論文では、額にボトックスを注射した後にウルセラをおこなうと、ボトックスの効果が弱まる可能性が示されました。また、ボトックスの施術直後、7日後、14日後に施術した部位では、ボトックス単独の部位よりも効果が低下した旨が報告されています。
この研究では、ボトックス後のウルセラの施術を少なくとも2週間避けるよう推奨している点にも注意が必要です。当院では、基本的にウルセラを先に施術し、その後、症状に応じてボトックスやヒアルロン酸を注入します。
再施術時期の目安
ウルセラの再施術時期の目安は、概ね1年〜1年半後です。ただし、引き上がった状態をキープしたい場合は、半年後から追加施術を受けられます。
施術のタイミングは、たるみの状態や予算、ライフイベントなどに合わせて調整が可能です。無理のない範囲で定期的にメンテナンスを検討するとよいでしょう。
▶️ 関連動画:【若返り治療】本当に頬のたるみが引き上がる?ウルセラ治療の効果とは!?
ウルセラに関するよくある質問

最後に、ウルセラに関するよくある質問を紹介します。施術を受けるかどうかを検討されている人は、ぜひ参考にしてください。
Q. ウルセラは本当に効果がありますか?
A. はい。ウルセラは、顔全体のたるみを改善し、フェイスラインを引き締める効果を期待できます。2〜3か月かけて少しずつ効果が表れるため、自分で変化に気づきにくいこともあります。効果を確認したい場合は、施術前後と1か月後などに写真を撮影して比較すると、わかりやすいでしょう。
Q. ウルセラの痛みや副作用は?
A. ウルセラは、高いエネルギーを照射するため施術中に強い痛みを伴います。また、副作用として、軽度の腫れや筋肉痛のような痛みが数日間続くこともありますが、多くは一時的です。なお、当院ではマスク麻酔で痛みを取り除いています。
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まとめ
ウルセラは、フェイスリフト手術のように大きく引き上げる治療ではありませんが、軽度から中等度のたるみであれば、手術をせずに自然な若返りを目指す治療として有力な選択肢です。
最新の研究でも、審美的な改善や患者満足度、安全性の面で良好な結果が報告されています。ただし、ウルセラは、照射する部位や深さ、エネルギー設定などによって仕上がりの変わる施術です。
当院では、一人ひとりのたるみ方や骨格、皮膚の厚みを診察したうえで、適切な施術を行うことを重視しています。「手術はまだしたくない」「自然に若返りたい」という方は、ぜひお早めにご相談ください。
筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。ウルセラは日本国内に導入直後から取り入れており、日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。【関連項目】
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