投稿日:2024/03/17
(最終更新日:2024/03/19)
福原愛さんの美容整形疑惑について専門医が徹底分析・解析
2024年3月15日、東京の日本外国人特派員協会にて開かれた福原愛さんの記者会見が、彼女の変貌ぶりを巡るネットの大きな話題となりました。会見に登場した福原さんは、かつての姿から劇的に変化し、女優のように美しくなっていたため、美容整形を行ったのではないかという疑惑が持ち上がっています。この記事では、福原愛さんの見違えるような変貌について、美容外科の専門医としての立場から、その変化の理由を徹底的に分析し、美容整形の可能性について科学的な視点から解説します。メイクや加齢がもたらす顔貌の変化についても詳細に説明し、福原さんの変化がただの噂なのか、それとも美容整形の賜物なのかを明らかにします。
福原愛さん、目元の変化で脚光。和解成立を報告する記者会見で注目集まる
『福原愛さん パッチリ二重に「雰囲気変わった」「綺麗過ぎてびびった」元夫と和解成立で会見 昨年末に美容整形医院で施術』というタイトル名でヤフーのニュース記事が掲載されました。記事の概要は以下のとおりです。
■ヤフーニュースの概要
元卓球選手の福原愛さんが、東京の日本外国人特派員協会で行った記者会見で、元夫である台湾の卓球選手江宏傑氏との和解が成立し、子供の親権問題が解決したことを発表しました。この会見で、福原さんの外見が目立って変わったことが注目され、彼女の美しさや雰囲気の変化に対する驚きの声が多く上がりました。福原さんは紺色のジャケットを着て登壇し、髪を後ろで結んでおり、その大きく変わった二重の目が特に話題になりました。彼女は江氏との和解について語り、今後は元夫と協力して子供たちを育てていきたいと述べました。福原さんは2016年のリオデジャネイロオリンピック後に江氏と結婚し、二人の子供をもうけましたが、2021年7月に離婚を発表。昨年12月には、ある美容外科クリニックでスキンケアとリフトアップの施術を受けたことが公表されました。
出典元:
福原愛さんの顔貌の変化へのSNSユーザーの反応
福原愛さんの記者会見後、SNS上では彼女の見違えるほどのビジュアル変化に注目が集まりました。多くのユーザーが彼女の変貌に驚愕し、その美しさを賞賛するコメントを残しています。「愛ちゃん、別人のようだった。長い間見ないうちに、驚くほど変わっていたんだね」や「福原さん、明らかにきれいになっている。ストレスが解放されたかのように、表情もずいぶん明るくなったね」のような感想が見られました。特に彼女の痩せた顔立ちや、目元の印象的な変化に対するコメントが目立ち、「彼女が経験した困難が、こんなにも顔に現れるものなのかと思うと驚きだ」といった感想が寄せられています。他にも、「顔つきがすっきりしている」、「雰囲気がガラリと変わったね」、「驚くほど美しくなった」、「美しすぎて目を疑った」など、福原さんの新たな魅力に驚く声が数多く上がっており、彼女の変化に対する関心の高さがうかがえます。
昨年12月の記事を詳細に検証した結果
↑クリニックの公式インスタの映像のスクショ
2023年12月、福原愛さんの美容整形に関する最初の言及は、12月20日にヤフーニュースで報じられた記事に遡ります。その記事では、美容外科の院長とともに、福原愛さんがクリニックの公式インスタグラムに登場し、施術を受けたことが公開されていました。この事実が世間の注目を集め、一部では批判的な声が上がったことが記されています。私が詳細に調査を進めた結果、当時福原愛さんが受けていたのは、ケミカルピーリングとレーザーを組み合わせたスキンケア治療であることが判明しました。このニュースが流れた際、特に注目されたのは福原愛さんの変化した外見でした。ヤフーニュースに掲載された彼女の写真に対し、インターネット上では以下のようなコメントが散見されました:
「うわー、目が全然違う。」
「確かに目の印象が変わっているね」
「え、整形? まさか今?」
しかし、私が広範囲にわたって行った調査によれば、上記で触れたスキンケア治療を除き、福原愛さんが他の美容整形手術を受けたという具体的な証拠や情報は見当たりませんでした。したがって、彼女の見た目の変化については、一部では推測に基づくものであると考えられます。
出典元:
世間の批判的な声についての私見
福原愛さんが二重整形(疑惑)を受けたとされる件に関して、世間の批判的な声についての私見を述べたいと思います。美容外科医として20年以上のキャリアを積み重ねてきた私の立場から見て、二重まぶたの埋没法という治療は、今やお化粧の延長として捉えられることが多くなっています。実際、二重を作るためのテープや接着剤などの化粧品は、長期的に見ると皮膚にダメージを与える恐れがあります。そのため、美容目的での二重まぶた形成術は、肌の健康を考慮すれば、化粧品を使うよりも合理的で健全な選択であると言えます。このように気軽に二重の整形手術を受けること自体、私は肯定的に捉えています。しかし、未だに有名人が美容整形を受けたかどうかを追及し、その事実があった場合には非難の声が高まる現状には、時代遅れの感覚を感じずにはいられません。美容整形は個人の自由であり、それを悪とみなす視点自体が古いと考えます。今回の福原愛さんにまつわる騒動も、美容整形に対するネガティブな先入観が背景にあると感じています。また、もし実際に整形手術を受けた人がその事実を隠したいと感じるのであれば、それは理解できる部分です。私達は美容整形が社会的なタブーであるかのような古い概念を捨て、個人の選択を尊重するべき時代にいるのです。美容整形を受けたことで容姿が変わるのは、その人の自己実現の一環として肯定的に受け入れるべきであり、社会もそれをサポートする姿勢を見せるべきです。最終的には、美容整形が人々の生活の質を向上させ、自信を与えることに貢献しているのですから。
福原愛さんの二重整形疑惑、真相に迫る
福原愛さんが実際に二重整形を行ったのか否か、この疑問について徹底的に検証してみました。疑惑の発端となった昨年12月の美容外科クリニックで撮影された映像では、確かに彼女の二重の幅が普段と比べて顕著に広く見えます。この特徴的な変化は、多くのSNSユーザーによって指摘され、整形疑惑を呼んだのです。
↑先ほどのスクショの拡大画像
しかし、私たちは、ここで重要な一点を見落としてはなりません。当該の写真で、福原愛さんは目元のメイクをほとんど施していないと思われるのです。この点に着目し、メイクが施されていない子供の頃の福原愛さんの写真と比較分析を行いました。
子どもの頃の福原愛さんの写真をも見ると、とても可愛らしいですね(笑)。この幼少期の写真では、彼女の二重の幅が非常に広いのが分かります。そのため、昨年12月の写真と比較しても、二重の幅に大きな変化は見られません。これらの比較から、結論としては、福原愛さんが二重整形を受けたという主張には根拠が乏しいと断言できます。幼少期の写真と昨年末の写真における彼女の目元の特徴は、一貫して変化が見られないことが明らかです。これにより、彼女の二重が自然なものであり、二重整形は受けていないと結論付けることができるのです。
福原愛さんの二重整形疑惑が浮上した背景について
幼い頃から公の目に触れていた愛ちゃん(福原愛さん)の顔立ちは、昨年12月末の映像と比較してみると、二重の形状に顕著な変化は見られません。しかし、昨年末に彼女の二重が普段よりも幅広く見えたことが、整形疑惑の発端となりました。この変化が起きたのは、普段福原愛さんがアイメイクにより目元を強調しているためです。しっかりとしたまつ毛のメイクは、まぶたを持ち上げる効果があり、結果として目が大きく開くことになります。目が大きく開くと、二重の幅が狭く見えるのは一般的な現象です。つまり、福原愛さんの場合、日常のメイクが、二重の見た目に影響を与えていたのです。このようなメイクに関する一般的な知識を持たないSNSユーザーの間で、福原愛さんの二重整形疑惑が生まれ、拡散したと考えられます。
輪郭の変化についての深掘り分析
福原愛さんの二重の疑惑に並び、彼女の輪郭がよりシャープになったという話題も多くの関心を集めています。事実、2008年北京オリンピック時の19歳の頃の公式選手紹介欄に掲載されていた彼女の写真と現在を比較すると、輪郭に顕著な変化が見受けられます。
人間は加齢に伴い、顔が面長になる傾向があり、これは主に顎の骨の吸収が進むためとされています。しかしながら、福原愛さんの場合、このような加齢に伴う変化とは異なり、彼女の輪郭がシャープに見えるのは、主に体重の減少による影響と推測されます。体重が減少すると、顔の脂肪も減り、それに伴い顔のラインがはっきりとし、シャープな印象を与えることが多いのです。この点を踏まえると、福原愛さんの輪郭が変わったという現象は、美容整形というよりも、むしろ彼女の体型の変化による自然な結果と解釈するのが妥当です。
美容施術により輪郭がシャープになったのかについての分析
最新の記者会見で福原愛さんの顔がシャープに見えるのは、私の専門的な見解としては、彼女のこの変化は体重減少による自然な結果であると考えられます。ただ、インターネット上には、福原愛さんのの輪郭の変化が昨年12月末に受けた美容外科クリニックでのスキンケア治療に起因するとの情報が流布されていますが、これは正確ではありません。福原愛さんが訪れたとされるクリニックのインスタ情報によれば、彼女が受けた治療はケミカルピーリングとレーザーの組み合わせによるものです。彼女が受けたケミカルピーリングの薬剤は皮膚表層にしか浸透しません。また、このクリニックのホームページに掲載されている福原愛さんが受けたとされるレーザーの説明として掲載されている赤外線・高周波・ダイオードレーザーにしても皮膚表層にしかエネルギーは到達してません。従って福原愛さんが受けた治療は皮膚の表層にのみ作用するものです。医学的には、美容外科施術により輪郭を顕著にシャープにするには、皮膚の切除や筋膜の引き上げといったより皮膚より深い層での処置が必要になります。したがって、福原愛さんが受けたとされる治療が輪郭をシャープに変化させる要因にはなり得ないのです。それでも、美容施術を受けた直後には、顔の循環が促進され、浮腫みが取れることで、一時的に顔がシャープに見えることはあります。これは、顔のリンパマッサージで得られる一時的な小顔効果と同様です。しかし、この効果は数日で元の状態に戻ります。以上の点で、福原愛さんの顔の現在のシャープな印象が数ヶ月前に受けた一度の美容施術によるものだとするネット上の主張は、明らかに誤りだと言えます。
まとめ
この記事では、インターネット上で広まっている福原愛さんの美容整形疑惑に焦点を当て、二重整形の施術を行う美容外科専門医としての深い知識と経験に基づき、専門的な分析と解説を行いました。
二重整形の施術についての詳細はこちらを御覧ください。
福原愛さんの変わったとされる顔立ち、特に目立つ二重の幅やシャープに見える輪郭について、それらが美容クリニックの施術結果ではないことを明確にしました。こうした誤解が生じる主な原因は、メイクアップの効果や年齢とともに生じる自然な顔の変化への理解不足にあると考えられます。美容外科専門医としての役割は、こうした誤解を解消し、一般の人々に対して正確な美容に関する知識を広めることにあると強く感じています。これにより、美容に対する理解が深まり、より良い選択ができる社会を実現するための一助となれば幸いです。
筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。ウルセラは日本国内に導入直後から取り入れており、日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。
【関連項目】
カテゴリーから探す
- アートメイク
- 二重・目元・クマ
- 小顔・輪郭治療
- 鼻
- アンチエイジング・若返り
- プチ整形
- その他の顔の治療
- にきび・ケミカルピーリング
- ほくろ・いぼ
- 美肌治療
- タトゥー除去
- 豊胸・バスト
- わきが・多汗症
- 痩せる方法
- 女性の薄毛
- レーザー脱毛
- 院長日記
- その他
- Articles in English
人気記事ランキング
-
1位
2024/01/26
唇のブツブツ:フォアダイスの原因・治し方・予防等について
-
2位
2024/08/11
手マン・クンニが臭う?陰部の臭いの真実とスソワキガについて
-
3位
2024/02/13
深田えいみさんの彼氏のイケメン美容外科医の素顔
-
4位
2024/09/29
鈴木紗理奈さんが受けた「切らない眼瞼下垂手術」の全貌
-
5位
2024/03/19
【白ニキビの原因と治し方】即効で治す方法とは?
最新記事
千葉エリアで治療をご希望の方はこちら
〒273-0005
千葉県船橋市本町6-4-15
グラン大誠ビル 2F
責任者:元神賢太
最終学歴:H11年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H15年船橋中央クリニック開業
東京エリアで治療をご希望の方はこちら
〒107-0061
東京都港区北青山2-7-26
ランドワーク青山ビル7F
(旧ヒューリック外苑前ビル)
責任者:高林洋一
最終学歴:S43年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H28年青山セレスクリニック管理者