投稿日:2024/12/19
(最終更新日:2024/12/19)

額のヒアルロン酸注入|ダウンタイムや効果を医師が徹底解説

近年、若々しい印象や女性らしい印象を手に入れる方法として、額へのヒアルロン酸注入が注目を集めています。しかし、額は頬や口元と異なりマスクで隠すことができないため、施術後のダウンタイムを心配される方も多いのではないでしょうか。

本記事では、額のヒアルロン酸注入について、効果やダウンタイム、安全性など、施術を検討されている方に必要な情報を詳しくご説明します。

額のヒアルロン酸注入のメリット

即効性のある若返り効果

年齢とともに、額の骨は徐々に縮んでいき、それに伴って皮膚のたるみやシワが目立つようになります。このような加齢による変化に対し、額へのヒアルロン酸注入は施術直後から効果を実感できる治療法です。内側から肌をピンと張ることで、シワを目立ちにくくし、より若々しい印象を与えます。

女性らしい丸みのある額に

骨格や加齢による骨の縮みにより、額が平らで丸みがない方もいらっしゃいます。額に丸みがないと男性的な印象が強くなりがちですが、ヒアルロン酸注入によって適度な丸みを持たせることで、女性らしい柔らかな印象を作ることができます。

自然な仕上がりで周囲にバレにくい

ヒアルロン酸注入は、自然な仕上がりが特徴の一つです。施術後の状態が不自然になることは少なく、周囲に気付かれることなく若々しい印象を手に入れることが可能です。

顔全体のバランスを整える効果

ヒアルロン酸注入により、額を広く見せる効果が期待できます。特に丸顔の方やおでこが狭い方が施術を受けることで、顔全体のバランスが整い、より理想的な印象に近づけることができます。また、額が平らな場合、鼻が実際よりも低く見えてしまうことがありますが、額に適度な高さを出すことで、顔全体の立体感を演出することも可能です。

【額のヒアルロン酸注入については詳しい説明はこちらをご確認下さい】

実際の施術と特徴

施術の流れと所要時間(当院)

施術は以下の手順で進めていきます:

1.マーキング:鏡でご確認いただきながら、額・眉間の注射部位に正確に印をつけます。
2.麻酔:局所麻酔、ガス麻酔などを行います。
3.ヒアルロン酸注入。
4.確認:患者さんご自身に鏡で確認していただきます。
5.不足部位への追加・終了:ご満足いただけたら終了、不足部位がある場合は追加注入を行います。

施術時間は注射開始より約5分程度です。ガス麻酔をご希望の場合は、直前の食事を抜いていただいた上で治療し、注射後約30分の休憩が必要です。

使用されるヒアルロン酸の種類

施術に使用されるヒアルロン酸は、体内にもともと存在しているヒアルロン酸に近い成分で構成されています。製剤の種類によって特徴が異なり、より持続期間の長いものや、腫れにくい特性を持つものなど、様々な選択肢があります。

当院では、額のヒアルロン酸注入に最適な製剤として、ジュビダームビスタ「ボリューマXC」を主に使用しています。2018年秋に厚生労働省の認可を受けた最新のヒアルロン酸製剤で、局所麻酔薬配合により痛みを抑えた治療が可能です。深いしわから浅い小じわまで、深部からリフトアップする効果が特長で、額のシワ治療に高い効果を発揮します。

関連記事:ほうれい線・口元・目周り・額しわ専用!最新のヒアルロン酸、ボリフトXC(ジュビダームビスタボリフトXC)が人気です!

注入量の目安

当院での額のヒアルロン酸注入の標準的な注入量は、額部分で4cc程度、眉間部分で2cc程度となっています。具体的な注入量は、患者様の状態や希望される仕上がりによって調整させていただきます。

費用について

額・眉間形成(すべて税込表示)
ヒアルロン酸注入
(ボリューマ・ボリフト)
1本
105,600円

持続期間と効果の維持

ヒアルロン酸は時間の経過とともに体内で徐々に分解されていきます。効果の持続期間は使用する製剤の種類や個人差によって異なりますが、一般的に6ヶ月から1年程度とされています。効果を維持したい場合は、定期的な追加注入が必要となります。

当院で使用しているボリフトXCは、従来のヒアルロン酸製剤と比べて密な網目構造で製造されているため分解されにくく、効果を2年間持続させることが可能です。特に表情の動きで生じやすいシワへの注入でも効果が長く持続するため、コストパフォーマンスに優れた製剤として多くの患者様にご好評いただいています。

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実際の症例写真(ビフォーアフター)

  • 治療前

  • 治療後

ヒアルロン酸注射(額) 211,200円(税込)
※治療後一時的に、内出血が出るケースがあります。

気になるダウンタイムについて

一般的なダウンタイムの期間と症状

額のヒアルロン酸注入のダウンタイムは、通常数日から2週間程度です。他の部位と比べると、額は血管や神経が多い部位のため、症状が出やすい傾向にあります。しかし、多くの場合、日常生活に大きな支障をきたすことはありません。

施術後に現れる可能性のある主な症状:

・腫れ:2~3日程度で自然と治まることが多いですが、1~2週間程度続くことも
・内出血:数日~2週間程度で改善
・痛み:施術後2~3日程度
・赤み:施術後3日程度
・むくみ:1~2週間程度で改善

施術後の過ごし方と注意点

当院での施術後は、腫れもほとんどなく、直後よりお化粧も可能です。日常生活に全く制限はなく、シャワー・入浴・飲酒も施術当日から可能です。

ただし、ダウンタイムを最小限に抑えるためには、以下の点に注意が必要です:

・施術部位に刺激を与えない
・適度な冷却を行う(タオルで包んだ保冷剤などを使用)
・血行促進を避ける(激しい運動、サウナ、長風呂、飲酒など)
・施術部位を強く触ったりこすったりしない

メイクや洗顔について

施術直後からメイクは可能です。ただし、注入部位の針穴にリキッドファンデーションが入り込むのを防ぐため、パウダーファンデーションでの軽いカバーがおすすめです。洗顔は優しく行い、強くこすることは避けましょう。

安全性とリスク管理

起こりうる副作用とその予防法

ヒアルロン酸注入で起こりうる副作用には以下のようなものがあります:

・腫れや内出血
・注入部位の痛みや違和感
・凹凸の発生
・まれにアレルギー反応

これらの副作用を予防・最小限に抑えるためには、信頼できる医師による施術と、適切なアフターケアが重要です。

失敗を防ぐためのポイント

施術の失敗を防ぐためには、信頼できる医師選びが最も重要です。

当院では、経験が10年以上の美容外科専門医のみが施術を担当しています。ヒアルロン酸注入は特に経験と技術の差が治療結果に大きく反映される治療です。未熟な医師による施術では凹凸が表れやすいのですが、当院では凹凸が出ることなく、額に自然な丸みを出すことができます。また、注入量に応じて、さらに彫りの深い顔にすることも可能です。

経験豊富な専門医が患者様の状態に合わせて最適な治療をご提案します。当院ではあらゆる美容外科治療・手術に対応することができるため、病院の都合に合わせた偏った治療をおすすめするのではなく、患者様にとって最も良い選択肢をご提案いたします。

【額のヒアルロン酸注入については詳しい説明はこちらをご確認下さい】

ヒアルロン酸分解注射による修正について

万が一、仕上がりに満足できない場合や、注入過多による凸凹が気になる場合は、ヒアルロン酸分解注射による修正が可能です。他院で注入されたヒアルロン酸の失敗(凸凹や注入過多)も、ヒアルロン酸分解注射(ヒアルロニダーゼ)で完全に溶かすことができます。

【ヒアルロン酸分解注射については詳しい説明はこちらをご確認下さい】

よくあるご質問

Q:額・眉間形成では、注射の跡は残りますか?

A:プチ整形の額・眉間形成では、注射直後は針跡がわずかに赤くつくことはありますが、1日程度でなくなります。また、注射直後よりお化粧で隠せます。

Q:額・眉間形成の注射はどのくらい腫れますか?

A:ほとんどの方が全く腫れません。

Q:額・眉間形成の注射は痛みますか?

A:局所麻酔を使用しますが、針を刺す時だけ痛みを伴います。痛みに弱い場合は、ガス麻酔を併用することで、完全に寝ている間に無痛で行うこともできます。

Q:額・眉間形成の注射後、何か制限はありますか?

A:全くありません。当日よりお化粧・入浴・飲酒が可能です。

【額のヒアルロン酸注入について詳しく説明をお聞きしたい方はカウンセリング予約メール相談からお気軽にご相談ください。】

まとめ

額のヒアルロン酸注入は、若々しい印象や女性らしい丸みのある額を手に入れられる効果的な施術です。ダウンタイムは比較的短く、適切なケアを行うことで早期の回復が期待できます。また、万が一の際にも分解注射による修正が可能なため、安心して施術を検討していただけます。

 

気になる点や不安な点がございましたら、まずはカウンセリングでご相談ください。経験豊富な医師が丁寧にお答えいたします。

 

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。
日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。
また、形成外科学会での勉強会においても講演をおこなっている
ウルセラについても日本国内に導入直後から取り入れており、日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。

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