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糸リフトやらなきゃ良かった!後悔する7つの理由とは?
更新日:2025/09/27
公開日:2025/09/27

近年、糸リフト(スレッドリフト)は年齢を問わず人気の美容施術になっています。特にSNSの影響で20代前後の若い女性でも、「切らない小顔・リフトアップ効果」を期待して糸リフトを受けるケースが増えています。
しかし実際には、期待したほどの効果を感じられず施術後に「糸リフトやらなきゃ良かった」と後悔する声も少なくありません。中には「お金をドブに捨てたようだった」と感じてしまう方もいます。では、なぜ糸リフトで後悔してしまうのでしょうか。
本記事では糸リフトのデメリットや後悔する具体的な理由を詳しく解説し、失敗しないためのポイントや他の選択肢についてもご紹介します。
糸リフトで「やらなきゃ良かった」と後悔する7つの理由

糸リフトを受けた後に満足できず後悔してしまう主な理由には、以下のようなケースがあります。
①最初から効果を感じられない
糸リフトの中でも「ショッピングリフト」「リードファインリフト」「コラーゲンリフト」などと呼ばれる短い吸収糸を使う施術は、残念ながらリフトアップ効果をほとんど期待できません。これらの短い糸は主に肌にハリを与える目的で一時的に挿入するもので、たるんだ肌を根本的に引き上げる力は弱いのです。
そのため、小顔効果やリフトアップ効果を期待して受けた場合、「全く効果がなかった…」と施術直後から後悔してしまう人もいます。さらに短い糸は約1~3ヶ月で体内に吸収されてしまうため、わずかに出たハリ感もすぐになくなり、結局何もしなかったのと同じ状態に戻ってしまいます。
②腫れが引くと効果も消えてしまう
引き上げ効果を謳う長い吸収糸(例:VOVリフトやアンカーマックスなど)を使用した糸リフトでは、施術直後こそ糸による支えや腫れでリフトアップしたように見えることがあります。しかし、糸を入れた部分は術後どうしても腫れやすく、腫れが1週間ほどで大半引き、完全に落ち着くまで約1ヶ月かかります。
多くの方が不満を感じるのは、この腫れが引いた頃です。腫れによる一時的な張りがなくなると、「あれ?元に戻ってる…」とリフトアップ効果が実感できなくなり、「糸リフトやらなきゃ良かった」と感じてしまうのです。実際、吸収糸は術後約1ヶ月ほどから体内で溶け始め、個人差はありますが3~6ヶ月で完全に吸収されて消滅します。つまり腫れが引く頃には糸自体が減弱・消失し始め、効果も薄れていくため、結果的に期待外れになってしまいます。
③効果の持続期間が短い
多くのクリニックで提供されている糸リフトは、安全性や技術習得の容易さから溶ける糸(吸収糸)を使用しています。しかし吸収糸はメリットもある反面、リフト効果や持続力が弱いのが難点です。
体内に吸収される以上、効果は長くても半年程度で薄れてしまいます。施術直後は多少の引き上げを感じても、糸が完全に溶ける頃にはリフトアップ効果も消えてしまいます。高い費用をかけたのに短期間で元の状態に戻ってしまうことで、「こんなに持たないならやらなきゃよかった…」と後悔する患者さんは少なくありません。定期的に何度も受け直さなければ維持できないため、トータルでは費用対効果に見合わない施術と言えるかもしれません。
④結局ほかの施術も勧められる
糸リフトだけで十分な効果を得るのは難しいケースが多く、クリニックによっては施術の際に頬やフェイスラインの脂肪吸引やバッカルファット(頬の脂肪)除去を同時に勧められることがあります。これは「糸だけではたるみを取る効果は弱い」と医師が理解しているためです。
実際、頬の脂肪吸引はフェイスラインをシャープにして小顔&リフトアップ効果をもたらすので、糸リフトと併用されがちです。しかし、脂肪吸引もバッカルファット除去もそれ自体が立派な外科手術であり、単独でも大きな効果を出せる施術です。
本来、吸収糸の糸リフトと必ずしもセットで行う必要はありません。それにもかかわらず糸リフトだけのつもりが追加施術まで提案されると、「話が違う…」と戸惑ったり、余計な手術まで受けて後悔する原因になります。特にバッカルファット除去は将来的に頬がこけて老けた印象になるリスクもあるため、筆者としては安易におすすめできない施術です。当初の想定以上に大掛かりな施術になってしまえば、不満や後悔の声が出ても不思議ではありません。
⑤施術後に肌の凸凹が目立つ
強いリフトアップ効果を狙った非吸収糸(溶けない糸)を使用する糸リフトでは、術後に皮膚表面がデコボコと隆起して見えることがあります。例えばアプトスやスプリングスレッドといった糸は引き上げ力が強力なぶん、入れた直後に皮膚を内側から突っ張るため、凹凸が生じるケースがあります。
この皮膚の凸凹にショックを受けて「糸リフトなんてやらなきゃ良かった…」と後悔する患者さんもいます。ただし多くの場合、これらの凹凸は数ヶ月ほどかけて自然に解消します。クリニックによっては術後に凸凹が強く出た場合、ヒアルロン酸注入などで凹凸をなだめるアフターケアを無料提供してくれるところもあります。また糸の種類によって凹凸の出方には差があり、例えばアプトス(ナイロン製の非吸収糸)は硬めで馴染むまで時間がかかりますが、スプリングスレッド(シリコン製で弾力のある糸)は比較的早く、1ヶ月以内程度で気にならなくなることがほとんどです。いずれにせよ、術後しばらく肌表面の凹凸が目立つとメイクや外出にも支障が出るため、不安や後悔につながりやすいポイントです。
⑥術後の痛みや腫れが強い
糸リフトはメスを使わない簡単な施術というイメージがありますが、引き上げ効果が高い糸ほど術後のダウンタイムは大きくなります。特にアプトスやスプリングスレッドなどの非吸収糸を使う場合、施術後数日間は強い痛みを感じることがあります。
個人差はありますが、糸を固定するために深い組織までしっかり引き上げるので、内出血や腫れ、痛みが1週間程度続くことも珍しくありません。事前に十分な説明がないと、「こんなに腫れて痛むなんて聞いてない!」と患者さんが驚いてしまい、不満や後悔の原因になります。
また、もともとたるみが強かった方ほど引き上げ後の皮膚テンションが高くなるため、予想以上の腫れが出ることがあります。この腫れも人によっては大きなストレスとなり、「仕事や人前に出られない」と後悔するケースにつながります。糸リフト、特に非吸収性の糸リフトは決して「ノーダウンタイム」ではないことを理解しておく必要があります。
⑦引き上げられすぎて不自然になる
非吸収性の強力な糸でリフトアップを行うと、術直後に顔が引き上がりすぎて不自然に見える場合があります。施術者側としては、腫れが落ち着いた頃にちょうど良い仕上がりになるようあえて術後すぐは過矯正気味(通常より引き上げすぎ)にリフトすることがあります。
非吸収糸の場合でも1ヶ月ほど経てば糸が組織に馴染んで少し緩むため、最初に強く引き上げておくことで最終的に狙ったリフト効果を得ようとする意図です。しかし患者さん側からすると、手術直後に鏡に映った自分の顔が明らかに引っぱられて不自然だと大きな不安を感じます。事前にこの可能性について十分な説明がなければ、「顔が引きつって怖い…やらなきゃよかった」と深く後悔してしまうかもしれません。過矯正状態への不安から外出や仕事に支障をきたすこともあり、精神的な負担となってしまいます。
以上のように、糸リフト後に「失敗した」「後悔している」と感じる理由は様々です。特に効果やダウンタイムに関する認識のズレ、術前説明の不足が原因で想定外の不満が生じるケースが多いようです。
糸リフトで後悔しないためのポイント

糸リフト自体は上手に活用すれば魅力的な施術ですが、満足のいく結果を得るためには以下のポイントを押さえておくことが重要です。
効果が長持ちする糸リフトを選ぶ
糸リフトには大きく分けて吸収性(溶ける糸)と非吸収性(溶けない糸)があります。前述のとおり、吸収性の糸は手軽な反面、効果の持続期間が数ヶ月と短くなりがちです。
もしより長期的な効果を望むのであれば、最初から非吸収性の糸を使ったリフトアップを選ぶのがおすすめです。筆者が特に推奨するのはスプリングスレッドという糸リフトです。スプリングスレッドはシリコン製の伸縮性のある特殊な糸で、たるみをしっかり引き上げる強力なリフト効果があり、その効果は3年以上持続します。もちろん糸の種類だけでなく施術する医師の技術によって結果は大きく左右されますが、「せっかく受けるなら長持ちする方法を」と考える方は、糸選びにこだわることが大切です。なお、一般的にショッピングリフトやVOVリフトなど吸収性の糸リフトは筆者はあまりおすすめしていません。
ダウンタイムについて十分理解・準備する
糸リフトは施術法によってダウンタイムの程度が大きく異なります。腫れや痛み、内出血、肌の凸凹といった症状がどの程度・どのくらい続くかを事前によく調べ、理解しておきましょう。
例えば仕事やイベントの予定に合わせて施術時期を調整する、家族に協力を頼んでおく、痛み止めを用意しておく等、事前準備をしっかりすることで術後の不安や後悔を減らせます。ダウンタイムを軽視すると、予想外の症状に「こんなはずじゃなかった…」と後悔する原因になりかねません。信頼できるクリニックで十分なカウンセリングを受け、納得してから施術に臨むようにしましょう。
フェイスリフト手術ならどう違う?糸リフトとの比較

ここまで糸リフトの弱点や後悔しないためのポイントを述べてきましたが、「そもそも切開するフェイスリフト手術と比べるとどうなの?」と疑問に思われる方もいるでしょう。実際、筆者のもとには「糸リフトはやらなきゃ良かった。やっぱり最初から切るフェイスリフトにすればよかった」という声で相談に見える患者さんも少なくありません。
糸リフトとフェイスリフト、それぞれにメリット・デメリットがありますが、本当に確実な効果を求める場合はフェイスリフト手術も視野に入れる価値があります。
糸リフト vs フェイスリフトの効果の違い
一般に、フェイスリフト手術(いわゆる切開する顔のたるみ取り手術)の最大の利点は効果がはっきり分かり、長続きすることです。皮膚を直接切開して余分なたるみを取り除き、筋膜ごとリフトアップするため、たるみ具合が大きい中高年の方でも劇的な若返り効果が得られます。
その効果は5〜10年程度持続することが多く、定期的なメンテナンスなしでも長期にわたり若々しさを保てます。一方、糸リフトは前述のように効果がマイルドで持続期間も短めです。軽度のたるみであれば糸リフトでも多少の改善が期待できますが、明らかに皮膚が余っているようなたるみには根本解決になりません。糸で一時的に吊り上げても皮膚そのものが余っているとすぐ戻ってしまうため、そうした場合は最初から余分な皮膚を切除できるフェイスリフト手術の方が確実です。
ダウンタイムやリスクの違い
フェイスリフト手術は切開を伴う以上、術後の腫れや内出血、傷跡などが避けられません。ただし近年のフェイスリフトは技術進歩により傷跡が耳の周りに目立たないよう工夫されたり、腫れを最小限に抑える手術法も開発されています。
私のクリニック(船橋中央クリニック・青山セレスクリニック)でも腫れの少ないフェイスリフト手術を提供しており、1週間程度の我慢していただければ、通常の日常生活に復帰できるケースがほとんどです。糸リフトの場合は基本的にメスを使わないため傷跡は残りませんが、糸の種類によっては術後の痛み・腫れがフェイスリフトに匹敵するほど強く出ることもあります。特に非吸収糸を多数入れるケースでは内出血で顔全体が腫れる例もあり、「切らないから安心」と一概には言えません。いずれにせよ、どちらの方法を選ぶにしても適切なダウンタイムの確保とリスク理解が必要です。
費用対効果の違い
費用面では、糸リフトは1回あたりの料金がフェイスリフト手術より安く設定されていることが多いです。ただし、上記のとおり効果が持続する期間が短いため、満足できずに何度も糸リフトを繰り返したり、他の施術を追加していると、トータルでは切開フェイスリフトと同じかそれ以上の費用がかかるケースもあります。
例えば「安いから」と糸リフトを数回重ねた結果、合計金額が最初からフェイスリフトを受けた場合と変わらなくなってしまった…というのもよくある話です。それでいて効果はフェイスリフトに劣るわけですから、費用対効果の面でも後悔が残ってしまいます。最初から一度の手術で根本的にたるみを改善できるフェイスリフトを選択した方が、長い目で見れば経済的にも満足度が高い場合があります。
このように比較してみると、「確実な効果」や「持続性」を重視するならフェイスリフト手術に軍配が上がります。一方で「メスを入れることに強い抵抗がある」「まだ軽いたるみなので少しだけ引き上げたい」という場合には糸リフトも選択肢となりえます。重要なのは、自分のたるみの程度や希望に合った施術を専門医とよく相談して選ぶことです。美容外科医として20年以上の経験を持つ筆者の立場から言わせていただくと、「糸リフトやらなきゃ良かった」と後悔している多くの方は、吸収性の糸リフトを選択したか、あるいは求めている効果が本来フェイスリフト手術を検討すべきレベルのケースが目立ちます。最初から適切な施術(非吸収性の糸リフトあるいは切開フェイスリフト手術)選んでいれば避けられた後悔かもしれません。迷っている方はぜひ信頼できるドクターに相談してみてください。
まとめ
糸リフトはメスを使わず手軽にできるアンチエイジング施術として魅力的ですが、その反面で効果や持続期間に限界があり、人によっては「糸リフトなんてやらなきゃ良かった」という結果になりかねないことも事実です。本記事では糸リフトで後悔しがちな理由を7つ紹介し、失敗しないためのポイントやフェイスリフトとの比較について解説しました。
糸リフトを検討する際は、効果の程度や持続期間、ダウンタイムの大小、自分のたるみ具合などを総合的に考慮する必要があります。「切らないから安心」「手軽だからみんなやっている」という表面的な宣伝文句に飛びつかず、ぜひ冷静にメリット・デメリットを見極めてください。大切なお金と時間を無駄にしないためにも、納得のいく方法で若返り治療を受けていただきたいと思います。
もし糸リフトについて不安な点があれば、まずは信頼できる医師に相談してみましょう。私のクリニック(船橋中央クリニック・青山セレスクリニック)でもカウンセリングを随時受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。あなたに最適な若返り法を見つけ、「やらなきゃ良かった」と後悔しない笑顔になれる治療のお手伝いができれば幸いです。
筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。第109回日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。切らないフェイスリフトのウルセラも日本国内に導入直後から取り入れており、第107回日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。
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勤務歴:H15年船橋中央クリニック開業
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