投稿日:2024/10/21
(最終更新日:2024/10/19)
男性のフェイスリフト手術・メンズアンチエイジング治療の特徴
これまでアンチエイジングといえば主に女性を中心に人気を集めていましたが、近年ではメンズアンチエイジング市場が急速に拡大し、注目を浴びています。男性も加齢による外見の変化に対する関心が高まり、スキンケア製品や美容医療に積極的に取り組む姿勢が見られるようになりました。美容外科分野においても、男性が切開フェイスリフト手術や糸リフト、ウルセラなどのアンチエイジング治療を選ぶケースが増加しています。このブログでは、メンズのリフトアップ治療の特徴について、特に女性とは異なるポイントを詳しく解説し、どのような治療が男性に適しているのかを探ります。
男性の若返り治療の特徴:自然な結果を求める傾向
男性の若返り治療において、最も重要な要素の一つは「自然な結果」を求める傾向が強い点です。男性は、手術後に大きな変化を求めるよりも、「整形をした」という印象を周囲に与えたくないという意識が強くあります。特に、職場や社会的な立場を考慮して、見た目の変化があまり目立たない、控えめな仕上がりを希望する男性が多く見られます。この傾向は、外見の変化に対して慎重で、自然な若返りを求める文化的背景や社会的圧力とも関係していると言えるでしょう。
特に、フェイスリフト手術においては、劇的に顔の印象が変わることよりも、「自分らしさ」を維持しながらも、若々しさと健康的な外見を取り戻すことが男性の主な目的となります。女性が目に見える結果を重視する一方で、男性は他人から気づかれにくい変化を好む傾向があります。多くの男性が、自然なフェイスラインの引き締めや、余分なたるみを取り除きつつも、あくまで「自分らしい」外見を保つことに重きを置いています。
男性の若返り治療の特徴:ダウンタイム中も仕事
男性のフェイスリフトやアンチエイジング治療において、ダウンタイムの過ごし方は重要な課題です。特に、仕事を長期間休むことが難しい男性にとって、手術後すぐに仕事に復帰できるかどうかは、治療選択の決め手となることが多いです。多くの男性は翌日から仕事を再開したいと考えますが、例えば、広範囲に皮膚を剥離するリガメント法(切開フェイスリフト)では、手術の侵襲が大きいため、直後の復帰は現実的ではありません。
近年、フェイスリフトの技術は進化し、腫れや傷跡を最小限に抑えることが可能となっています。特に筆者が推奨するスプリングスレッド併用切開フェイスリフトは、翌日からの仕事復帰も可能な優れた術式です。また、術後の腫れやダウンタイムが気になる場合、スプリングスレッドによる糸リフトやウルセラなどの非侵襲的な治療が適しています。これらの治療法は短期間で効果が得られ、侵襲も少ないため、マスクを使用すれば周囲に気づかれることなく仕事に復帰することができます。
このように、男性のアンチエイジング治療では、仕事と両立できる治療計画が極めて重要です。手術前には十分なカウンセリングを受け、術後の回復期間やダウンタイムを理解した上で、最適な治療法を選ぶことが成功のカギとなります。仕事を続けながらでも、自然な若返りを目指す治療が今後さらに求められるでしょう。
男性の若返り治療の特徴:傷を髪で隠せないこと
男性がフェイスリフトを検討する際、最も気になるポイントの一つが「傷を髪で隠すことが難しい」という問題です。女性の場合、一般的に髪が長いため、耳の周りやこめかみ部分に行われた切開の傷跡を自然に隠すことができますが、男性は髪が短いことが多いため、このようなカモフラージュが難しくなります。
切開フェイスリフトでは、通常、耳の前から側頭部、そして耳の後ろにかけて切開が行われます。このため、男性は手術直後に傷跡が目立ちやすく、特に短髪や薄毛の男性は、隠す手段が限られてしまう傾向にあります。術後には、肌色のテープを貼って傷を保護する必要がありますが、テープが周囲に気付かれてしまうことも心配の種です。
また、男性は職場に早く復帰する必要があるケースが多く、こうしたダウンタイム中の傷跡が他人に見られることを懸念する声が多く聞かれます。特に仕事上で見た目や外見が重要視される職種では、手術後の傷跡が周囲にどう見えるかが気になるポイントとなります。したがって、こうしたリスクを避けたい場合、スプリングスレッドによる糸リフトなどの、切開を伴わない施術が選択肢として考えられます。スプリングスレッドは、切開フェイスリフトと同等の効果を提供しつつ、ダウンタイムが短く、傷跡が残らないというメリットがあります。
男性の若返り治療の特徴:傷跡にきれいに治る
フェイスリフト手術後、男性は一時的に傷跡が目立ちやすいというデメリットがありますが、最終的には男性のほうが女性よりも傷跡がきれいに治る傾向があります。これは主に男性の皮膚が女性よりも厚いことが関係しています。厚い皮膚は傷跡がより早く、目立たない形で回復する傾向があり、女性に比べて男性は比較的短期間で傷が治ることが多いのです。同じ理由で西洋人女性は一般的に日本人女性よりも皮膚が厚いため、同じ手術を受けた場合でも、白人女性のほうが傷跡が目立ちにくいのです。
男性の皮膚は構造上、皮膚が厚く、コラーゲン繊維が密に分布しており、これが傷の修復を助ける役割を果たします。手術直後は傷跡はくっきり目立ちますが、約1か月もすれば傷跡はかなり目立たなくなり、女性よりも早く回復することが多いです。一方、女性の場合は皮膚が薄いため、特に傷跡が目立たないように治るまでに3か月程度を要することが一般的です。
男性の場合、手術直後の1か月間は髪型で傷跡を隠すことが難しいのですが、その短期間を乗り越えれば、長期的には傷跡がほとんど目立たなくなるため、フェイスリフトは男性にとっても非常に効果的な若返り治療法です。特に、長期間の効果が期待できる点では、ダウンタイムを考慮しても魅力的な選択肢と言えるでしょう。
メンズにおすすめリフト治療3選①:スプリングスレッド併用切開フェイスリフト(元神式フェイスリフト)
スプリングスレッドを使用した切開フェイスリフトは、男性に特におすすめの優れた術式です。この手術法では、腫れを最小限に抑えつつ、切開フェイスリフトの効果を最大限に引き出すことが可能です。術後の腫れは通常2週間ほどで大幅に軽減し、広範囲の皮膚剥離を必要とするリガメント法と同等か、それ以上のリフトアップ効果が得られることから、非常に人気があります。
元神式フェイスリフトの最大の特徴は、従来のSMAS法フェイスリフトでは難しかったMalar Fat Pad(頬の脂肪組織)の引き上げが可能で、特にほうれい線や頬のたるみを劇的に改善できる点です。このため、自然なリフトアップ効果を求める男性には理想的な選択肢となります。術後に約1か月間の傷跡が気になる期間がありますが、これを乗り越えることで、長期的に非常に満足の高い結果が得られるでしょう。
男性にとって、リフトアップ治療では傷跡が目立たないことや自然な仕上がりが重要です。この手術法は、特に短髪で髪型によるカバーが難しい男性でも、長期的には傷が目立たない美しい結果が得られるという利点があります。また、スプリングスレッドを併用することで、ダウンタイムが短縮される点も魅力的です。
メンズにおすすめリフト治療3選②:スプリングスレッドによる糸リフト
スプリングスレッドを使用した糸リフトは、従来の溶ける糸リフトとは一線を画す、非常に効果的なリフトアップ治療です。一般的な吸収性の糸リフトは、効果の持続時間が短く、1年以内で効果が消えてしまうことが多いのに対し、スプリングスレッドは非吸収性の素材でできており、3年以上、場合によっては半永久的な効果が得られるとされています。これにより、より長期間にわたってほうれい線が目立たなくなり、リフトアップ効果を持続させたい男性にとって非常に魅力的な選択肢となっています。
スプリングスレッドのもう一つの大きな利点は、手術による切開が不要であることです。顔に小さな針穴を開けて糸を挿入するため、ダウンタイムが非常に短く、施術後すぐに仕事や日常生活に復帰できる点が評価されています。
もし、切開フェイスリフトの術後の傷跡が心配であれば、スプリングスレッドはリフトアップの効果を実感しながらも、より低リスクで自然な若返りを目指す男性におすすめの治療法です。
メンズにおすすめリフト治療3選③:ウルセラ
ウルセラは、「切らないフェイスリフト」と称されるほど効果が高いリフトアップ治療で、特に男性におすすめです。ウルセラはハイフ(高密度焦点式超音波)技術を用いて、肌の奥深くにあるSMAS層までエネルギーを届け、外科的な切開を伴わずにリフトアップ効果を得ることができます。このため、メスを使わない治療を希望する方や、ダウンタイムを最小限に抑えたい方に人気があります。
ウルセラの治療効果は1回の施術で1年以上持続し、フェイスリフトと同様の若返り効果をもたらすことができます。また、リフトアップ効果に加え、コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を改善するため、より若々しい印象を与えます。多くの男性は、自然な仕上がりを求め、ウルセラを選択しています。
さらに、ウルセラはフェイスリフト後のメンテナンス治療としても非常に有効です。切開フェイスリフトの後、効果を持続させるためにウルセラを併用することで、リフトアップ効果を長期間維持することができ、再手術を避けることができます。
施術は短時間で済み、日常生活にすぐに復帰できるため、仕事を長く休めない男性にとって理想的な選択肢となっています。ウルセラは、外科的治療と比べて負担が少なく、リスクも低いのが特徴です。
まとめ
男性の切開フェイスリフトには、術直後に髪型で傷跡を隠しにくいという難点がありますが、長期的には女性よりも傷跡が目立ちにくく、満足度が非常に高い手術です。男性の皮膚の厚さや回復力が、自然な仕上がりに貢献するため、時間の経過とともに効果が持続します。特に、筆者が推奨するスプリングスレッド併用切開フェイスリフトは、わずか2週間程度のダウンタイムでリガメント法と同等の効果を得ることができ、非常に優れた選択肢です。
一方で、切開に抵抗がある方には、スプリングスレッドやウルセラといった非侵襲的な治療法も非常に効果的で、確かなリフトアップ効果が期待できる人気の治療法です。これらの施術はダウンタイムが少なく、日常生活に支障をきたすことなく自然な若返りを実現します。
本記事が、フェイスリフトを検討されている男性の方々にとって有益な情報源となり、最適なアンチエイジング治療の選択に役立てていただければ幸いです。
筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。また、形成外科学会での勉強会においても講演をおこなっている。ウルセラについても日本国内に導入直後から取り入れており、日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。【関連項目】
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フェイスリフト, スプリングスレッド, ウルセラ, 糸リフト
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