投稿日:2023/11/22
(最終更新日:2024/01/05)
ウルセラの全貌:後遺症、危険性、副作用とガンリスクの真実
ウルセラは、非侵襲性のリフトアップ治療法として美容医療界ではその地位を確固たる地位を築いています。ですが、ウルセラのネガティブな側面ついて詳細に語られることはありませんでしたので、この記事についてはウルセラの後遺症、危険性、副作用とガンリスクについてまとめたました。
ウルセラとは
ウルセラは、非侵襲性の美容医療技術で、高密度焦点超音波(ハイフHIFU)を利用しています。この治療法は、皮膚の深層部に熱エネルギーを集中させ、コラーゲンの生成を促進させます。これにより自然なリフトアップ効果が現れ、たるみ、しわが改善します。1回の治療で1年以上が効果があると言われています。また、FDA(日本の厚労省に相当する米国の行政機関)の認可を受けているの唯一のハイフ機器であり、その安全性も高いと言われています。
ウルセラの副作用と後遺症
●一般的に報告される副作用
ウルセラは通常、安全であるとされていますが、一部の患者には以下のような副作用が報告されています:
一時的な不快感や痛み:治療中や直後に感じられることがあり、通常は一時的なものです。この痛みは、超音波エネルギーが皮膚の深層に達した際に生じることが多いです。
皮膚の赤みと腫れ:施術後、皮膚が赤くなるか腫れることがありますが、これも通常は数時間から数日で自然に解消されます。
かゆみや刺激感:施術箇所に軽いかゆみや刺激感を感じることがありますが、これも一般的には一時的です。
これらの副作用は通常、軽度で一時的なものですが、体験する患者によっては不快感を与える可能性があります。
●ウルセラの重大な後遺症とその原因
ウルセラにおける重大な後遺症は非常にまれですが、以下のような症状が稀に報告されています:
皮膚の損傷や熱傷:治療が不適切に行われると、皮膚の深層にある組織に過度の熱が加わり、熱傷や損傷を引き起こす可能性があります。
神経損傷による口の違和感:非常にまれですが、顔面神経が損傷を受けることにより、話しにくい、食べにくい、口角の左右差など症状が出ることがあります。通常は1か月以内に治癒します。
これらの重大な後遺症は非常にまれですが、発生した場合は深刻な影響を及ぼす可能性があります。医師の技術と経験が、これらのリスクを最小限に抑える鍵となります。ウルセラを検討している方は、施術を受ける前に医療提供者としっかりと相談し、自身の健康状態やリスクについて十分に理解しておくことが重要です。また、施術後に異常を感じた場合は直ちに医療機関に相談することが推奨されます。
ウルセラの危険性
ウルセラは、通常は安全で効果的な方法とされていますが、ある程度のリスクが存在することも認識されています。
●ウルセラ治療に関する臨床研究
臨床研究によると、ウルセラ治療の一般的な副作用には皮膚の赤み、腫れ、痛みなどがあり、これらは通常、数時間から数日で自然に解消されます。重大な副作用は稀ですが、皮膚の損傷、熱傷、あるいは神経損傷による感覚の変化などが報告されています。
●専門家の意見
多くの美容医療の専門家は、ウルセラ治療が適切に実施される場合、その安全性と有効性を支持しています。専門家によると、ウルセラ治療のリスクは施の医師の技術や経験に大きく依存するため、経験豊富な医師による施術を受けることが重要です。
ウルセラとガンリスクの科学的証拠
ウルセラ治療がガンリスクを増加させるかどうかについての科学的証拠は、2023年時点で限られています。ガンリスクに関しては、ハイフ(HIFU)技術がガン細胞の増殖を促進する、あるいは新たながんを引き起こすという直接的な証拠は報告されていません。しかし、治療に関する長期的な影響については、さらなる研究が必要です。
●専門家の意見
多くの専門家は、ウルセラ治療がガンリスクを直接的に高めるという証拠は現在のところ見つかっていないと指摘しています。ウルセラ治療は、対象となる皮膚の深層部に限定して熱エネルギーを集中させるため、周囲の組織や細胞に影響を与える可能性は低いとされています。しかしながら、専門家の中には、ウルセラ治療の長期的な影響について更なる調査や研究を求める声もあります。
結論
ウルセラ治療は、多くの場合、安全かつ効果的なリフトアップ治療ですが、潜在的なリスクや副作用については十分な理解が必要です。また現時点で、ウルセラ治療が直接的にガンリスクを増加させるという科学的証拠は確立されていません。患者は、施術を受ける前に医師とリスクや期待できる結果について十分に話し合うことが望ましいです。また、施術を行う医療機関の選択や、医師の資格や経験にも注意を払う必要があります。
筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。ウルセラは日本国内に導入直後から取り入れており、日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。
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