投稿日:2025/01/06
(最終更新日:2025/01/06)
なぜクマが消えない?完全対策ガイド|タイプ別原因と治療法
『しっかり寝ているのに、なぜクマは消えないの?』
『いくらケアしても、クマがなかなか改善しない...』
このような悩みを抱える方が増えています。メイクで隠しても目立ってしまうクマや、人と話す時に気になる目元の印象。クマは疲れや睡眠不足が原因と思われがちですが、実はそれだけではない様々な要因があります。
目の下のクマには複数の種類があり、その原因も様々です。そのため、自分のクマのタイプや原因を正しく理解しないまま対策を行っても、なかなか改善が見られないことがあります。
この記事では、なぜクマが消えないのか、その原因とタイプ別の対策、そして確実な改善方法までを詳しく解説していきます。
なぜクマが消えない?
クマの3つのタイプと見分け方
目の下のクマは、主に「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」の3つのタイプに分類されます。それぞれのタイプで原因が異なるため、まずは自分のクマのタイプを見極めることが重要です。
クマの種類と特徴
目の下のクマは主に3つのタイプに分類され、以下の方法で見分けることができます:
■クマのタイプと見分け方
青クマ:
- 特徴:目の下が青黒く見える
- 見分け方:目尻を横に引っ張っても同じ場所にクマが見える
- 主な原因:血行不良、睡眠不足、眼精疲労、ストレス、生活習慣の乱れ
茶クマ:
- 特徴:目の下が茶色くくすんでいる
- 見分け方:皮膚を引っ張っても上を向いても色は変わらない
- 主な原因:メラニン色素の沈着、紫外線による影響、目元への過度な摩擦、不適切なスキンケア
黒クマ:
- 特徴:目の下にふくらみや影がある
- 見分け方:上を向くと影が消える、または薄くなる
- 主な原因:加齢によるたるみ、目周りの筋肉の衰え、目の下の脂肪の膨らみ、骨格による影
クマが消えない3つの理由
・解剖学的な理由:目周りの皮膚は特に薄く、毛細血管が多いため、些細な変化でもクマとして現れやすい
・加齢による影響:年齢とともにコラーゲンが減少し、目周りの筋肉も衰えるため、クマが改善しにくい
・誤った対処法:クマのタイプを正しく理解せずに対策を行うと、かえって症状を悪化させる可能性がある
【目のクマの治療については詳しい説明はこちらをご確認下さい】
クマの種類別・セルフケアとその限界
クマのタイプによって、自己対策で改善できる可能性と限界が異なります。ここでは、各タイプに応じた効果的な対策方法について説明していきます。
青クマへの対策
青クマは生活習慣の改善で、ある程度の改善が期待できます。以下の点に注意して対策を行いましょう。
まず、十分な睡眠を取ることが重要です。就寝時は頭を少し高くして仰向けで寝ることで、血液循環が改善されます。寝る前のスマートフォン使用は控えめにしましょう。
血行促進のために、目の周りの優しいマッサージや、温冷交互のタオル当てを行うことも効果的です。ただし、強い力での刺激は逆効果となるため注意が必要です。
また、定期的な運動と適度な休憩を心がけ、冷たい飲み物の過剰摂取は控えめにしましょう。
なお、これらの対策を行っても改善が見られない場合は、専門医への相談をお勧めします。
茶クマへの対策
茶クマの改善には、予防と適切なケアが重要です。特に紫外線対策は欠かせません。
日常的な日焼け止めの使用はもちろん、サングラスや帽子、日傘を活用して、目元を紫外線から守ることが大切です。
スキンケアにおいては、低刺激の化粧品選びが重要なポイントとなります。特に目元は皮膚が薄く敏感なため、目元専用のクリームを使用し、十分な保湿を心がけましょう。
また、メイクの際の摩擦も要注意です。アイメイクを落とす際は、こすらずていねいに行い、普段から目を擦る習慣は控えめにすることが大切です。
なお、セルフケアを続けても色素沈着が改善されない場合は、専門医による適切な治療をご検討ください。
黒クマへの対策
黒クマは、自己対策だけでの改善が最も難しいタイプです。その理由は、主な原因が加齢による皮膚のたるみや脂肪の突出にあるためです。
これらの症状は、生活習慣の改善だけでは根本的な解決が難しく、多くの場合、医療機関での治療が必要となります。
専門医による治療が推奨される理由として、たるみや脂肪の状態を正確に診断できること、そして症状に応じた適切な治療法を選択できることが挙げられます。
特に黒クマの場合、早期に専門医に相談することで、より確実な改善効果が期待できます。
医療的治療の選択肢
クマの種類や症状によって、最適な治療法は異なります。当院では、患者さまの症状や希望に応じて、以下の3つの治療法をご提供しています。それぞれの特徴をご確認いただき、ご自身に適した治療法をお選びください。
まぶたの裏側からの脂肪除去手術
このような方に適しています:
- 目の下に脂肪のふくらみがある方
- 黒クマの症状が気になる方
- たるみの少ない方
手術の特徴:
まぶたの裏側から脂肪を除去する手術のため、皮膚に傷跡が残りません。手術時間は約40分で、通院の必要もありません。手術当日からメイクが可能なため、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。また、効果は永続的であり、一度の手術で長期的な改善が期待できます。
治療の詳細:
- 所要時間:手術40分
- 回復期間:メイク当日可能、通院不要
- 費用:330,000円(税込)
【症例写真】
治療前
治療後(1ヶ月後)
【まぶたの裏側からの脂肪除去手術については詳しい説明はこちらをご確認下さい】
目の下のたるみ取り手術
このような方に適しています:
- たるみが目立つ方
- 黒クマの症状がある方
- 脂肪のふくらみも気になる方
手術の特徴:
まつ毛の直下を切開し、たるみの原因となっている脂肪の調整と筋肉の引き上げを行います。たるみの改善効果が高く、より自然な若々しい印象を取り戻せます。長期的な効果が期待できるため、年齢とともに気になってきたたるみにも効果的な治療法です。
治療の詳細(骨膜固定):
- 所要時間:手術約50分
- 回復期間:抜糸は1週間後、定期的な経過観察必要
- 費用:550,000円(税込)
【症例写真】
治療前
治療後
【目の下のたるみ取り手術については詳しい説明はこちらをご確認下さい】
ヒアルロン酸注射
このような方に適しています:
- 目の下がくぼんでいる方
- 手術を避けたい方
治療の特徴:
目の下の凹みにヒアルロン酸を注入することで、自然な改善効果が得られます。即効性があり、治療時間も短いのが特徴です。ダウンタイムも少ないため、お仕事や日常生活への影響を最小限に抑えることができます。
治療の詳細(麻酔入り0.6cc):
- 所要時間:15~30分
- 効果持続:約1年
- 費用:105,600円(税込)
※施術費用は症状や範囲により異なる場合があります
【症例写真】
治療前
治療後(約3週間後)
【ヒアルロン酸注射については詳しい説明はこちらをご確認下さい】
当院では、手術後の経過観察や腫れ・痛みへの対応など、きめ細かなアフターケアを提供しています。また、治療効果を長く維持していただくため、日常生活での注意点や再発予防のアドバイスなど、長期的なケアについても丁寧にご説明しています。
まとめ
クマの種類によって最適な対策方法が異なります。青クマは生活習慣の改善から始め、茶クマは予防と保護を重視し、黒クマは早めの専門医相談が推奨されます。
どのタイプでも、一定期間の対策を行っても改善が見られない場合は、専門医による適切な診断と治療をお勧めします。当院では、詳しい診断の上、あなたに最適な治療法をご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。
筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。
日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。
また、形成外科学会での勉強会においても講演をおこなっている。
ウルセラについても日本国内に導入直後から取り入れており、日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。
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