投稿日:2024/10/07
(最終更新日:2024/10/07)
吉川ちかさんのフェイスリフトの詳細:ちえちかの整形遍歴
モデルとしてもインフルエンサーとしても多くのファンを持つ吉川ちかさん(36歳)は、2024年10月4日に自身のInstagramを更新し、フェイスリフト手術を受けたことを明かしました。手術の詳細や費用、さらには術後のダウンタイムについても公開し、多くの関心を集めました。本ブログでは、吉川ちかさんの人物像と彼女がこれまでに受けた整形治療の歴史に触れつつ、今回のフェイスリフト手術の経緯について詳しく解説します。また、36歳という比較的若い年齢でフェイスリフトを選択した理由や、その必要性についても考察します。
吉川ちかさんとは
吉川ちかさんは、双子の姉である吉川ちえさんと共に「ちえちか」として知られている整形タレントで、特にギャル雑誌「小悪魔ageha」のモデルとして注目を集めました。双子姉妹は、2009年12月から博多のキャバクラ嬢として「小悪魔ageha」に度々登場し、当時は「ぐりぐら」という名前で活動していました。その独特な存在感とカリスマ性で多くのファンを魅了し、一躍時代のアイコンとなりました。
彼女たちは、派手で個性的なメイクとファッションを取り入れ、ギャル文化の象徴として強い影響力を誇りました。特に、2000年代後半には、若い女性たちの間でファッションやメイクのトレンドを牽引する存在となり、そのスタイルは多くのファンに模倣されました。「小悪魔ageha」は、ギャルスタイルやライフスタイルを特集する雑誌として人気を博し、ちえちか姉妹はその中心的な存在として、雑誌の象徴とも言えるポジションを確立しました。
ちえちかの整形タレントとしての話題性
吉川ちえ・ちかは、YouTubeやInstagramなどのSNSを通じて、自身の整形手術についてオープンに語ることで注目を集めています。彼女たちは、美容整形に対して正直で透明性のある姿勢を貫き、「自分が自信を持って生きていくために整形をしている」という強い信念を持って発信し続けています。このスタンスは、美容整形に対する偏見を取り払い、多くの人々に勇気とインスピレーションを与えるきっかけとなりました。
整形手術が自己表現や自己改善の手段として認識されるようになった背景には、ちえちかのようなタレントの影響が大きく、彼女たちは美容整形を隠すのではなく、誇りを持って公開することで多くのファンに強い共感を呼び起こしています。
二人が整形を行う理由
2022年に行われた取材で、吉川ちかさんは整形を行う理由について次のように語っています。「他人にかわいいと思われたいから整形したわけではないんです。自分が自信を持って生きていくために整形しただけで、誰かのためじゃなくて自分のためにやっているので、自己満です。誰かと競争するのではなく、自分との戦い。自分が思う“かわいい”や“美しい”を探し続けているんです。」と、自分自身の美を追求するための選択だと強調しています。
さらに、ちえさんも同様に整形が自己肯定感を高める手段であることを述べ、「ちかが言うように、私もただ自分に自信が持てるようになっただけです。学生時代は、何か特技があるわけでもなく、運動も勉強も苦手で自信が持てませんでした。でも今は、整形のことだけは胸を張って話せる唯一の自信です。以前は人前で話すのが苦手でしたが、今では自信を持って堂々と話せるようになりました。整形はまさに、自分との個人戦なんです」と語っています。
二人にとって整形は、他者に評価されるためのものではなく、自分自身を高めるための挑戦であり、自信をもって生きるための手段の一つとして表現しています。
ちえちかが受けた整形の総費用と治療歴
2022年に行われたインタビューで、ちえ・ちかはこれまでに費やした整形費用が総額で4,000万円を超えていることを明かしています。整形を始めた当初は、双子であることから「比べられるのが嫌」という理由で、全て同じ整形手術を受けていたそうです。しかし、最近ではそれぞれの美意識に違いが生まれており、ちえさんは「かわいい系、いわゆるキャバ嬢風の顔立ち」を目指しているのに対し、ちかさんは「私はきれい系が好き。ちえとは目指す顔が全く違う」と語っています。
さらに彼女たちは、「流行りが常に変わるため、それに合わせて整形も更新する必要がある」と述べており、韓国風メイクやすっぴん風メイクの流行に応じて、定期的に二重幅や鼻の高さを調整しているとのことです。
■二人の整形歴
ちえ・ちかがこれまでに行った整形手術は非常に多岐にわたり、特に以下の施術が確認されています
目元の整形:二重整形や目頭切開、涙袋形成など、目の印象を際立たせるための手術を複数回受けています。
唇の整形:唇の形をM字に整えるための手術を行っています。
鼻の整形:隆鼻術や鼻尖形成など、鼻の高さや形状を改善するために数回の手術を行っており、ちえさんは特に5回以上の鼻の手術を受けていることが明らかです。
顎や輪郭の整形:フェイスラインをシャープにするための顎の整形や、骨削り手術も複数回受けています。
脂肪吸引と豊胸手術:二人はこれについて公には言及していませんが、インターネット上ではこれらの施術も受けたとされています。

↑整形前の二人
吉川ちかさんが最近受けたフェイスリフト手術
吉川ちかさんは、最新のInstagram投稿で「コメカミリフトとフルフェイスリフトのダウンタイムが落ち着いてきた」と、最近受けたフェイスリフト手術の経過を報告しました。彼女がこの手術に踏み切った理由については「今年36歳になるし、骨切りの影響でたるみが凄くそれが悩みになってきたので思い切ってオペに挑みました」と語っています。手術費用については「300万円ぐらい掛かった」と具体的な数字を明かし、またダウンタイムに関しては「過去一辛かったですが本当に本当にやって良かったです」と、手術の成果に満足している様子を伝えています。
骨削りで生じる皮膚のたるみ
骨削り手術(骨切り手術、骨切除手術)は、顔の輪郭や骨格を美しく整えるために行われる外科的手術です。主に顎や頬骨、エラなどの骨を削ることで、シャープで引き締まった顔立ちを目指します。しかし、吉川ちかさんが語っているように、骨を削ることで皮膚や軟部組織の支えが失われ、結果として皮膚のたるみが生じることがあります。この現象は、次のような医学的メカニズムによって引き起こされます。
■骨の役割と皮膚の支え
骨は顔の構造を支える重要な要素であり、皮膚、筋肉、脂肪などの軟部組織がしっかりと骨に付着していることで、顔全体の引き締まりが保たれています。骨切り手術によって骨の体積が減少すると、その骨に付随していた軟部組織も支えを失い、重力の影響で下垂しやすくなります。これは特に顔の中央部や下部に顕著に現れ、たるみが目立つ原因となります。
■皮膚と軟部組織の弾力性の低下
皮膚や軟部組織には自然な弾力性が備わっていますが、加齢や手術の影響でこの弾力性が低下していきます。骨切り手術を繰り返すことで皮膚は何度も伸び縮みを繰り返すため、次第に元の位置に戻る力が弱くなります。大規模な骨削りを行った場合、支えを失った皮膚のたるみはより一層目立ちやすくなります。
■脂肪や筋肉の変化
骨削り手術では、皮膚の下にある脂肪や筋肉にも影響を及ぼします。骨が削られることで余剰な脂肪や筋肉が生じ、これが皮膚の下でたるみの原因となることがあります。また、顔面筋は骨に付着しているため、骨の削除に伴って筋肉の位置やバランスが変化し、これもたるみを引き起こす要因となります。
36歳でのフェイスリフト手術
一般的に、36歳という若い年齢でフェイスリフト手術を受けることは、多くの医師が推奨しません。これは、年齢を重ねるたびにフェイスリフトを繰り返す必要が出てきて、顔がいわゆる「フェイスリフト顔」になりやすいリスクがあるためです。この年齢であれば、ウルセラやスプリングスレッドなどの非侵襲的な治療法でも十分に引き上げ効果を実感でき、自然な若返りが可能です。
ただし、吉川ちかさんのように、過去の骨切り手術の影響で皮膚がたるんでいる場合は、フェイスリフトが例外的に適応されます。骨削り手術後に生じた皮膚のたるみを改善するためには、フェイスリフトが最適な選択肢となることがあります。
特に、SMASリフト(表在性筋膜のリフト)は、表面的な皮膚だけでなく、筋膜層までアプローチするため、より持続的で自然なリフト効果が期待されます。これにより、皮膚のたるみや緩みを根本から改善することが可能となり、フェイスリフトによる若返り効果が長く保たれるのです。

↑吉川ちかさんのフェイスリフト手術前後
まとめ
このブログ記事では、整形タレントである吉川ちかさんが受けたフルフェイスリフトについてその経緯を中心に解説しました。一般的には、36歳で切開フェイスリフトを行うのは早いとされていますが、吉川さんのように骨切り手術による皮膚のたるみが問題となっている場合には、例外的に適用されることがあります。一方で、30代の方には、筆者が推奨するウルセラやスプリングスレッドといった、より低侵襲な治療でも十分なリフトアップ効果を得ることができます。これらの治療法は、自然な引き上げ効果を期待できるため、フェイスリフトに踏み切る前に一度検討してみる価値があるでしょう。
この記事が、切開フェイスリフトについての理解を深める手助けとなり、最適な美容選択をするための一助となれば幸いです。
筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。また、形成外科学会での勉強会においても講演をおこなっている。【関連項目】
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