投稿日:2023/12/23
(最終更新日:2023/12/29)

顔がパンパン!顔のむくみの原因と頬肉の落とし方を解説

顔がパンパン。顔を小さくしたい

顔のむくみ、顔の頬肉が厚いということで悩んでいるかたは女性を中心に非常に多いです。顔がパンパンにならないように日ごろから塩分を控えたり、運動を頑張ったりするかたも実際多くいます。ただ努力してもあまり変わらない、顔が大きく見えるから写真を撮られたくないというかたもいます。この記事では顔のむくみや頬肉が厚いことで顔が大きく見える理由やその解決策について紹介します。

頬肉が厚い、顔が大きく見える要因

そもそも顔が大きく見える理由にはどのようなものがあるのでしょうか?生まれつきといる理由のほかに、さまざまな理由があります。ご自身の顔のむくみ、頬肉が厚い理由をよく理解することがその解決方法につながります。ここでは頬肉が厚い、顔が大きく見える要因を説明します。

■遺伝的要因

顔の形や体質は遺伝に大きく影響されます。親や祖父母の「頬肉が厚い、顔が大きい」場合はその特徴を受け継いでいる可能性があります。遺伝的要素には脂肪、骨格、筋肉がありますので、その特徴をそれぞれ見ていきます。

・脂肪

体の脂肪があまりないのに、顔に脂肪がついている場合は遺伝的要因が大きいと言えます。このケースではダイエットで体重を減らしても顔の脂肪はあまり変化がない場合が多いです。

・骨

骨格が要因で顔を大きく見せてしまう場合、頬骨と下顎骨が要因になっている場合が多いです。遺伝的に骨が大きい場合は、骨を小さくするには骨を削るといった骨を削ると言った大掛かりな美容外科手術しか解決法はありません。

・筋肉

顔の筋肉が要因で顔が大きく見える理由は主にエラの筋肉の大きさに起因します。エラの筋肉は咬筋と言いますが、咬筋が大きい場合は遺伝的に下顎骨が張っている傾向があります。ただ、歯ぎしりや食いしばりの癖などの後天的な要因で発達することもあります。

■年齢による変化

年齢とともに顔の脂肪と筋肉は重量に抗うことはできず、顔の下部分にたるみが集まります。これにより頬に筋肉と脂肪が集中し、頬肉が厚くなります。また、肌のはりも加齢でなくなり、肌の張りの低下も頬の肉が厚く見える要因になります。

■体重変化と生活習慣

高カロリーな食事や運動不足、睡眠不足などの生活習慣は、体重の増加をもたらし、結果的に体脂肪の増加につながります。当然、体重の増減は顔の脂肪にも影響を及ぼします。体の脂肪がつけば、顔の脂肪も厚くなります。脂肪が厚くなると結果的に頬もが厚くなります。

■水分の保持

水分の過剰な保持も頬の膨らみや顔のむくみを引き起こすことがあります。これは塩分の過剰摂取やアルコールの摂取によって起こりえます。また、水分を多く取ることは健康によいとされていますが、過剰な水の摂取はやはり水分の保持をもたらし、顔と体のむくみの要因となります。

■健康状態

一部の健康状態や病気・薬などが顔のむくみを引き起こすこともあります。心臓や腎臓の機能低下で体全体がむくんだ結果、顔がむくみます。また、元来健康でも甲状腺機能低下症やクッシング症候群(副腎の病気)は突然発症し、顔の浮腫みを引き起こすことあります。ステロイド剤や一部の高血圧治療薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の副作用で顔がむくむこともあります。

顔を小さくする方法と頬肉の落とし方

小顔は体のスタイルをよくみせるので、誰にとっても憧れになりますね。一方、顔が大きい、頬肉があつい、顔がむくんでいる状態は、体のバランスを悪く見せます。ここでは、顔を小さくする方法と頬肉の落とし方について日常生活で中でできることや生活習慣を改善させることでできる解決方法について紹介します。

■食事のカロリー制限

顔が大きく見える要因として大きいな要素なのは脂肪です。顔の脂肪及び体脂肪を落とすには体重を落とすが一番重要になってきます。体重のコントロールで一番大事な要素はカロリー制限です。一日摂取カロリーを消費カロリーより抑えれば必ず体重は減り、顔もやせていきます。

■水分と塩分のバランスの調整

 十分な水分を摂取することは重要ですが、過剰な水分摂取は逆効果になることがあります。1日に必要な水分量を摂取し、特に夜間は過剰な水分摂取を避けることが重要です。また、塩分の過剰摂取は体内の水分保持を引き起こし、むくみの原因になります。加工食品や外食の塩分を控え、自炊時には塩分の量を意識することが有効です。

■アルコールとカフェインの摂取を控える

アルコールとカフェインは利尿作用があり、脱水を引き起こす可能性があります。この2つの過剰な摂取は反動となり、逆に体が水分を保持しようとする働きが強まります。水分保持の結果、体や顔はむくみます。日頃よりアルコールやコーヒーの量が多いかたはこの点は案外見落としがちになっていますので、気を付けましょう。

■筋トレ

カロリー摂取制限が体重コントロールで一番大事ですが、次に大事なのはやはり消費カロリーを増やすことです。ダイエットではジョギングなどの有酸素運動をしがちですが、より効果があるのは筋トレです。有酸素運動は確かにカロリーを消費する点では優れていますが、筋トレでは筋肉が付くことで基礎代謝があがります。基礎代謝があがると、常時消費カロリーがあがり、太りにくい体になります。

■姿勢の改善

長時間同じ姿勢でいると、特に下半身や顔にむくみが生じやすくなります。長時間のデスクワーの時は定期的にストレッチをしたり、立ち上がって少し歩き回ったりするなどして、血液循環を良くすることが効果的です。

■睡眠の質の向上

睡眠の質の向上が顔や体のむくみを改善させます。睡眠不足ではストレスがたまり、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を増加させ、その結果体の水分バランスに影響を与え、むくみの原因となります。一方、良質な睡眠は心臓と血管、リンパ系の機能をサポートし、全身の血液循環を改善し、液体が体内で適切に分散され、むくみが減少させます。、良質な睡眠は全体的な健康状態を改善し、体や顔のむくみの問題を軽減するために非常に重要です。

■顔のマッサージはしないこと

顔や首のリンパマッサージは、たしかにリンパの流れを改善し、一時的には顔のむくみを軽減させることによる小顔効果が期待できます。しかし、間違ったマッサージ方法は長期には顔のたるみを引き起こす要因となり得ます。顔のマッサージはやらないほうが長期的には無難です。

美容整形という選択肢もある

頬肉の厚み解消方法、顔のむくみ対策としてこれまでご紹介した生活習慣の改善や注意点について、すでにやりつくしたというかたも多くいると思います。それで改善しない場合はやはり冒頭の遺伝的要因または加齢的要因が大きいことが考えられます。そのようなかたには、美容整形という選択肢もあります。美容整形では顔の厚みの要因となっている脂肪、筋肉、たるみについてそれぞれのアプローチができます。それでは下記より個別について紹介しましょう。

脂肪の除去

頬肉の厚みの要因が脂肪であれば、脂肪を減らすことが有効です。。

■脂肪吸引

顔の脂肪を最も効果的に確実に減らすのは脂肪吸引です。ただし、頬のたるみがある場合は脂肪吸引だけ受けた場合、頬が余計にたるむことがありますので、注意が必要です。脂肪吸引ではダウンタイムがが長く、ダウンタイムは3~4週間程度です。ダウンタイムの間は顔の腫れと内出血が現れますが、抒情に改善します。

■BNLS注射

BNLSは脂肪溶解注射の一つで、Brand New Liposculpting solutionの略で「新しい脂肪溶解注射」という意味です。BNLSの主成分は植物から抽出された植物由来成分(ヒバマタ、セイヨウトチノキ・マロニエ、ペルシャグルミ等)で、脂肪を分解させる効果のほかに、むくみ減少、血管の弾力性や循環をアップさせる効果があります。BNLSの施術後は赤みや腫れなどが出ることがありますが、基本的にはほとんどダウンタイムがありません。

筋肉を小さくする

筋肉を小さくするには、筋肉を萎縮させる効果がある薬剤であるボトックス(ボツヌリス菌毒素)を使用します。

■エラボトックス注射

えらの部分にある咬筋という筋肉は発達していると顔を大きく見せ、「エラ張り顔」になります。ボトックスをエラのこの筋肉に注射すると、筋肉が小さくなり、小顔になります。筆者が開発した「元神メソッド」のよるエラボトックス注射では永続的効果が得られ、元に戻りません。エラボトックス注射により顔がシャープになります。「顔が大きくて悩んでいる方」や「脂肪がついていないのに、エラ張り顔で悩んでいる方」場合にはエラボトックスはおすすめの治療です。

たるみの改善

加齢により頬肉が落ち、顔が四角くなっていきます。これにより益々頬の肉は厚くなり、顔が大きくなります。顔のたるみ改善の方法についてはいろいろな方法があります。

■ウルセラ

ウルセラは、肌の下にある表在性筋膜(SMAS;スマスと呼びます)を選択的に狙い、ここに熱変性をもたらすことで、SMASを引き上げ、顔全体のたるみを引き上げます。SMASの引き上げはたるみの治療で最も重要なポイントで、外科的手術におけるフェイスリフト手術もこのSMASを必ず引き上げます。ウルセラは、従来は外科的手術でしか行えなかったSMAS筋膜の引き上げができる医療機器となります。「切らないフェイスリフト」と呼ばれるほど顔のたるみに対して効果が望めます。施術時間30分程度で、施術後の腫れも少なく、たるみを解消できるのがウルセラの特長です。

■スプリングスレッド

スプリングスレッドは糸リフト(スレッドリフト)の一種で、突起のついた特殊な糸で、ほうれい線のたるみを引き上げるリフトアップによる若返り治療です。糸リフトにはさまざま種類があり、選択する側としてはその多さに戸惑い、迷ってしまいますが、間違いなく言えるのはスプリングスレッドが断トツに効果があることです。スプリングスレッドは従来の他の糸リフトより圧倒的に効果が大きく、切開するフェイスリフトと効果がほとんど同じです。

■フェイスリフト手術

外科的に皮膚を切開し、たるんだ皮膚を切除し、たるんだ組織を引き上げる手術がフェイスリフト手術です。筆者が行っているスプリングスレッドを併用したフェイスリフトは手術は鼻唇溝のしわ、頬のたるみ、首のしわ・たるみをすべて改善させるフェイスリフト手術で、学会発表でも高い評価を受けています。

まとめ

この記事では、顔がパンパンになる顔のむくみの原因と頬肉を落とし方について解説しました。頬肉が厚いのは、生まれつきの場合もあれば、後天的な要因による場合もあり、人それぞれ異なります。十分な睡眠を確保し、心地よい睡眠環境を作ること、また日々の生活習慣を改善することで、顔のむくみを和らげ、小顔効果を得ることが可能です。重要なのは、まずは頬肉が厚くなる原因を理解し、それに合った対策を取ることです。しかし、「自分でどんな対策をしても効果が実感できない」、「元々頬肉が厚い」、「顔が大きく見える原因が不明」という方は、美容外科の相談も一つの選択肢です。信頼できる医療機関では脂肪、筋肉、たるみ、骨格の状態を経験豊かな医師が診断し、個々に適した施術を提案してくれます。

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。ウルセラは日本国内に導入直後から取り入れており、日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。

 

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