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冬にニキビが増えるのはなぜ?専門医による乾燥対策×ニキビケアの正解
更新日:2025/12/09
公開日:2025/12/09

冬になると肌は乾燥するのに、なぜかニキビが増えてしまう——そんな経験はありませんか?暖房で乾燥した部屋、入念にクリームを塗っているのに、気づけば顎や頬にポツポツ…。「冬なのにニキビ?」と戸惑う方は少なくありません。
実は、夏よりも冬の方がニキビの相談が増えると感じるのが現場の実感です。夏は汗をかき皮脂も出やすいためニキビが悪化しそうなイメージがありますが、実際には冬の方がニキビに悩む患者様が多い傾向にあります。乾燥する冬ならではの要因が重なり、肌状態が不安定になるためです。
乾燥する冬になぜニキビができるのか?

肌が乾燥すると、皮膚はバリア機能を守ろうとして防御反応で皮脂を過剰に分泌します。潤いが不足した状態を補おうとする生理現象ですが、この過剰な皮脂が毛穴に詰まってしまい、結果としてニキビの原因になるのです。そして、毛穴に皮脂が詰まった状態が続くと、その中でニキビの原因菌(アクネ菌)が増殖し、炎症を起こして赤いニキビへと発展してしまいます。
つまり、肌が「乾燥しているのにニキビができる」のではなく、「乾燥しているからこそニキビができる」と考えるべきでしょう。さらに冬場は、暖房による室内の乾燥や、マスク着用による蒸れ・摩擦、マフラーやタートルネックなど厚着によるあご周りへの刺激といった冬特有の環境要因も加わります。加えて、年末年始は食生活の乱れや睡眠不足など生活習慣の乱れも起こりがちで、これもニキビを悪化させる一因です。
また、寒冷環境では皮膚の血行が低下し、肌の新陳代謝(ターンオーバー)も遅れがちになります。そのため炎症が長引いたり、ニキビ跡が治りにくく感じることもあります。そのためフェイスライン(いわゆるUゾーン)や顎周りにニキビが集中しやすい傾向もあり、夏とは違うパターンで悪化しやすいのが冬のニキビの特徴です。
マスクやマフラーによる摩擦で顎周りにニキビができやすい方は、できるだけ刺激の少ない素材を選んだり、摩擦を受ける部分に保湿剤(ワセリンなど)を薄く塗って肌を守る工夫も有効でしょう。
冬のニキビケアでやりがちな間違いと正しい対策

冬にニキビができると、「乾燥しているからもっと保湿しなきゃ!」と焦ってしまう方も多いでしょう。しかし、誤った保湿ケアはかえってニキビを悪化させる原因になります。特に多くの患者様がやりがちなのが、油分たっぷりのクリームで肌にフタをしてしまう方法です。
一見すると乾燥対策には良さそうですが、油分の多いクリームを厚塗りすると毛穴を塞いでしまい、皮脂の出口がふさがってニキビが悪化する恐れがあります。つまり、油分でフタをすると皮脂や古い角質が毛穴に滞留し、白ニキビ(毛穴に皮脂が詰まった状態)が増えてしまうのです。その状態で炎症が起これば赤ニキビへと発展してしまいます。
また、「冬は乾燥するから」と保湿を重ねすぎるあまり、乳液やクリームを何層も塗り重ねている方もいます。このような油分過多なスキンケアは、冬ニキビの大きな原因の一つです。一方で、「ニキビを乾燥させれば治る」と考え、1日に何度も洗顔をしたり、化粧水や乳液を全く使わず肌をカサカサのままにしてしまう方もいます。
もちろん、保湿自体を避けてしまうのも間違いです。保湿ケアを怠れば肌の乾燥が進み、前述のように皮脂の過剰分泌を招いてしまいます。乾燥と皮脂の悪循環を防ぐには、保湿はしっかりしつつも毛穴を詰まらせないケアをすることが大切です。
では、具体的にどうすれば良いのでしょうか?
ポイントは「適度な保湿」と「ノンコメドジェニック製品の活用」です。ノンコメドジェニックとは「毛穴を詰まらせにくい処方」という意味で、ニキビができにくいことを試験で確認した製品に表示されています。
製品選びの際は、この「ノンコメドジェニック」表示がある保湿剤を選ぶと安心です。また、油分の多いクリームやオイルは避けて、水分ベースで肌をしっかり潤すローションや美容液を取り入れましょう。必要に応じてクリームを使う場合も、皮脂を補いすぎない軽めのものを薄く伸ばす程度に留めます。
例えば、水分が主成分で油分の少ないジェルや乳液など、ニキビ肌向けに開発された保湿剤を活用するのも良いでしょう。また、保湿成分としてヒアルロン酸やセラミドなどが乾燥対策に有効です。以下に冬のニキビ対策のポイントをまとめます。
- 油分の多すぎるクリームの厚塗りは避け、軽い使用感の保湿剤を選ぶ
- 「ノンコメドジェニック」表示のあるスキンケア製品で毛穴詰まりを予防する
- 洗顔は優しく行い、熱すぎるお湯は使わず肌のうるおいを必要以上に奪わない
- 洗顔後は化粧水や美容液で水分を十分に補給し、肌の水分バランスを整える
- ニキビができていても保湿は怠らず、ただし過度な油分補給は控える
- 食事では糖質や脂肪分の多いメニューを控え、ビタミン類を含むバランスの良い食事を心掛け、生活リズムを整える(十分な睡眠をとるなど)
- 室内では加湿器などで適切な湿度(50〜60%程度)を維持し、肌の乾燥を防ぐ
これらを心がければ、乾燥する冬でもニキビを悪化させずに潤いとニキビケアの両立が可能です。
セルフケアで悪化させる前に:早期治療と「アグネス」のススメ
正しいケアを心がけても、「それでも冬はニキビが繰り返してしまう」「自分のケア方法が合っているかわからない」という場合もあるでしょう。もし自己流のスキンケアで改善が見られずニキビに悩んでいるなら、早めに皮膚科専門医を受診することをおすすめします。早期に専門的な治療を行えば、ニキビは想像以上に早く改善するケースも多いのです。
実際、私のクリニックでも「ニキビくらいで受診していいのか迷った」という声を耳にしますが、ニキビは立派な皮膚の病気です。適切な治療を行えば跡を残さず治すことも可能ですし、症状によっては保険診療で処方できる治療薬もあります。むしろ、市販薬や誤ったセルフケアで長引かせる方が時間も費用もかかってしまいます。
中でも、繰り返すニキビや慢性的な大人ニキビに悩む方に私が特に推奨しているのが「アグネス治療」です。アグネス(AGNES)とは、ニキビの原因となる毛穴内部の皮脂腺に高周波エネルギーを照射して選択的に破壊し、ニキビを根本から治療する最先端の医療機器です。過剰な皮脂分泌を抑えることで、一度の治療でも劇的な改善が期待できる効果的な方法です。
私自身、炎症が軽いうちから積極的にアグネス治療を行うことで、多くの患者様が長年悩んだニキビから解放されています。ダウンタイム(施術後の回復期間)も比較的短く、肌表面を傷つけずに治療できるのも利点です。実際の施術では、専用の極細針を用いて毛穴一つひとつに高周波を照射します。
局所麻酔下で行うため痛みは最小限で、治療時間も約30分ほどです。まさに「最短ルート」でニキビを治す画期的な治療と言えるでしょう。
まとめ
重要なのは、ニキビを悪化させてしまう前に手を打つことです。冬のニキビは正しい知識とケアで予防・改善できますが、こじらせてしまうと治りにくく、ニキビ跡として残るリスクも高まります。具体的には、ニキビ跡には赤み(炎症後紅斑)や色素沈着、クレーター状の凸凹(萎縮性瘢痕)などがあります。
一度こうした跡が残ってしまうと完全に消すのは難しいため、そうなる前に適切な治療でニキビ自体をしっかり治すことが重要です。「もしかしてケアを間違えたかも」と感じたら、迷わず専門医に相談してください。専門のクリニックでは、症状に応じて塗り薬・飲み薬からIPL治療(フォトシルクプラス)、そしてアグネス治療まで豊富な選択肢で最適な治療プランをご提案できます。
自己流で迷走するよりも、プロの手を借りて早期に適切な治療を行うことが、結局は一番の近道です。冬に繰り返すニキビに悩んでいる方は、お気軽にご相談ください。しっかり治療して、乾燥する季節でもニキビに悩まない健やかな肌を目指しましょう。
筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。第109回日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。万能のニキビ治療機器アグネスを日本にいち早く導入し、これまでアグネスの治療は延べ1万人を超える。
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