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Rちゃん(大野茜里)の立ち耳ヒアルとは?立ち耳が「小顔トレンド」に変わった理由
更新日:2026/01/15
公開日:2026/01/18

近年「立ち耳ヒアル」という新しい美容トレンドが若い世代で話題になっていることをご存じでしょうか。人気インフルエンサーであるRちゃん(大野茜里さん)も韓国でこの施術を受けており、自身のYouTubeでビフォーアフターを公開して大きな反響を呼びました。
Rちゃんはもともと「耳がぺちゃんこで正面からピアスが見えない…」という悩みを抱えており、憧れの元AKB48小嶋陽菜さんのような綺麗な耳の形に近づきたい一心で韓国のクリニックを訪れたそうです。彼女が受けた施術の正式名称は「立ち耳ヒアルロン酸注射」で、小顔に見せる効果が期待できるとされています。
本記事では、Rちゃんも注目するこの「立ち耳ヒアル」による整形とは何か、従来の常識との違いや流行の背景、さらに具体的な施術方法とメリット・デメリットについて、美容外科医の視点からわかりやすく解説します。
参照元: “整形総額3000万円”三山凌輝の元婚約者YouTuber「立ち耳整形」ビフォアフ公開に驚きの声「妖精さんみたい」「サムネ別人かと」
Rちゃんも注目!かつてコンプレックスとされた「立ち耳」とは

まず「立ち耳」とは何かを確認しましょう。立ち耳とは、正面から見たとき耳全体が顔の横に張り出して立って見える耳のことで、医学的には突出耳とも呼ばれます。具体的には「耳が頭部から通常より離れている状態」で、頭の側面からの角度が30度以上(基準によっては40度以上)だと立ち耳と定義されます。
原因の多くは先天的な耳軟骨の形状によるもので、耳のY字型の軟骨「対耳輪」の発達不足や、耳のくぼみ(耳甲介)が深いことなどが挙げられます。要は耳を後方に寝かせておく構造が弱いと、生まれつき耳が外側に開いて“立った”状態になるわけです。
こうした立ち耳は幼少期には見た目の違いから周囲にからかわれたり、ご本人がコンプレックスに感じてしまうことも多い特徴でした。実際、欧米では約5%ほどの人に立ち耳が見られるため幼児期に耳を矯正する手術(いわゆる耳を寝かせる手術)を受けるケースも多く、日本でも「耳が目立つので直したい」という相談が従来はほとんどでした。美容外科の分野でも長年、「立ち耳は治すべきもの」と捉えられてきたのです。
私自身、院長ブログで「立ち耳を治す手術」を2012年に紹介し、その後も多くの患者様に対して対耳輪形成術(立ち耳修正術)を手がけてきました。この手術は耳の軟骨に折り目(対耳輪)を作り、耳を頭側に倒れた位置で固定する方法で、術後の傷跡も耳の裏に隠れるため目立たず、多くの患者様に喜ばれてきました。
以上のように、日本では長らく「立ち耳=コンプレックス」という考えが一般的で、治療や手術の対象として扱われてきた経緯があります。しかし今、この常識が大きく変わりつつあります。
▶️ 合わせて読みたい記事:立ち耳を治す手術
「猿耳がかわいい」?令和時代、立ち耳が小顔トレンドになった理由

近年、SNS(InstagramやTikTokなど)では「あえて耳を立たせたほうが顔が小さく見えて可愛い!」という投稿が若者を中心に増え、立ち耳=かわいいという新しい美容トレンドが広まりました。かつて「猿耳」と揶揄されコンプレックスの象徴のように言われた立ち耳が、令和の今ではむしろポジティブに捉えられているのです。立ち耳が支持される具体的な理由として、次のような見た目のメリットが挙げられます。
- 小顔効果 – 正面から見える耳の面積が大きく張り出すことで、顔全体が相対的に小さく見えます。耳が横に張り出している分、顔の横幅の強調が抑えられるためです。
- 顔の縦幅が短く見える – 耳が立って顔の輪郭が左右に広がることで、面長の印象が和らぎ、中顔面が短く見える効果があります。視線が耳にも分散するため、縦長の顔立ちを目立ちにくくする効果もあります。
- 愛らしい印象が加わる – ピンと立った耳はウサギや小動物のようでどこか愛らしいイメージを与えます。実際、ヘアアレンジで意図的に耳を出し「動物耳風」の雰囲気を楽しむ若者も出てきています。
- 若々しく見える – 正面から耳が見えることで顔に幼さがプラスされ、アイドルのようなあどけない雰囲気になれるという声もあります。実年齢より若見え効果が期待できるでしょう。
こうしたメリットから、特に10〜20代の若い女性を中心に「私も立ち耳にしたい!」というニーズが高まっているのです。例えば「顔が長いのが悩みなので耳を立てて小顔に見せたい」「他の人と違うチャームポイントが欲しい」といった理由で美容クリニックに相談に来る方が増えています。
事実、以前は「立ち耳を治したい(耳を目立たなくしたい)」というご相談ばかりでしたが、最近ここ数年は「耳を立たせたい」という真逆の相談が急増しており、私のクリニックでもこの傾向を強く感じます。
まさに美容の価値観は時代とともに移り変わるものだと痛感します。Rちゃんもこうした流行に注目した一人でした。彼女は韓国で立ち耳ヒアルロン酸による施術(いわゆる「立ち耳フィラー」施術)を受け、その劇的な変化をYouTubeで公開しています。
術後のRちゃんの印象はファンから「まるで妖精みたい」「耳でこんなに雰囲気が変わるなんて」と絶賛され、「さらに顔が小さく見える」「やって大正解じゃん」といった声も上がりました。このように、立ち耳にすることで確かに小顔効果や華やかさが増すケースもあり、従来のネガティブなイメージが覆された好例と言えるでしょう。では実際に、立ち耳にするためにはどのような方法があるのでしょうか。
美容外科医の立場から、次に具体的な施術方法を解説します。
立ち耳にする整形方法:切開手術 vs. ヒアルロン酸注入
立ち耳に整形する方法は大きく分けて「手術による方法」と「ヒアルロン酸注射による方法」の2種類があります。それぞれ効果の持続性や向き不向きが異なりますので、順番に見ていきましょう。
手術で立ち耳にする方法(半永久的効果)

手術による方法は、言わば「立ち耳を治す手術の逆を行う」ものです。従来は立っている耳を寝かせるために対耳輪を形成する軟骨手術を行っていましたが、立ち耳整形手術ではその逆で、寝ている耳を起こして固定する処置を行います。具体的な方法は以下のとおりです。
- 耳の後ろ側(頭側)を数センチ切開し、耳介軟骨を操作して耳を前方に起こします。特に耳の内側のY字型の軟骨(対耳輪)を一度切開・再成形し、希望の角度で耳が立つように縫合固定します。
- 手術時間は片耳で約30~45分程度、麻酔は局所麻酔で行います。
- 縫合後、傷は耳の裏側に位置するため外見からはほとんど分かりません。耳の皮膚は血流が豊富で治癒が早く、個人差はありますが数週間〜数ヶ月もすれば傷跡はほぼ目立たなくなります。術後しばらくは耳に保護のガーゼを当てて固定しますが、1週間ほどで抜糸し、その頃には腫れもかなり引いているのが一般的です。日常生活への復帰も比較的早いでしょう。
手術による立ち耳形成のメリットは、何と言っても一度の施術で半永久的な効果が得られる点です。軟骨を糸でしっかり固定して形を作ってしまいますので、一度耳が立つ形になれば基本的に効果はずっと持続します。
維持に追加のコストもかからず、長期的に見れば経済的とも言えるでしょう。一方でデメリットや注意点としては、やはり外科手術であることへの抵抗感やダウンタイムの問題があります。メスを入れる以上、皮下出血や腫れ・痛みが数日程度は出る可能性がありますし、1週間程度は安静に過ごす必要があります(飲酒や激しい運動は控える、うつ伏せ寝をしない等)。
感染症や左右差などのリスクもゼロではありません。もっとも、耳の手術は比較的シンプルで安全性の高いものではありますが、「手術はちょっと怖い」「仕事や学校を長く休めない」という方にはハードルが高いかもしれません。また、効果が半永久なだけに元に戻したくても戻せないという点も留意が必要です。
将来「やっぱり普通の耳の方がいい」と感じても、手術で立てた耳の軟骨を自然に元通りにすることは難しいため、慎重な判断が求められます。以上のように、確実で持続的な効果を求める方には手術による方法が適していますが、「とりあえず流行だから試してみたい」「いきなりメスを入れるのは不安」という方もいらっしゃるでしょう。
そこで次に、メスを使わない方法である「ヒアルロン酸注射」による立ち耳形成について説明します。
ヒアルロン酸注射で立ち耳にする方法(手軽に試せる)

手術に抵抗がある方やダウンタイムを極力少なくしたい方には、ヒアルロン酸注射によるプチ整形、通称「立ち耳ヒアル」がおすすめです。これはその名の通り、耳の軟骨周囲にヒアルロン酸製剤(いわゆる美容フィラー)を注入し、物理的に耳を前方に押し出す方法です。耳の裏側と表側(耳介の前後)それぞれに高粘度のヒアルロン酸を土台のように注入し、耳を支えて立てるイメージです。
ヒアルロン酸はもともとシワ取りや鼻・アゴの形成にも使われる安全な注入剤であり、人体に馴染みやすく徐々に吸収される性質を持つため、耳に入れてボリュームを足すことで徐々に耳を起こすことができます。施術はとてもシンプルです。カウンセリングで仕上がりのイメージを確認した後、耳を消毒して細い針を数カ所刺し、ヒアルロン酸を注入するだけです。
切開の必要は一切なく所要時間も片耳わずか5~10分程度とお手軽です。麻酔も希望に応じてクリーム麻酔や局所麻酔の注射を併用できますが、耳はもともと神経が少なく痛みを感じにくい部位なので、美容注射に慣れている方なら無麻酔でも耐えられるくらいです。実際、「チクッと数回注射された程度で全然平気でした」という患者様がほとんどです。
施術後は2~3日程度、耳の裏にわずかな赤みや腫れが出ることがありますが、髪で隠れる部位ですし他人に気付かれる心配もまずありません。傷跡も針穴のみでゼロと言っていいでしょう。ヒアルロン酸注射による方法のメリットは以下のとおりです。
- 手軽でダウンタイムが少ない – 切開しないため体への負担が非常に少なく、施術当日からシャワーや洗髪も可能です。痛みや腫れも軽度で、仕事や学校を休む必要がほとんどありません。術後すぐ普段どおりの生活に戻れる手軽さは大きな魅力です。
- リスクが低く、やり直しが可能 – メスを入れないため出血や感染のリスクも極めて低く、万一仕上がりが気に入らなくても時間の経過で自然に元に戻せる安心感があります。ヒアルロン酸は体内で半年~1年ほどかけて徐々に分解・吸収されていくため、効果が永久ではありません。言い換えれば「あとから元に戻せる」「期間限定で試せる」ということです。まずフィラーで試してみて、気に入ったら将来的に手術で恒久化するといった段階的な選択も可能でしょう。
- 希望に合わせて微調整できる – 注入するヒアルロン酸の量を加減することで、耳の“立ち具合”を細かくコントロールできます。例えば「ほんの少し耳が見えるくらい」に留めるのか、「一目で猿耳とわかるくらい大胆に立てる」のか、カウンセリングを通じて自由に設定できます。片耳あたりだいたい1cc前後の注入で満足される方が多いですが、中にはもっとしっかり立てたいと8cc以上入れるケースもあります(韓国で立ち耳フィラーが流行した際に極端な症例が出たようです)。このように徐々に注入して鏡で確認しながら理想の形に近づけていけるのもフィラーならではの強みです。
一方、デメリット・留意点もあります。
- 効果の持続が限定的 – 前述のとおりヒアルロン酸による立ち耳効果は永久ではありません。個人差はありますが約6ヶ月~1年ほどで徐々に元の耳の形状に戻っていきます。小顔効果を維持したい場合は定期的な追加注入が必要となり、永続的に効果を求めるのであれば最終的には手術を検討することになります。
- 繰り返すとコストがかさむ – ヒアルロン酸注入を何度も継続する場合、長期的には手術より費用が高くつく可能性があります。使用する製剤やクリニックにもよりますが、ヒアルロン酸は1ccあたり数万円程度はするため、例えば半年~1年おきにずっと打ち続けるとトータルではかなりの金額になります。将来的に「この先もずっと立ち耳でいたい」となった時、経済的に見て手術に踏み切ったほうが安上がりになるケースもあるでしょう。
- 効果に限界がある – 注射だけで耳の形そのものを劇的に変えるのには限界があります。あくまで軟骨の周囲にボリュームを足す間接的な方法なので、手術のように軟骨自体を大胆に折り曲げたり角度を変えたりすることはできません。そのため「できるだけ派手に耳を立てたい」「耳の上部から下部まで思い切り張り出させたい」という場合は、初めから手術を選んだほうが確実な場合があります。
- 一時的に生活上の注意が必要 – 注入後、ヒアルロン酸が安定するまでの数日~1週間程度は、耳を強く圧迫しないよう注意する必要があります。例えばうつ伏せや横向きで寝ると耳が押されて痛みを感じたり、形に影響が出る恐れがあります。またヘッドホンやヘルメットで耳を締め付けるのも控えたほうが無難です。このような注意点は一時的なものですが、人によっては不便に感じるかもしれません。
以上をまとめると、ヒアルロン酸注射による方法は「手軽に試せるが維持には手間とコストがかかる」施術と言えます。切開手術に比べてハードルは低い反面、効果の永続性では劣る点を理解しておきましょう。
流行は移ろいやすい──美容外科医がすすめる賢い選択

ここまで、立ち耳整形の手術とヒアルロン酸注射、それぞれの特徴を見てきました。では結局どちらを選ぶべきなのでしょうか?私の考えとしては、「ご自身のニーズと価値観に応じて賢く選択する」ことが大切だと思います。
まず、「一度の施術でしっかり効果を出し、ずっと小顔効果を持続させたい」「細かな形のデザインにもこだわりたい」という方には、手術による立ち耳形成が適しています。多少のダウンタイムや手術への不安はあっても、長い目で見ればメンテナンス不要で経済的ですし、一度軟骨を固定してしまえば半永久的に効果を楽しめます。
一方、「まずは気軽に試してみたい」「メスはできれば入れたくない」「流行が本当に自分に似合うか様子を見たい」という方には、ヒアルロン酸注射が良いでしょう。イベントや撮影前など期間限定で小顔演出をしたい場合にもフィラーはマッチしますし、何より気に入らなければ自然に元に戻せるという安心感があります。実際、私の患者様でも「まずはヒアルロン酸で立ち耳にしてみて、すごく気に入ったらいずれ手術も検討したい」というお声は少なくありません。
大切なのは、流行に振り回されすぎず冷静に判断することです。ファッションやメイクと同じく、美容整形のトレンドも数年で様変わりする可能性があります。「令和の小顔トレンド」として立ち耳ブームが来ている今だからこそ、逆に「この先ずっと立ち耳でいたいのか?」を自問自答してみてください。
一過性のブームに乗ってすぐに切開手術を受けてしまうと、もし後で「やっぱり普通の耳がいい」と感じた時に後戻りが難しくなります。そういった意味で、可逆性のあるヒアルロン酸注射でまず試してみるのは理にかなった選択だと私は考えます。Rちゃんのように自身のコンプレックスを前向きに捉え直し、新たなチャームポイントに変えてしまう姿勢は素晴らしいと思います。
ただし彼女は長年にわたり総額3,000万円以上を整形に投じて探究を続けてきたプロフェッショナルでもあります。一般の方はぜひ無理のない範囲で、美容外科医ともよく相談しながらベストな方法を選択してください。流行は常に移ろいやすいものですが、自分に自信を持ち毎日を楽しむための美容整形との付き合い方は、流行に振り回されず賢く安全にあるべきです。
まとめ
私たち美容のプロも、皆さんが後悔のない選択をできるよう全力でサポートします。最後に繰り返しになりますが、「立ち耳ヒアル」による整形は切開せず手軽に小顔効果を試せる画期的な方法です。興味のある方は信頼できるクリニックでカウンセリングを受け、ご自身に合った方法かどうか専門医の意見を聞いてみてください。
Rちゃんも注目した令和の新トレンドとうまく付き合いつつ、ぜひコンプレックスだった部分も自分らしい魅力へと変えていきましょう。
筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医として20年以上のキャリアがあり、耳形成手術、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。第109回日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。切らないフェイスリフトのウルセラも日本国内に導入直後から取り入れており、第107回日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。
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最終学歴:H11年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H15年船橋中央クリニック開業
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最終学歴:S43年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H28年青山セレスクリニック管理者






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