投稿日:2025/04/17
(最終更新日:2025/04/17)

唇を薄くするには?|厚い唇の悩みを解決する口唇縮小術

「厚い唇が気になって、思い切り笑えない」
「リップメイクをすると唇だけ浮いてしまう」

こうしたお悩みを抱えている方は意外と多いものです。リップラインをコンシーラーでぼかしたり、輪郭を小さく描いてみたりとセルフケアで工夫しても、なかなか根本的な解決には至らないこともあります。

実は、唇を物理的に“薄く”するための方法として「口唇縮小術」という美容整形があるのをご存じでしょうか。これは唇の内側を切開し、余分な粘膜を切除・縫合することでボリュームを落とす施術で、厚い唇(タラコ唇)の根本改善が期待できます。

本記事では、口唇縮小術の特徴・メリット・費用などを分かりやすく解説します。「厚い唇に長年コンプレックスを感じてきた」「自力でのケアには限界がある気がする」そんな方は、ぜひ最後までご覧ください。

▶️関連記事:【唇を薄くする口唇縮小術】たらこ唇を治す手術について
▶️関連記事:唇を薄くする手術方法について(口唇縮小手術)

口唇縮小術とは何か

唇の厚みを根本的に減らす美容整形

口唇縮小術(こうしんしゅくしょうじゅつ)は、唇の内側(粘膜部分)を切除して縫い合わせることで、物理的に唇を薄くする施術です。メイクやマッサージといったセルフケアは“薄く見せる”効果こそあれ、実際の厚みを減らすには限界があります。

口唇縮小術であれば、遺伝や歯並び、口呼吸などの影響を受けて分厚くなった唇でも、切開によって余分な組織を取り除くため、長期的かつ確実なボリュームダウンを実現することが可能です。

内側を切開するから傷跡は目立ちにくい

切開手術と聞くと「傷が残らないか心配」という声もありますが、口唇縮小術の場合、切開線は基本的に唇の裏側(粘膜面)に入れるため、外からはほとんど見えません。術後しばらくは腫れや痛みを感じる方もいますが、傷跡自体は口の中に隠れる形になるため、回復が進むにつれて目立ちにくくなります。

▶️唇を薄くする治療についてはこちら

施術プロセスとダウンタイム

カウンセリング〜手術当日の流れ

  1. カウンセリング:
    まずはクリニックを受診し、唇の厚みや形、理想とするイメージを医師に伝えます。写真やミラーを使って具体的なデザインを確認しながら、切除範囲や仕上がりをシミュレーションしていきます。

  2. 手術当日の流れ:

    • デザインの最終確認: 鏡を見ながら切開ラインを描き、患者様の希望とすり合わせ。

    • 麻酔: 局所麻酔や静脈麻酔で痛みを抑えます。

    • 切開・縫合: 唇の裏側を切開して余分な粘膜を除去し、丁寧に縫合。

    • 帰宅: 術後しばらく安静にしたあと、当日中に帰宅可能です。

ダウンタイムの目安

  • 術後1~3日:
    腫れや内出血がもっとも出やすい時期。痛み止めを使用することで、強い痛みが続くケースは少ないとされています。

  • 術後4~7日:
    腫れが徐々に引き始め、抜糸を行うタイミング(5〜7日後)を迎えます。まだ口を大きく開ける動作や硬い食べ物などは避けた方が無難です。

  • 術後8日以降:
    抜糸が済むと見た目の腫れは日ごとに落ち着いていきます。1〜2週間ほどで大きな腫れや内出血は治まり、1カ月程度するとより自然な仕上がりを実感しやすくなります。

マスク着用でダウンタイム中でも口元を隠せるため、仕事や外出の予定がある方でも比較的過ごしやすい点がメリットです。

実際のダウンタイム画像

唇を薄くする手術は、唇の内側の粘膜部分と組織を切除して縫合します。
傷は口の中だけなので、傷跡はわかりません。

手術前の切除範囲を決めたデザイン

手術直後の状態

手術後3か月の状態

手術で得られる効果とメリット

半永久的に唇を薄く維持できる

ボリュームを物理的に切除する施術のため、後戻りがほとんどなく、長期的な効果が期待できます。ヒアルロン酸注入などの施術ではボリュームアップが目的になりますが、唇を薄くするには口唇縮小術が唯一の根本的解決策といっても過言ではありません。

顔全体のバランスが整う

唇が厚いと、口元だけが強調されてしまい「顔全体が重たく見える」「あか抜けない印象になる」などの悩みを抱える方もいます。口唇縮小術を受けることで、口元がすっきりして全体のパーツバランスが改善される可能性があります。メイクの幅が広がる、写真写りに自信が持てるなどの心理的メリットを得る方も多いようです。

コンプレックスの軽減

厚い唇を「たらこ唇」と揶揄されたり、人前で笑うのをためらってきた方にとっては、唇を薄く整えることで根本的にコンプレックスが解消れる場合があります。人と会話するときの安心感や表情の明るさに繋がるのも、大きなメリットと言えるでしょう。

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知っておきたいリスクと注意点

腫れや内出血

切開を伴うため、腫れや内出血は避けられません。個人差はありますが、1〜2週間ほどは腫れが目立つ場合もあるため、重要なイベントや仕事のスケジュールなどを考慮しながら施術を受けると安心です。

左右差やイメージのギャップ

術前のカウンセリングでデザインを決めても、まれに仕上がりに左右差が生じることがあります。また、「もう少し薄くしたかった」「もう少し厚みを残したかった」というイメージギャップが出る可能性もゼロではありません。カウンセリング時にしっかりと医師に希望を伝え、アフターケアや修正対応なども確認しておきましょう。

傷跡と術後ケア

唇の裏側で縫合するため、外見上の傷は基本的に目立ちません。ただし、完全に傷が落ち着くまでは数カ月程度を要することもあります。感染リスクを下げるためにも、術後は処方されたうがい薬や軟膏を正しく使うなど、日常的なケアを怠らないことが大切です。

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セルフケアやヒアルロン酸注入との違い

セルフケアの限界

メイクテクニック(輪郭を小さく描く、落ち着いた色味を選ぶなど)や口輪筋トレーニングで“薄く見せる”ことは可能ですが、あくまで見た目の範囲に留まります。遺伝や骨格的な理由で厚い唇の場合、物理的にボリュームを減らさなければ根本改善が難しいケースが多いです。

ヒアルロン酸注入では薄くできない

「唇の整形」という言葉でイメージされがちなヒアルロン酸注入は、基本的に唇をふっくらさせる施術であり、ボリュームダウンには使えません。一時的にボリュームを増やして形を整える方法はあっても、厚い唇を本格的に薄くするには不向きです。そのため、唇を薄くする選択肢としては口唇縮小術が主流となっています。

当院の唇を薄くする治療の料金

口唇縮小術の費用は、施術範囲やクリニックによって異なります。当院では上唇のみ、または下唇のみの片方施術で330,000円(税込)、上下両方同時に行う場合は550,000円(税込)でご提供しております。両方同時に施術を受けると、それぞれを単独で行うよりも割安になるため、費用対効果の面でもメリットがあります。

口唇縮小術に関する費用や詳しい治療内容をこちらのページでご紹介しておりますので、ご検討中の方はぜひご覧ください。具体的なお見積りや施術プランは、カウンセリング時に患者様の唇の状態・ご要望を踏まえてご提案いたします。

唇を薄くする(すべて税込表示)
唇を薄くする手術(上下片方)330,000円
唇を薄くする手術(上下両方)550,000円

当院の唇を薄くする治療の症例写真

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よくあるご質問(Q&A)

Q1. 唇を薄くする手術は痛いですか?

A. 局所麻酔だけの場合、局所麻酔の針を刺す時だけ、痛みを伴います。手術中は麻酔が効いていますので、無痛です。また、ご希望に応じて静脈麻酔を併用できます。静脈麻酔を併用した場合、局所麻酔の痛みも感じることなく完全な無痛で手術を受けられます。

Q2. 唇の厚さはどのくらい薄くできますか?

A. ご希望の仕上がりや唇の状態にもよりますが、目安としては数ミリ〜1cm程度のボリュームダウンが可能です。ただし、切除しすぎると口が閉じにくくなったり、表情に違和感が出る恐れがあるため、安全な範囲での調整が行われます。カウンセリング時に医師とよくご相談いただくことが大切です。

Q3. 手術の効果は一生続きますか?

A. 一度切除した粘膜は基本的に再生しないため、効果は半永久的とされています。ただし、加齢や体重の変化によって顔全体の印象が変わることはあり、それによって唇のバランスが気になるケースもあります。

▶️上記以外のよくある質問はこちら

まとめ

唇の厚みによるコンプレックスに悩んでいる方にとって、口唇縮小術はその悩みを根本から解決できる選択肢です。唇の内側から切除を行うため外から傷跡が目立ちにくく、一度の施術で半永久的な効果が期待できる点は大きな魅力といえるでしょう。

 

ダウンタイム中も適切なケアで日常生活への影響を最小限に抑えられます。これまでメイクやマッサージでの改善を試みても効果を実感できなかった方にとっては、有効な手段となるかもしれません。当院では、患者様の状態やご希望に合わせた唇まわりの施術をご提案しています。

「唇の厚みが気になって、人と話すのも少し自信が持てない」と感じている方が、少しでも前向きな気持ちになれるよう、まずはお気軽にご相談いただければと思います。

 

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。
日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。
また、形成外科学会での勉強会においても講演をおこなっている
ウルセラについても日本国内に導入直後から取り入れており、日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。

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