元神院長執筆 専門医と学ぶ美容医療ブログ

まぶたのたるみを埋没法で治す方法

更新日:2025/12/17

公開日:2025/07/09

鏡を見るたびに「昔よりまぶたが重くなった…」と感じていませんか? 上まぶたの皮膚は年齢とともにゆるんで垂れ下がり、誰にでも「まぶたのたるみ」が生じます。まぶたのたるみは見た目の問題だけでなく、二重の幅が狭くなる、目を開きづらくするなど機能面への影響もあり、多くの方が悩む症状です。

まぶたがたるんでくると、市販のアイプチやアイテープで無理やり二重を作ろうとしても、皮膚がかぶさってうまく二重が維持できないこともあります。上まぶたのたるみをはっきり解消するには皮膚を切除する手術(二重まぶた切開手術や眉下切開)が必要ですが、メスを入れる手術には抵抗がある方も少なくありません。

実は、軽度のまぶたのたるみであれば、切開せずに糸でまぶたを留める「埋没法」というプチ整形で改善させることが可能です。

この記事では、美容外科専門医である筆者が、加齢でまぶたがたるんできた方に向けて、メスを使わない埋没法でまぶたのたるみを治療する方法とポイントを解説します。

埋没法とは?切開法との違い

埋没法とは、メスを使わずに極細の糸をまぶたに埋め込んで二重まぶたを作る美容施術です。糸をまぶたの皮下に留めて人工的な折り目(二重ライン)を形成します。これに対して切開法では、上まぶたの皮膚をメスで切開して余分な皮膚や脂肪を取り除き、二重のラインを作ります。つまり両者の大きな違いは、皮膚を切るか切らないかという点です。

埋没法は切開しない分、体への負担が少なく施術時間も短いので「切らないプチ整形」として人気があります。施術自体も両目で約10~20分程度と短時間で済み、費用も比較的抑えられており、ダウンタイム(回復期間)も短いのがメリットです。

メスを使用しない安心感もあるため、初めて整形手術を受ける方にも選ばれることが多い方法です。一方で、糸でまぶたを留めているだけの簡易な施術であるため、年月の経過とともに糸がゆるんで二重が取れてしまう可能性もゼロではありません。この点については後ほど詳しく説明します。

▶️ 埋没法についてはこちら

加齢でまぶたがたるむ原因

上まぶたの皮膚は加齢とともにハリや弾力を失い、早い人では40代頃からたるみが気になり始めます。まぶたがたるむ主な原因には、大きく2つの要素があります。一つは上まぶたの皮膚そのものが伸びて余ってしまうこと、もう一つはまぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)の力が弱くなることです。

前者では、余分な皮膚が覆いかぶさるように垂れ下がって「まぶたのたるみ」が生じます。実際、上まぶたの皮膚がたるむと二重のラインが隠れてしまい、目元が重たく見えるようになります。後者では、眼瞼挙筋が衰えることで目を開ける力が低下し、まぶたを十分に持ち上げられなくなるため、結果的に上まぶたが下がった状態(眼瞼下垂)になります。

額の筋肉で無理やりまぶたを引き上げようとする方もおり、その場合はおでこに深いシワが刻まれる原因にもなります。酷いたるみでは視野が狭くなることもあり、見た目だけでなく機能面でも支障を来すことがあります。多くの場合、皮膚の余りと筋力低下の両方が組み合わさって上まぶたのたるみを引き起こしていると言えるでしょう。

埋没法でまぶたのたるみは改善できる?

埋没法の二重術を行うことで、新たに二重の折り目を作り、たるんだ皮膚をその折り目に収めることができます。これにより、上まぶたに余った皮膚がまぶたの裏側に折り込まれ、たるみが目立たなくなります。

特に、元々一重まぶたで加齢とともにまぶたが下がってきた場合、埋没法で二重のラインを形成することで「目が開きにくい」「二重の幅が狭くなった」といったお悩みをまとめて解消できる可能性があります。

切らない眼瞼下垂治療 275,000円(税込)
※治療後、一時的に腫れ・むくみを伴います。
最新の料金はこちらをご確認下さい

上記の患者さまは、加齢で上まぶたが下がって、視野も狭くなってしまったことに悩み、当院にご相談にいらっしゃいました。診察すると眼瞼下垂が見られましたが、切開はしたくないということで、「切らない眼瞼下垂手術」と呼ばれる、埋没法を行うことにしました。

通常より固定箇所を増やした3点留めの埋没法で二重ラインを形成し、同時に糸で眼瞼挙筋を縫い縮めてまぶたの開きを改善しています。施術後は、目の開きが改善し、自然な奥二重が形成されました。実際、埋没法による二重術によって軽度のまぶたのたるみが改善されることは少なくありません。

ただし、埋没法はあくまで余った皮膚を折り込んで見た目を改善する方法であり、皮膚自体を取り除くわけではありません。そのため、たるみが強い場合や上まぶたの皮膚が厚い場合には、埋没法だけでは十分な効果が得られないこともあります。そのようなケースで二重瞼の形成とまぶたのたるみを取るには、埋没法と同時に眉下切開によって余分な皮膚を切除する手術を組み合わせ、たるみと二重の両方の悩みを解決する方法が有効です。

▶️ まぶたのたるみ治療についてはこちら

埋没法でたるみまぶたを治すポイント

では、まぶたのたるみがある人が埋没法で二重まぶたを作る際、どんな点に注意すれば良いのでしょうか。専門医の立場から、以下のポイントを解説します。

二重幅は広げすぎない

まぶたの皮膚は、まつ毛に近い部分ほど薄く、眉毛に近い部分ほど厚みがあります。そのため、二重のラインを必要以上に幅広く設定してしまうと、厚い皮膚を無理に折り込むことになり、術後にかえってまぶたが腫れぼったく見えてしまいます。

加齢でまぶたがたるんでいる方ほど、この「厚ぼったい二重」になりやすいため注意が必要です。二重幅は、たるみの程度に合わせて適切な幅にデザインすることが重要であり、欲張って広げすぎず自然なラインに留めるようにしましょう。

固定は「3点留め」で糸が取れないようにする

一般的な埋没法(二重術)では片目につき2か所を糸で留める「2点留め」を行います。

しかし、まぶたにたるみがある場合、皮膚の重みで2点留めでは支えきれず、特に目尻側の二重ラインが取れやすくなる傾向があります。そこで、固定箇所をもう1か所追加して計3点で留めることで、二重のラインをしっかり支えることができます。

筆者はまぶたのたるみが強い方には、通常より目尻側に1点多く留める「3点留め」の埋没法を行っています。このように固定箇所を増やして工夫することで、埋没法でも二重のラインが取れてしまうリスクを大幅に下げることが可能です。実際、適切な技術で正確に施術を行えば、埋没法で作った二重まぶたも半永久的に持続させることができます。

※クリニックによっては4点留め・6点留めなど、より多くの箇所を固定するプランを提供している場合もあります。固定箇所を増やせばラインは安定しやすくなりますが、その分、腫れが強く出る、費用が高くなるといった傾向もあります。患者様のまぶたの状態に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。

眼瞼下垂が疑われる場合は「切らない眼瞼下垂手術」を検討

まぶたのたるみが顕著な場合、単なる皮膚の余りだけでなく、加齢による眼瞼下垂(※上まぶたを開ける筋肉の機能低下)が隠れていることがあります。

眼瞼下垂があると、通常の埋没法で二重ラインを作るだけでは目の開きが十分に改善されないケースがあります。そこで検討したいのが、「切らない眼瞼下垂手術」と呼ばれる埋没法の一種です。これは、上まぶたの裏側から糸をかけて眼瞼挙筋やミュラー筋といったまぶたを持ち上げる筋肉を縫い縮め、筋肉の働きを強化する施術です。メスを使わずに筋力を補強できるため、まぶたの開きが改善してパッチリとした目元になり、「眠そうな目」という印象を解消できます。

当院ではまぶたのたるみだけでなく、筋力低下も見られる方には、切らない眼瞼下垂をご提案しています。なお、重度の眼瞼下垂の場合は切開する手術(挙筋前転法など)が必要なケースもあります。

▶️ 切らない眼瞼下垂についてはこちら

まとめ

加齢によるまぶたのたるみは誰にでも起こり得る悩みですが、必ずしも皮膚を切除する大掛かりな手術をしなくても改善できる場合があります。埋没法(二重埋没法)はメスを使わない手軽な施術でありながら、軽度のまぶたのたるみであればまぶたをスッキリ持ち上げて若々しい目元にする効果が期待できます。

 

ただし、埋没法で対処できるのはあくまで軽度のたるみまでであり、たるみの程度や原因(皮膚の余りか筋肉の低下か)を見極めて適切な施術を選ぶことが重要です。

 

いずれの場合も、大切なのは信頼できる美容外科医の診察を受け、自分のまぶたの状態に合った治療法を提案してもらうことです。経験豊富な医師であれば、埋没法でも工夫を凝らすことで一生取れない二重まぶたを作ることもできます。まずはお気軽に信頼できるクリニックにご相談ください。

 

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医として20年以上のキャリアがあり、二重治療、眼瞼下垂治療、逆さまつ毛治療、リフトアップ治療を得意としている。
日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。
また、形成外科学会での勉強会においても講演をおこなっている
ウルセラについても日本国内に導入直後から取り入れており、日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。

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