投稿日:2025/05/04
(最終更新日:2025/05/04)
フォトシルクプラスで後悔!? 他のIPL治療との比較
こんにちは。青山セレスクリニック(東京青山)および船橋中央クリニック(千葉)の総院長の元神賢太です。今回は、シミやくすみの治療で人気のフォトシルクプラスについて、「後悔しないためのポイント」を美容医療の初心者にもわかりやすく解説します。
フォトシルクプラスはIPL(光治療)機器の一つで、シミやそばかすの改善などに高い効果が期待できる治療です。しかし、ネット上では「フォトシルクプラスを受けたけど後悔した」「IPLは効果ないのでは?」といった不安の声も散見されます。実際にフォトシルクプラスなどのIPL機器で満足できなかったという方もいらっしゃるでしょう。そこで本記事では、よくある失敗・後悔の理由を分析し、筆者のクリニックにおけるフォトシルクプラスがそれらの悩みをどのように解決できるかを説明します。当院(青山セレスクリニック・船橋中央クリニック)での取り組みもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
フォトシルクプラスやIPL施術でよくある「後悔」の声
まず、フォトシルクプラス(IPL治療)や類似の光治療を受けた方々から、どのような「後悔」の声が聞かれるのかを見てみましょう。以下は、実際によく耳にする代表的な意見です:
「効果を実感できなかった」
何度も施術を受けたのにシミやくすみがほとんど薄くならず、期待外れだったという声。
「シミが逆に濃くなってしまった」
フォトシルクプラス後にシミがかえって濃く浮き出てしまい、施術を後悔したという声
「施術時の痛みが強く、肌トラブルも起きた」
照射時の刺激が我慢できないほど痛かった、あるいは施術後に火傷のような赤み・水ぶくれが生じてしまったという声。
「複数回試したが肌が綺麗にならず、お金と時間が無駄になった」
繰り返し施術したものの劇的な変化が見られず、費用対効果に疑問を感じたという声。
いかがでしょうか。思い当たる不安や疑問はあったでしょうか?せっかく美容医療に踏み切ったのに、このような後悔をしてしまうのは避けたいですよね。では、なぜこのような不満が生じてしまうのか、その原因を解説していきます。
フォトシルクプラスで効果を感じられない・後悔してしまう原因
効果が感じられない場合の原因:出力設定や技術の問題
「何度もIPLを受けたのに効果がない」と感じてしまう背景には、施術の設定や技術的な問題があることが多いです。IPL機器は照射のパワー(出力)や当て方によって効果が大きく左右されます。例えば、フォトシルクプラスは本来パワーや波長など様々な条件を細かく調整できる機器ですが、設定が弱すぎたり照射が不正確だったりすると十分な効果が得られません。実際、「フォトシルクプラスの効果はたいしたことがない」と思い込んでいた患者様でも、適切に照射すれば大きな効果を発揮する治療機器なのです。つまり、経験の浅い施術者と熟練した施術者では結果に大きな差が出ることを意味します。
また、フォトシルクプラスを含むIPL治療は基本的に1回ではなく複数回の施術で徐々に効果を出す治療です。1回だけでは十分な変化が現れない場合も多いため、最初にその点を理解していないと「期待外れ」と感じてしまうかもしれません。
シミが濃くなってしまう原因:肝斑などへの刺激
フォトシルクプラス後に「シミが濃くなって後悔した」という場合、その正体は肝斑(かんぱん)である可能性が高いです。肝斑は少しの刺激で悪化して濃くなってしまう厄介なシミで、通常のレーザー治療でも難しいとされています。本来、肝斑にはIPLではなくレーザートーニングなどの専用治療が推奨されます。多くのクリニックではフォトフェイシャルを行う際、肝斑部分は避けるか出力を極弱くして照射するなど配慮しますが、判断を誤ると肝斑を刺激してしまい、かえってシミが濃く見えてしまうことがあります。
フォトシルクプラス自体は適切に照射すれば肝斑が悪化するリスクが低いのが特長ですが、そもそも肝斑に光治療を当てない見極めが重要です。シミと肝斑は見分けが難しいケースも多いため、経験豊富な医師が診断せずに施術を行うと、このようなトラブルにつながる恐れがあります。
痛みや肌トラブル(火傷・赤み)の原因:不適切な照射条件やアフターケア不足
IPL施術時の痛みや、施術後の火傷・炎症などのトラブルも、正しい条件で行われなかった場合に起こりえます。強すぎる出力で照射したり、日焼けした肌に照射したりすると、熱エネルギーが過剰に加わって火傷や水ぶくれの原因になります。特にIPLはメラニン(色素)に反応する光のため、肌に日焼けによる色素が残っているとシミ以外の部分にも反応してしまい、施術後にヒリヒリとした痛みや赤みが出ることがあります。施術前後には強い日焼けを避け、肌状態に合わせて出力を調整することが大切です。
また、フォトシルクプラスを短期間にやりすぎると肌のバリア機能が低下し、「ビニール肌」と呼ばれる敏感肌状態になることも報告されています。適切な頻度(通常3~4週間に1回程度)を守らずに頻繁に受けすぎると、かえって肌荒れを招き後悔しかねません。適度な間隔で施術を受けることも重要なポイントです。
では、こうした失敗を防ぐうえでフォトシルクプラスはどのような強みを持つのでしょうか? 次に、フォトシルクプラスならではの特長やメリットを見ていきましょう。
フォトシルクプラスの特長(メリット)とは?
ここからは、フォトシルクプラスが他のIPL機器と比べて優れている点、つまり施術を受ける上でのメリットをご紹介します。「フォトシルクプラスって何がそんなにすごいの?」と疑問に思っている方はぜひ参考にしてください。
高いシミ・そばかす改善効果と最先端のIPL技術
フォトシルクプラスはイタリアDEKA社製のIPL機器で、「フォトフェイシャルの進化版」と称されるほど高性能です。従来のIPLに比べメラニン色素の分解力が非常に高く、薄いシミ・そばかすまで反応するため、少ない回数でシミ・くすみをしっかり改善できます。さらに、波長やパルス幅を細かく調整可能なので、一人ひとりの肌に最適な照射が行え、従来機よりも大きな効果を発揮できます。
幅広い肌トラブルに同時にアプローチできる
また、一度の施術でシミだけでなく赤ら顔やニキビ跡、毛穴の開き・ハリ不足といった複数の肌悩みに同時にアプローチできる点も魅力です。忙しい方でも総合的な美肌ケアをまとめて行える「一石二鳥」の治療といえます。
痛みやダウンタイムが少なく安全性が高い
フォトシルクプラスは施術時の痛みが軽く、輪ゴムで弾く程度の刺激で麻酔なしでも耐えられる方がほとんどです。さらに、950nm以上の波長をカットする安全設計により火傷リスクが非常に低く、照射後に患部を保護する必要もありません。施術当日から洗顔・メイク可能でダウンタイムはほぼゼロなので、日常生活に支障なく受けられます。
フォトシルクプラスが「後悔しにくい」理由とは
フォトシルクプラスの特長を踏まえ、なぜ他のIPLより「後悔しにくい」のかをポイントごとにまとめます。
効果が高く「効果ない」となりにくい
少ない回数でもシミや肌質の変化を実感しやすく、期待はずれに終わりにくい。
肌トラブルのリスクが低い
火傷や色素沈着など副作用の心配が少なく、安全に受けられる。
痛み・ダウンタイムが軽い
照射時間が短く、施術後すぐにメイク可能。身体的・時間的負担が小さい。
当院(青山セレスクリニック・船橋中央クリニック)での取り組みとご案内
青山セレスクリニック(東京)と船橋中央クリニック(千葉)は、いずれもフォトシルクプラス正規導入クリニックです。当グループではシミ・そばかす治療を得意分野として掲げており、フォトシルクプラスによる光治療は特に力を入れている施術の一つです。
経験豊富な医師が安心対応
肌状態やシミを医師が正確に診断し、一人ひとりに合った適切な出力で照射します。肝斑など誤った照射による悪化を防ぎ、安全かつ効果的に施術します。
施術経験豊富な看護師が施術を担当
当院には施術経験豊富な看護師が多数在籍しています。実際の施術を行う看護師の経験が未熟な場合、火傷やトラブルの要因となります。当院では経験豊富な看護師のみがフォトシルクプラスの施術を行います。
アフターケアも万全
照射後はビタミンC導入などのケアで肌を整え、万一のトラブルにも医師が迅速に対応します。施術後も気になることがあればいつでもご相談いただけます。
まとめ
フォトシルクプラスは、従来のIPL治療(フォトシルクプラス等)で指摘されてきた「効果が感じられない」「シミが悪化する」「痛みが強い」などの不安要素をしっかりカバーした次世代の光治療器です。その高い効果と安全性により、適切に施術を行えば他のIPLよりも満足度が高く「後悔しにくい」治療と言えます。もちろん万能の魔法ではありませんが、フォトシルクプラスを正しく活用することでシミ・くすみ・赤ら顔などのお悩み改善に大きな手応えを感じられるでしょう。
後悔しない美容医療のためには、機器選びとクリニック選びが重要です。フォトシルクプラスはその点で非常に信頼できる機器ですし、当院のように実績豊富な医師と看護師が揃ったクリニックで受ければ効果と安全性はさらに万全です。ぜひネガティブな体験談に惑わされず、前向きにご自身の「なりたい肌」にチャレンジしてみてください。
筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがある。また、そばかす、シミ、にきび、ニキビ跡に対しての肌治療も積極的にさまざまな治療機器を導入し、多角的に治療を行っている。【関連記事】
千葉エリアで治療をご希望の方はこちら

〒273-0005
千葉県船橋市本町6-4-15
グラン大誠ビル 2F
責任者:元神賢太
最終学歴:H11年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H15年船橋中央クリニック開業
東京エリアで治療をご希望の方はこちら

〒107-0061
東京都港区北青山2-7-26
ランドワーク青山ビル7F
(旧ヒューリック外苑前ビル)
責任者:高林洋一
最終学歴:S43年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H28年青山セレスクリニック管理者