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「オーガズム」についての記事まとめ

2024/02/26

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【女性がセックスでイク】オーガズムの全てを医学的に徹底解説!

オーガズムで「いく」女性

「セックス中に女性が”イク”とは、一体どのような現象なのでしょうか?」この性的絶頂は一般に「オーガズム」と称されますが、この複雑な生理学的プロセスを医学的な観点から分かりやすく、かつ詳細に解説します。このブログを通じて、オーガズムの神秘を紐解き、皆様の健康的で充実したセックスライフの一助となればと考えています。

【オーガズムの複雑さ】生理学的、心理学的、社会的側面

性的興奮とオーガズムは、私たちの身体において非常に複雑かつ多面的な生物学的機能を果たしています。性的興奮とオーガズムは、皮膚の感覚から脳の反応に至るまで、身体のさまざまな部位に深い影響を及ぼします。特に興味深いのは、セックスにおいて「イク」ことに関して男女間で見られる様々な違いです。また、「セックスでイク」ことは、単に生物学的な現象に留まらず、男女間の親密な人間関係を映し出す社会的活動を示すこともあります。特に女性のオーガズムの全貌は、心理学的、生理学的、進化論的観点から見ても、まだ完全には解明されていないのが現状です。しかし、この女性の「セックスでイク」現象を深く理解しようと、研究者たちは長年にわたり継続的な努力を重ねてきました。

セックスにおける性的興奮の4段階

セックスでイク女性

セックスにおいて感じる性的興奮(sexual arousal)は、時間と共に変化する一連の段階を経て進行します。この過程には、興奮初期、プラトー期、オーガズム(性的絶頂)、そして解放期の4つの主要な段階が存在します。それぞれの段階は、身体的および心理的な変化を伴い、相互に影響を及ぼしながら性的な体験を形成していきます。

1.興奮初期(excitement)

この段階では、性的な刺激に対する身体の反応が始まります。心拍数の増加、血流の変化、性器の敏感化などが特徴です。

2.プラトー期(plateau)

興奮が高まり続けるこの期間には、身体的な反応がさらに増強します。性的な快感が高まり、オーガズムに向けて準備が進められます。

3.オーガズム(orgasm)

性的絶頂に達する段階で、男女とも「セックスでイク」ことで通常は強烈な身体的および心理的な満足感を伴います。男性は射精を意味しますが、女性の場合のこの性的絶頂は膣内性交による「中イキ」である必要はありません。

4.解放期(resolution)

オーガズムの後、身体は徐々に落ち着きを取り戻し、心拍数や呼吸が正常に戻る期間です。

※次からはこの4段階を順に説明します。これらの段階を理解することで、セックスにおける性的な反応の複雑さをより深く理解することできます。

参照元:

THE BIOLOGY OF THE ORGASM

性的興奮の1段階目:興奮初期(excitement)

性的興奮は、視覚的刺激、身体的刺激、心理的刺激など、多くの種類の刺激によって開始されます。これらの刺激により、骨盤神経に沿った副交感神経の活動が亢進します。多くの人は、心拍数が速くなり、皮膚が紅潮し、筋肉の緊張が高まります。

男性の場合、海綿体組織が勃起するのはこの段階です。陰茎の勃起は、神経末端から陰茎の動脈へのNO(一酸化窒素)の放出によって引き起こされます。NOは血管を弛緩させ、組織が血液で充満することを可能にします。また、この段階では、亀頭(陰茎の先端)がカウパー腺(膀胱尿道腺)からの分泌物(いわゆる我慢汁)で潤滑になり、陰嚢の皮膚が引き締まります。

女性の場合、クリトリスが勃起し、膣が潤滑になります。クリトリスがどのようにして血液で充満するのかについては議論の余地がありますが、クリトリス周囲の血管にもNOが発見されており、陰茎の勃起に似たメカニズムで勃起している可能性が高いとされています。

陰茎のカウパー腺とは異なり、現在では、膣は特定の分泌腺によって潤滑になることはないとされています。かつては、バルトリン腺の分泌物が膣の潤滑に果たす役割だとされていました。バルトリン腺は、膣口の左右にある2つの豆粒大の腺のことです。歴史的には、このバルトリン腺は膣を潤滑させる化合物を産生すると考えられていましたが、現在の研究では、バルトリン腺の分泌物は比較的微量である可能性が示されています。多くの研究者は、膣の潤滑の大部分は、血管から漏出した液状物質である滲出液と子宮頸管粘液の組み合わせであると考えています。また、このタイミングで乳房はより膨らみ、乳首が勃起することもあります。

男性でも女性でもこの興奮初期の減少はほんの数秒の間に無意識的に起こっています。

性的興奮の2段階目:プラトー期(plateau)

プラトー期は、性的興奮の中でも特に重要な時期であり、「興奮の高止まり:プラトー」と言えます。この段階では、興奮初期に始まった身体の変化が維持され、さらに強化されます。例えば、勃起や性器の潤滑液の分泌が続きますが、それに加えて、クリトリスは非常に敏感になり、過剰な刺激を避けるために包皮の下に引っ込むことがあります。男性では、睾丸が陰嚢内に引き上げられる現象も見られます。このプラトー期は、心拍数の上昇、血圧の上昇といった身体的な変化に加え、筋肉の緊張が高まることにより、手足や顔に筋肉の痙攣が起こることもあります。これらの変化は、オーガズムに向かって体が準備するための重要な過程であり、興奮のピークに近づくにつれてさらに強まります。プラトー期は、性的な体験の中で最も感覚が高まる時期の一つであり、オーガズムへの重要なステップとして機能します。また、この時期は感情的な親密さやパートナーとのつながりを深めるのにも適しており、セックスの体験をより豊かなものにするために重要な役割を果たします。

性的興奮の3段階目:オーガズム(orgasm)

オーガズム期は、性的興奮の4段階の中で最もドラマチックな段階です。この瞬間は、身体と心の両方で感じる極めて強い快感の性的絶頂として知られています。興奮初期とプラトー期を経て、いわゆる「セックスでイク」感覚を伴うオーガズムは多くの人々にとって性行為の主な目標となっています。通常、性的絶頂である「イク」感覚は数秒しか続かず、オーガズムは他の3段階と比較しても圧倒的に短いです。男性の場合、前立腺と精嚢腺の収縮によって分泌液が尿道に入り、精子と混ざって精液となります。射精は、陰茎の筋肉(特に海綿体と球海綿体)がリズミカルに収縮し始めることで起こります。女性の膣内性交による「中イキ」の場合、膣と子宮の筋肉も力強くリズミカルに収縮し、時には痙攣します。興奮初期とプラトー期に蓄積された筋肉の緊張を解き放たれるため、この膣と子宮の収縮と痙攣はオーガズム時の快感の源となっています。

性的興奮の4段階目:解放期(resolution)

解放期は、性的興奮のプロセスにおける最終段階で、オーガズム(性的絶頂)の後に訪れます。この時期では、心拍数、血圧、呼吸が正常な状態に戻ることが特徴です。多くの人々がこの時期にリラックスした感覚や疲労感を経験することがあります。男性においては、解放期には一般的に「賢者タイム」と呼ばれる性的興奮の減退が見られますが、女性の場合は、解放期でも興奮状態やオーガズムが維持されることがあります。

オーガズムに達した女性

男女がオーガズムに達する理由

性的興奮の4段階から分かるように、生理学的見地から見ると、性的興奮は身体の多くの部位に影響を及ぼす複雑で入り組んだ工程です。「どのようにオーガズムに達して性的絶頂を味わうのか」についての性的興奮の4段階の話も複雑でしたが、「なぜオーガズムに達するのか」はさらに複雑な話になります。進化の観点から見れば、男性のオーガズム、「男性がイク」ことを理解することは簡単です。「男性がイク」のは射精により生殖のために必要だからです。しかし、女性の場合は、「なぜオーガズムに達するのか」、「なぜ女性はセックスでイクのか?」という問題を解明するのは実に難しいことです。この答えは未だに明確には解明されておらず、諸説があります。

【副産物説】なぜ女性はセックスでイクのか?①

男性に何の機能も持たない乳首があるのと同様に、女性が「イク」のは、単に男性の射精に該当する発生学的な類似性の副産物なのだろうか?2011年に発表された論文「Genetic analysis of orgasmic function in twins and siblings does not support the by-product theory of female orgasm(双子と兄弟姉妹におけるオーガズム機能の遺伝学的分析は、女性のオーガズムの副産物説を支持しない)」がこの説に異議を唱えるまでは、これは広く信じられていた説であり、現在でもある程度信じられています。 この2011年の研究は、1万人以上の兄妹と姉弟を対象としたアンケートに基づくもので、女性と男性のオルガスム機能には顕著な遺伝的差異があるが、異性の兄妹・姉弟間には統計的に有意な相関関係はないことより、男性と女性のオルガスム機能には異なる遺伝的要因があると判明しました。もし副産物説が正しければ、似たような遺伝暗号を持つ異性の兄妹・姉弟は似たようなオーガズム機能を持つことになります。しかし、この2011年の研究では、異性の兄妹・姉弟間にオルガスム機能において有意な相関関係はないことが示され、この説は否定されたことになっています。しかしながら、この副産物説に関する議論は科学界で現在も続いています。

【精子吸い上げ説】なぜ女性はセックスでイクのか?②

1900年代初頭では、女性のオーガズムは受精に必要であると広く信じられていました。1950年代のある検証実験において、オーガズムの収縮によって精液が子宮内に吸い込まれるという「オーガズム時の精子吸い上げ」という仮説を、X線に映る放射線不透過性物質を混ぜた人工精液を子宮頸管に塗布し、女性にいわゆる「中イキ」でオーガズムを感じてもらうことで検証しました。その結果、精液が子宮内に吸い込まれた形跡は認められませんでした。

この検証実験により、「オーガズム時の精子吸い上げ」という学説はいったん消えましたが、オーガズム時に放出されるオキシトシンというホルモンが、女性のオーガズムの際に子宮収縮を刺激し、この子宮収縮が精液を卵管に向かって移動させる可能性があることが発見されたことで、この学説は、再び脚光を浴びました。この精子吸い上げ説は理にかなっていますが、女性はオーガズムの有無に関係なく妊娠できている事実がありますので、オキシトシンによる子宮の収縮が受精にどれほど大きな役割を果たすかについては議論の余地があります。

【縁結び説】なぜ女性はセックスでイクか?③

縁結び説は、ドーパミンやオキシトシンといった快感物質がオーガズム中に大量に放出される事実に基づいています。オキシトシンは、親密感や絆を深める役割を担うホルモンとされており、ドーパミンは脳の報酬中枢を刺激することで知られています。このような快感ホルモンの作用によって、ともに「セックスでイク」ことでオーガズムを共有した男女は強い絆を形成し、共同生活を送る傾向があるとされます。また、古代であれ、現代であれ、乳幼児の養育においてパートナーの存在が生活を支える重要な要素であることから、縁結び説は女性のオーガズムが進化的に種の存続に寄与していると主張しています。縁結び説では頻繁なオーガズムによって結ばれたカップルから生まれる子供は、両親が共同生活をすることから、生存の可能性が高いと考えられています。

女性が「セックスでイク」ことによる解明されている事実

「なぜ女性はセックスでイクか?」については、諸説が複数あることから分かるように明確には解明されていませんが、「セックスでイク」ことが女性に健康に寄与することはいくつかに事実から判明しています。女性は「セックスでイク」ことでストレスから解放されることが医学的に分かっています。これは、オーガズム中には「気分を良くするホルモン」とも呼ばれるドーパミンや「愛の薬」とも呼ばれるオキシトシンが放出され、これらのホルモンは幸福感や肯定的な感情を高め、ストレスホルモンであるコルチゾールを打ち消す効果があるからです。またこ研究によると、オーガズムは以下のような健康上の利点があるとされています。

・ストレスの軽減

・頭痛やその他の痛みの軽減

・心臓の健康の改善

・生理痛の軽減

・自信の向上

・睡眠の質の向上

出典元:

Orgasm(by Cleveland Clinc)]

「セックスでイク」ようになれる施術

美容外科では女性がオーガズムに達しやすくなるために治療があります。以下に簡単にご紹介します。

■Gスポットのヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入でGスポットを隆起させ、膣内性交中にペニスがGスポットに当たりやすくさせ、性的な快感をアップさせる治療です。

■膣のヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入で膣壁全体を隆起させ、膣圧を高めることでペニスの摩擦を膣内で感じ取りやすくなります。これによりオーガズムに達し易くなります。

■モナリザタッチ

モナリザタッチはフラクショナルレーザーを膣壁細かく照射する治療で、数回受けることで膣壁が厚くなり、また膣分泌液の分泌も多くなります。より潤いやすくなり、「中イク」しやすくなります。

■クリトリス包茎を治す手術

多くの女性がクリトリス包茎の状態ですが、クリトリスを覆っている余分な皮膚を切除することで、よりクリトリスにダイレクトに刺激が伝わり、オーガズムに達しやすくなります。

■膣縮小手術

物理的な膣の入口を小さくして、膣圧を高める手術です。膣のヒアルロン酸注入と同じく、性的な絶頂を感じやすくなります。

まとめ

この記事では、男女が性的絶頂である「セックスでイク」ことに至る生理学的および医学的な過程について詳しく解説しました。特に女性がセックス中にオーガズムに達する意義と、その健康上のメリットに焦点を当てて広範囲にわたる研究結果と学説を紹介しました。本記事が、読者の皆様にとって有益な情報源となり、より健康で充実したセックスライフをサポートする一助となることを願っています。

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがある。また、女性器、男性器を問わず、多くの性器の美容外科手術を行っている。男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。

【関連項目】

膣のヒアルロン酸注射のご相談はこちら

「モナリザタッチ」のご相談はこちら(@青山セレスクリニック)

ヒアルロン酸による膣縮小で名器形成??

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膣痙攣でペニスが抜けなくなるか

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