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タトゥーのレーザー除去の経過写真:何回で取れる?
更新日:2025/10/28
公開日:2025/10/30

タトゥー(刺青・入れ墨)を消したいと考えている方にとって、「タトゥー除去 レーザー 経過」「タトゥー除去 レーザー 回数」「タトゥー除去 レーザー ダウンタイム」といったキーワードで検索するほど、治療の進み方や必要な回数、施術後のダウンタイムが気になるのは当然です。
実際に検索してみると、多くのサイトでは治療前後の写真(ビフォーアフター)が掲載されていますが、経過写真が細かく紹介されているケースは少なく、途中経過が分からず不安に感じている方も多いでしょう。
そこで本記事では、美容外科専門医である筆者が、タトゥーのレーザー除去治療の経過写真を治療1回目から7回目まで時系列で紹介し、何回の施術でどのようにタトゥーが薄くなっていくのかを解説します。
さらに、レーザーによるタトゥー除去に必要な回数の目安や、各回のダウンタイム(回復期間)の過ごし方についても詳しく説明します。不安や疑問をお持ちの方はぜひ最後までお読みください。
タトゥー除去レーザーは何回で消える?治療回数の目安

まず、「レーザーでタトゥー除去は何回施術すれば消えるのか?」という疑問について解説します。結論から言えば、タトゥーの色や濃さ、入れ方(自分で入れたかプロによるものか)、そして経過年数などによって必要な回数は大きく変わります。以下に主なケースごとの回数の目安をまとめます。
- 自分で入れた浅いタトゥー(素人の手彫りなど): インク量が少なく浅いケースが多いため、おおよそ3回程度のレーザー照射でかなり綺麗に除去できることが多いです。自家製の簡易的な刺青は色が薄めで、比較的短い回数(数回)で消える傾向があります。
- プロの施術による濃い黒色のタトゥー: 専門のタトゥーアーティストや海外で入れた本格的な刺青の場合、インク量が多く肌の深部にまで達しているため、少なくとも5回以上のレーザー照射が一般的に必要です。ケースによっては7~8回前後の照射を重ねてようやく完全にインクが見えなくなることもあります。黒一色のタトゥーはレーザーが最も反応しやすい色なので、根気強く照射を続ければ約7~8回程度で完全除去できる可能性が高いと言えるでしょう。
- 赤や黄色などカラーのタトゥー: カラフルなタトゥーは黒インクに比べてレーザー光が反応しにくく、黒より多くの回数が必要です。例えば赤色や黄色の刺青であれば、概ね10回以内の照射でかなり目立たなくなるケースが多いですが、インクの特性上どうしても黒ほど効率よくは消せません。特に黄色インクはレーザーが吸収されにくく除去が難しい代表例です。
- 水色・黄緑など明るい色のタトゥー: 淡い水色や黄緑色など明るい色のインクは非常にレーザーが反応しにくく、10回以上の治療を要するのが一般的です。複数回照射しても少しずつしか薄くならず、除去完了まで長期間の治療計画が必要になります。
- 白色インクのタトゥー: 白インクは光を反射してしまいほとんどレーザーを吸収しないため、レーザーでの除去は現状ほぼ不可能です。白い部分の色素は残りやすく、レーザーでは完全に消すことは極めて難しい点に留意が必要です。
- タトゥーを入れてからの経過年数: 入れた時期も回数に影響します。入れて間もない新しいタトゥーほどインクが皮膚に濃く残っているため除去に時間がかかり、黒色一色でも場合によっては10回以上の照射が必要になることもあります。逆に入れてから長年経過して色褪せている刺青はインク量が自然に減っているため、比較的少ない回数で済む傾向があります。
以上のように、「何回で消えるか」は一概には言えず、タトゥーごとの条件によって様々です。ただし一般的な傾向としては、黒一色のタトゥーならレーザー照射の効果が高く少ない回数で済み、カラーや新しく濃いタトゥーほど回数が増えると覚えておくと良いでしょう。例えば「黒の小さな刺青なら数回、色付きや新しく濃い刺青では10回以上かかることもある」というイメージです。
さらに見落とせないポイントとして、施術する医師の技術と経験も回数に影響します。経験豊富な医師であればタトゥーの状態に合わせて適切な波長・出力で照射し、必要最小限の回数で除去することも可能です。一方で経験の浅い施術者だと、出力設定が弱すぎて十分な効果が出ず不必要に回数を重ねてしまったり、逆に強すぎて火傷・色素沈着を起こし治療期間が延びてしまうリスクもあります。そのため、タトゥー除去のクリニック選びでは価格の安さだけでなく医師の熟練度を重視することが大切です。
最後に、レーザー以外の方法についても触れておきます。外科的切除(メスで皮膚ごと刺青を切り取る方法)であれば、タトゥーを物理的に取り除えるため一度の手術で完全除去できる場合もあります。特に指でつまめる範囲の小さな刺青であれば、1回の手術できれいに取れることがあります。ただし手術跡(傷跡)が必ず残る点と、タトゥーが大きい場合は一度に切除できず分割手術が必要になる点がデメリットです。
背中や胸など広範囲に及ぶ刺青は現実的に外科手術だけで完全除去するのは困難で、植皮(皮膚移植)など大掛かりな処置になりがちなため、一般的にはレーザー治療が選択されるのが現状です。要するに「小さいタトゥーは切除という選択肢もあるが、広範囲のものはレーザーでコツコツ消すのが現実的」と言えます。いずれにしても、自分の刺青に最適な除去方法を専門医とよく相談して決めることが重要です。
タトゥー除去レーザー治療のダウンタイムと経過

次に、レーザーによるタトゥー除去のダウンタイム(施術後の回復期間)について説明します。レーザー照射後の肌は一時的にダメージを受けるため、治療直後から次の治療までの経過を正しく理解しケアすることが大切です。
施術直後の状態
レーザー照射が終わった直後、患部の皮膚表面は熱でダメージを受けており、表皮が剥がれて出血や水ぶくれを伴うことがあります。これはレーザーがインクに反応して皮膚組織が一時的に炎症を起こすためで、治療効果がしっかり現れた証拠でもあります。
施術後はすぐに患部を冷却し、軟膏をたっぷり塗ってガーゼで覆います。このガーゼ保護と軟膏塗布は自宅でも続け、少なくとも1週間程度は傷口のような状態が続くため毎日ケアが必要です。患部から浸出液(血がにじんだ液体)が出なくなるまでの約1週間は、入浴時に濡らさない・清潔を保つなど注意しましょう。
施術後1~2週間
照射後しばらくすると患部にかさぶたが形成されてきます。個人差はありますが、おおよそ1~2週間でかさぶたが徐々に乾燥して剥がれ落ちていきます。この間、無理にかさぶたを剥がすことは厳禁です。かさぶたの下では新しい皮膚が再生しており、剥がれると一時的にピンク色~赤色の皮膚が露出します。これは正常な経過であり、傷跡ではありません。
施術後~次回照射まで
かさぶたが取れた後も、患部の赤み(炎症後紅斑)はしばらく残ります。赤みは時間とともに徐々に薄れていき、約2か月ほどかけて肌色に落ち着いていきます。この赤みが引いて皮膚が十分回復した状態になって初めて、次回のレーザー照射が可能になります。
クリニックでは通常2~3ヶ月の間隔をあけて次の照射を予約することが多いです。肌の回復を待たずに焦って1ヶ月おきなど短い間隔で連続照射すると、十分な効果が出ないまま回数が増えたり、色素沈着など副作用のリスクが高まる可能性があるため注意が必要です。したがって、最良の結果を得るためには医師の指示通りのペースで通院することが大切です。
ダウンタイム中の痛みや日常生活
レーザー照射後の痛みは個人差がありますが、施術直後でも耐えられない激痛が続くことはほとんどありません。ヒリヒリとした軽い痛みや熱感が数日感じられる程度で、必要に応じて痛み止めの内服を処方されることもあります。
日常生活で特別に制限されることは少ないですが、患部を強く擦ったり刺激を与えないよう注意しましょう。シャワーは当日から可能ですが、入浴(湯船)やサウナ・激しい運動は患部の炎症が引くまで控える方が無難です。また紫外線に当たると色素沈着が起きやすくなるため、治療期間中は患部を日焼けさせないようUVケアを徹底してください。
リスク・副作用について
レーザーによるタトゥー除去は適切に行えば安全性の高い治療ですが、それでも完全にリスクがないわけではありません。例えば水ぶくれの発生、色素沈着や色抜け(肌の色が白っぽく抜ける)、瘢痕化(傷跡がわずかに盛り上がる)、施術中の痛みなどが起こる可能性があります。しかし、これらは適切な照射設定とアフターケアでかなり防ぐことができ、多くの場合一時的なものに留まります。
実際、レーザー治療の大きなメリットはメスを使わないため傷跡が残らないことであり、不要な刺青が消えることで外見のコンプレックスが解消され自信を取り戻せるといった精神的メリットもあります。リスクとメリットを正しく理解しつつ、不明な点は遠慮なく主治医に相談してください。
タトゥー除去レーザー治療の経過写真(1回目~7回目)
それでは実際に、レーザーによるタトゥー除去の経過写真を見ていきましょう。ここでは黒を主体としたタトゥーをレーザーで治療した症例を例に、第1回目の治療前から第7回目の治療直前までの計8段階の写真を時系列でご紹介します。各写真の下で、照射の回数を重ねるごとのタトゥーの薄くなり方を解説します。
治療前(1回目照射前)
こちらがレーザー治療を始める前のタトゥーの状態です。肩から上腕にかけて龍のデザインが入った大きな刺青で、黒インクをベースに一部赤色も含まれています。長年経過したタトゥーですが、インクはまだ濃く、面積も広いため一目で非常に目立つ状態です。濃い黒色のタトゥーはレーザーで比較的反応しやすいとはいえ、これだけ広範囲で、色素が多量に含まれている場合ですと、完全除去まで10回程度の治療が必要になるケースです。

治療直後(1回目照射直後)
1回目のレーザーを照射し終えた直後の写真です。照射直後は皮膚表面が白く変色し、全体にわたって霜焼け状の白い霧(フロスティング)がかかったようになりますが、その直後より出血がはじまり、皮膚は全体に赤く腫れています。写真からも、タトゥーの黒いインク部分がやや白っぽく浮き上がっているのが確認できるでしょう。照射直後はこのように一時的に見た目が変化しますが、時間が経つと赤みは引き、出血も落ち着いてきます。この後は軟膏を塗ってしっかりガーゼで保護し、自宅でケアを続けていただきました。

治療1回目後~2回目照射前
1回目の照射から約2ヶ月が経過し、2回目のレーザー治療を行う直前の写真です。写真を見ると、タトゥー全体が薄くなり始めているのが分かります。特に黒インクの部分は色素が部分的に破壊・排出されたため、濃い黒だった箇所がグレーがかった色調に変化しています。赤色の部分も若干色あせていますが、黒に比べるとレーザーの反応が弱いためかまだはっきり赤みが残っています。患者様ご自身も「一部薄くなった部分がある」と効果を実感されており、同時に「まだまだ全体としてはタトゥーがはっきり見えるので、本当に消えるのか不安」というお気持ちもあったようです。しかし、初回照射で得られた変化としては順調な部類であり、ここから回数を重ねるごとに加速度的に薄くなっていく見込みであることを説明しました。

治療2回目後~3回目照射前
2回目のレーザー照射を行い、その約2ヶ月後(3回目照射前)に撮影した写真です。2回照射を終えたことで、タトゥーのインク量は見た目にもかなり減少してきました。特に黒い部分の変化が大きく、濃かった龍の鱗や顔の部分がかなりぼんやりとしてきています。赤い部分も薄くなり、全体的にタトゥーの輪郭が不明瞭になってきました。ただし、まだインクは皮膚内に残っている状態で、完全に消えたわけではありません。照射後の経過としては今回も順調で、2回目照射後も一時的なかさぶた・赤み以外に大きなトラブルはありませんでした。患者様は「思ったより順調に薄くなっていて安心した」とおっしゃっており、次の照射にも前向きに臨まれていました。

治療3回目後~4回目照射前
3回目のレーザー照射を終え、約3ヶ月後(4回目照射前)に撮影した写真です。3回の照射を終えた段階で、タトゥーの大部分がかなり薄くなったのが確認できます。黒インク部分はさらに退色が進み、赤い部分もほとんど色が飛んでおり、元のデザインを知らなければ、模様は判別できないレベルです。患者様自身も「パッと見ではかなり目立たなくなってきた」と実感されています。幸いここまでの経過で瘢痕(傷跡)や重篤な色素沈着も認められず、肌状態は良好です。この段階で治療前と比べると見違えるほど薄くなっていますが、あと少し根気強く治療を続ける計画です。

治療4回目後~5回目照射前
4回目のレーザー照射後、約3ヶ月経過した時点(5回目照射前)の写真です。3回照射後の写真と比較すると明らかに薄くなってきていますが、1,2回目のように劇的な変化小さくなっています。このようにタトゥーのレーザー除去治療では実は薄くなってから、それをさらに薄くしていくことのほうが大変です。患者さんも根気よく通院することが大事です。

治療5回目後~6回目照射前
5回目のレーザー照射を終え、十分な間隔をおいてから撮影した写真です(6回目照射前の状態)。この頃になると、遠目にはタトゥーが入っていることに気づきにくいほど薄まっています。ただ、肌を間近で見ると灰色がかった影のようなインク残りがまだあります。この程度薄くなると日常生活ではほぼ気にならないものの、完全除去を目指す場合は引き続き照射を重ねていきます。

治療6回目後~7回目照射前
6回目のレーザー照射後、次が7回目の治療という段階の写真です。一見しただけでは以前ここに大きな刺青があったとは気づかないレベルです。今後あと1,2回程度追加照射することで、肉眼では確認できないレベルのインク残りまで徹底的に除去する計画です。

以上がレーザー除去の経過写真のご紹介です。写真をご覧いただくと分かるように、レーザー治療では回数を重ねるごとに徐々に刺青が薄くなっていくなることがお分かりいただけたかと思います。もちろん個人差はありますが、「本当に消えるの?」と不安に思っている方にとって少しでも希望を持っていただける結果ではないでしょうか。
まとめ
タトゥーのレーザー除去は決して一晩で完了する治療ではなく、複数回の通院と長期的な経過観察が必要になります。しかし、根気強く治療を続けていけば、今回ご紹介した症例のように消していくことが可能です。
レーザー治療は皮膚を切らずに済む安全な方法であり、傷跡が残らないという大きなメリットがあります。一方で、色や大きさによって回数がかかったり、完全に消しきれない色素がわずかに残る場合があること、治療には痛みやダウンタイムが伴うことなども事前に理解しておく必要があります。
「タトゥーを消したいけれど、痛みや回数が心配」「仕事的に長いダウンタイムは避けたい」など不安な点は人それぞれでしょう。そのような場合はぜひ信頼できる美容外科専門医のクリニックでご相談ください。経験豊富な医師であれば、あなたのタトゥーの種類や状態を診察した上で、最適な治療方法と回数の目安、ダウンタイム中のケア方法まで丁寧に説明してくれるはずです。無理に急ぎすぎず、安全かつ効果的に刺青を除去する計画を立てることが、結果的に一番の近道になります。
タトゥー除去レーザーの経過写真を含めて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。同じように「何回で取れるの?」「ちゃんと消えるの?」と不安に感じている方の参考になれば幸いです。
当院でもタトゥー除去治療を多数手がけておりますので、少しでも気になることがあればお気軽にカウンセリングにお越しください。専門医の立場から、あなたの不安を解消できるよう親身にサポートいたします。一緒に一日も早く、悩みから解放された明るい未来を目指しましょう。
筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。
日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。
また、形成外科学会での勉強会においても講演をおこなっている。
ウルセラは日本国内に導入直後から取り入れており、日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。
外科専門医を取得しており、外科の切開切除手術を得意としている。
レーザー, タトゥー除去, タトゥー, 刺青, 経過, 回数, 入墨
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勤務歴:H15年船橋中央クリニック開業
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