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ヒアルロン酸を溶かした兒玉遥さん:ヒアル顔からの生還
更新日:2026/01/09
公開日:2025/07/22

元HKT48メンバーで女優の兒玉遥さん(28)が、自身の整形に使用していたヒアルロン酸を溶かす処置を受けたことをX(旧Twitter)で明かし、大きな話題になっています。兒玉さんは7月5日の投稿でビフォーアフター写真を公開し、「ヒアルロン酸溶かして正解」とコメントしました。ファンからは「綺麗」「勇気ある決断」といった称賛の声が寄せられています。
実は兒玉さんは10代の頃から美容整形を受けており、総額1000万円以上を費やしてきたことを以前に告白しています。中でも鼻筋へのヒアルロン酸注入は大きな変化をもたらし、ネットでは「アバターみたい」とまで噂されていました。今回は、兒玉遥さんがヒアルロン酸を溶かした経緯とその効果について、美容外科専門医の立場から解説します。
参照元:ヤフーニュース
ビフォー写真に見るヒアルロン酸過剰注入の症状

兒玉さんがヒアルロン酸を溶かす前のビフォー写真を見ると、いわゆる「ヒアル顔」とも言うべき特徴が確認できます。ヒアルロン酸の過剰注入によって顔のパーツごとに不自然な変化が生じ、全体のバランスが崩れていました。
鼻(鼻根部)
鼻筋に繰り返しヒアルロン酸を注入した結果、鼻根部が横に広がり太く見えています。まるで映画『アバター』のキャラクターのような幅広い鼻――俗に「アバター鼻」と呼ばれる状態です。本来、鼻筋は細くスッと通っているほど洗練された印象になりますが、ヒアルロン酸の入れすぎで高さと幅が強調され、不自然な形になっていました。
実際、2016年には高須クリニックの高須克弥先生からも「額と鼻が同じ高さで不自然。普通の鼻に戻してあげるから来なさい」と指摘されるほどだったのです。
参照元: geitopi.com
顎(あご)
顎先にもヒアルロン酸が注入されており、本来のフェイスライン以上に前方へ尖っています。ヒアルロン酸注入のやりすぎによって顎がとがり過ぎると、横顔のバランスが崩れシャープすぎる印象になっていました。
額・眉間
額や眉間にもヒアルロン酸を多めに入れた影響で、輪郭に角が無くなり丸みを帯び過ぎています。額が滑らかに丸く膨らみすぎると、人間本来の骨格らしさが失われて人工的な雰囲気になります。
目元(涙袋)
目の下の涙袋もヒアルロン酸でぷっくりさせていましたが、やや不自然に膨らみ過ぎている印象です。適度な涙袋は可愛らしさを演出しますが、大きくし過ぎるとかえって不自然に見えてしまいます。
頬・こめかみ
頬やこめかみ(側頭部)にもヒアルロン酸が注入されており、顔のボリュームを補っています。これらは過剰という程ではないものの、他の箇所と相まって顔全体が丸みを帯び過ぎた印象につながっていました。
こうしたヒアルロン酸の過剰注入による変化は、まさに「ヒアル顔」の典型例と言えます。顔全体の骨格のメリハリが失われ、のっぺりと丸い輪郭になっているため、一見すると若々しく見える反面、“不自然さ”が強調されていました。本来、顔には適度な骨の出っ張り(額のラインや頬骨、顎のライン)や凹凸があることで立体感と自然さが生まれます。
しかしヒアルロン酸を入れすぎるとそれらが消えてしまい、結果として人工的で違和感のある顔貌になってしまうのです。このような不自然さは、輪郭形成手術(エラ削りや頬骨削り)で骨を削りすぎた術後に見られるケースとも共通しており、必要以上に顔の凹凸を無くすことのリスクを物語っています。
兒玉遥さんのアフター写真:ヒアルロン酸溶解で取り戻した自然な顔立ち

ヒアルロン酸を溶かした後のアフター写真では、兒玉さんの顔立ちは劇的に自然な印象へと変化しています。ビフォーで指摘された不自然な点が解消され、本来の骨格ラインが際立つバランスの良い顔貌に戻りました。
まず、鼻筋の太さが改善されています。ヒアルロン酸溶解後は鼻根部の過剰な高さ・幅が収まり、スッと通った鼻筋になりました。先ほどまで「アバター鼻」と揶揄されていた状態が解消されることで、鼻は本来の自然な形状と大きさを取り戻しています。
顎の形も元のバランスに戻りました。尖りすぎていた顎先が緩和され、横顔のラインが滑らかにつながっています。顎の高さや前突具合が適正化されたことで、フェイスライン全体が調和し、違和感がなくなりました。
また、額や眉間の丸みも落ち着き、適度に骨格の影が感じられるようになっています。ヒアルロン酸を溶かしたことで額の膨らみすぎた部分が元に戻り、額から眉間にかけての自然な凹凸が復活しました。これにより表情も豊かに見え、自然な表情の動きが伝わります。
涙袋に関しても、過剰な膨らみが引いて自然な大きさになりました。不自然さが取れたことで、笑顔になった際の目元もナチュラルな可愛らしさが感じられます。
頬やこめかみのヒアルロン酸も必要以上のボリュームが減り、顔全体の輪郭に緩急が生まれました。頬骨やエラのあたりにわずかな陰影(輪郭の角張り)が戻ったことで、顔が引き締まって見えます。結果として、立体感のある健康的な顔立ちが蘇ったのです。
総じて、ヒアルロン酸を溶解したことで顔の各パーツが本来の調和を取り戻し、「丸すぎた顔」が正常なバランスに改善されたと言えます。ビフォーでは各パーツ単体ではそれほど不自然に見えなくても、全体として“やり過ぎ”感が拭えませんでした。しかしアフターでは、各パーツが調和してナチュラルな美しさが感じられます。
本人も鏡を見てその違いに驚いたのではないでしょうか。
ヒアルロン酸を溶かす『ヒアルロニダーゼ注射』とは

ここで、兒玉さんが行ったヒアルロン酸を溶かす施術について簡単に説明しておきましょう。ヒアルロン酸注入によるプチ整形は人気がありますが、万一仕上がりに不満がある場合や入れすぎた場合でも、実は元に戻す方法があります。それがヒアルロニダーゼ注射(ヒアルロン酸溶解注射)と呼ばれる治療です。
ヒアルロニダーゼ注射とは、ヒアルロン酸を分解する酵素である「ヒアルロニダーゼ」を気になる部位に注射することで、体内に入れたヒアルロン酸を溶解させる施術です。ヒアルロン酸と酵素が反応すると速やかにヒアルロン酸が分解され、数秒〜数分以内に効果が現れ始めます。即効性が高く、注射直後からフィラーが消えていくため、施術前の元の状態にかなり近づけることができます。
實際、兒玉さんも「鼻にヒアルロン酸を打ったところ不自然な形になってしまったため、ヒアルロン酸を溶かして修正した」と明かしています。ヒアルロニダーゼ注射を用いれば、注入から時間が経ったヒアルロン酸でも溶かすことが可能で、今回のように数年前の注入物でも除去できます。注射自体は5~10分程度で終了し、腫れや痛みも比較的軽微です。
兒玉さんの場合も、ヒアルロン酸溶解後は短期間で元の顔立ちに戻ったとされています。
ヒアルロン酸を用いた施術の利点の一つは「やり直しがきく」ことです。例えばプロテーゼ(シリコンインプラント)を入れる整形だと簡単に元通りというわけにはいきませんが、ヒアルロン酸注入であればヒアルロニダーゼで比較的容易に取り除くことができます。今回、兒玉さんがヒアルロン酸を溶かす選択をしたことで、不自然だった箇所が速やかに改善し、ナチュラルな状態に戻れたのはこのためです。
ただし一方で、ヒアルロニダーゼ注射は万能ではありません。過剰なヒアルロン酸注入で皮膚が伸びてしまっていたり、長期間にわたり注入を繰り返していた場合、完全に元通りにならないこともあります。またヒアルロン酸を溶かした後に改めて必要な箇所へ適量のヒアルロン酸を再注入し、バランスを整えるケースもあります。
重要なのは、最初から入れすぎないこと、そして万一不満があれば早めに対処することです。
▶️ 合わせて読みたい記事:ヒアル顔とは?ヒアルロン酸の過剰注入が引き起こす不自然な顔貌
専門医から見た兒玉遥さんの決断と自然な美しさの重要性

美容外科専門医の立場から申し上げて、兒玉遥さんがヒアルロン酸を溶かす決断をしたことは大正解だと言えます。本来の顔立ちの美しさ・バランスを取り戻すために、不自然な仕上がりを放置せず元に戻す勇気を持ったことは賞賛に値します。ヒアルロン酸に限らず、仕上がりに違和感のある美容整形は適切な修正を施すべきです。
場合によっては今回紹介したヒアルロニダーゼのような手段で元の状態に戻し、改めて自然に見えるよう治療し直すことも検討する必要があります。
美容医療の世界では、「やり過ぎ」や「不自然さ」はしばしば問題視されます。筆者自身、日々の診療でいかに自然に美しく仕上げるかを最も重視しています。不自然な美容整形の仕上がりは、決して本当の美しさではありません。極端に尖った顎や膨らみ過ぎた頬、平坦すぎる額などは、一見インパクトがあるように思えても、人間本来の魅力を損ねてしまいます。
昨今、SNSやメディアの影響で、一部には人気セクシー女優やキャバクラ嬢系インフルエンサーが発信する「非日常的な可愛さ」に憧れ、あえて不自然な容貌を目指す若い方もいるようです。しかし、専門家の立場から言えばそのような傾向には断固反対です。確かに写真映えやSNS映えする派手な顔立ちは注目を浴びるかもしれませんが、長い目で見れば自然な美しさこそ人を惹きつけ、飽きの来ない魅力を持つものです。
美容整形はあくまで本人の自己満足と幸福のために行うものですが、施術者側としても倫理観を持ち、患者様にとって本当にプラスになる「美」を提供する責任があります。
まとめ
兒玉遥さんのケースは、「ヒアル顔」から抜け出し本来の魅力を取り戻した好例でしょう。その勇気ある決断によって、彼女本来の持つ自然な愛らしさや美しさが再確認できました。今回の件は、多くの美容整形に関心のある方々にとって大切な教訓でもあります。
すなわち、「美しさの追求も度を超せば本末転倒になり得る」こと、そして「不自然さに気付いたら適切な対処(ヒアルロン酸を溶かす等)で軌道修正できる」ことです。
美容外科医は、患者様が安全に美を追求できるようサポートするのはもちろんですが、その際には常に「自然で調和のとれた仕上がり」を第一に考えるべきだと思います。自然な美しさとは、その人の持つ本来の良さを引き出しつつ、他人から見ても整形と気付かれないようなナチュラルな仕上がりです。兒玉さんが元の自然な輪郭を取り戻した今、改めて彼女の自然な可愛らしさが際立っているように感じられます。
最後に、美容整形を検討される皆さんにはぜひ心に留めておいてほしいことがあります。それは、「やり過ぎない勇気」と「引き際の判断」です。美を追求するあまり、ついあれもこれもと施術を重ねたくなる気持ちは理解できます。しかし、美しさとは本来トータルのバランスであり、自然さの中にこそ真の美が宿ると私は信じています。
今回の兒玉遥さんの選択は、美容医療の正しい付き合い方を示す一例と言えるでしょう。
筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。第109回日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。切らないフェイスリフトのウルセラも日本国内に導入直後から取り入れており、第107回日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。
ヒアルロン酸, ヒアルロン酸分解注射, こめかみ形成, ヒアル顔, 兒玉遥
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