元神院長執筆 専門医と学ぶ美容医療ブログ

受験シーズンのストレス性ニキビ対策

更新日:2026/01/26

公開日:2026/02/04

受験シーズン真っ只中の今、ストレスや寝不足によるニキビの相談が急増しています。実際、「急にニキビが増えて困る」「肌荒れがなかなか治らない」といった声が、当院にもこの時期多く寄せられます。受験勉強を優先するあまり、スキンケアや皮膚科の受診を後回しにしてしまい、症状が悪化してからようやく来院されるケースも珍しくありません。

精神的なプレッシャーや生活リズムの乱れにより、この時期の受験生は肌トラブルを抱えがちです。「肌荒れが気になって勉強に集中できない」という状態では、本来の実力発揮にも支障が出てしまいます。それは非常にもったいないことです。

ある調査では、受験経験者の7割以上がストレスによる肌荒れ悪化を経験し、睡眠時間が5時間以下の受験生は肌荒れリスクが2倍以上に高まったという結果も報告されています。さらに「肌荒れが受験勉強の集中力に影響した」と感じた人も約6割にのぼります。このように、肌のコンディションがメンタルや学習効率に与える影響は大きいのです。

受験生ご本人はもちろん、保護者の方も「勉強が忙しいから皮膚科に行く時間なんてないのでは?」と考えがちです。しかし、長引くニキビに悩み続けること自体がストレスになり、勉強の妨げになります。ではなぜ受験期にニキビが悪化しやすいのか、そして限られた時間の中でどう対策すべきかを、医学的な視点からお話ししていきましょう。

ストレスと睡眠不足がニキビを悪化させる仕組み

受験ストレスと睡眠不足は、ニキビ・肌荒れの大きな原因となります。まずストレスを感じると、体内で「コルチゾール」などのストレスホルモンが過剰に分泌されます。このコルチゾールは皮脂腺の働きを活発にし、皮脂の分泌量を増やしてしまいます。

その結果、肌がべたついて毛穴が詰まりやすくなり、ニキビができやすく悪化しやすい状態になるのです。また強いストレス下では、副腎から男性ホルモン(アンドロゲン)も多く分泌されることが知られています。アンドロゲンも皮脂の分泌を促進するため、ストレスはホルモンバランスの乱れを通じて二重にニキビを悪化させる要因になるわけです。

さらに慢性的なストレスは体の免疫バランスにも影響し、炎症を起こしやすい状態を招きます。ストレス下では炎症を促す物質が増え、肌の防御機能が低下してしまいます。そのため同じ刺激でもニキビが赤く腫れやすく、治りにくくなってしまうのです。

加えて、ストレスによって肌の角質の生まれ変わり(ターンオーバー)も乱れることが分かっています。本来、肌は約28日周期で古い角質を押し出し新しい細胞に入れ替わります。しかしストレス続きだとこのサイクルが滞り、古い角質が肌表面に蓄積して毛穴を塞ぎ、さらにニキビを悪化させます。

次に睡眠不足の影響です。睡眠中、とくに深い眠りの間に「成長ホルモン」が分泌されます。成長ホルモンは肌の修復や新陳代謝を促す重要なホルモンです。受験勉強で夜更かしが続き睡眠時間が不足すると、この成長ホルモンの分泌が減少し、肌の回復力が落ちてしまいます。十分な睡眠が取れないと肌のターンオーバーも乱れがちになり、古い角質やダメージの修復が追いつかなくなります。その結果、ニキビ跡が残りやすくなったり、新しいニキビが次々とできる悪循環に陥ってしまうのです。

このように「受験ストレス」+「睡眠不足」という状況は、ニキビを悪化させるリスク要因が重なってしまいます。特にあごやフェイスラインなどUゾーンに繰り返しできるニキビ(大人ニキビ)は、ホルモンバランスの乱れと関係が深く、受験期に悪化しやすい傾向があります。「勉強で寝る間も惜しい…」という気持ちは分かりますが、皮膚のためには最低6時間以上の睡眠を確保することが理想です。睡眠と休息は、肌だけでなく脳のパフォーマンス維持にも不可欠ですから、効率良く勉強するためにもまずは生活リズムを整えるよう意識してみてください。

参照元: Stressful Events and Serum Concentration of Substance P in Acne Patients

「勉強で忙しいから…」は逆効果!皮膚科で最短で治すべき理由

忙しい受験生ほど、「通院する時間がもったいない」と自己判断で市販薬やスキンケアに頼りがちです。しかし、それでニキビがなかなか治らず何週間も悩む方が、よほど時間のロスであり精神的にも負担になります。

肌荒れを抱えたままでは集中力が削がれ、勉強効率(いわゆるタイパ)も下がってしまいます。逆に言えば、皮膚科でニキビをパッと治してしまえば心配事が一つ減り、勉強により集中できるようになります。その方が結果的に「時間を有効活用できる(タイパが良い)」のです。

セルフケアで改善が見られないニキビを放置すると、さらに悪化して赤い炎症や膿を伴う重症ニキビに発展する恐れがあります。そうなる前に早めに適切な治療を受ければ、1〜2週間程度で症状を落ち着かせ、本番前に肌コンディションを整えることも十分可能です。

皮膚科で行うニキビ治療のメリットを整理してみましょう:

  • 即効性のある処方薬で治療: 医師はニキビの状態に応じて、抗炎症作用のある塗り薬(外用薬)や抗生物質の飲み薬(内服薬)などを組み合わせて処方します。市販薬よりも効果が高く、早いケースでは数日〜1週間ほどで赤みや痛みが引いていきます。

  • 保険適用で経済的負担が小さい: ニキビ治療に使われる外用薬・内服薬の多くは保険診療が可能です。処方せんがあれば薬局で安価に薬を入手できるため、月々の治療費も数千円程度(症状や薬にもよりますが)に抑えられます。実はドラッグストアであれこれスキンケア用品を買い漁るより、費用対効果に優れる場合も多いです。

  • 悪化や再発を防げる: 医師の治療によって炎症を早期に抑えることで、ニキビ跡がクレーター状に残ってしまうのを防ぐことができます。ニキビ跡(クレーターや色素沈着)は治療に長時間を要する厄介なものなので、痕を残さないためにも早期治療が肝心です。また専門的な指導のもとでケアすることで、再発予防にもつながります。

医師の常識として、ニキビは「長引くほど治りにくくなる」傾向があります。無理に潰したり間違ったケアをすると、かえって炎症が悪化し受験本番までに治りきらないリスクもあります。忙しい受験生だからこそ、短期間で確実に治すために専門医に任せる意義は大きいのです。

▶️ 合わせて読みたい記事: ストレス性ニキビの原因と仕組み:ホルモン変化から腸内フローラまで完全ガイド

▶️ にきび治療のポイントについてはこちら

再発を防ぐ最新治療「アグネス」のご紹介

微細な針は治療跡も残しません。

当院ではニキビの根本治療となる高周波治療器「アグネス」を導入しています。アグネス治療とは、細い絶縁針をニキビの毛穴に直接刺し、先端から高周波(RF)エネルギーを照射することでニキビの原因である皮脂腺を破壊する最新の治療法です。簡単に言えば、ニキビの「元」へピンポイントにダメージを与えて再発しにくくする画期的な方法です。

従来の塗り薬や飲み薬では、皮脂の分泌そのものを根本的に抑えることは難しい場合があります。その点、アグネスは皮脂を過剰に作り出している皮脂腺に直接アプローチできるため、しつこいニキビや繰り返す顎ニキビなどに非常に有効です。一度破壊された毛穴の皮脂腺は再生しないため、同じ箇所からニキビが出来にくくなるのが大きなメリットです。特に、思春期を過ぎても繰り返しできるフェイスラインのニキビに悩んでいる方には、再発予防にもなる根治的治療として注目されています。

アグネス治療の流れとしては、施術前に麻酔クリームを塗布して肌をしっかりと麻痺させた上で、問題のニキビがある毛穴一つひとつに極細の針を刺していきます。針の先端から高周波を数秒間照射し、皮脂腺を熱で凝固させ破壊します。1つのニキビに対して数十秒程度の照射で済み、治療自体の所要時間は全顔でも30分~1時間程度です。

痛みは麻酔のおかげでチクッと感じる程度で、多くの患者様が我慢できる範囲だったとおっしゃいます。施術後は赤みや軽い腫れが出ますが、通常2~3日もすればメイクで隠せる程度に落ち着きます。ダウンタイム(治療後の生活への影響)が短い点も、勉強や学校がある学生さんには安心材料でしょう。

効果の現れ方には個人差がありますが, 早い方では1回の施術で明らかに新しいニキビの発生が減ったと実感されます。とはいえニキビは時間差で次々と出てくるため、1ヶ月おきに計3回ほどの施術を行うのが理想的です。複数回に分けて新たなニキビも治療していくことで、肌質自体がニキビの出来にくい状態へと改善されていきます。月に1回程度の通院で済みますから、学校の休み日や放課後に合わせて無理なく受診できるでしょう。

アグネス治療は自費診療(健康保険適用外)となりますが、その分一人ひとりの症状に合わせて柔軟かつ丁寧な施術が可能です。初回お試しプラン等を用意しているクリニックもあり、当院でもなるべく費用面の負担を抑えつつ効果を実感していただけるよう工夫しております。費用感が気になる方はカウンセリング時にお気軽にご相談ください。

何より、アグネスは「根本からニキビを治したい」という方にとって強力な味方です。実際に「長年悩んだニキビが改善した」という喜びの声も多数あり、当院でも導入以来多くの患者様にご満足いただいています。

繰り返すニキビにお悩みの受験生には、将来に渡ってニキビに悩まされない肌を手に入れるチャンスでもあります。必要に応じて保険治療とアグネスを組み合わせ、一人ひとりに最適なプランで早期改善と再発防止を目指します。

▶️ 高周波治療アグネスについてはこちら

まとめ

受験直前のこの大事な時期、肌の不調はぜひプロに任せてください。 私は美容医療の現場に携わって20年以上になりますが、ニキビ治療は日常的な診療の一つです。学生さんのニキビ治療も数多く経験しています。

 

短期間でニキビを治すことで、受験生本人のメンタル面も安定し、自信を持って試験勉強や本番に臨めるようになります。肌が整うことで「人前に出るのが億劫でなくなった」「鏡を見るたび落ち込むストレスが無くなった」といった声も多く、勉強以外の余計な悩みが一つ減るのは大きなメリットです。

 

当院では受験生の方も通いやすいよう、極力お待たせしない予約システムや、プライバシーに配慮した対応を心がけています。カウンセリングでは生活習慣のアドバイスも含めて丁寧にご説明し、最適な治療計画をご提案します。受験はまさに心身との勝負です。最後の追い込みを万全のコンディションで乗り切るためにも、ニキビや肌荒れは遠慮なく専門家にご相談ください。私たちが責任を持ってサポートいたします。一緒にベストな状態で合格を掴み取りましょう!

 

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。第109回日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。万能のニキビ治療機器アグネスを日本にいち早く導入し、これまでアグネスの治療は延べ1万人を超える。

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