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カズレーザーも受けたホクロ除去の種類とメリット。保険適用と自費の違いは?
更新日:2025/11/05
公開日:2025/11/09

お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザーさんが、フジテレビの番組『教えて!山レーザー』に出演した際、「左の乳首のほくろを手術で取った」と衝撃の告白をしました。
この発言にスタジオの共演者たちも驚き、ゲストの俳優・武田真治さんから「ネットニュースになりそう」と突っ込みが入るほどの話題となりました。実際にこの告白はニュースとして報じられ、普段あまり語られない「乳首のほくろ除去」という美容施術に注目が集まっています。
カズレーザーさんはバラエティ番組内でさらりと手術体験を明かしましたが、服で隠れる場所のほくろを除去したことに驚いた方も多いでしょう。「見えない乳首のホクロを取る必要あるの?」と不思議に思う声も一部では上がっていました。しかし本人にとってはたとえ普段は人目に触れない部分でも、気になるホクロは除去してスッキリしたかったのかもしれません。
実際、小さなホクロでも場所や大きさによっては美容的な悩みや不安の種になることがあり、そうした小さな手術で日常生活に大きな支障なくコンプレックスを解消できる手段が注目されています。カズレーザーさんの明るい告白に背中を押され、「自分もほくろを取ってみようかな」と関心を持った方もいるのではないでしょうか。そこで、美容外科医の視点からほくろ除去の主な方法やそれぞれのメリット・デメリット、さらに保険適用になるケースと自費診療(美容目的)になるケースの違いについて分かりやすく解説します。
参照元: excite.co.jp
ほくろ除去の主な方法とダウンタイム(施術後の経過期間)
ほくろを除去する治療法には大きく分けて外科的に切除する方法とレーザーで焼灼(しょうしゃく)する方法があります。他にも電気メス(高周波メス)で焼く方法や、くり抜き器具で抜去する方法などもありますが、現在美容クリニックでは傷跡がきれいに治りやすい方法として「切除縫合」と「炭酸ガスレーザー」の2つを用いることが一般的です。それぞれの方法について、仕組みとメリット・デメリット、ダウンタイムを見ていきましょう。
切開手術(切除縫合法)によるほくろ除去

図:メスでほくろをくり抜き、皮膚を縫合して除去する外科手術(切除縫合法)のイメージです。切除縫合法ではホクロ部分の皮膚をメスで切り取り、切開した傷の両端を糸で縫い合わせます。局所麻酔下で行うため痛みは施術中ほとんど感じませんが、5mm以上の大きめのホクロや盛り上がったホクロの場合は周囲の皮膚も含めて切除します。
手術後は傷口に糸が付いた状態で帰宅し、約1週間後に抜糸を行います。
メリット:ホクロ組織を根元から取り除けるため再発の可能性が非常に低く, 病理検査(顕微鏡による検査)も行えるので安心です。また深い位置にあるホクロや大きなホクロにも対応でき、治療完了までが早い(抜糸まで1週間程度)という利点もあります。
デメリット:メスで切開するため傷跡が線状に残る可能性があります。特に鼻先や口元など皮膚が動きやすい部位、大きなホクロ跡では、細い線状の傷跡がわずかに目立つケースもあります。また顔以外の体の部位ではケロイド体質の人は傷が盛り上がることもまれにあります。
ダウンタイム:抜糸するまでの約1週間は患部に糸が付いた状態ですが、小さな肌色テープで保護しま。抜糸直後は傷跡がくっきり線状に見えますが、時間とともに薄く目立ちにくくなっていき、数か月後には細い線状の跡がほとんどわからなくなるケースが多いです。体質や部位によりますが、傷跡が安定するまで数ヶ月はUVケアや軟膏塗布などのケアを続けるとより綺麗に治ります。
レーザー治療(炭酸ガスレーザー)によるほくろ除去

図:炭酸ガスレーザーでほくろを削り取る治療の経過を示す模式図です。レーザー治療では主にCO2(炭酸ガス)レーザーという皮膚組織の水分に反応するレーザー光を照射し、ホクロ組織を蒸散させて除去します。簡単に言うと、ホクロをレーザーで表面から焼いて削り取るイメージです。
局所麻酔クリームや注射で麻酔をして行うため痛みはほとんどありません。切開しないため出血もわずかで施術時間も数分程度と短時間で済みます。
メリット:傷を縫合しないため最終的な仕上がりが非常にきれいで、傷跡が目立ちにくい点が最大のメリットです。顔など目立つ部位の小さなホクロ除去に適しており、施術直後からメイクで隠せるほど傷が小さいため日常生活への支障が少ないです。またメスを入れることに抵抗がある方でも受けやすい方法です。
デメリット:ホクロの大きさ・深さによっては再発する可能性があります。特に色素が深部まであるホクロだとレーザーで完全に取り切れず、数ヶ月〜年単位でまた色が出てくることがあります。また治癒までに2~3週間程度かかり、その間は毎日軟膏塗布とテープ保護が必要です。
施術後しばらくはテープの大きさが目立つこともデメリットと言えます。
ダウンタイム:レーザーでホクロを除去した直後は、ホクロがあった部分にポコッと小さなくぼみ(穴)が空いた状態になります。このくぼみは皮膚の再生とともに約2~3週間で新しい皮膚で覆われ平らになる(上皮化する)ので、その間は軟膏と保護テープでケアします。上皮化後はピンク色~赤みを帯びますが、さらに1~3ヶ月ほどで赤みも落ち着き、周囲の肌となじんでいきます。
最終的にはほとんど跡がわからないくらい綺麗に治るケースが多いですが、完治までは紫外線対策をしっかり行いましょう。
その他の治療法について少し
上記の他にも、病院によっては電気メスによる焼灼(電気分解法)や、メスを使わずパンチでくり抜く方法を採用するところもあります。電気メス治療は短時間で出血も少ない利点がありますが、熱による肌ダメージで炎症後色素沈着(シミ)のリスクが高かったり、深いホクロには不向きで病理検査もできない場合があります。
またくり抜き法は円筒状の器具でホクロを皮膚ごとくり抜くため簡便ですが、穴がそのまま自然治癒するのを待つので治療期間が長引き、傷跡も凹みや色素沈着が残ることがあります。
私のクリニックでは現在、これらの方法は傷跡のきれいさや確実性の点で積極的には採用しておらず、主に前述の切除縫合法と炭酸ガスレーザー法の二択を患者様に提案しています。
保険適用になるケースと美容目的(自費)になるケースの違い

ほくろ除去は場合によって健康保険が適用されることがあります。ただし保険が使えるのは、「医療上の必要性」が認められるケースに限られます。具体的には、医師がホクロを診察して「悪性腫瘍の可能性がある」「メラノーマ(皮膚がん)の疑いがある」と判断した場合や、ホクロが大きくて眼を圧迫する・頻繁に出血する等、日常生活に支障をきたしている場合です。
こうした場合は健康上の問題として治療が必要となるため、手術費用に健康保険が適用され、患者さんの自己負担は原則3割になります。
では、具体的にどういうホクロだと悪性の疑いがあるのか?医師は診察時にホクロの構造を詳しく観察し、以下のようなメラノーマ(悪性黒色腫)に典型的な特徴がないかチェックします:
- ホクロを半分に割ったとき左右の形が非対称である
- ホクロの境界がギザギザ・不明瞭である
- 色が一様でなくにじんだ部分がある
- 黒以外に茶色・白・灰色など色ムラがある
- 直径が6mm以上と大きい
- 急に大きくなったり、形や色が変化してきた
- 触ると出血しやすい、痛みやかゆみがある(※症状がある場合)
上記に当てはまるからといって必ずしも悪性とは限りませんが、一つの目安として医師が経過観察や検査を勧めるポイントになります。仮に診察の結果「悪性の疑いあり」となれば、保険診療としてホクロを切除し病理検査を行います。その場合、患者負担は3割ですので費用は数千円~1万円程度(大きさによるが2cm未満なら約5,000円、4cm以上でも13,000円前後)とかなり抑えられます(別途病理検査代が数千円かかります)。
ただし治療法も保険診療ではメスで切る方法が主となり、安全確実に腫瘍を取り切るために周囲に余裕をもって切除するので、傷跡が大きめになる傾向があります。また前述の「くり抜き法」が保険適用で行われることも多いのですが、レーザーに比べて肌への負担が大きく治癒に時間がかかる(傷跡が凹む期間が長い)という指摘もあります。
一方、「見た目が気になるからホクロを取りたい」「メイクでも隠せない場所なので綺麗にしたい」など美容目的で行うホクロ除去は、健康保険の適用外(自費診療)となります。

例えば「カズレーザーさんの乳首のホクロ」のように良性で特に健康上問題ないホクロを、美容のために除去する場合がこれに該当します。自費診療の場合、施術法は患者さんの希望や医師の判断でレーザーでも手術でも自由に選択可能ですが、費用は全額自己負担です。
クリニックによって料金設定は異なりますが、概ねホクロ1個あたり数千円~数万円(大きさ・部位による)となり、保険適用時に比べると高額になります。それでも仕上がりの美しさや傷跡の目立ちにくさを重視したい場合、自由診療のほうが適した治療が受けられることが多いです。実際、美容クリニックではCO2レーザーを用いて短時間でホクロを除去し、傷跡も最小限に抑える治療が行われており、忙しい方でも通いやすいメリットがあります。
カズレーザーさんの場合は前述の通りおそらく美容目的の自費診療でしょう。テレビで拝見する限り、左乳首のホクロは健康に支障をきたすようなものではなさそうでしたし、ご本人も明るいトーンで笑い話のように語っていたことから、悪性の心配はなく純粋に「無いほうがいい」という美容上の理由で除去したと考えられます。治療法についても詳細は不明ですが、ホクロのある場所が「乳首(体幹部)」ということを踏まえると、筆者の推測ではメスによる切除手術が選択された可能性が高いです。
実は顔のホクロはレーザー治療が跡も残らず綺麗に治りやすいのですが、胸や背中など体幹のホクロはレーザーで取ると後から盛り上がってくることがあるため、傷は線状に残っても手術で切除した方が綺麗に治ることが経験的に知られているのです。カズレーザーさんもその場の話では詳細に触れていませんでしたが、きっと美容外科の先生と相談の上でベストな方法でホクロを取られたのでしょう。
まとめ
船橋中央クリニック&青山セレスクリニック(当院)でも、ホクロ除去は非常にポピュラーな美容施術の一つです。基本的には前述した「切除縫合」または「炭酸ガスレーザー」による治療を提供しており、ホクロの状態に合わせて最適な方法をご提案しています。保険適用となるケース(悪性が疑わしいホクロ)には大学病院等へのご紹介となりますが、美容目的のホクロ取りは全て当院で対応可能です。
顔の小さなホクロから体の大きなホクロまで、経験豊富な医師が施術を行いますので安心してお任せください。施術後のアフターケアや万一の再発時の対応まで含め、丁寧にサポートいたします。
「ホクロを取りたいけれど、レーザーと手術どちらが良いの?」「跡が残らないか心配」「費用はどのくらい?」といった疑問や不安がある方は、ぜひまずはカウンセリング・診察にお越しください。診察時にはホクロを確認し、保険適用の可否も含めてご説明いたします。その上で患者様のご希望を伺いながらベストな治療プランを一緒に考えていきます。
ホクロ一つ取るだけでもお顔やお肌の印象は驚くほど明るく変わりますし、長年のコンプレックスが解消されることもあります。カズレーザーさんのように「実は気になっていたホクロ」を思い切って除去してみませんか?当院ではレーザーでも手術でも対応可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。また、ほくろ、そばかす、シミ、にきび、ニキビ跡に対しての肌治療も積極的にさまざまな治療機器を導入し、多角的に治療を行っている。
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