元神院長執筆 専門医と学ぶ美容医療ブログ

韓国女優風整形1300万円美女の立ち耳が1年で戻った話

更新日:2026/02/10

公開日:2026/02/10

最近、総額1300万円もの費用をかけて“韓国女優フェイス”に生まれ変わった女性のニュースが話題になりました。

その女性・もえさんは小顔効果を狙い、耳を正面に向けて張り出させる「立ち耳整形」にも挑戦しましたが、「うつ伏せ寝で耳を潰しちゃうから、全部消えちゃいました」と述べ、術後1年でほぼ元通りに戻ってしまったことを明かしています。スタジオからは「もったいない!」という声も上がりました。

この出来事から、「ヒアルロン酸による立ち耳整形は一時的なものなのか?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

実は「立ち耳整形」(立ち耳フィラー)とは、耳にヒアルロン酸を注入して物理的に耳を前方に立たせる施術のことです。正面から見える耳の面積を大きくし、顔の余白を減らすことで、顔全体を小さく見せる効果があります。この耳を立てる美容法は、整形界隈では密かに流行している手法で、近年SNSでも「立ち耳のほうが顔が小さく見えて可愛い!」と注目されています。

かつては立ち耳(俗に「猿耳」)は「治すべきコンプレックス」と考えられ、西洋では“デビルズイヤー”、日本でも「サル耳」などと揶揄されてきましたが、韓国や中国のインフルエンサーの影響で状況は一変しました。今では「あえて耳を立たせたい」という若い世代が増えており、美容外科でもその相談件数が急増しています。

私のクリニック(青山セレスクリニック・船橋中央クリニック)でもここ数年で「耳を立たせたい」というご要望が増えており、時代とともに美のトレンドが変化していることを実感します。

では、なぜヒアルロン酸で耳を立てても「1年で元通り」になってしまうのでしょうか?今回は美容外科医である私が、その理由と効果を長持ちさせるポイント、さらにヒアルロン酸注入と手術それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。立ち耳整形に興味がある方はぜひ参考にしてください。

参照元:整形総額1300万円の美女、“立ち耳”整形の効果を明かす「1年で元通りになってしまったけど…」 | バラエティ | ABEMA TIMES | アベマタイムズ

ヒアルロン酸の立ち耳整形はなぜ戻る?その理由と持続期間

ヒアルロン酸注入による立ち耳整形はメスを使わず手軽に耳を前に出せる反面、効果の持続期間が限定的である点に注意が必要です。ヒアルロン酸は体内に徐々に分解・吸収されていく物質なので、注入による形づくりは永続的ではありません。

ヒアルロン酸の品質と個人差はありますが、おおよそ半年~2年程度かけて少しずつ元の耳の形状に戻っていきます。もえさんの場合ちょうど1年で元通りになってしまったとのことですが、これは決して特殊なケースではなく、ヒアルロン酸で形を作る施術では想定される範囲の結果なのです。

さらに耳という部位特有の要因として、耳の皮膚や軟骨が硬めであることと就寝時などの圧迫を受けやすいことが挙げられます。顔や唇へのヒアルロン酸注入と比べ、耳は軟骨が主体の部分です。耳介の皮膚下は薄い軟部組織しかなく、注入したヒアルロン酸の居場所が限られるため、浅い層に入れるとすぐに平坦化しやすいのです。

また寝ている間に枕や布団で耳が押し潰されると、ヒアルロン酸が広がってしまったり吸収が促進されたりして、形状維持が難しくなります。実際、もえさんも「うつ伏せ寝で耳を潰してしまった」ことが原因で効果が消えてしまったと述べています。このように耳は日常生活で無意識に圧力を受けやすい部位なので、ヒアルロン酸で形成しても元に戻りやすいのです。

では、ヒアルロン酸で少しでも長く効果を持続させることはできないのでしょうか?ポイントは「注入層」と「製剤の選択」にあります。耳の立ち耳フィラーでは、耳介軟骨の前後(耳の裏側と表側)にヒアルロン酸を土台のように注入し、軟骨ごと前に押し出すイメージで形を作ります。この際、できるだけ軟骨に近い深い層に高粘度の製剤をしっかり入れることで、耳の形を保持しやすくなります。

浅い皮下だけでなく軟骨膜付近までヒアルロン酸を充填することで、クッションのように軟骨を支え前方へ押し出す効果が高まります。また、使用するヒアルロン酸製剤の硬さ(粘度)も重要です。鼻やアゴの形成に使うような高密度で硬めのヒアルロン酸ほど形状維持力が高く、圧力にも耐えやすい傾向があります。

例えば当院では、立ち耳のヒアルロン酸施術にはジュビダームビスタ・ボリューマXC(アラガン社)といった高品質の製剤を推奨しています。ジュビダームビスタ・ボリューマXCは独自のVYCROSS技術によって分子構造を密に組み、高い持続力を持つヒアルロン酸です。一般的なヒアルロン酸に比べ吸収されにくく、約2年程度効果が持続するとされており、立ち耳フィラーに用いた場合も1年以上形を保ちやすくなります。事実、ボリューマの持続期間は通常のヒアルロン酸の約3~4倍との報告もあり、耳への注入でも適切に用いれば「1年で元通り」を防ぎ、2年近く効果を持たせることも可能です。

ただし、どんなに硬いフィラーを使ってもヒアルロン酸注入の効果は永続ではないことは理解しておきましょう。ヒアルロン酸は時間とともに必ず体内に吸収されます。耳への注入の場合、立った耳の状態に慣れてくると「ずっとこのまま維持したい」と感じる方も多いですが、その場合は定期的に追加注入を続けるか、いずれ手術で軟骨ごと固定する必要があります。では次に、ヒアルロン酸注射と手術、それぞれの方法の特徴と選び方についてお話しします。

▶️ 合わせて読みたい記事:立ち耳にしたい?ヒアルと手術で猿耳にする方法

ヒアルロン酸注入 vs 手術:どちらを選ぶ?効果とメリット・デメリット

「立ち耳にしたい!」という要望を叶える方法には大きく分けてヒアルロン酸注入による方法と、耳の形成手術による方法の2つがあります。それぞれ効果の持続期間やコスト、ダウンタイムなどが異なりますので、ご自身の目的やライフスタイルに合わせて選択することが大切です。

ヒアルロン酸注入(立ち耳フィラー)の最大のメリットは、なんと言っても手軽さです。メスを使わず注射だけで施術が完了し、所要時間も片耳わずか10分程度とお手軽です。傷跡も残らず、施術当日からシャワーや洗髪も可能で、ダウンタイム(回復期間)はごく軽度です。

耳はもともと痛みを感じにくい部位なので、麻酔なしでも耐えられるほど施術中の痛みもほとんどありません。仕事や学校を休まずに「プチ整形感覚」で試せるのは大きな魅力でしょう。さらに、もし気に入らない仕上がりになったとしてもヒアルロン酸なら溶解注射で元に戻すことも可能で、やり直しがきく安心感も利点です。一度きりのイベントのために小顔効果を出したい、まずは試しにやってみたい、といったケースにはヒアルロン酸注入が向いています。

一方でヒアルロン酸注入のデメリットは、先述したように効果が徐々に薄れていくこと(永続性の欠如)です。満足のいく状態をキープするには定期的な追加注入が必要となり、小顔効果を維持し続けるには手間がかかります。繰り返しのコストも無視できません。

ヒアルロン酸製剤1ccあたりの料金は製剤の種類にもよりますが決して安くはないため、何度も施術を重ねれば長期的には手術より費用が嵩む可能性もあります。実際に「最初はフィラーで立ち耳を試してみて、気に入ったので後から手術で恒久的に固定した」という患者様もいらっしゃいます。ヒアルロン酸は「手軽に試せるが維持には手間と費用がかかる」方法と言えるでしょう。

もう一つの選択肢である耳の形成手術による立ち耳整形は、一度の施術で半永久的な効果が得られるのが最大のメリットです。方法としては、耳の裏側を数センチ切開し、軟骨を操作して耳を前方に起こして縫合します。簡単に言えば「従来の立ち耳を治す手術の逆」を行うもので、寝ている耳を起こしてその位置で固定するイメージです。

片耳あたり45分程度の局所麻酔下の手術で、傷跡も耳の裏に隠れるため外見上ほとんど分かりません。軟骨をしっかり前に縫い留めることで常に耳が立った状態を維持できますので、テープや糊で貼り付ける必要もなく、小顔効果がずっと続くのは手術ならではの利点です。術後しばらくは耳に腫れや内出血が出ることもありますが、髪で隠せますし1〜2週間程度で落ち着きます。抜糸も1週間後には行い、日常生活は当日から洗顔・入浴が可能です。ダウンタイムは多少ありますが長期的に見ればメンテナンス不要で経済的とも言えるでしょう。

もちろん手術にもデメリットや注意点はあります。メスを入れることに抵抗がある方や、長期休みが取れずダウンタイムを極力避けたい方にはハードルが高いかもしれません。細かい部位の手術ですのでリスクを抑えるためにも経験豊富な専門医に任せる必要があります。また、一度軟骨を固定すると元に戻すには再手術が必要になるため、気軽に「ちょっとやってみる」というわけにはいきません。

しかし裏を返せば、「確実に効果を持続させたい」「細かなデザイン調整までこだわりたい」という方には手術による方法が最も適しています。理想の耳の角度や形状を細かくオーダーメイドできるのも手術の強みで、経験豊富な医師であればご希望に沿った仕上がりを追求できます。

まとめると、お試し感覚で立ち耳を体験したい場合や、将来的に元に戻す選択肢も残しておきたい場合はヒアルロン酸注射が向いています。逆に「ずっと立ち耳のままでいたい」「一度で終わらせたい」という場合には手術を選ぶのが現実的です。

ヒアルロン酸と手術、それぞれに利点・欠点がありますので、自分のニーズに合った方法を選びましょう。迷う場合は、まずヒアルロン酸で効果を試してみて、気に入ったら手術で永続化するというステップを踏むのも賢い方法です。

▶️ ヒアルロン酸注入についてはこちら

当院でのアプローチ:持続性の高いフィラーと確実な手術で理想の耳に

船橋中央クリニック院長 元神賢太

立ち耳整形に関しては、患者様一人ひとりの希望やライフスタイルに合わせて最適な方法を提案することが大切です。当院(青山セレスクリニック・船橋中央クリニック)では、「戻りにくいヒアルロン酸製剤を用いた立ち耳形成」と「半永久的に効果が持続する手術」の両方に対応しております。

ヒアルロン酸注射をご希望の方には、前述したように持続性と硬さに優れた高品質ヒアルロン酸を厳選して使用し、できる限り長く効果が続くよう工夫しています。耳への注入はデリケートな施術ですが、当院では数多くの症例経験を積んでおり、適切な層に適切な量を注入して効果が「戻りにくい」立ち耳フィラーを実現します。施術後のアフターケアについても、ヒアルロン酸が安定するまでの間は耳への過度な圧迫を避ける等の注意点を丁寧にお伝えし、できるだけ効果を損なわないようサポートいたします。

また、確実な効果を求める方には手術による立ち耳形成をご提供しています。私はこれまで長年にわたり従来の立ち耳修正術(耳を寝かせる手術)を多数手がけており、その技術を応用して「耳を立てる手術」を独自に工夫し、多くの症例を担当してまいりました。耳の裏から軟骨を縫合する方法で傷跡も表に出ず、患者様それぞれの耳の形に合わせて細かな角度調整が可能です。

「一度の施術で半永久的な効果」が得られ、術後の維持に追加コストがかからない点も大きなメリットです。もしダウンタイムや切開に不安がある場合でも、カウンセリングで詳しく説明し安心していただけるよう努めています。経験豊富な専門医による安全管理のもとで行いますので、どうぞご安心ください。

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まとめ

立ち耳にするための施術には2通りあり、ヒアルロン酸注射と手術のどちらにもメリットがありますが、重要なのは患者様のご希望に合った方法を選ぶことです。「まずは手軽に試してみたい」「期間限定で小顔効果を楽しみたい」という方には持続性の高いヒアルロン酸注入で立ち耳にし、「常に立ち耳の可愛らしい印象でいたい」「確実に小顔効果をキープしたい」という方には手術による立ち耳形成をご提案いたします。

 

今回ご紹介したもえさんの事例からも分かるように、ヒアルロン酸はあくまで一時的なボリュームアップに過ぎません。しかし製剤選びや注入技術を工夫すれば持続期間を伸ばすことは可能ですし、最終的に手術という選択肢も用意されています。当院では患者様の「なりたい自分」やライフスタイルに合わせて、ベストな方法で理想の耳を実現いたします。

 

立ち耳整形に興味がある方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。あなたの「小顔になりたい」「可愛く見られたい」という思いを尊重し、専門医の立場から最適なアドバイスと施術をご提供いたします。

 

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医として20年以上のキャリアがあり、耳形成手術、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。第109回日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。切らないフェイスリフトのウルセラも日本国内に導入直後から取り入れており、第107回日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。

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