投稿日:2024/12/12
(最終更新日:2024/12/12)
二重幅が狭くなった原因と対処法|失敗しない治療選び
「最近、二重幅が狭くなったような気がする...」「若い頃はもう少しぱっちりした二重だった」このような悩みを抱えている方は少なくありません。実は、二重幅が狭くなる原因はさまざまで、加齢や生活習慣、また二重埋没手術後の経過によっても変化することがあります。
この記事では、二重幅が狭くなる原因から症状の進行度、そして効果的な治療方法まで詳しく解説していきます。二重幅の変化に悩む方はもちろん、これから二重整形を検討されている方にも参考になる情報をお届けします。
二重幅が狭くなる主な原因
二重幅が狭くなる主な原因には、以下のようなものがあります:
・手術後の経過(腫れの軽減や埋没糸の緩みなど)
・加齢による自然な変化(コラーゲンの減少、筋力低下)
・生活習慣による影響(むくみ、目の疲れなど)
それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。
二重埋没法後の変化
1.手術後の腫れの軽減
手術直後は、施術による腫れや浮腫みで二重幅が広く見えることがあります。一般的に術後2~3日で腫れのピークを迎え、1週間程度で大きな腫れは落ち着いてきます。この腫れが引くにつれて、二重幅が狭くなったように感じることがあります。
2.埋没糸の緩み
二重埋没手術は、まぶたの裏側から医療用の糸を通して二重を作る手術です。メイクやクレンジングでまぶたに強い刺激を与え続けると、糸が緩みやすくなり、その結果として二重幅が狭くなることがあります。
自然な加齢による変化
コラーゲンとエラスチンの減少
年齢を重ねるにつれ、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンが減少していきます。これにより、まぶたの皮膚にたるみが生じ、二重幅が狭くなることがあります。
目周りの筋肉の衰え
加齢により目元の筋肉が衰えると、まぶたを支える力が弱くなります。その結果、まぶたが下がりやすくなり、二重幅に影響を与えることがあります。
生活習慣の影響による変化
生活習慣も二重幅の変化に大きく関わっています。特に、睡眠不足や塩分の過剰摂取は、まぶたのむくみを引き起こす原因となります。また、長時間のデジタル機器使用による目の疲れも、二重幅に影響を与えることがあります。
まぶたのむくみは、血行不良や水分代謝の乱れによって起こります。特に朝方に症状が出やすく、二重ラインが不安定になったり、まぶたが重く感じられたりすることがあります。
また、目を酷使することで目周りの筋肉に疲労が蓄積されると、まぶたを引き上げる力が一時的に弱まることがあります。これにより、二重幅が変化したり、まぶたがくぼんだりする可能性があります。
【二重幅でお悩みの方はカウンセリング予約・メール相談からお気軽にご相談ください。】
二重幅が狭くなる症状と進行
二重幅が狭くなるタイミング
二重幅が狭くなるタイミングは、状況によって異なります。手術による変化は、腫れの軽減に伴って段階的に現れます。一般的には約1ヶ月で落ち着いた状態が見られるようになり、最終的な仕上がりまでには3~6ヶ月ほどの期間を要します。
一方、自然な加齢による変化は、30代後半から徐々に現れ始めることが多いとされています。ただし、これには個人差が大きく、目の使用状況や生活習慣によって進行の速度は異なります。デジタル機器の使用が多い方や、睡眠時間が不規則な方は、より早い段階で変化を感じる可能性があります。
症状の特徴と進行
二重幅が狭くなり始めるのは、多くの場合、朝方に特徴的な症状として現れます。特に起床時に一時的に二重ラインが消失したり、まぶたに重さを感じたりすることがあります。
これらの症状は主にむくみが原因で、日中の活動とともに徐々に改善されることが一般的です。しかし、症状が進行すると、日中を通じて目を開けた際の重みを感じるようになり、まぶたのたるみを伴うケースも。
このような変化を感じ始めた場合は早めに治療を検討されることをおすすめします。目の開きの低下は、視力の低下、肩こり、頭痛の要因にもなります。このような日常生活に明らかな支障を感じる前に、早めに専門医への相談をおすすめします。
【二重幅でお悩みの方はカウンセリング予約・メール相談からお気軽にご相談ください。】
二重幅が狭くなった場合の治療方法
二重幅を改善する手術方法
1.二重埋没法
まぶたの状態が比較的良好(皮膚のたるみ無し)で、二重ラインの深さのみが気になる場合は、二重埋没法が適した選択肢となります。二重埋没法による修正は、既存の二重ラインを活かしながら自然な仕上がりを実現できる方法です。手術の侵襲が比較的少なく、回復も早いことから、多くの方に選ばれています。
二重幅の変化に加えて目を開けにくい症状がある場合は、眼瞼下垂の可能性があります。通常、眼瞼下垂に対しては切開法による治療が推奨されますが、切開手術に不安をお持ちの方には「切らない眼瞼下垂治療」という選択肢もございます。この方法は、埋没法と同様に糸による治療で症状の改善を図ることができます。
3.切開法
より確実な修正を望む場合は、切開法が選択肢となります。この方法では、まぶたの余分な組織を適切に調整することができ、長期的な効果が期待できる場合が多いとされています。特に、たるみが著しい場合や、より明確な二重ラインを希望する場合に適しています。切開法は症状に応じて、通常の二重形成術と、眼瞼下垂を改善する挙筋前転法があります。
4.眉下切開
また、まぶたのたるみが顕著な場合は、眉下切開との組み合わせも効果的です。この方法では、まぶたのたるみを根本的に改善しながら、自然な二重幅を形成することができます。結果として、より若々しい印象への改善が期待できます。
治療後の経過と注意点
回復期間と経過
手術方法によって回復期間は異なります。
二重埋没法、切らない眼瞼下垂治療の場合、術後から腫れがありますが、数日~1週間でほぼ落ち着きます。メイクは1週間後から開始可能ですが、強いこすり洗いは避ける必要があります。約1ヶ月で馴染んで自然な感じになります。
切開法の場合は、抜糸までの約1週間は特に慎重なケアが必要です。腫れは二重埋没法より長引く傾向にあり、術後2週間程度は腫れが目立つ可能性があります。
眉下切開の場合は、まぶたの腫れは術後から現れますが、1~2週間程度で落ち着きます。時折、内出血が生じ、まぶたが赤紫色になる場合があります。大抵の場合はメイクで隠せる程度で済みます。
いずれの手術でも、定期的な経過観察が重要です。万が一、違和感や気になる症状が出た場合は、早めに担当医に相談することをおすすめします。早期発見・早期対応が、安全な回復につながります。
術後のケア方法
手術後の適切なケアは、理想的な仕上がりを実現する上で非常に重要です。まず、医師から指示された洗顔方法や化粧の制限を必ず守りましょう。特に術後1週間は、まぶたに強い刺激を与えないように注意が必要です。
また、術後のむくみ対策も重要です。就寝時は上体を少し起こした姿勢を取り、顔周りに水分が溜まりにくいよう工夫します。日中も、長時間同じ姿勢を続けることは避け、適度に体を動かすことで、むくみの軽減を図ります。
再発予防のポイント
手術による二重幅の修正効果を長く保つためには、日常的なケアと予防が欠かせません。目を擦る習慣がある方は、意識的にその習慣を改善する必要があります。また、まぶたに負担をかけない優しいクレンジング方法を心がけ、必要以上の刺激を避けることが大切です。
まとめ
二重幅が狭くなるのは、様々な要因が複雑に関係しています。早期発見と適切な対処が、理想的な二重幅の維持には重要です。ご自身に最適な治療方法を選ぶためにも、まずは専門医への相談をおすすめします。
確かな技術と経験を持つ医師との詳しいカウンセリングを通じて、安全で満足度の高い治療を受けることができます。美しい目元は、お顔全体の印象を大きく左右します。気になる症状がある場合は、早めの対応を心がけましょう。
筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。
日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。
また、形成外科学会での勉強会においても講演をおこなっている。
ウルセラについても日本国内に導入直後から取り入れており、日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。
千葉エリアで治療をご希望の方はこちら

〒273-0005
千葉県船橋市本町6-4-15
グラン大誠ビル 2F
責任者:元神賢太
最終学歴:H11年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H15年船橋中央クリニック開業
東京エリアで治療をご希望の方はこちら

〒107-0061
東京都港区北青山2-7-26
ランドワーク青山ビル7F
(旧ヒューリック外苑前ビル)
責任者:高林洋一
最終学歴:S43年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H28年青山セレスクリニック管理者