元神院長執筆 専門医と学ぶ美容医療ブログ

しなこも体験!顔がパンパンに腫れる『クインケ浮腫』って何?!

更新日:2025/08/30

公開日:2025/08/30

人気インフルエンサー・しなこさんが、ある日突然「目が腫れてしまった!」とSNSで報告し、大きな話題になりました。彼女は新しいコスメ(アイシャドウ)を使用した直後に下まぶたが激しく腫れ上がり、病院で診察を受けたところ「クインケ浮腫(ふしゅ)」と診断されたそうです。

クインケ浮腫とは聞き慣れない病名ですが、これは急激なアレルギー反応などによって皮膚や粘膜がむくんでしまう症状を指します。しなこさんの場合、メイク映えを狙って初めて使ったコスメが原因となり、わずか30分程度で上まぶたから下まぶたへとブワーッ**と腫れが広がったとのことです。幸い、病院で処方された薬を飲み冷やす処置を行った結果、徐々に腫れは引いてきたようですが、数日後に控えたライブの前での出来事に「かなしい…」と本人もショックを隠せませんでした。

この出来事から、「クインケ浮腫って何?」「美容整形やコスメと関係あるの?」「どう対処すればいいの?」など疑問に思った方も多いでしょう。この記事では、しなこさんのケースをきっかけに、クインケ浮腫という症状について詳しく解説します。定義や症状の特徴、原因、緊急時の対応、そして美容整形との関連性や誤解、治療法・予防策まで、医師の見解を交えながら分かりやすくまとめました。ぜひ最後までお読みください。

参照元: sanin-chuo.co.jp

クインケ浮腫とは何か?その定義と医学的背景

「クインケ浮腫」とは、皮膚または粘膜の下に突然発生する局所的なむくみ(浮腫)のことです。19世紀のドイツ人医師ハインリッヒ・クインケが初めて報告したため、この名が付けられました。医学的には「血管性浮腫(けっかんせいふしゅ)」と同義であり、急性のじんましんの一種とも位置付けられます。

例えば蚊に刺された時のような皮膚の赤い膨らみ(通常の蕁麻疹)は数時間で消えますが、クインケ浮腫では皮膚のもっと深い部分が腫れるため2~3日ほど腫れが引かないことも特徴です。クインケ浮腫は発症メカニズムによって大きく2種類に分けられます。一つはアレルギーなど後天的な要因で生じるタイプ、もう一つは遺伝的な体質によって繰り返し起こるタイプ(遺伝性血管性浮腫:HAE)です。どちらの場合も結果として起こる症状(皮膚・粘膜の腫れ)は似ていますが、原因や治療法が異なるため注意が必要です。

いずれにせよ、クインケ浮腫と診断された場合には「なぜ腫れたのか」を医療機関で詳しく調べ、アレルギーによるものか遺伝性のものかを見極めることが大切だとされています。

参照元: https://www.bvallergy.com/angioedema/

主な症状と見た目の特徴

図:左目上まぶたが突然腫れあがったクインケ浮腫の一例(血管性浮腫)。片目だけが腫れるケースも多く、しなこさんも右目下まぶたに症状が集中しました。腫れた部分にかゆみはなく、押しても跡が残らないのが特徴です。

クインケ浮腫の主な症状は、顔の一部(特にまぶたや唇)が急激に膨れ上がるように腫れることです。腫れ方は境界がはっきりせず、弾力のあるむくみのような状態になります。特徴的なのはかゆみがほとんど無い点で、通常の蕁麻疹(表皮近くの反応)に見られるような赤いブツブツや強いかゆみを伴わないことが多いです。

症状が出る部位は一箇所とは限らず、まぶた、唇、頬など顔面に多く見られますが、ときには舌や喉、手足、生殖器などの粘膜部位が腫れることもあります。左右非対称に片側だけ腫れるケースも珍しくありません。腫れた部分を指で押してみても、普通のむくみと違って指跡(圧痕)が残らないのも血管性浮腫ならではの所見です。

図:上唇が部分的に大きく腫れてしまった例。クインケ浮腫ではこのように限局的かつ急激な浮腫が生じます。通常、痛みは軽度で痒みは伴いませんが、見た目のインパクトが大きいため驚いてしまう人がほとんどです。

腫れは数時間~半日ほどでピークに達し、2~3日かけてゆっくり引いていくことが多いです。例えば、夜に発症すると「朝起きてもまだ瞼が腫れぼったい」といった具合で、完全に元に戻るまでに時間がかかります。ただし個人差があり、早ければ半日程度で治まることもあります。

基本的に腫れが引いた後は痕が残らず元通りになります。注意すべき症状として、喉や舌、気道の粘膜が腫れた場合があります。この場合、声がれや喉の違和感、呼吸のしづらさとして現れることがあり、放置すると気道狭窄による窒息の危険もあります。

幸い、しなこさんの場合は目の周辺だけの症状で済みましたが、「唇や喉が腫れる人もいるみたいなので、呼吸しづらくなったりしたらすぐ救急に頼った方がいい」と彼女自身SNSで呼びかけています。実際、日本アレルギー学会も「のどの粘膜が腫れたりすると呼吸が苦しくなることがあります」と警告しており、クインケ浮腫が顔以外に及んだ場合は速やかな対処が必要です。

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原因:アレルギー、遺伝、ストレスなど多岐にわたる誘因

クインケ浮腫を引き起こす原因(誘因)は実にさまざまです。主な要因を以下にまとめます。

アレルギー性の原因(即時型アレルギー)

体内に入った特定の物質に対して免疫が過剰反応し、ヒスタミンなどの化学物質が放出されることで血管透過性が高まり浮腫が起こります。このタイプではIgE抗体が関与する典型的なアレルギー反応です。誘発する物質としては、食べ物(卵、魚、エビ・カニなどの甲殻類、ナッツ、果物など)、薬剤(抗生物質や解熱鎮痛剤など)、ハチ毒をはじめとする虫刺されなどが代表的です。

しなこさんの場合は化粧品の成分に対するアレルギーが誘因でした。新しいコスメを使用する際には、このようにアレルギーを起こすことがあるため注意が必要です。

薬剤性の原因(非アレルギー機序の場合もあり)

特定の薬の副作用でクインケ浮腫が起こることがあります。中でも注意すべきは高血圧の治療薬であるACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)やARB(アンジオテンシン受容体拮抗薬)です。これらの薬剤は比較的頻繁に処方されますが、使用患者の約0.1~0.5%に血管性浮腫を引き起こすことが報告されています。

特徴的なのは、ACE阻害薬による浮腫では蕁麻疹を伴わずに顔や気道だけが腫れるケースが多い点です。また、解熱鎮痛薬のNSAIDs(アスピリンなど)やモルヒネ・コデインといった一部のオピオイドも血管性浮腫の原因となることがあります。新しい薬を飲み始めてから瞼や口唇の腫れが出た場合は、医師に相談して薬剤性の浮腫を疑ってもらう必要があります。

物理的刺激やストレス(特発性の誘因)

明確なアレルゲンが無い場合でも、物理的・環境的な要因や体調要因で血管性浮腫が誘発されることがあります。例えば、急激な気温変化(寒冷刺激や温熱刺激)、皮膚への圧迫や振動、強い日光曝露といった物理的刺激がきっかけになることがあります。また、過労や睡眠不足、精神的ストレスなど体調の乱れも発症の引き金になり得ます。

このように原因が特定できないケースは「特発性血管性浮腫」と呼ばれ、実はクインケ浮腫全体の中でかなり多くの割合を占めています。特発性の場合、一見まったく誘因なく突然症状が出ますが、疲労やストレスが背景にあると考えられます。

遺伝的要因(遺伝性血管性浮腫:HAE)

非常にまれですが、先天的な体質によって血管性浮腫を繰り返す疾患があります。これは「遺伝性血管性浮腫(Hereditary Angioedema:HAE)」と呼ばれ、補体という免疫成分の調節に関わる「C1インヒビター」というタンパク質の欠損や機能異常によって起こります。HAEではちょっとした刺激やストレスで皮膚や粘膜が腫れますが、通常のアレルギー反応とは異なり蕁麻疹は伴わず、代わりに腹部の激しい痛み(消化管の粘膜が腫れるため)を起こすことがあります。

思春期頃から再発性の腹痛や顔・喉の浮腫発作を繰り返す家系の場合、この疾患が疑われます。遺伝性血管性浮腫は極めて稀な指定難病ですが、もし家族に同様の症状の人がいる場合や繰り返し発作が起きる場合は、専門医による血液検査で診断・治療法の検討が必要です。

以上のように、クインケ浮腫の原因はアレルゲン(食品・薬品・化粧品など)からストレス、遺伝体質まで多岐にわたります。中には原因が複合的に絡むケースもあり、「この症状=この原因」と単純に結び付けられないこともあります。

また、しなこさんのように偶然新しく試した化粧品が引き金だったり、予想もしなかった日常の出来事が誘因になることもあります。原因が分からず不安な場合でも、「原因不明だから仕方ない」と諦めず、きちんと専門医の診察を受けることが大切です。特に繰り返す場合は原因究明のために詳細なアレルギー検査や補体検査を行い、治療方針を決めていきます。

突発的な発症リスクと医療現場での対応

クインケ浮腫は、ある日突然、何の前触れもなく発症することがあります。しなこさんも「最初は上まぶただけだったのに、30分とかでブワーって腫れてびっくりした」と振り返っていますが、まさに急性の血管性浮腫はその名の通り“急に”症状が現れます。日頃アレルギー体質でなくても、初めて口にした食べ物や初めて使った化粧品で突然発症する可能性があり、誰にでも起こり得るものです。

特に初発のケースでは本人も周囲も原因が分からないため大変驚きますし、適切な対処法が分からず慌ててしまうことも少なくありません。発症リスクとして恐ろしいのは、前述のように喉や気道が腫れるケースです。この場合、短時間で呼吸困難や血圧低下(アナフィラキシーショック)に陥る危険があります。

例えば、口唇や舌がみるみる腫れてきて飲み込みにくい、声が出しづらい、ゼーゼー息苦しい、といった症状が出たら要注意です。こうした命に関わる症状が出た場合、ためらわず救急車を呼ぶ/緊急外来を受診することが肝心です。医療従事者は「呼吸や嚥下(えんげ)が困難になった場合は直ちに緊急治療が必要」と強調しており、迷っている時間はありません。可能であればアナフィラキシー補助治療剤であるエピペン(アドレナリン自己注射薬)を自己注射しながら救急搬送を待つことが推奨されます。

エピペンは重度の食物アレルギーなどを持つ人に医師が処方する緊急薬で、太ももに打つことで気道浮腫や低血圧を一時的に改善できます。普段からアレルギー体質でショックを起こしたことがある人は携帯が望ましいでしょう。幸い、大半のクインケ浮腫は命に関わる事態に至りません。

顔や四肢など外表の限局した腫れだけで済む場合、適切な治療によって数日以内に軽快します。では、病院ではどのような対応が取られるのでしょうか。基本的に、原因がアレルギー性だと考えられる場合は蕁麻疹に準じた治療が行われます。

具体的には、抗ヒスタミン薬(アレルギー症状やかゆみを抑える飲み薬)の内服が中心となり、必要に応じてステロイド(副腎皮質ステロイド薬)の内服や注射が併用されます。しなこさんも病院で薬を処方され、飲み薬と冷却で対処した結果「少しずつ腫れが引いてきた」と報告していました。抗ヒスタミン薬は蕁麻疹・アレルギーの標準治療であり、症状を鎮める効果が期待できます。

腫れが強い場合は短期的にステロイドを併用し、炎症と浮腫を速やかに鎮めます。腫れによる痛みがある場合は鎮痛剤が使われることもあります。

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美容整形との関連性は?~誤解されやすいポイント~

しなこさんの報告後、SNS上では「涙袋ヒアル入れてたからじゃないの?」「整形の副作用では?」といった憶測も一部で見られました。しかし、クインケ浮腫自体は美容整形(美容施術)と直接の因果関係はありません。しなこさん本人も「結構前に涙袋ヒアルも入れたけど、今回は関係なくて、化粧品が原因らしい」と明言しており、今回のケースではあくまで新しいコスメによるアレルギー反応が原因でした。

実際、ヒアルロン酸注入などの美容施術から数ヶ月も経ってから急に瞼が腫れるということは考えにくく、タイミング的にも施術との関連は否定できます。では、なぜ「整形が原因では?」という誤解が生じたのでしょうか。その背景には、美容施術後に起こる腫れとクインケ浮腫が混同されている可能性があります。

二重整形やヒアルロン酸注射など美容医療を受けた直後は、施術部位が一時的に腫れることがあります。しかし、これは手術や注射による物理的な刺激や炎症反応で生じる腫れであり、数日~1週間程度かけて徐々に治まっていく「ダウンタイム」の一部です。クインケ浮腫とは発生メカニズムがまったく異なり、美容施術後の腫れは誰にでも起こり得る予測された反応です。

一方、クインケ浮腫は上述したように免疫系の異常反応による急性の浮腫で、普段腫れないような場所が突然パンと膨れる点で大きく異なります。また、「ヒアルロン酸にアレルギー反応して腫れたのでは?」という指摘もありました。確かに、ごく稀にヒアルロン酸フィラーへのアレルギー(遅発性の肉芽腫反応など)を起こす例が報告されています。

しかしその場合でも、施術直後ではなく数日~数週間遅れて硬いしこりや腫れが出ることが多く、しなこさんのようにコスメ使用直後に急激に瞼だけ腫れるという経過は説明できません。しなこさん自身、「涙袋ヒアルは関係なかった」と述べていますし、今回の浮腫はヒアルロン酸施術とも無関係と考えてよいでしょう。このように、クインケ浮腫は一見すると美容施術後の腫れとも紛らわしいため誤解されがちですが、原因もプロセスも全く別の現象です。

美容クリニックの医師に確認しても、「施術から時間が経って発症しているなら、美容施術による副作用とは考えにくい」と言われるでしょう。むしろ、見逃してはいけないのは施術中に使用した麻酔薬や消毒液に対する即時型アレルギーです。手術や注射の際に使う局所麻酔や消毒薬にアレルギーがあると、施術直後にじんましんや血管浮腫が起こる可能性があります。

しかしこの場合は施術の場で異変が起きるため、医師がすぐに対処します。施術から時間が経って日常生活中に突然起きた浮腫は、やはり別の要因(アレルギーや体調)による偶発的なものと考えるのが自然です。重要なのは、SNS上の憶測だけで判断せず、専門家の診断を仰ぐことです。

「整形のせいかも?」と心配になったとしても、自己判断で治療を怠ったり自己流の対処をしないでください。今回、しなこさんが症状を公表したことで「クインケ浮腫」という言葉がクローズアップされましたが、中には不正確な情報も飛び交いました。正しい原因究明と治療のためにも、疑わしい症状が出たら必ず医療機関で相談しましょう。

治療法と対処方法(もし発症したら)

クインケ浮腫を発症した場合の治療法は、前述したように原因によって多少異なりますが、基本的には蕁麻疹の治療に準じます。ここでは一般的な対処法を、緊急度に応じて説明します。

症状が軽度な場合(呼吸困難なし)

まず可能であれば原因と思われる物質を除去しましょう。例えばコスメが原因ならすぐに洗い流し、服用中の薬があやしいなら一旦中止します。その上で、市販の抗ヒスタミン薬を内服すると症状緩和に有効です。

冷たいタオルや保冷剤で患部を冷やすのも腫れと不快感を和らげるのに役立ちます。実際、しなこさんも「薬を飲んで冷やした」ことで少しずつ腫れが引いていったと報告しています。ただし、症状が治まっても必ず後述のように医療機関を受診し、原因の確認と再発防止策を相談してください。

症状が中等度(広範囲の腫れや軽い呼吸苦あり)

迷わず病院を受診しましょう。自力での移動が難しい場合は救急車を呼んでも構いません。医療機関では、抗ヒスタミン薬の飲み薬または注射、必要に応じてステロイドの注射が行われます。

喉の違和感がある場合は念のため喉や呼吸音をチェックし、気道確保の準備をしながら治療します。点滴などで水分を補い安静にすることで、多くの場合数時間以内に症状は安定してきます。原因の聞き取りも行われますので、発症直前に口にした物や使用した物を思い出して医師に伝えてください。

症状が重度(呼吸困難・意識障害など命に関わる状態)

一刻も早く救命措置をとる必要があります。周囲に人がいれば直ちに119番通報し、可能ならエピペンの筋肉注射を本人または周囲の人が行います。救急搬送中や病院到着後は、酸素投与やアドレナリン注射、ステロイド大量投与、気道確保措置など、必要な処置が瞬時に施されます。

繰り返しになりますが、命の危険を感じたら即119番という心構えでいてください。以上が大まかな対処法ですが、いずれの場合も「完全に治まった」と自己判断せず、医療機関で診断を受けることが重要です。特に初めての発症時には「本当にクインケ浮腫なのか」「原因は何か」「再発の可能性は?」など不明点が多くあります。医師に診てもらえば、必要に応じて血液検査やアレルギー検査を行い、原因物質や再発予防策についてアドバイスを受けられます。

しなこさんも多くのフォロワーに対し「唇や喉が腫れて呼吸しづらくなったらすぐ救急に頼って」と注意喚起していますが、これは自分自身が適切な治療を受けた実体験に基づくアドバイスと言えるでしょう。症状が治まった後も油断せず、原因の特定と再発予防に努めることが肝心です。

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日常生活で気を付けるべき点と予防策

クインケ浮腫を予防するために、日常生活で心がけたいポイントをまとめます。完全に防ぐことが難しい場合もありますが、以下の対策でリスクを下げたり早期発見につなげることができます。

新しいコスメは必ずパッチテストを

特に肌が敏感な方は、新しい化粧品を顔に使う前に二の腕の内側などでパッチテスト(塗布試験)を行いましょう。しなこさんも「今後はコスメ使う前にパッチテスト必須」と述べています。化粧品によるアレルギーは誰にでも起こり得ます。少量を試して赤みやかゆみ、腫れが出ないか確認するだけでも大きな予防になります。

自分のアレルゲンを把握し、避ける

食物や薬剤でアレルギーが判明している場合、そのアレルゲンを含むものを避けるのが最善の予防策です。例えば特定の食品でじんましんを起こしたことがあるなら、クインケ浮腫を起こす可能性もあります。同様に、以前服用した薬で顔が腫れた経験がある場合は、医師に伝えて代替薬を検討してもらいましょう。

原因となった薬の服用を中止することで症状の改善が期待できるとされています。日常的に携帯できるアレルギー表示カードなどを持っておくのも有用です。

疲労・ストレスを溜めない

特発性の血管性浮腫は、疲れやストレスで免疫バランスが崩れた時に起こりやすいとされています。

十分な睡眠とバランスの良い食事を心がけ、過度なストレスを避ける生活を意識しましょう。もちろん忙しい現代社会でストレスゼロは難しいですが、自分なりのリフレッシュ法を見つけて実践することが大切です。特に慢性的なじんましん体質の方は、生活習慣の改善で症状が治まるケースもあります。

常備薬の準備

アレルギー体質で蕁麻疹や浮腫を繰り返したことがある人は、医師に相談して抗ヒスタミン薬を常備しておくと安心です。症状が出た際にすぐ服用すれば重症化を防げる可能性があります。また、以前アナフィラキシーショックを起こしたことがある人はエピペンの処方について医師と相談し、必要なら携帯しましょう。

使う機会がないに越したことはありませんが、いざという時の保険になります。

定期的な受診と検査

繰り返しクインケ浮腫や原因不明の腫れを経験している場合、専門医の診察を定期的に受けることをおすすめします。必要に応じて血液検査で補体の数値(C4やC1インヒビター活性)を調べ、遺伝性血管性浮腫の有無を確認することも大切です。

仮に遺伝性でなくても、慢性的に症状が出る場合は抗ヒスタミン薬の長期内服など予防的治療の指示を受けられます。「最近調子がいいから」と自己判断で薬をやめたり受診間隔を空けたりせず、医師と相談しながらケアを続けましょう。

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まとめ

最後に、しなこさんの経験は「自分は大丈夫」と思っていた人にも一石を投じたと思います。「急に顔がこんなに腫れるなんて怖い!」と感じた方も多いでしょう。しかし正しく理解すれば過度に恐れる必要はありません。大切なのは、何かあったときに迅速・的確に対処することと、日頃からリスクを減らす工夫をしておくことです。

 

しなこさんも「たくさんのアドバイスありがとうございます。アリーナツアーまでに良くなりますように…(一瞬で治る方法ないかな笑)」と前向きなコメントを残しています。皆さんも万一クインケ浮腫になってしまった場合は落ち着いて対処し、しっかり治してまた笑顔で日常生活に戻ってくださいね。

 

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。第109回日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。切らないフェイスリフトのウルセラも日本国内に導入直後から取り入れており、第107回日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。

 

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