投稿日:2024/10/25
(最終更新日:2024/10/23)
バレない切開フェイスリフト手術:効果抜群の腫れが少ない術式と方法
リフトアップ治療は今や老若男女を問わず非常に人気の高い施術ですが、多くの方々が「周囲にバレない方法」や「腫れない方法」にこだわる傾向があります。その結果、溶ける糸による糸リフトや弱いハイフ治療などの効果が限定的な方法を選択し、期待通りの満足感を得られず、再び新たな治療を模索するケースが多く見受けられます。確かに、強力な効果を得られる治療法は腫れを伴うことが少なくありません。しかし、実際に多くの方が望んでいるのは、腫れが少なく、かつ効果がしっかりと持続するリフトアップ治療ではないでしょうか。本記事では、腫れがほとんどなく、それでいて効果が抜群に期待できる施術方法ついて詳しくご紹介します。
切開フェイスリフトで腫れが大きくなる要因①:術式の選択
切開フェイスリフト手術を行う際に、腫れの程度は術式の選択によって大きく左右されます。特に、剥離範囲が広くなる術式は、術後の腫れが顕著になる傾向があります。例えば、リガメント法と呼ぶれる切開フェイスリフト手術は、顔面の支持組織である靭帯を切開し、皮膚と筋肉を広範囲にわたって剥離するため、手術後の腫れが強く出ることがよく知られています。リガメント法はリフトアップ効果が高く、若返りの効果も長持ちする一方で、腫れやダウンタイムが1か月以上長引くというデメリットがあります。
これに対して、腫れを最小限に抑えたい場合には、剥離範囲を小さく抑えつつも同等の効果が期待できる術式を選ぶことが有効です。例えば、「元神式フェイスリフト(スプリングスレッド併用切開フェイスリフト)」は、剥離範囲がリガメンド法ほど広くないため腫れが抑えられ、かつ持続性の高いリフトアップ効果を得ることができます。スプリングスレッドという特殊な糸を併用することで、マーラーファット(頬の脂肪)を引き上げ、効果が抜群のリフトアップ効果を提供します。この術式はリガメント法に匹敵する効果を持ちながら、ダウンタイムや腫れを軽減できるため、非常に人気があります。
さらに、フェイスリフト手術と同時に脂肪吸引を行う場合、特に頬の脂肪吸引を併用すると、腫れが大きくなる傾向があります。脂肪吸引自体は輪郭をスッキリさせ、顔全体のシャープさを強調するために有効な手術ですが、脂肪吸引後の組織の損傷や炎症が腫れを引き起こし、ダウンタイムを長引かせます。そのため、腫れを抑えたい患者さんには、脂肪吸引をあえて別の機会に行うか、もしくは腫れに対する十分なケアを念頭に置いて治療計画を立てることが重要です。
切開フェイスリフトで腫れが大きくなる要因②:医師の技術
切開フェイスリフト手術において、術後の腫れの程度は、医師の技術や手術中の処置に大きく左右されます。経験豊富な医師が手術を行う場合、手術時間や出血量が少なくなるため、腫れも軽減される傾向があります。
まず、手術時間について考えてみましょう。手術が長時間に及ぶほど、術後の腫れは大きくなります。筆者のようなフェイスリフトの経験が豊富な医師であれば、標準的なフェイスリフト手術はおよそ1時間半程度で完了します。一方で、経験の浅い医師や通常の外科医が手術を行う場合、手術時間が3~4時間以上かかることも少なくありません。さらに、リガメント法のような特殊な術式では、場合によっては8時間以上の長時間手術となり、それに伴う腫れやダウンタイムも増大します。
次に、手術中の出血量も腫れに大きく影響します。フェイスリフト手術では、皮膚や筋膜を剥離する際に、どの層を剥離するかが非常に重要です。熟練した医師であれば、正確に正しい層を選んで剥離を行うため、出血は最小限に抑えられます。剥離する層を間違えないことで、血管の多い層を避け、出血を大幅に減らすことができるのです。しかし、未熟な医師が手術を行う場合、剥離する層が少しでもずれると血管が密集する層を傷つけてしまい、出血が増える原因となります。その結果、腫れも大きくなり、回復期間が長引くことがあります。
さらに、手術中に使用される局所麻酔の管理も重要な要素です。手術では止血剤(エピネフリン)を含んだ局所麻酔薬を剥離する層に注入しますが、経験のある医師であれば、最適な層に麻酔を適切に注入し、出血を抑えることができます。しかし、未熟な医師が誤った層に麻酔を注入してしまうと、止血薬が十分に作用せず、出血量が増えてしまう可能性があります。これが腫れの増加や回復期間の延長につながるのです。
バレない切開フェイスリフト手術とは
「バレない切開フェイスリフト手術」とは、術後の腫れが少なく、術直後から傷跡が目立たない、フェイスリフト手術のことです。腫れを少なくて済ませるには当然剥離範囲が少なくさせる必要があり、術直後から目立たない傷跡にするには皮膚の切開する長さを最小限にする必要があります。しかし、このようにバレないことを優先するあまり、効果がない切開フェイスリフト手術になってしまっては、本末転倒です。
リフトアップ治療において、バレないことを最優先にする場合は、切開するフェイスリフトではなく、筆者が推奨するスプリングスレッドによる糸リフトやマスク麻酔下のウルセラをおすすめします。
■ バレないリフトアップ治療①:スプリングスレッド
スプリングスレッドは、非吸収性の溶けない糸を使用した糸リフト治療で、皮膚を切開することなく顔全体をリフトアップする方法です。筆者が行うスプリングスレッドでは、施術後の腫れが非常に少なく、1週間程度でほとんど目立たなくなります。さらに、糸が吸収されないため、組織を強力に支える効果が持続し、リフトアップ効果は3年以上にわたって実感できます。SMAS法による切開フェイスリフト手術と同等の効果が得られながらも、ダウンタイムが短く、周囲にバレない方法でリフトアップを望む方に最適です。
■ バレないリフトアップ治療②:ウルセラ
ウルセラは、ハイフ(高密度焦点式超音波)技術を使用したリフトアップ治療の中で、最も強力な機器です。ウルセラでは、皮膚を切開することなく、深部の筋膜(SMAS層)に超音波による熱エネルギーを送り、SMAS層にしっかりと引き締め効果を実現します。筆者は、この強力なウルセラの効果を最大限に引き出すために、マスク麻酔による完全無痛の状態で施術を行っています。患者さんは治療中、深い眠りの中で痛みを感じることなく、最大出力でウルセラの照射が可能になります。その結果、約1年以上にわたって確実なリフトアップ効果を実感でき、自然な若返りを実現します。
これらの施術は、切開を伴わないため、術後の腫れがほとんどなく、短期間での回復が可能です。特に、周囲に気づかれることなく、バレない自然な若返りを望む方にとって、スプリングスレッドとウルセラは非常に優れた選択肢となります。
腫れ少なく、効果抜群の切開フェイスリフト手術とは
スプリングスレッドやウルセラといった施術は、腫れが少なく効果的なリフトアップを実感できる優れた方法ですが、最大限の引き上げ効果と余分な皮膚の除去を望む方には、やはり切開を伴うフェイスリフト手術が最適な選択肢となります。特に、たるんだ皮膚をしっかりと切除しつつ、最大限のリフトアップを実現したい方にとって、切開フェイスリフトは非常に効果的です。しかし、効果がある切開フェイスリフト手術は「腫れやダウンタイムが長いのでは?」と不安を感じる方も多いでしょう。そこで筆者がおすすめするのが、スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術です。この術式は、腫れが少ないため周囲にバレない可能性が高く、かつ効果抜群のフトアップ効果が8年以上持続します。特に、早期の回復とともに、強力な若返り効果を得たい方に理想的な方法です。
スプリングスレッド併用切開フェイスリフト手術(元神式フェイスリフト手術)の特徴
筆者が提供する「元神式フェイスリフト手術」は、スプリングスレッドを併用した切開フェイスリフトであり、従来のSMAS法やリガメント法の長所を生かしつつ、それらの弱点を克服した最新の術式です。その特徴は以下の通りです。
■リガメント法と同等のリフトアップ効果
元神式フェイスリフト手術では、SMAS法にスプリングスレッドを併用することで、従来のSMAS法が抱える弱点を補います。特に、SMAS法ではマーラーファット(頬の脂肪)の引き上げが弱く、ほうれい線への効果が限定的という点を元神式フェイスリフト手術ではスプリングスレッドで強化し、リガメント法に匹敵するリフトアップ効果を実現します。それにもかかわらず、SMAS法の短いダウンタイム(1~2週間)で済むため、リガメント法のように長いダウンタイム(1か月以上)を必要とせず、周囲に手術を気づかれるリスクが低いのが大きな魅力です。
■腫れが少なく、回復が早い
元神式フェイスリフト手術はリガメント法のように広範囲な剥離を必要とせず、剥離範囲を最小限に抑えるため、術後の腫れも少なく、回復が早いのが特徴です。SMAS法と同様、組織を無駄に傷つけずにリフトアップを行うため、顔全体に大きな腫れが広がることはなく、手術後の生活にも早期に復帰できるメリットがあります。さらに、周囲に手術を気づかれるリスクも非常に低いです。
■経験豊富な医師による施術
元神式フェイスリフト手術は、筆者自身が500例以上のフェイスリフト手術経験を持つことにより、出血量を最小限に抑え、手術時間もわずか2時間以内で完了します。これにより、術後の腫れやダウンタイムがさらに短くなり、患者の負担が軽減されます。経験豊富な医師による手術は、結果の安定性と安全性に直結し、最良の結果を提供します。
■術後の目立たない傷跡
術後のケアに関しては、傷口に肌色のテープを貼るだけで十分です。女性の場合は髪の毛で傷を覆い隠すことができます。このように、術後も傷跡が目立たず、周囲に手術を受けたことがバレる心配がほとんどありません。
このように、スプリングスレッド併用切開フェイスリフト手術は、効果が高く、かつ腫れやダウンタイムが少ないため、周囲にバレない方法で最大限のリフトアップ効果を得たい方にとって理想的な選択肢です。
まとめ
バレないことを最優先にしたリフトアップ治療をお望みの場合は、切開を伴わないスプリングスレッドやウルセラといった施術がおすすめです。これらの方法は、腫れが少なく、ダウンタイムも短いため、周囲に気づかれることなく、強力なリフトアップを実現します。
一方で、最大限のリフトアップ効果と余分な皮膚の除去を希望される方には、筆者が提供するスプリングスレッド併用切開フェイスリフト手術(元神式フェイスリフト手術)がおすすめです。この手術は、リガメント法と同等の効果を発揮しながらも、SMAS法の短いダウンタイム(1~2週間)で済み、最大限のリフトアップ効果でありながら、バレない仕上がりを実現します。ダウンタイム中も腫れが最小限に抑えられるため、仕事や日常生活への復帰もスムーズです。高いリフトアップ効果を得つつも、周囲に気づかれたくないという方にとって理想的な選択肢となるでしょう。
本記事が、バレない切開フェイスリフト手術を探している方々にとって、有益で参考になる情報となれば幸いです。自分に最適な施術を選ぶための一助となることを願っています。筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。また、形成外科学会での勉強会においても講演をおこなっている。ウルセラについても日本国内に導入直後から取り入れており、日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。【関連項目】
フェイスリフト, スプリングスレッド, ウルセラ, 切開フェイスリフト
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