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小陰唇縮小手術とは?リスクと副作用は?
更新日:2025/07/15
公開日:2025/07/14
小陰唇の大きさや形状、色みなどに関して悩みを抱える女性は決して少なくありません。美容外科の分野では、このような悩みに対する効果的な解決方法として、小陰唇縮小手術という選択肢があります。ただし、どのような手術にもリスクや副作用は伴います。
今回のブログ記事では、小陰唇縮小手術とはどのような目的で行われるものなのかを明確にしつつ、その手術に伴うリスクや副作用についても詳しくご説明します。さらに文末には、よくある疑問にQ&A形式で丁寧にお答えします。
小陰唇縮小手術とは何か?その目的と概要

小陰唇縮小手術とは、肥大して大きくなった小陰唇(いわゆる「ビラビラ」)の余分な組織を切除して小さく整える手術です。左右で大きさが異なる場合は左右差を整え、必要に応じて小陰唇の一部である副皮(ふくひ)と呼ばれるひだ状の皮膚も切除・整形します。この手術の主な目的は以下の通りです。
- 美容目的(見た目の改善): 大きすぎる小陰唇が下着からはみ出す、タイトな服装や水着で膨らみが目立つなどの悩みを解消し、見た目を整えること。人前で着替える場面やパートナーとの関係において、自信を取り戻す効果が期待できます。
- 機能面の改善: 小陰唇が大きいことで日常生活に支障が出ている場合、その不快感を取り除きます。例えば下着に挟まって痛む、自転車のサドルや運動時に擦れて痛み・出血が生じる、性交時に小陰唇が巻き込まれて強い痛みを感じる、といった物理的トラブルの緩和が挙げられます。
- 衛生面・健康面: 小陰唇が肥大しているとヒダの溝が深くなり、アカ(恥垢)が溜まりやすくなるためデリケートゾーンの臭いやかゆみの原因になることがあります。手術によって適度な大きさにすることで清潔を保ちやすくし、炎症や感染症のリスク低減につながります。
- 心理的な安心感: 小陰唇の形や色味は本来個人差の範囲ですが、それを理由にパートナーから心ない指摘を受けて深く傷ついてしまうケースもあります。また「小陰唇が大きい・黒ずんでいる=性交経験が多い」という誤解を抱く人もいますが、これは医学的根拠のない迷信です。小陰唇縮小手術を受けることでこうした誤解や不安から解放され、精神的な安心を得る方もいらっしゃいます。
以上のように、小陰唇縮小手術は見た目のコンプレックス解消だけでなく、痛みなど日常生活の不快症状の改善や衛生面の向上にも寄与します。
▶️ 合わせて読みたい記事:小陰唇縮小手術のダウンタイムの期間と過ごし方
小陰唇縮小手術の具体的な方法と流れ

小陰唇縮小手術は美容外科(婦人科形成)の分野で行われる比較的短時間の手術です。以下に一般的な手術方法と当院での流れを説明します。
麻酔と手術時間
手術は通常局所麻酔で行います。局所麻酔の注射時にチクッとした痛みがありますが、麻酔が効いてしまえば手術中の痛みは感じません。
不安が強い場合や希望に応じて、静脈麻酔やマスク麻酔を併用し、寝ている間に終えることも可能です。施術時間は約30~40分程度で、もちろん日帰り手術です。手術直後は傷口にナプキンを当てるだけです。
切除と縫合
デザインした範囲に沿ってメスで余分な小陰唇組織を切除し、出血を丁寧に止血します。
次に、小陰唇の形・大きさが整うように縫合します。縫合には目立ちにくい極細の医療用糸を使用し、多くの場合、溶ける糸(自己吸収糸)で縫います。そのため抜糸の必要はなく、術後の通院負担も軽減されます。必要に応じて先述の副皮も一緒に切除・縫合して見た目のバランスを整えます。
仕上がりと瘢痕
小陰唇は粘膜に近い組織で治癒が早く、瘢痕(傷跡)が目立ちにくい部位です。術後しばらくは赤みや硬さがあっても、時間とともに柔らかさを取り戻し色味も落ち着いていきます。通常は数か月も経てば傷跡はほとんど分からない程度になり、日常的に人目につく心配はありません。
このように小陰唇縮小手術は、局所麻酔下で短時間に行える比較的負担の少ない施術です。専門医が適切にデザイン・縫合を行えば、機能を損なうことなく見た目と快適さの両面で満足度の高い結果が得られます。
小陰唇縮小手術に伴うリスク・副作用

小陰唇縮小術は比較的安全性の高い手術であり、当院でも数多く行ってきましたが、外科手術である以上一定のリスクや副作用の可能性があります。一般に報告されている主な合併症・副作用には以下のようなものがあります:
感染(傷の感染症)
傷口から細菌が入ると患部が赤く腫れて熱を持ち、膿が出ることがあります。感染率自体は高くありませんが、万一感染すると治りが遅れたり痛みが増す可能性があります。患部を清潔・乾燥に保ち、不衛生にならないよう注意することで感染リスクを低減できます。
出血・血腫
手術直後から数日は傷からのにじむ程度の出血が起こりますが、通常2~3日で落ち着きます。しかしまれに皮下に血液が溜まって血腫を形成すると、患部が強く腫れて硬くなり、痛みを伴います。小陰唇は血流が豊富な部位のため多少の出血は避けられませんが、異常に腫れあがる場合は早めにご連絡ください。
腫れ(浮腫)
ダウンタイム中、ほぼ必発する症状が腫れです。特に手術翌日から2~3日後にピークとなり、その後徐々に引いていきます。大きな腫れは1週間程度で落ち着き、軽い腫れは数週間~1ヶ月かけて引いていきます。
腫れが強い間は違和感や一時的な左右差を感じるかもしれませんが、傷の治癒とともに改善します。冷やし過ぎない範囲で適度に冷却し、長時間の立ち仕事や刺激を避けて、安静に過ごすことが早く腫れを引かせるポイントです。
痛み・違和感
麻酔が切れた後、術創部にズキズキと脈打つような痛みを感じることがあります。痛みのピークは手術当日~翌日で、その後は日毎に和らいでいくのが一般的です。処方された痛み止めを適切に服用し、安静にしていれば強い痛みは数日で落ち着くケースがほとんどです。
ただ個人差も大きく、中には「痛みで歩くのもつらい」という方もいれば「鈍い痛みが気になる程度」という方もいます。違和感(突っ張る感じ、ヒリヒリ感など)は傷が治る過程で徐々に軽減していきます。痛みや違和感が長引く場合は無理せず受診してください。
左右差・形の不整
手術ではできる限り左右均等な仕上がりを目指しますが、ダウンタイム中の腫れ方の違いなどにより一時的に左右差が目立つことがあります。
通常は腫れが引くにつれ左右差も気にならなくなりますので、3~6ヶ月程度は経過を見てください。ただし、最終的に見た目の左右差やヒダの形状のデコボコが残ってしまうケースもゼロではありません。原因としては、医師との仕上がりイメージの共有不足や手術テクニックの差などが考えられます。
経験豊富な医師であれば事前のデザイン・カウンセリングを綿密に行い、過度な左右差が出ないよう工夫しますので、クリニック選びも重要です。万一、大きな左右差が残った場合は、傷が完全に落ち着いた後に追加の修正手術で対応できる場合があります。
瘢痕(傷跡)形成
小陰唇は粘膜に近い組織で治癒が早く、瘢痕も目立ちにくい部位です。実際、傷跡は1ヶ月ほどでかなり目立たなくなるのが通常です。
しかし個人の体によっては、傷跡が赤く盛り上がる肥厚性瘢痕が生じたり、硬く突っ張る瘢痕拘縮を生じる可能性もわずかながらあります。術後数ヶ月は傷跡が硬く感じることがありますが、これは回復過程で一時的に起こるもので、時間とともに柔らかさを取り戻していきます。
瘢痕が気になる場合は、ステロイド外用などで改善を図れる場合があります。なお、私はできるだけ自然なカーブで組織を残す縫合を心がけ、美容的に目立たない傷になるよう細心の注意を払っています。
感覚の変化
デリケートな部分の手術ということで、「術後に感覚が鈍くなったりしないか」と不安に思われる方もいます。小陰唇縮小術では陰核(クリトリス)そのものは触れず、小陰唇の余分な部分を切除するため、術後に性感や感度が大きく低下することは基本的にありません。
クリニックによっては「性感度が上がる」という表現をするところもありますが、適切な手術によって余計なヒダがなくなることで衛生面や心理面の改善がもたらされ、その結果性交時の不快感が減り満足度が上がるケースもある、という意味です。
一方で、術後しばらくは傷の周囲に一時的な痺れ感や逆に過敏な感じを受けることがあります。これは皮膚の浅い知覚神経が切開によって一時的に影響を受けるためですが、時間とともに神経が回復し数週間~数ヶ月で落ち着くことがほとんどです。
その他のリスク
血腫(皮下出血の塊)や創傷治癒遅延(傷の治りが遅い)、創部離開(傷が部分的に開いてしまう)といった合併症もごく稀ながら報告されています。
また、過剰切除(切除しすぎ)によって小陰唇が極端に小さくなりすぎたり、必要なヒダまで無くなってしまうと、見た目が不自然になるだけでなく機能面(尿道口や膣口の保護機能)が損なわれる恐れがあります。もっとも、経験豊富な専門医であれば適切なバランスを見極めてデザイン・切除しますので過剰切除の心配はまずありません。
性交痛も術後しばらくは腫れによって起こることがありますが、腫れの軽減とともに解消します。手術から時間が経っても性交時に強い痛みが続く場合は、瘢痕による狭窄や乾燥などが考えられるため診察が必要です。
以上のように様々なリスクがありますが、小陰唇縮小手術の合併症発生率は5%以下と比較的低いとの報告もあり、起こった場合も大半は軽度で適切に対処すれば治るものです。
大切なのは術前にリスクを正しく理解し、不安な点は遠慮なく担当医に相談することです。私自身、美容外科専門医として事前の十分な説明とアフターケアの徹底に努めています。万一ダウンタイム中に「おかしいな」と思う症状があれば自己判断せず、すぐに受診してください。それにより大事に至るのを防ぎ、より早く安心して回復へと向かうことができます。
小陰唇縮小手術の症例写真を紹介します。

写真左:手術前の状態 写真右:手術後6か月の状態
小陰唇縮小に関するよくある質問【Q&A】

最後に、小陰唇縮小手術の相談時や術後の患者様から寄せられるよくある質問と、その回答をQ&A形式でまとめます。小陰唇縮小手術について不安に思うポイントを専門医が解説します。
Q1. 小陰唇縮小手術後、仕事はいつから復帰できますか?
A: 基本的に特別な安静期間は不要で、手術当日さえ安静にしていただければ翌日から普通に働くことも可能です。
小陰唇縮小は外見上は他人に分からない部位の手術ですので、デスクワークなど体に負担の少ない仕事であれば翌日出勤しても支障ないケースが多くあります。ただし、実際には傷の痛みや違和感が残るため、できれば2~3日程度お休みを取ることをお勧めします。特に立ち仕事や肉体労働の場合、術後すぐは踏ん張ったり長時間立位でいると負担になりますので、少なくとも2~3日は安静にしましょう。
在宅勤務が可能な方は無理をせず傷の様子を見ながら徐々に普段のペースに戻すと安心です。痛み止めを内服すれば痛み自体は和らぎますが、通勤時の満員電車で押されたりすると思わぬ刺激になることもあります。可能であれば術後1週間くらいは無理のない勤務形態(時短勤務やリモートワーク)を調整できると理想的です。
Q2. 小陰唇縮小手術後、性交渉(セックス)はいつから可能ですか?
A: 性交渉は傷口に直接負担がかかる行為のため、基本的に1ヶ月程度は控えていただくのが安全です。
小陰唇縮小術では傷の表面が完全に塞がるのが抜糸後(または溶ける糸なら術後約1週間以降)ですが、だからといってすぐに強い刺激を加えると創部離開や感染のリスクがあります。一般的には術後4週間(1ヶ月)経てば腫れもかなり引き、傷も十分安定しますので、その頃から性行為再開を許可するクリニックがほとんどです。
実際、私のクリニックにおいては「1ヶ月はお控えください。痛みや腫れが完全になくなってからにしましょう」と指導しております。どうしても早く再開したい場合でも、最低2週間は避けていただき、それ以降は自己判断で無理をしないようにしてください。早期に再開して痛みを感じるようなら中断することが大切です。将来の性生活をより楽しむためにも、ここは焦らず傷をしっかり治す期間と割り切ってください。
Q3. 小陰唇縮小手術後の仕上がりが不自然になることはありますか?
A: 適切に手術が行われれば、仕上がりは自然で美しいラインになります。術直後は腫れや赤みで一時的に傷跡が目立ったり、「縫った跡」がわかることがありますが、1~2週間も経てば腫れが引き始め、1ヶ月後には傷跡もほとんどわからない状態に落ち着きます。
小陰唇の色味や質感も徐々に周囲に馴染んでいきます。経験豊富な医師であれば、小陰唇の先端部分を適切に残しつつ余分な組織だけを取り除くデザインを行い、さらに丁寧な縫合によって滑らかな縁を作ります。
一方で、術式や医師の技量によっては不自然な仕上がりになってしまうケースもあり得ます。例えば一般的な小陰唇縮小術では、切除断面を平らに一直線にカットして縫合すると、縫合部分の縁が分厚く盛り上がったりギザギザになったりしてしまうことがあります。そうなるとヒダの端が硬く不自然に見え、触った感じにも違和感が残る可能性があります。
また、小陰唇だけ小さくして副皮(ふくひ)やクリトリス包皮など周辺の余剰皮膚をそのままにすると、バランスが悪く「小陰唇だけ不自然に整形した」ような見た目になることもあります。そのため必要に応じて副皮切除や陰核包皮縮小も同時に行い、全体として調和のとれた仕上がりを目指します。
繰り返しになりますが、信頼できる美容外科専門医に任せれば不自然な結果になる心配は少なく、むしろ「手術を受けたとは誰にも気付かれない自然な仕上がり」になるのが通常です。当院でも症例写真をご覧いただければ分かる通り、自然で綺麗なラインに整えております。
Q4. 小陰唇縮小手術後に感覚が鈍くなったり、性交時の快感が減ったりしませんか?
A: 小陰唇縮小によって女性の性的感受性が大きく損なわれることは基本的にありません。
なぜなら、性感帯の中心である陰核(クリトリス)には直接手を加えないからです。クリトリス自体は温存されますし、小陰唇も必要な部分は残しますので、術後に「性感がなくなった」「感じなくなった」といったことは通常起こりません。
実際、私の患者様でも術後に「感度が落ちた」と訴えた方はおりません。むしろ、小陰唇の肥大や黒ずみに悩んでいた方の場合、手術によってコンプレックスが解消され心理的な自信がつくことで、性交渉を前向きに楽しめるようになったという声も聞かれます。
ただし、ダウンタイム中は一時的に知覚が変化することがあります。傷周囲の皮膚が痺れた感じになったり、逆にピリピリと過敏になったりすることがありますが、これは前述の通り時間の経過とともに落ち着いていきます。神経は数週間から数ヶ月で回復するため、あまり心配しすぎないようにしてください。
なお、クリトリス包茎(陰核を覆う余分な皮)も同時に手術する場合は、一時的にクリトリス周辺が敏感になることがありますが、これも徐々に慣れてきます。
まとめ
このブログ記事では、小陰唇縮小手術がどのような目的で行われる手術なのかを解説し、その方法や流れ、さらに考えられるリスクや副作用について詳しくご説明いたしました。デリケートな部位の手術であるため、不安や戸惑いを感じられる方も多くいらっしゃることでしょう。
手術を検討される際は、信頼できる美容外科専門医との丁寧なカウンセリングを重ね、ご自身の希望やお悩みに最も適した選択をすることが大切です。本記事が、小陰唇縮小手術に関する不安や疑問を少しでも和らげ、安心して手術を検討するための一助となれば幸いです。
その他にも気になることや疑問点などございましたら、ぜひ遠慮なくご相談ください。あなたが快適で自信に満ちた毎日を過ごせるよう、私は心から応援しております。
筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。
1999年慶応義塾大学医学部卒。
外科専門医(日本外科学会認定)。
美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。
美容外科医師会理事。
美容外科医として20年以上のキャリアがあり、婦人科形成手術をはじめとする美容外科手術全般で豊富な実績を持つ。特にアンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。
日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。
また、形成外科学会での勉強会においても講演をおこなっている。
ウルセラについても日本国内に導入直後から取り入れており、日本美容外科学会でもウルセラの学会発表を行っている。
小陰唇縮小, ダウンタイム, 婦人科形成, デリケートゾーン 悩み, 副作用
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勤務歴:H15年船橋中央クリニック開業
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