男性の陰毛脱毛の実情：ムダ毛処理はもはや常識？ - 美容外科｜船橋中央&青山セレスクリニック　美容外科｜船橋中央&青山セレスクリニック

男性の陰部脱毛は、今や一般的なトレンドとなり、多くの男性が実践しています。かつては、男性が陰部の脱毛を行うことは非常に珍しく、あまり公に語られることのない行為でした。しかし、時代は変わり、現在では清潔感や快適さを求めて陰毛の脱毛を行うことが、男性の間でも広く受け入れられています。このブログ記事では、男性の陰毛脱毛の実情や、具体的な方法についても詳しく解説していきます。ムダ毛処理がもはや常識となった現代において、どのように脱毛を選択するべきか、この記事を通じて理解を深めていただければ幸いです。

陰部のムダ毛処理をしている人に割合

陰部のムダ毛処理を行っている男性の割合は、年々増加しています。2016年に実施された日本人男性3,000人を対象としたインターネット調査によれば、30歳以下の男性の約35％が陰部のムダ毛処理を行っており、50歳以上でも約15％が処理していることが明らかになりました。このトレンドは、男性用アンダーヘア処理機器の需要にも反映されており、パナソニックが発売したアンダーヘアトリマーが発売直後に1万台完売したという事例もあります。

さらに、2024年に実施された調査によると、701名の男性のうち、約35％にあたる242名が医療機関やエステでVIO脱毛を実際に行っていることが判明しました。このデータから、男性の陰部脱毛が急速に普及していることがうかがえます。

欧米の先進国では半数の男性が陰毛処理

欧米では、男性の陰毛処理が広く浸透しており、多くの男性が日常的にこのケアを行っています。米国で行われた18～65歳の男性4,908人を対象とした調査では、2,120人（50.5％）が定期的に陰毛の処理を行っていると回答しました。調査結果によると、陰毛処理の割合は年齢とともに減少する傾向がある一方で、若い世代ほど積極的に陰毛を手入れしていることがわかりました。また、この調査では、陰毛処理がオーラルセックスの頻度と関連していることも示されています。

陰毛を処理する理由として、25～34歳の男性の73％が「性行為の準備としての身だしなみ」を挙げ、次いで「衛生目的」が61％、「日常的なケア」が44％という結果が出ています。処理部位として最も多いのは陰茎の上部（Vライン）で、87％の男性がここを手入れしています。次に多いのが陰嚢（66％）、そして陰茎の竿部分（57％）です。このように、陰毛の手入れは米国の18歳から65歳の男性に広く見られる行為であり、特に若い男性の間で普及していることがわかります。

さらに、ヨーロッパでも同様の傾向が見られ、西ヨーロッパでは40％から60％の男性が定期的に陰毛の処理を行っているというデータがあります。オーストラリアでも約60％の男性が陰毛を処理していると報告されており、陰毛処理はもはや一部の男性に限られた行為ではなく、グローバルに見ても広く受け入れられているケア習慣となっていることが明らかです。

参照元：

Prevalence and Motivation: Pubic Hair Grooming Among Men in the United States

男性のパイパン（陰毛全部処理）の割合

男性が陰毛を全て処理し、いわゆる「パイパン」状態にする割合は、地域や文化によって大きく異なりますが、近年ではこのスタイルがますます一般的になっていることが示されています。以下に、いくつかの調査結果をまとめて紹介します。

アメリカの調査によると、男性の約27％が陰毛を完全に除去する「ブラジリアン」スタイルを採用しているというデータがあります。このスタイルは特に若年層で人気が高く、清潔感や快適さを求める理由で選ばれることが多いとされています。

ヨーロッパやその他の地域においても、陰毛を全て処理する男性の割合が増加傾向にあり、特に若い世代ではその傾向が顕著です。具体的な割合は国や地域によって異なるものの、アメリカと同様の数値が多く見られます。例えば、イギリスやドイツでも約25％から30％の男性がパイパンを選択しているというデータが報告されています。

日本では、全ての陰毛を処理する男性の割合に関する公式なデータは限られていますが、筆者のクリニックでの経験から推測すると、陰毛に何らかの処理をしている男性は約30％に達し、そのうち10％がパイパンを実践しているようです。この傾向は、包茎手術やその他の男性の陰部手術時に確認されています。

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男性の陰毛の手入れの方法

男性の陰毛の手入れにはさまざまな方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。自分のライフスタイルや肌の状態に合わせて、最適な方法を選ぶことが重要です。ここでは、代表的な手入れ方法を紹介します。

１．シェービング（剃毛）

カミソリや電動シェーバーを使って陰毛を表面からカットするシェービングは、最も手軽で一般的な方法です。

メリット: 手軽でコストが低く、自宅で簡単にできるのが大きな利点です。特別な機器やスキルを必要とせず、時間がかからないため、忙しい男性にも適しています。

デメリット: 毛がすぐに再生するため、頻繁に処理が必要です。また、カミソリ負けや皮膚の炎症、埋没毛のリスクもあります。特にデリケートな陰部では、慎重に行わないと傷を負う可能性があります。

採用率: 日本では、陰毛の自己処理をしている男性の多くがシェービングを行っているとされています。

２．ワックス脱毛

温めたワックスを皮膚に塗り、固まったワックスを剥がすことで毛根から毛を引き抜く方法です。

メリット: 毛を根元から除去するため、再生までに時間がかかり、数週間滑らかな肌を維持できるのが大きな利点です。また、ワックス脱毛は一度に広範囲を処理できるため、手早く結果を得たい場合に適しています。

デメリット: 痛みが伴うことがあり、皮膚が敏感な人には不適切な場合があります。また、毛が生え揃ってから再度脱毛する必要があるため、一定期間は毛が再生している状態を我慢する必要があります。

採用率: 欧米では、陰毛の完全な脱毛を行う男性の約27％がブラジリアンワックスを採用していますが、日本では少数派です。欧米では陰毛の色が明るいためにレーザー脱毛の効果が出にくく、ワックス脱毛が普及しています。

３．レーザー脱毛

レーザー光を毛根に照射し、毛を永久的に除去する方法です。

メリット: 永久的な脱毛効果が期待でき、毛が再生する可能性が低いのが大きな魅力です。数回の施術で長期間にわたって毛の処理が不要になるため、手入れの手間が大幅に軽減されます。

デメリット: コストが高く、効果を得るためには複数回の施術が必要です。また、施術中に痛みを感じることがあり、特にデリケートな陰部では痛みが強くなることもあります。

採用率: 日本では、レーザー脱毛による陰毛の処理が最も一般的であり、長期間の結果を求める男性に広く選ばれています。

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４．脱毛クリーム（化学的脱毛）

毛を溶かす成分を含むクリームを塗布し、一定時間後に洗い流すことで毛を除去する方法です。

メリット: シェービングよりも持続性があり、痛みが少ないのが特徴です。クリームを塗るだけで手軽に毛が処理できるため、初心者でも使いやすい方法です。

デメリット: 肌が敏感な人には刺激が強すぎる場合があり、炎症やかぶれを引き起こすことがあります。また、クリームの成分によっては臭いやアレルギー反応のリスクがあるため、事前にパッチテストを行うことが推奨されます。

採用率: 詳細な統計は少ないものの、シェービングやレーザー脱毛に次いで一般的な方法です。時間がない時や、痛みを避けたい場合に選ばれることが多いです。

レーザー脱毛が最もよい処理方法

陰毛のシェービングなどの自己処理は手軽でコストも低いため、初めての方や短期間でのケアには向いていますが、さまざまなリスクやデメリットが伴います。例えば、カミソリ負けや皮膚のかぶれ、埋没毛などのトラブル、さらには感染症のリスクもあります。こうした問題を避け、長期的なメリットを得るためには、レーザー脱毛による陰毛の永久脱毛が最も効果的で安全な方法といえるでしょう。

医療機関で行うレーザー脱毛では、通常2か月に1回のペースで照射を行い、6回程度の施術でかなりの脱毛効果が期待できます。さらに、必要に応じて追加の照射を行うことで、永久脱毛が実現します。レーザー脱毛は、毛根に直接作用して毛の再生を抑えるため、自己処理で生じるような皮膚トラブルの心配がなく、また、再生した毛を何度も処理する手間も不要となります。

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