投稿日:2024/05/20
(最終更新日:2024/05/20)

涙袋整形の失敗や後悔は?涙袋のヒアルロン酸注入の詳細

石原さとみの涙袋

前回の記事では、世界中で人気を博している涙袋の魅力について詳しく探りました。今回の記事では、涙袋が小さい理由や加齢による変化について解説し、そのような場合に有効な涙袋の美容整形の方法について詳述します。特に、ヒアルロン酸注入による涙袋形成の詳細に焦点を当て、失敗例を取り上げます。また、失敗を避けるための重要なポイントや、適切な施術を受けるためのアドバイスも提供します。これにより、涙袋整形を検討している方々が、安心して施術を受けられるようにすることを目指しています。

涙袋が小さい場合の理由

涙袋があまり目立たない女性もいますが、これには解剖学的な理由がいくつかあります。

  1. 眼輪筋の構造

眼輪筋の形状や配置が涙袋の有無に大きく関与します。眼輪筋が目の下で強く発達している場合、笑ったときに眼輪筋の上の脂肪組織が押し出されて涙袋が目立ちますが、この筋肉があまり発達していない場合は涙袋が目立たないことになります​。

  1. 脂肪組織の量

涙袋は、目の下の眼輪筋とその上にある脂肪組織によって形成されます。この脂肪組織の量が少ないと、涙袋はあまり目立ちません。

  1. 皮膚の弾力性と厚さ

皮膚の厚さや弾力性も涙袋の見え方に影響を与えます。皮膚が薄く、皮膚のハリが強い場合、眼輪筋と脂肪組織が目立ちやすくなりますが、皮膚が厚くて、ハリが弱い皮膚だと、涙袋が隠れてしまうことがあります。また、加齢によって皮膚のハリが失われると、涙袋が目立たなくなります​。

  1. 遺伝的要因

涙袋の有無やその大きさは遺伝的要因によっても決まります。家族に涙袋が目立たない人が多い場合、その特徴が遺伝する可能性が高いです​。

出典元:

Step-by-step Guide to Creating Aegyo Sal

涙袋の加齢変化

加齢に伴う涙袋の変化は、皮膚の弾力性の低下や脂肪組織の減少、眼輪筋の緩みなど、いくつかの要因によって引き起こされます。これにより、涙袋が目立たなくなったり、目の下のクマやたるみが強調されたりすることがあります。以下に具体的な変化を説明します。

  1. 皮膚の弾力性の低下

加齢により皮膚の弾力性が低下し、コラーゲンやエラスチンといった皮膚の主要な構成要素が減少します。これにより、目の下の皮膚が薄くなり、たるみやすくなります​。

  1. 脂肪組織の減少

加齢とともに、下まつげの縁の皮下脂肪が減少します。これにより、涙袋のふくらみが少なくなります。

  1. 眼輪筋の緩み

眼輪筋は目の周囲を囲む筋肉であり、目の開閉に関与しています。加齢により、この筋肉が緩むことで、(皮下脂肪ではなく)眼窩内の脂肪が前方に突出しやすくなり、眼輪筋のたるみが生じさせます。これにより、涙袋が平坦になり、逆に目袋が目立つことになります。

涙袋の整形における施術方法

涙袋は、メイクやお化粧でも強調させることはできますが、メイクを手間に感じる場合は美容外科における施術がおすすめです。美容外科における涙袋形成は、主にヒアルロン酸注射で行われますが、他の方法によっても行われます。以下に、各手法の詳細を説明します。

■ヒアルロン酸による涙袋整形

ヒアルロン酸注入は最も一般的な涙袋形成の方法です。以下の手順で行われます

カウンセリング:医師と相談し、希望する涙袋の形状や大きさを決定します。患者の顔立ちや希望に応じて最適なプランを提案します。

注射:細い針を用いてヒアルロン酸を皮膚に注入し、自然な涙袋を作ります。施術は短時間で終わり、痛みも最小限です。

仕上げ:必要に応じて微調整を行い、理想的な仕上がりを目指します。

ヒアルロン酸のメリット

即時効果:施術後すぐに効果が現れ、自然な涙袋が形成されます。

手術不要:手術を伴わないため、ダウンタイムがほとんどありません。

修正可能:必要に応じて修正や追加が可能で、柔軟に対応できます。

安全性:万一気に入らない場合は、ヒアルロン酸溶解注射で簡単に元に戻せます。

ヒアルロン酸のデメリット

効果の持続期間:ヒアルロン酸の効果は一時的で、通常6ヶ月から1年程度持続します。定期的な施術が必要です。

副作用のリスク:注射部位に一時的な腫れや内出血が生じる可能性がありますが、通常は数日で改善します。

元神医師によるヒアルロン酸涙袋形成

■涙袋の形成手術

涙袋の形成手術は、眼輪筋の厚みを増すことで、持続的な効果を目指す方法です。以下の手順で行われます:

切開:下まつ毛のきわに沿って皮膚を切開し、一部の皮膚を除去します。

眼輪筋の縫合:眼輪筋の厚みを増すために、筋肉同士を重ねて縫合します。この操作により、自然な涙袋を形成します。

閉創:皮膚を縫合して手術を終了します。手術後の傷跡は、時間の経過とともに目立たなくなります。

手術のメリット

半永久的な効果:一度手術を受けると、長期間にわたり効果が持続します。

目のクマの改善:涙袋の形成により、目の下のクマも改善されることがあります。

手術のデメリット

希望通りの大きさにならないリスク:術後の仕上がりが期待通りにならないことがあります。

腫れとダウンタイム:手術後には腫れが生じ、約2週間のダウンタイムが必要です。

傷跡の目立ち:一時的に傷跡が目立つことがありますが、時間とともに薄れていきます。

■その他の方法

かつては脂肪注入が行われていた施設もありましたが、現在では一般的ではありません。その理由として、脂肪注入ではきれいな形に仕上がらないことが挙げられます。また、ヒアルロン酸以外のフィラーも存在しますが、涙袋の皮膚は非常に薄いため、他のフィラーでは望むような美しい仕上がりにならないケースがほとんどです。そのため、現在では涙袋の整形においてヒアルロン酸注入が主流となっています。ヒアルロン酸は、自然な見た目を実現しやすく、安全性も高いため、最も信頼されている方法です。

涙袋整形の失敗例とは

涙袋は手軽なプチ整形ですが、時に下記のような失敗例もあります。

涙袋整形の失敗例とは

涙袋整形は手軽なプチ整形として人気がありますが、以下のような失敗例が報告されています。

  1. 効果が弱い、元に戻る

ヒアルロン酸の品質や選択によって、注入直後は効果が見られても、すぐに元に戻ってしまうケースがあります。これは、使用されたヒアルロン酸が適していなかったり、品質が悪かったりする場合に起こり得ます。医師は患者の皮膚の状態や施術の目的に応じて、適切なヒアルロン酸を選ぶ必要があります。

  1. 左右差

涙袋整形では「左右差」が生じることがあります。これは、美容整形治療全般に共通するリスクであり、涙袋でも同様です。元々の涙袋に左右差がある場合、それを考慮して左右で注入量や注入部位を調整する必要があります。

  1. 過剰な注入

涙袋整形の失敗例として最も多いのが「過剰な注入」です。ヒアルロン酸は注入後、時間の経過とともに皮膚の水分を吸収して膨張するため、医師はこれを考慮して適切な量を注入する必要があります。

TCBでの涙袋の写真

↑過剰にヒアルロン酸を注入された涙袋

  1. 予想以上の腫れ

涙袋整形後に「予想以上の腫れ」が生じることがあります。目元は顔の中でも特に目立つ部分であるため、術後の腫れが患者の見た目に大きく影響し、不安や後悔を引き起こすことがあります。腫れを最小限に抑えるためには、医師が細い針を使用し、丁寧に時間をかけて施術を行うことが重要です。

涙袋整形を失敗・後悔しないために

1.医師の経験と技術の重要性

涙袋整形は、その繊細さと高度な技術が求められるため、経験豊富な医師に依頼することが非常に重要です。治療の成功は、医師の手技や使用するヒアルロン酸の品質に大きく依存します。施術を受ける前には、医師の経験や過去の治療例をしっかりと調査することが必要です。適切な医師を選ぶことで、手術の失敗や後悔を最小限に抑え、理想的な結果を得ることができます。また、使用するヒアルロン酸の品質も、仕上がりや持続性に大きく影響します。私は日本の厚生労働省に認可された最高品質のヒアルロン酸のみを使用しています。さらに、注入時には35G針という極細の注射針を用いることで、注入量を繊細に調整し、内出血を最小限に抑えます。これにより、術後も自然で美しい涙袋を実現することが可能です。

2.施術前に持つべき明確なビジョン

涙袋整形を受ける際には、術後の自分の目元のイメージを事前に明確に持つことが非常に重要です。この治療は手軽なプチ整形でありながら、施術が成功すれば目元が劇的に変化します。しかし、大きな変化が時には予想外の印象を与え、それが後悔につながることも少なくありません。そのため、施術前には医師との十分なカウンセリングを通じて、本当に涙袋を作りたいのか、涙袋をどの程度強調したいのかをよく検討する必要があります。明確なビジョンを持つことで、施術後の満足度を高め、後悔のリスクを最小限に抑えることができます。理想の仕上がりについて具体的に話し合い、写真や参考例を用いて希望を共有することが大切です。ただし、ヒアルロン酸による涙袋整形の良い点は、もし仕上がりがイメージと異なった場合でも、ヒアルロン酸溶解注射を用いて容易に元に戻せる点です。

 3.価格だけでクリニックを選ばない

涙袋整形を検討する際、極端に低価格を表示しているクリニックには注意が必要です。見た目が安価な治療には、医師の経験不足や隠れた追加費用が潜んでいることが多いです。まず、医師が涙袋整形の経験を積むために価格を下げて患者を集めるケースがあります。しかし、技術が未熟なため、手術の失敗や患者の後悔のリスクが高まります。次に、低価格で患者を引きつけた後に、根拠のない追加治療を勧めるアップセールが行われる場合です。このような場合、最終的に予想以上の高額な費用が発生することがあります。クリニックの宣伝する価格が実際の総費用を反映していないことが多いため、注意が必要です。最近、「美容外科における涙袋注入失敗例」がヤフーニュースで大きく取り上げられ、話題となりました。このような問題を避けるためには、クリニック選びの際には価格だけでなく、医師の経験や評判を重視し、十分なカウンセリングを受けることが重要です。質の高い治療を受けるために、慎重な選択が求められます。

涙袋形成のよくあるご質問

Q1: 涙袋整形のヒアルロン酸注射時は痛いですか?
A1: 完全に無痛ではありませんが、麻酔入りのヒアルロン酸を使用し、世界で最も細い35G針で注入するため、痛みはかなり軽減されています。実際、痛みを感じなかったという患者さんもいらっしゃいます。

Q2: ヒアルロン酸による涙袋形成治療後の内出血はどのくらいの割合で起こりますか?
A2: 35G針を使用することで、内出血が起こる確率は非常に低いです。もし内出血が現れたとしても、その程度は軽く、通常3〜4日で消失します。

Q3: ヒアルロン酸による涙袋形成治療後、注射の跡は残りますか?
A3: 治療直後は針跡として赤い点々が現れることがありますが、通常1日程度で消えます。

Q4: ヒアルロン酸による涙袋形成治療後、お化粧はできますか?
A4: はい、施術直後からメイクが可能です。内出血が現れた場合でも、ファンデーションなどで簡単に隠せます。

Q5: ヒアルロン酸による手術後の制限はありますか?
A5: 特に制限はありません。施術当日からシャワー、入浴、飲酒も問題ありません。

Q6: ヒアルロン酸による涙袋形成治療後、元に戻せますか?
A6: 可能です。ヒアルロニダーゼという薬剤を使用することで、ヒアルロン酸を溶かし元に戻すことができます。

Q7: ヒアルロン酸による涙袋形成は何回受けても問題ありませんか?
A7: ヒアルロン酸による涙袋形成は何度でも受けることができます。注入したヒアルロン酸は数年かけて体内に吸収されるため、膨らみが小さくなったと感じたタイミングで再施術を受けるのがおすすめです。

元神医師によるヒアルロン酸涙袋形成

まとめ

まとめ

このブログ記事では、涙袋が小さい場合や加齢により涙袋が小さくなった場合に行われる美容外科での涙袋整形について詳しく解説しました。筆者の豊富な経験に基づき、失敗例も紹介し、読者が抱える疑問や不安に答えました。涙袋整形を検討する際には、後悔や失敗を避けるために、質の高い医療を提供できる信頼できる医師を選ぶことが非常に重要です。きれいな涙袋は、目元を劇的に魅力的に変える力があります。本記事が、涙袋整形を検討している皆さんにとって、賢明な選択をするための有益なガイドとなることを願っています。理想の涙袋を手に入れるための第一歩として、本記事の情報を役立ててください。

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、二重治療、眼瞼下垂治療、逆さまつ毛治療、リフトアップ,治療、ヒアルロン酸注入を得意としている。

【関連項目】

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