出演者情報

元神賢太：医療法人社団セレス理事長 船橋中央クリニック院長 青山セレスクリニック理事長

萩原靖洋：美容クリニック業界でカウンセラーとして25年のキャリアを持つカウンセラー。

高橋：美容医療カウンセラーとして、8年のキャリアを持つ。美容治療経験者。

眉下リフト、眉下切開、ブロウリフト特集

萩原：こんにちは。ナビゲーターの萩原です。

元神先生：ドクターの元神です。

高橋：カウンセラーの高橋です。

萩原：さて元神先生、今回私萩原の持ち込み企画でございます。ここ数年で上まぶたのたるみ取りの代名詞となった眉下リフト・眉下切開・ブロウリフト、これを特集したいと思います。高橋さん、最近は患者様でも眉下切開・眉下リフト・ブロウリフトという治療名をご存じの方が増えましたよね？

高橋：増えました。

萩原：上まぶたのたるみ取り手術で相談ではなくて、はじめから眉下リフト希望ということで来られる方も先生、多くなっていらっしゃいますよね？

元神先生：そうですね。

萩原：ここで私の持ち込み企画が何かというと、私は昔から二重のラインが垂れ下がっていて台形型の目をしているんですね。こういう目なんです。

萩原：真ん中がのれんがだらんと下がるような感じ。これがすごく被さりがあって嫌なんですけれども、昔はもうちょっと二重が綺麗だったよなというふうに思って、8年前、40歳ぐらいの頃の写真を見直したんですけれども同じだったんですね。被さった感じが嫌で嫌で、歳を取るごとに見た目だけじゃなくてまぶたが重いのと、視界がちょっと悪い感じがしてきたんです。

元神先生：なるほど。

萩原：という悩みなんです。鏡を見てこういった器具を使って、ここの部分をちょっと上げると二重が。

元神先生：いろんな方法があるんですけれども、萩原さんの場合。眉下切開でここのたるみを引き上げるんですね。眉の真下を切開して引き上げます。ただ眉と目の距離が若干縮まってしまうので、僕らが行うには結構慎重な判断が必要にはなりますね。実際萩原さんぐらいの状態ですと埋没法でも対応できますので。

萩原：そうなんですね。

元神先生：埋没法は受けているんですか？

萩原：受けていないです。天然です。高橋さん、私が眉下リフト希望の方を代表して聞きたいことを羅列しましたので、元神先生へ質問をお願いします。

眉下リフトは上まぶたのかぶさりに効果的？

高橋：萩原さんのような上まぶたの被さりに効果的な治療ですか？

元神先生：はい、効果的ですよ。

眉下リフト、ブロウリフトが効果的な場合、適応しない場合の違い

高橋：眉下リフト、ブロウリフトが効果的な場合、適応しない場合の違いは何でしょうか？

元神先生：たるみを引き上げれば二重が出てくる場合ですよね。皮膚が厚いとか。

萩原：皮膚が厚い場合は適応しない？

元神先生：適応します。窪んでいる方とかは適応しないですね。余計窪みが強くなったりしますので。

ダウンタイム、傷跡は？

高橋：ダウンタイムは短い印象の手術ですが、腫れる期間と傷跡について教えてください。

元神先生：腫れる期間は1週間くらいですね。糸が1週間付いていますので、1週間で抜糸する形。目の手術の割には比較的ダウンタイムは少ないですね。

萩原：僕が眉下リフトをやりたいなと思う理由がここで、ダウンタイムが短い感じがすごいするんですよ。患者様も手術を受けた直後からそんなにまぶたがパンパンに腫れているわけでもないですし、1週間後に来られた時もそんな印象ですよね？

高橋：はい。

萩原：そんなに困っているという事もなさそうなので。眉毛の下の部分を切るという事ですよね？

元神先生：そうですね。ほんとに眉の際ですね。眉毛の生えているところを少し切る事もありますけど、ここを切開する形ですね。

萩原：なるほど。隠しようはないですよね。糸がここに付くわけですもんね。肌色のテープを貼っておくと。

元神先生：そうですね。

上まぶたの皮膚を除去すると目が閉じなくならない？

高橋：上まぶたの皮膚を除去すると目が閉じなくならないか？

元神先生：それは大丈夫です。

萩原：こうやって持ち上げた時に目を閉じてみるとちょっと半目になったりっぽい感じがあるじゃないですか。これは実際にネットで書かれてもいて、ブロウリフトを受けたら目が閉じなくなったっていう。

元神先生：それは取りすぎなんじゃないですかね。ありえますよ、下手な手術を受ければ。

萩原：60代の女性がブロウリフト手術を受けてあんまり目が閉じなくなって、寝ていたらご主人に死んじゃったのかと思ってものすごく心配された、こんな感じになっているように見えたという例があって、それは取りすぎなんですね？

元神先生：取りすぎですね。

萩原：でも受けたい側からすると「もうたるまないくらい取ってよ！」と思うんですけど、閉じないのも困りますよね。

眉毛はなくなる？眉毛が薄いと傷跡が目立つ？

高橋：眉毛の下で切除すると眉毛がなくならないか？眉毛が生えている時はよいが、薄くなったら傷跡はもろわれになる？

元神先生：傷跡は眉下切開は意外と目立たないんですよね。傷がキレイに治る場所というのがあるんですよね。眉下はキレイに治ります。男性はメイクもしないですけど、ほとんど分からなくなりますね。

元神先生：キレイに治る場所なんですよね。それは本当に不思議というか、傷は本当に顔の部位によって目立ち具合が全然違ってきますので。眉下は全然大丈夫ですね。

萩原：なるほど。

眉毛と目が近くなり、顔の印象は変わる？

高橋：眉毛と目が近くなり(顔の)印象が変わるか？

元神先生：それはあり得るんです。1番気にしないといけないところですね。

萩原：そうなんですね。

元神先生：だからブロウリフトを2回、3回繰り返していると、本当に目と眉の距離が縮まっちゃいますね。ですのでそんなに何回も切る手術ではないです、普通は。

萩原：なるほど。あんまりピンとこないんですよね、目と眉が近くなるというのが。

元神先生：だから元々萩原さんの場合は眉と目が近いので、本当に垂れ目が強くなった場合の1回にした方がいいですよね。

萩原：そうなんですね。奥の手にしておかないとダメなんですね。ここ3年くらいずっと毎日ブロウリフトの事を考えて生きています。

眉毛が下に引っ張られて眉毛の形が変わる？

高橋：眉毛が下に引っ張られて眉毛の形が変わるか？

元神先生：眉毛の形は変わらないですね。

デザインの方法は？

高橋：除去する幅はどのように決めるのか、デザインの方法。

元神先生：除去する幅はたるみの大きさによってまちまちですね。

萩原：それはさっき僕が心配した目を閉じた時にちゃんと閉じるかどうかという事も考えながら取るんですね？

元神先生：もちろんです。

萩原：なるほど。

上まぶたのたるみ取り手術の違いと、今眉下リフトの方が人気のある秘密

高橋：上まぶたのたるみ取り手術の違いと、今眉下リフトの方が人気のある秘密を教えてください。

元神先生：そうですね。従来は二重の切開治療と同じような感じでたるみを取ってやる方法が主流だったんですけれども、眉下切開・ブロウリフトはここ20年くらい前から流行り始めたんですけど、結局二重の切開治療というのはまぶたでたるみを取ると腫れぼったい目になっちゃうんですよね。二重にはなるけど。そこが欠点だったので、やっぱりブロウリフトが今はいいと思いますね。

萩原：二重を何か切って作るのではなく、眉下を上げるわけですから天然の二重が出てくるという事ですね？

元神先生：はい。ブロウリフトの方が自然です。

萩原：なるほど。高橋さん、さっき撮影前に若い人も多いですよねという話をしていましたが、そのへんもリクエストとしてはありますよね？自然な二重を出したいから眉下で持ち上げたいんだという。

元神先生：そうですね。腫れぼったい目の方は眉下切開の適応はありますけどね。

萩原：なるほど。20代くらいでもご相談があったら先生としては全然OKですか？

元神先生：ただ目と眉の距離が縮まっちゃうので、そこが大事でそこの距離が最初からないとあんまりすすめないですね。

萩原：そうなんですね。先生、僕が一般の患者さんだったらこの距離はすすめないですか？

元神先生：すすめないですね。

萩原：すすめない⁉

元神先生：だったら二重の埋没法でも十分二重がくっきり出せるので。

萩原：そうなんですね。

上まぶたのたるみ取り手術よりも眉下リフトの方がおすすめ

高橋：ドクターからすると、上まぶたのたるみ取り手術よりも眉下リフトの方がおすすめしやすいですか？

元神先生：そうですね。ケースバイケースですけれども、眉下切開をすすめることの方が多いですね、僕も。

萩原：そうなんですね。やっぱりこれは腫れの短さ・自然な仕上がりということなんですね。

元神先生：そうですね。

眉下リフトの効果期間

萩原：これちなみに1回受けると何年くらい維持できるものですか？

元神先生：何年も持ちますよ。

萩原：やがてはまた戻る？

元神先生：戻ってきますけど、10年くらい大丈夫ですね。

萩原：そうなんですね。コスパいいですね。やりどきってどれくらいでしょう？やっぱり年齢が高い方がやりどきですか？

元神先生：そうですね。

萩原：僕ら世代というのは実際やりどきですか？50歳手前くらいの。

元神先生：適応があればいいと思いますけどね。

まとめ

萩原：今、この眉下切開が人気で、術後の経過のブログなんかもあげていらっしゃる方も多くなっていて、それとともに上まぶたのたるみ取り自体は減ってきたなという感じはありますね。今回は元神先生もすすめる治療であるということが分かって、私のように眉毛の目の幅が狭い人はあまりすすめないということも分かったので、この後仕事中に考えてみたいと思います。今回は大人気の治療、眉下切開・眉下リフト・ブロウリフトについて元神先生に解説してもらいました。ありがとうございました。

元神先生・高橋：ありがとうございました。