出演者情報

元神賢太：医療法人社団セレス理事長 船橋中央クリニック院長 青山セレスクリニック理事長。

糸による若返り治療

元神先生：こんにちは、ドクターの元神です。今回はスプリングスレッドという糸による若返り治療についてお話いたします。糸による若返り治療というのは全般的には「スレッドリフト」と言われています。スレッドというのは糸ですね。糸のリフトはスレッドリフトと呼ばれているんですけれどもいろんな糸があります。主には「溶ける糸」と「溶けない糸」で分かれますけれども、溶けない糸の中にも三角のコーンがついているような糸もありますし、切開して入れる糸とか、切開しないで入れる糸とか、いろんな方法があるんですね。

おすすめの治療は「スプリングスレッド」

元神先生：僕が1番おすすめしているのはスプリングスレッドという糸です。このスプリングスレッドという糸をどうして1番おすすめしているかと言いますと、効果がやっぱり圧倒的にあるんですよね。もう1つは持続性がしっかりあるという事です。このスプリングスレッドに関しては溶けない糸です。「非吸収性のスレッドリフト」という位置です。考え方は色々ですけれども、僕は糸はある程度腫れたり、異物を入れるので。皆さんある程度の覚悟を持ってやりますから、その分やっぱり効果はしっかり出したい！よくあるのが吸収される糸で最初腫れますよね。最初腫れて、腫れが引いた頃には効果もなくなっている。大体それが1，2ヶ月くらい腫れて突っ張っている感じという感じがあって、それが終わると1，2ヶ月くらいで効果がなくなっちゃうという場合が多いんですけれども、それじゃあ僕は意味がないというか、それだったら糸ではない例えばハイフとか、ここでは「ウルセラ」という治療をおすすめしていますけれども、ウルセラの方が全然効果ありますからそちらの方をおすすめしているんですね。せっかく糸を入れるんだったらしっかりと効果を出したい！そういう点で僕はこのスプリングスレッドという吸収されない糸のリフトをおすすめしております。

スプリングスレッドとは？

元神先生：ではスプリングスレッドについてちょっとずつお話していきます。まずスプリングスレッドがどういう糸かと言いますと、これは簡単なイラストですけれども、1本の糸にトゲが両方向についています。

元神先生：一方の糸はこめかみのところから頬にかけて入れるんですね。もう一方の反対向きのトゲの方は同じ入れた場所から頭皮へ入れるんですね。実は頭皮と顔の筋膜、いわゆるスマス筋膜というのは1つの膜でつながっているんですね。膜をしっかり引っ掛けて固定するというのがこのスプリングスレッドの特徴です。具体的に言いますと、こめかみのところから糸を1本入れて、大体ほうれい線のところを上げる感じになりますね。大体糸を4～5本入れるんですけれども、1番ほうれい線の深いところから糸を出します。あとはマリオネットラインと言われているこういったところから糸を出します。頭皮に固定する側は大体8㎝くらい固定するんですけれども、こっち方向(頭頂部方向)に入ります。

糸を頭皮に入れる理由

元神先生：糸を頭皮に入れるというのはこのスプリングスレッドが非常に特徴なんですけれども、どうして頭皮に入れるかと言いますと、頭皮というのは非常にかたいんですよね。動かない。一方、皮膚は動きますよね。ですので糸を入れた場合固定する場所がしっかりないと上がらないんですね。こういうふうにしないと糸が多くて、それで効果が弱いというのもありますね。吸収されない糸も頭皮に固定しない糸に関してはやはり効果は弱いと思います。スプリングスレッドの特徴は頭皮に固定させるというのが1番の特徴でして、それで効果がしっかり出すことができます。

スプリングスレッドは腫れる

元神先生：スプリングスレッドは効果をしっかり出すためにちょっと腫れるんですよね。画面上では手術前から手術直後の写真、3日後の写真、1ヶ月後の写真を出しておりますけれども、直後は異常なぐらい上がっているんですよね。

元神先生：これぐらい異常に上げないとやっぱり少し戻りが出るんですね。それは直後と3日後の写真を見比べれば分かりますけれども、3日後にはかなり異常な治り方というのは治っていますよね。1ヶ月後の写真では違和感とかおかしいところがなくなって、ごくごく普通な感じになっていると思います。ほうれい線とかマリオネットラインを見て頂きますと、かなり引き上がっているのが分かると思います。

スプリングスレッドのデメリット①

元神先生：手術前にスプリングスレッドに関して言うと、結構「過矯正」と言いまして引っ張り上げすぎている不自然な顔になるという事をお話したうえで受けて頂いていますので、お話してもちょっとびっくりされるんですけれども、3日目ぐらいにご来院されたときにへこみがあるとか、上がりすぎているとかおっしゃるんですけれども、「待っててください」と言って待っていただいて、1週間、1ヶ月後の状態を見て頂いてすごく満足して頂いておりますね。ですのでスプリングスレッドの1番のデメリットはこの腫れなんですけれども、それは「引き上がる！」という事で我慢して頂いています。

ダウンタイムについて

元神先生：おおまかなダウンタイムは大体1週間とお話しておりますね。場合によってはやっぱり少しへこみが出ちゃう事があるんですね。1週間後の状態とか、ちょっと2～3週間くらい経って少しへこみがある場合はアフターケアでヒアルロン酸でボコつきを修正したりしております。ヒアルロン酸自体は半年とか1年くらいでなくなっちゃうんですけれども、その間にボコつきも治ります。ボコつきはヒアルロン酸とかを入れなくても自然に治るんですけれども、場合によっては2～3ヶ月かかっちゃう事もまれですけどありますので、その間ずっとボコついていると生活が送れませんので、そこでヒアルロン酸を入れる事でボコつきを修正しております。ヒアルロン酸は吸収されますけど治りますので、ボコつきも自然に治ってきますので。ずっとボコつきが残ってしまう事は絶対にないですのでそのへんは大丈夫ですので。

スプリングスレッドのデメリット②

元神先生：こういった糸は1番のデメリットが実はもう1つありまして、感染する事があるんですよね。それはどんな治療をしても異物を入れる注射でも感染する事はゼロではないです。じゃあ感染しちゃった場合どうなるのか、医者からも結構聞かれる事があるんですけれども、実は感染した異物というのは身体が免疫反応でそれ(異物)を水分で囲むんですよね。感染した場合ちょっとニキビみたいなものができる場合が多いんですね。そうするとニキビの下をちょっと掘るとスルッと抜けちゃうんですよね、簡単に。それは感染した場合だけ抜けるんですよね。身体の免疫反応、炎症反応の一環として水分が周りにあるので簡単に抜けちゃうんですね。もし感染した場合でも簡単に抜けますので、万が一の場合も深刻な事にならずに済みます。ただ感染してもし抜いた場合でもすぐに効果がなくなる事はないです。それまでに真皮で固定されていますので、糸が感染して抜いたとしても効果がなくなるという事はないです。そういったアフターケアももちろん行っております。

持続期間について

元神先生：大体持続性は2～3年は新たな引き上げる治療は必要ないとお話しております。じゃあ2～3年したら余計に老けるか？とか、そういう質問をよく受けるんですけれども、そんな事はないです。こう引き上がりますよね。実年齢より少し若くなった感じが出ます。2～3年経つと少しずつゆるみますけれども、じゃあ2～3年後は実年齢よりは少し若い感じというのはまだ保たれていますから、ある意味そういう意味では半永久的とも言えますね。こういう若返り治療というのは全般的に言えるんですけれども、引き上げる治療に関しては。フェイスリフト手術もそうですけれども、効果は何年か経つとなくなりますけれども、受けなかった時に比べて何年後かは若いですよね、実年齢より。そういう意味ではやっぱり引き上げ治療とかに関しては効果というのは半永久的と思いますね。今回はスプリングスレッドについてちょっと深堀りで解説いたしました。皆さんのこのスプリングスレッドについての質問を受け付けておりますので、是非コメント欄に書いてください。よろしくお願いいたします。ご視聴ありがとうございました。

出演者：元神　賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医（日本外科学会認定）。美容外科専門医（日本美容外科学会認定）。美容外科医師会理事。美容外科医として20年以上のキャリアがあり、アンチエイジング治療、リフトアップ治療を得意としている。日本美容外科学会で「スプリングスレッドを併用したフェイスリフト手術」で学会発表し、好評を得た。

【関連項目】

スプリングスレッドのご相談はこちら

スプリングスレッドのデメリットと感染

若返りの革命：スプリングスレッドによる糸リフトのすべて

スプリングスレッド大人気です！

満足度が非常に高いスプリングスレッド

糸の引き上げ若返り治療の最善の選択「スプリングスレッド」

スプリングスレッドの劇的効果