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元神賢太：医療法人社団セレス理事長 船橋中央クリニック院長 青山セレスクリニック理事長。

糸リフト「スプリングスレッド」について

元神先生：こんにちは、美容整形チャンネルのドクターの元神です。今回は僕がおすすめしている糸のリフトでもスプリングスレッドについてお話いたします。糸で引き上げる治療にはいろんな糸がありまして、僕もいろんな糸を過去には使っています。今もある程度は種類は使っていますけれども、その中でもダントツでおすすめしているのがスプリングスレッドというものですね。どうしてそれがダントツでおすすめかと言いますと、効果がやっぱり圧倒的にあるんですよね。下から上に引き上げる力がスプリングスレッドは非常に優れてまして、すごく引き上がるんですね。従来ある世界するようなフェイスリフト手術と比較してもあまり変わらないくらい引き上がるんですよね。その点でスプリングスレッドがすごいおすすめです。

スプリングスレッドは糸が吸収される？されない？

元神先生：皆さんかなり気にされるのが「糸が吸収されるのか？吸収されないのか？」という点なんですね。吸収された方が安全と思いがちなんですよね、皆さんね。スプリングスレッドに関して言いますと、吸収されない糸です。「吸収されないから怖い」とか思いがちなんですけれども、全然違うのでこの説明をしっかり聞いてください。吸収される糸というのは糸が溶けるんですよね。大体3ヶ月～半年くらいでなくなっちゃいます。3ヶ月～半年くらいで効果もなくなっちゃうんですよね。当初は吸収される糸でも3ヶ月～半年くらい糸が入っていれば、その間に「ご自身の組織がそれに入れ替わって牽引力が維持される」という説明だったんですけれども、実際はもっと短いです。1～2ヶ月くらいで効果がなくなっちゃう場合がほとんどなんですよね。患者さんの満足度も「最初は良かったけどすぐ効果がなくなっちゃった」とか、そういう感想しか聞かないですし、僕が吸収される糸をやらなくなってからもう結構長いんですけれども、他のクリニックで吸収される糸をやって3ヶ月で効果がなくなったとか、半年でなくなったというのは今でもよく聞きますし、吸収される糸も新しい糸がどんどん出ていますし、他のクリニックでやったという患者さんがいらっしゃるんですけれども、新しい糸でもやっぱり「持続性」という点では非常に短いですね、吸収される糸に関してはですね。一方吸収されない糸、僕が1番おすすめしているスプリングスレッドに関して言うと、自信を持って「最低2年くらいはしっかり引き上がってる」と言えますね。これは「吸収されないから」なんですよね。吸収されないから一度引き上げた牽引力というのはずっと維持されます。ただ年月が経つと何もしていなくても皮膚はたるむじゃないですか。それと同じで2年くらい経つとまたちょっと気になりだすという点では患者さんには「大体3年前後くらいでまたちょっと気になるから追加の治療とかをしたほうがいい」という事はお話していますけれども。上に牽引されているという点では吸収されないわけですからある意味永久的ですね。時間と共にたるみが出てきちゃうのはしょうがないという事ですね。

スプリングスレッドは皮膚を切開する必要がない

元神先生：吸収されない糸にもスプリングスレッドにもいろんな糸があります。いろんな糸を他にも使ってきたんですけれども、どうしてこのスプリングスレッドに落ち着いているかと言いますと、皮膚を切開する必要がないんですね。他の吸収されない糸はちょっと切開して入れたり、あるいは三角コーンがついたような糸もあって、三角コーンでしっかり皮膚の下を引っ掛けるから効果があるという宣伝とかがあるんですけれども、その三角コーンがなくてもスプリングスレッドに関して言うと、非常に引っ掛かりもよくて引き上がるので、なおかつ切開する必要がないのでこのスプリングスレッドを僕は愛用していますね。

スプレリングスレッドを入れる位置

元神先生：実際にどこにどう入れるか？というお話に移ります。これは50代くらいの女性のイラストですけれども、糸を片側に大体4～5本入れます。入れる位置はちょうどこの耳の上のこめかみの生え際のところですね。

元神先生：髪の毛は本当に1㎜くらいちょっとだけ切るんですけれども、最終的には髪の毛のちょっと内側なので跡とかも全く目立たないですね。糸を出す位置なんですけれども、大体ほうれい線に1ヶ所、あとはマリオネットラインに1ヶ所、あとは首のたるみもしっかり上がるように1ヶ所。4本入れたらこんな感じで。5本入れる時にはさらに首にこういう感じで入れます。糸をこういう感じで入れます。

元神先生：髪の毛の中に同じ分だけ同じ糸なんですよ。1本の糸が非常に長くて両側に針がついているんですね。ここから片側を入れて、もう片側はここから入れます。髪の毛の中の皮膚の下というのは筋膜があって、そこにスプリングスレッドがしっかり固定されるんですね。だから効果があるんですね。筋膜は衰えないというか下がってこないんですよね。皮膚とか皮膚の下の組織は非常に柔軟性がありますからすぐたるんだりするんですけれども、分かると思うんですけどここ(頭皮の下)は固いじゃないですか。そこに糸が上側が固定されるんですね、この糸が。その点がスプリングスレッドが非常に優れている点なんですよね。吸収されない糸で引き上げるものもありますけれども、多くはここで折り返しているんですよね。

元神先生：同じこの皮膚の下で固定しているので結局固定されていないんですよね。固定されていないから一緒に落ちがちなんですよね。なので「固定されている位置」からしてもスプリングスレッドが効果があるというのが分かると思います。こんな感じで放射状に入れていきます、糸をね。糸を入れたところは跡がちょっとだけつきます。食い込みがちょっとつくんですね。大体1ヶ月くらいでほぼなくなってます。3ヶ月くらい経つと全くないです、跡。針で小さい穴みたいなものを5本だったら5ヶ所ちょんちょんとつく程度なので、全然跡は目立ちません。

ダウンタイムについて

元神先生：ダウンタイムについて言いますと、手術直後は結構腫れます。過矯正と言いまして、上げすぎくらいに最初は上げます。ぐっとこんなふうになっているので結構不自然なんですよね。患者さんは結構皆さんびっくりされるんですけれども、「大丈夫です」とお話しているんですけれども。大体2～3日後にいらっしゃると手術の時の麻酔による腫れが引いていますので、今の正確な引き上げ具合が分かるんですね。その時に大体微調整。2～3日後いらっしゃらなければ1週間後でも大丈夫なんですけれども微調整をします。微調整というのはまだ(糸が)固定されていないので押すと1番いい位置に戻せるんですね。それが大体2～3日後か1週間後にやりますからそこまでは過矯正が結構気になったりしているんですけれども、1週間もすれば過矯正も腫れも落ち着いてきますので。マスクをしていれば隠れる範囲内なので1週間だけそれを我慢して頂ければ大丈夫です。痛みとかも1～2日は痛いですけど痛み止めでおさまる程度ですね。もう1つは糸を入れると凹凸が出る事があるんですね、どうしても。僕がやっても凹凸が出る事があります。極端に出る事はないんですけれども、多少出る事があります。大体1ヶ月くらいでおさまりますね。

アフターケアでヒアルロン酸を入れる場合もある

元神先生：もし凹凸が1ヶ月過ぎてもある場合はアフターケアの中でヒアルロン酸を入れてます。ヒアルロン酸で凹凸をキレイになくす事ができます。ヒアルロン酸自体は半年～1年くらいで完全になくなっちゃいますけど、その間に皮膚の下の組織と糸がなじんで凹凸が勝手に消えるんですね。ヒアルロン酸を入れなくてもちょっと待っていただければ自然になくなるんですけれども、凹凸は。なくなるまでの間気になりますので、そこでヒアルロン酸を無料でアフターケアで入れたりもします。ただこれが必要なのは本当にたまにですね。ちょっと痩せ型体型、全然皮下組織がない方はちょっと凹凸が出やすいです。そういうケースでヒアルロン酸を入れる事もあります。

まとめ

元神先生：今回はざっとですけれども、当院で行っているスプリングスレッド、僕が1番おすすめする糸のリフトについてお話いたしました。ご視聴ありがとうございました。