出演者情報

元神賢太：医療法人社団セレス理事長 船橋中央クリニック院長 青山セレスクリニック理事長

萩原靖洋：美容クリニック業界でカウンセラーとして25年のキャリアを持つカウンセラー。

高橋：美容医療カウンセラーとして、8年のキャリアを持つ。美容治療経験者。

インスタグラムの美容整形の症例について

萩原：こんにちは。ナビゲーターの萩原です。

元神先生：ドクターの元神です。

高橋：カウンセラーの高橋です。

萩原：さて元神先生、毎日Instagramでいろんなクリニックの症例写真が上がってきます。常に常に常に。

元神先生：最近もInstagramは流行っているんですかね？僕はもう最近は見ないですけどね。写真の加工が多すぎて情報としては微妙なケースが多いので、時間の無駄かなというのですっかり僕はInstagramを見なくなりました。

萩原：私は情報収集のために見たりするんですけれども、高橋さんはInstagramを見ますか？

高橋：美容治療は目は通しますけどあまり信じていない。

萩原：糸のリフト・HIFUなどのモニターは症例が多いためか、どのクリニックも若返り治療を中心として日々新たな写真をアップしてくるわけですね。「上がっているな」というふうにはっきりリフト効果が分かるものもあれば、ちょっとだけ変わったかな？という効果が様々で、微妙なものも結構多いんですね。

元神先生：そうでしょうね。美容治療でフェイスリフトの外科的な手術でなければ、Before・Afterの写真ですごく変化があるというのは少ないんですよね、引き上げ治療に関しては。

萩原：自分でわかるくらいか、もしくは周りが「ちょっと印象変わった？」というくらいのところ？

元神先生：ところが多いんですよ。それを写真で比較すると微妙な変化なんです。

萩原：でもやっぱり写真で比較させようと思って、それで集客しようと思うと、つい加工したりとかそういう流れになっちゃう。

元神先生：つい加工しない方がいいんですよ。

萩原：そういった症例写真を見るとやっぱり残っているのは口元のふくらみなんですね。頬がここまで上がった症例なのに、なんで口元のふくらみは消えてない？って。エステとか美容機器会社が出している美顔器の紹介なんかだと、口元のふくらみが完全になくなっていて驚くんですね。これは加工だろうなと…

元神先生：加工していますね…

萩原：今はマスクで隠せるんですけれども、外したときに口元がプクっとふくらんでいると、一気に老けた感じがしますよね？

高橋：はい…

口元のふくらみについて

萩原：10円玉から500円玉くらいまで大きさは様々ですけれども、ワンコインのふくらみ、もたつき、たるみ、もしくは脂肪について元神先生に対策を伺いたいと思います。

萩原：ワンコインのふくらみ、ここの部分のふくらみのご相談は多いですよね？ネットで対策を検索すると、顔トレというワードが出てくるんですね。文字通り顔のトレーニングなんですけれども、口元の筋肉、モダイオラスと言うそうなんですが、衰えてたるんで中年太りのお腹のように前にぐっと出てくるので、顔のトレーニングしなさいと。そうすると引き上がりますよと推奨する歯医者さんもいらっしゃるんです。マスクタイプのEMSでその部分の筋肉をピクピクさせて、筋肉を鍛えてリフトして引き締めるというのもあるそうなんですが、実際はどうですか？

元神先生：手で引っ張ったり、物で刺激しなくてただ単に大きく口を開けたり、そういうくらいのトレーニングだったらいいと思います。手を使わない、従来の筋肉だけで動かしたりすることによってのトレーニングだったら効果はあるかもしれないです。僕はそこは詳しくないので何とも言えないですけれども、ただ引っ張ったり、外的な刺激を与えるというのは余計にたるみの原因になるので絶対にやめた方がいいと思いますね。

萩原：そのうちの1つとしては舌で内側から押し上げるとか、指でここをとにかく何度も揉めと。

元神先生：指で揉むのは絶対にやめた方がいい。皮膚が余計にたるんじゃいますよ。間違いがない。

萩原：間違いがない。コリをほぐすとそこのふくらみはあら不思議みたいな…

元神先生：ないです。絶対ないです。

萩原：ないです。やめてください。

元神先生：基本的には絶対ないです。リンパマッサージとかに行ってマッサージで小顔になったというのはよくありますけれども、確かに圧をかけてリンパをよくするとむくみが取れるので一瞬小顔にはなるんですよね。そんなの数時間とか半日しか持たないです。元に戻っちゃう。結果的にはマッサージによって余計に皮膚が伸びますので余計にたるみになりますから。

萩原：なるほど。

元神先生：それこそずっと毎日年単位でやっていればそのたるみは進行しますよ。

萩原：女性が読むような美容系の雑誌とかだと、割りと毎日念入りにフェイシャルをってマッサージを推奨していますけど逆効果な場合もあるという事ですね？

元神先生：絶対逆効果ですね、マッサージは。

頬のふくらみの正体とは？

萩原：頬の丸いふくらみ、じゃあ正体は何ですか？

元神先生：下がってきた脂肪だったり、筋膜のゆるみだったり、色々ですけどね。

萩原：治療としては重点的に糸のリフトをこのへんに入れるとか、HIFUを集中して当てれば効果が出るのか、フェイスリフトくらいに本格的にぐっと引き上げないとムリなのか、もしくは脂肪吸引とか脂肪溶解注射でいけるのか？というふうに考えてしまうんですが、良い方法はなんでしょうか？

元神先生：1番いいのは糸で上げるか、フェイスリフト手術ですね、間違いないのは。ここで行っているウルセラという強力なHIFUであればある程度は上がります。脂肪吸引とかは少し効果はありますけど、脂肪溶解注射とかはちょっと効果が弱いと思いますね。

萩原：そうなんですね。脂肪がここに溜まっているんだったら溶解注射で流しちゃえばいいというわけではない？

元神先生：そんなピンポイントに効果を出す事は難しいですね。脂肪吸引はいいんですけど、脂肪吸引するとやっぱり皮膚もたるみますから一緒に引き上げた方がいいんですよね。フェイスリフトと一緒に脂肪吸引するならいいんですけど、脂肪吸引だけではやっぱりよくはないですね。

脂肪吸引は皮膚がたるむので、フェイスリフトとセットで施術したほうがいい

萩原：逆に下がってしまって逆効果になっちゃう、老けて見えるという事があるんですね。実際にここの部分を悩んでいる方の治療をして結果は出ていますか？

元神先生：もちろん結果出ます。先ほどの方法とは別にかげをヒアルロン酸を入れる事によってなだらかにさせる事によって、ぷっくりしている丸を誤魔化すという方法も効果があります。

萩原：確かにここの部分が黒っぽくなると。

元神先生：このへんにヒアルロン酸を入れると、このかげがなくなるのできれいになりますね。

萩原：分かりました。じゃあもう先生、この後！また微妙な感じ。高橋さんは気になりますよね？ここね。

高橋：気になります。

萩原：年齢的に決して50～60代の方ばかりじゃないですよね？

元神先生：そうですね。マリオネットラインが大体40代入ってからじゃないですかね、出始めるのはね。まだ30代は大丈夫かな…

高橋：30代も気になります。

萩原：気になる？すごい切実な顔してますけれども。

まとめ

萩原：結論としては引き上げが効果的であるという事、フェイスリフトと一緒に脂肪吸引をすると良いという事、ウルセラなどで協力にピンポイントに引き上げる、糸のリフトで引き上げる事が効果的であるという事ですね。強くマッサージするのはもってのほかという事？

元神先生：やめた方がいいですね。

萩原：興味を持ってこの動画を見ていらっしゃる方に届いてくれればいいんですけれども、逆にたるむ事があるので注意をしてください。

元神先生：逆に顔のマッサージをずっとやってきた50～60代の方に会いたいですね。その人がやってきたという事があるなら反論として聞きたいですけどね。多分いないと思いますけど。

萩原：そうですか。私は自己流のマッサージでここまでいけたわよという方、是非ご連絡ください。元神先生と対談しましょう。今回はInstagramなどで写真を撮った時にここの部分のワンコインのふくらみが気になる対策として元神先生に解説をしてもらいました。高橋さんが切実な顔をしている事が印象的でした。今回もありがとうございました。

元神先生・高橋：ありがとうございました。