投稿日:2022/11/25
(最終更新日:2024/11/18)
美容外科医も絶賛!?PRP療法の活用法
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元神賢太:医療法人社団セレス理事長 船橋中央クリニック院長 青山セレスクリニック理事長。
なやめちゃん:バーチャル港区女子こと、港区なやめちゃん。
美容外科・美容皮膚科でPRP療法をどうやって活かしているか?
元神先生:こんにちは、美容整形チャンネルのドクターの元神です。では今回は前回の続きですね。PRPについてまたなやめちゃんとやっていきます。なやめちゃん、どうぞ!
なやめちゃん:港区なやめです。元神先生、前回はPRPを学びましたが今回は元神先生の本業である美容外科・美容皮膚科の分野でPRP療法をどうやって活かしているかというのを聞かせてください。血液を取ってグルグルと遠心分離機にかけて攪拌して、そこでできたものをシワに注入するという認識でいいんですよね?
元神先生:はい。PRPは美容治療ではシワとかたるみ、あとはくぼみに入れる治療で活用しています。ただ皮膚の下の組織というのは色々な深さがありますから、どの深さに入れるかが非常に大事です。ここを誤ってしまいますと、前回の動画でもお話したようなトラブルが起こってしまうんですね。あと適用も非常に大事ですね。
なやめちゃん:そういう意味ではヒアルロン酸よりも難しいと思われますか?
元神先生:ヒアルロン酸も入れるシワの深さやたるみの程度によって入れる注射剤を使い分けるんですけれども、PRPは逆に1つしかないので。具体的に言いますと、浅いところには入れちゃいけないんですね。深いシワとか深いたるみ・くぼみを持ち上げるとよくなるところに入れるべきだと今は考えていますね。
なやめちゃん:それは小ジワだったりくぼみになっているところに入れるといいという考え方で、ヒアルロン酸とか脂肪注入なんかと原理的には一緒ですか?下から持ち上げるという意味では。
元神先生:下から持ち上げるという点では同じになりますね。
PRP療法の効果について
なやめちゃん:完全に自分の血液だけで作られた製剤って考えると、「PRPかなり安心かも」って思うんですけれどもどうですか?自分の血液でシワがなくなるとか、アレルギーも心配なさそうで、言ったら神治療じゃないかと思うんですけど。
元神先生:PRPは非常にいい治療だと思います。10年前に結構な症例を自分の親も含めて行いましたし、患者さんにも行いましたけど、僕の患者さんではそういうトラブルは一例もない上に、たまにヒアルロン酸とかボトックス治療というのは「効果は弱い」とか、「思ったほど効果がなかった」という方が中にはいらっしゃるんですけれども、PRPは(そういう声が)全くなかったんですよね。その点においてもPRPは非常にいい治療だと思います。さらにヒアルロン酸と違ってしっかり残るんですよね。父親と母親両方にこのPRPを約10年くらい前に入れました。その時父は70歳前後だったんですけれども、今回また80歳になった事を機に「また若返り治療をやってくれ!」と頼まれましてまたやったんですけれども、そこで1番僕が驚いたのは10年前に入れたPRP、父は頬がくぼんでいたんですけれども、そこが治ったまま維持されているんですよね。その写真を画面上でもお見せいたしますね。
元神先生:画面の左側からくぼみの治療前、真ん中の写真が治療後1年くらいしてしっかりくぼみが治っている状態なんですね。1番右端の写真が今回10年後に撮った写真なんですけれども、くぼみがしっかり治ったまま維持されているんですよね。PRPというのはご自身の血液成分を入れて、それが月日の経過とともにご自身の組織に入れ替わるという事がありますね。なので非常に長持ちするという点でもいいと思います。
なやめちゃん:写真で見比べると、1年後よりもむしろ10年後の方が張っているくらいに見えますけれどもそうですか?
元神先生:そうですね。10年経ってますから父全体的にはもちろん老けているんですけれども、そこの気になっていたくぼみに関しては全然気にならないというか、今回はそこは治療しなかったんですけれども非常にきれいですよ。
なやめちゃん:結果10年経った状態ってあまり見る事ってないじゃないですか?先生として改めて「PRPスゲー!」っていう感じですか?
元神先生:そうです。この父のPRPを見て、僕は「PRPてやっぱすごいな」と思って。厚労省の指導とかそういううるさい指導、「うるさい」って言ったらちょっと語弊がありますけど。「科学的に100%証明された医療以外はやるな」という指導はあるんですけれども、そこは置いといていい治療はやっぱり提供したいですから、PRPは非常にいい治療ですので今後力を入れて患者さんにも提供したいと思っています。
PRP療法の信頼度について
なやめちゃん:身内に試せるって相当治療への信頼が高いと思うので、先生としてはまあ安全で「いい治療だよ」っていうふうに結構お墨付きな感じですか?
元神先生:もちろんそうですね。非常にいい治療だと思っています。母もゴルゴ線に入れたんですけど10年前に。それも同様に維持されていますね。
なやめちゃん:お父さんもお母さんもですけど、10年前というとまだ知名度のないPRP治療をよく受けてくれましたね。元神先生の信頼の高さ。
元神先生:ただ10年前はPRPは比較的に美容治療・外科治療でも上り調子で「スゲェ治療」と医者の中では話題になっていたので、僕もすごいなと思っていましたので、そこで躊躇せずに父と母に入れた感じでした。
PRP療法とヒアルロン酸注射との比較
なやめちゃん:PRPは持続期間とか治療の手軽さ・料金などの面で比較対象がヒアルロン酸になると思うんですけれども、ヒアルロン酸にやがて取って代わる治療になると思いますか?
元神先生:冒頭でもお話しましたように浅いところに入れる事は出来ないです、現在では。入れない方がいいと僕は考えていますので、先ほどの父の写真のようにくぼみであったり、ゴルゴ線のように比較的くぼんでいるところには非常にいい適用なんですけれども、細かいシワとか皮膚の浅い層から持ち上げた方がきれいになる場合には向いてませんので、そこはやっぱりヒアルロン酸が今後も必要になりますし、ヒアルロン酸も非常にいい注射剤、最近更に進化したものが出ていますので併用する形が今後はいいのではないかと考えています。
なやめちゃん:PRPとヒアルロン酸の二刀流という事ですね?
元神先生:そうですね。それがいいと思います。
なやめちゃん:ちょっとPRP「今後力を入れていくよ」っていう事でまた特集が組めればと思いますので、よい症例があったらまた紹介してください。ありがとうございました。
元神先生:ありがとうございました。
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