出演者情報

元神賢太：医療法人社団セレス理事長 船橋中央クリニック院長 青山セレスクリニック理事長

萩原靖洋：美容クリニック業界でカウンセラーとして25年のキャリアを持つカウンセラー。

高橋：美容医療カウンセラーとして、8年のキャリアを持つ。美容治療経験者。

豊胸手術について

萩原：こんにちは‼元神チャンネル美容整形本当のこと‼

萩原：さて今回は女性のもう1つの顔、バストについてです。理想のサイズに変えてくれる「豊胸治療」。ずいぶん一般的になりましたけれども、これについて掘り下げていきましょう。豊胸治療と言うと、いわゆる「シリコンを入れる」というバッグを胸に入れる方法が真っ先に浮かびますけれども、今はいろんな方法があるんですよね？

元神先生：今一般的によく知られている方法としてはシリコンバッグを入れる方法、ご自身の脂肪吸引をして脂肪を入れる方法、もう1つは注射剤で大きくする方法ですね。注射剤には種類がありますね。

萩原：それではユーザーからの質問です。

体型的に細いけどBカップからDカップに出来る？

「自分の脂肪を吸引してバストに注入する「脂肪注入法」による豊胸を検討しています。いくつかのクリニックでカウンセリングを受けましたが、「うちはオリジナルのやり方で定着しやすい」などと押し売りのようなところが多く迷っています。そもそも体型的に細いのですが、それでも「脂肪吸引法」はできるのでしょうか？現在BカップですがDカップくらいを希望しています。「お腹や太ももから吸引する」と言われましたが、そんなに脂肪はついていません…。」

高橋：先生、痩せているそうなんですが、そもそも脂肪吸引はできるのでしょうか？

元神先生：これはほとんどできないですね、残念ながら。脂肪注入するためにはかなりの脂肪の量が必要です。しっかり脂肪吸引して十分な脂肪をバストに入れないと胸を大きくする事は出来ませんので、ここでのご相談ではＢカップをＤカップということですので、片側大体300ccくらい大きくしないといけないんですね。最低200ccですね。実は入れた脂肪が全部定着するわけではないんですね。いろんなクリニックがあります。定着しやすいとかっていうところもありますけれども、現実的には入れた脂肪の50％くらいが残っていれば良い方なんですね。そもそもBカップからいきなりＤカップにすることは1回の治療ではほぼ無理です。それは片側の胸に大体400ccくらい入れる事になるんですね。400ccもそもそも片側の胸に入れる事は出来ないんですよね。

萩原・高橋：ふ～ん。

元神先生：せいぜい200cc～250ccの脂肪を入れるカタチになりますね。今のご質問ですと脂肪が十分ないと注入自体出来ませんので、瘦せ型の方に関しては脂肪吸引と脂肪注入によってバストを大きくする事は難しいですね。

高橋：ではこの方のようにあまり脂肪がない方の場合は他の治療方法を考えた方がいいですか？

元神先生：そうですね。その通りですね。

ダウンタイムが少ない方法だと注射治療がいいですか？

「バストを大きくしたいのですが大掛かりな治療は受けたくありません。短時間でダウンタイムが少ない方法だとヒアルロン酸などの注射治療がよいですか？」

高橋：先生、ダウンタイムを気にする方へおすすめの治療方法はありますか？

元神先生：豊胸治療でやはりダウンタイムがない治療というのは注射による豊胸ですね。注射による豊胸で一番有名なのはヒアルロン酸による豊胸ですね。もう1つはアクアフィリングという注射がありますので、これも非常に人気ではあります。

高橋：ヒアルロン酸の注入だと吸収が早いというイメージを持たれている方も多いですがいかがでしょうか？

元神先生：ヒアルロン酸はやはり1～2年くらいで吸収されてしまいます。この点はヒアルロン酸注射の欠点ですね。

高橋：注射による豊胸でおすすめの素材というのはありますか？

元神先生：ヒアルロン酸以外にアクアフィリングとかアクアリフトと言われているハイドロジェルを利用した豊胸治療があります。これは5年以上持ちますので場合によってはこちらの方がいいこともありますね。

デコルテを中心にふくらませることはできますか？

「3人の子供の授乳経験があるのですが、2人目のあたりから急激にデコルテ部分が痩せてしまいました。なんだか貧相な見た目になってしまい、鏡で見るのも抵抗があり温泉にも行きたくありません。デコルテを中心にふくらませることはできますか？」

高橋：これは切実なご質問ですが、ピンポイントにサイズアップする方法というのはあるんですか？

元神先生：デコルテだけを大きくする事はできないんですね、残念ながら。

高橋：できない。

元神先生：デコルテと言われているところの豊胸を希望されるケースがありますけれども、全体的に胸を大きくしないとデコルテの部分も膨らみませんので、まずは全体の豊胸治療という形になりますね。内側だけとか外側だけバストが小さくなったから大きくしたいというのはあるんですけれども、そうするとそこだけ逆にボコッとしたような感じになっちゃうことがあります、注射剤でやった場合もですね。ですのでそうすると形が悪くなってしまいますので、基本的にはバスト全体を大きくする事によってデコルテ部分のなくなった脂肪とかバストを大きくするしかないですね。

シリコンバッグの安全性と効果は？

「バストの張りが完全になくなり垂れ下がったようになっています。人前で裸になれないのはもちろん、服を着ていてもバストのラインがカッコ悪く憂鬱です。もともとバストの大きさと形に自信があっただけに着替えるたびに嫌な気持ちになります。シリコンバッグだと一生サイズが変わらないと聞きました。安全であれば検討したいのですが安全性と効果を教えてください。」

高橋：50代女性からです。先生、いかがでしょうか？

元神先生：この質問はおそらく若い時はバストに張りがあったのが、年齢と共に下がってきて形が崩れたという事なんですね。この場合単純にバストを大きくしても下がったままなんですね。乳房挙上手術というものがありますので、ちょっと切開するような手術になってしまうんですけれども、それがおそらくおすすめだと思いますね。

高橋：では先生‼「大きさをキープしたい」という方にはシリコンバッグはおすすめですか？

元神先生：バストが下がったわけではなくて単純にちょっと小さくなったとか、授乳によってしぼんだ感じがある方にはシリコンバッグというのは非常に良い治療方法だと思いますね。

シリコンバッグの危険性

高橋：バッグがずっとそこに入っているのは危険性というのはありますか？

元神先生：シリコンバッグは過去にいろんな素材のものがあって危険だったこともあります。現在日本で承認されているバッグもあります。これは非常に安全性高いですので、今後そういったバッグを入れて何か問題が起こる事はほとんど考えられないと思いますね。

高橋：バッグを入れていて生活上で気をつけなければいけないことはありますか？

元神先生：バッグを入れた場合、定期的にご自身でマッサージをする必要があります。マッサージをしないと少し硬くなる事がありますね。気をつけていただきたい事はそれくらいですね。

実際の患者様からの質問や不安点

萩原：分かりました。来られている患者さんの件で伺いたいのですが、高橋さん、実際に豊胸治療を希望される患者さんがカウンセリングにお越しになった時に気になっている点、質問される点、不安に感じていらっしゃる点、何かありますか？

高橋：まずは切実に今の大きさが小さくて恥ずかしいというお悩みを持たれている方ですとか、以前とサイズが変わってしまった・痩せてしまった、ご病気、あとは授乳された後も胸がしぼんでしまうので、そういう時にコンプレックスを抱えていらっしゃる方が多いですね。そういったところで嘆いていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。安全に希望のサイズに大きくできるなら受けたいという事を希望されている方が非常に多いので、効果・ご予算など最も良い方法を元神先生と一緒にご提案させていただけたらと思います。

萩原：先生、その辺りは患者さんのご希望だったり、不安な点だったり、ご予算というのを伺ったうえでいくつか方法をお教えいただきましたけれども、この方法がいいですよと提案してくださるということですね。

元神先生：そうですね。胸の形を診察したうえでどのくらい大きくしたいということも大事なってきますので、そういうことをお聞きしたうえでアドバイスをさせていただいております。

萩原：分かりました。一方的にクリニックが決め付けるのではなくて、十分にお話を聞いたうえですすめていくというところですね。はい、ありがとうございます。それは安心だと思います。では先生、最後に豊胸治療についてまとめの一言をお願いします。

まとめ

元神先生：豊胸治療もいろんな方法があります。患者さんは情報が少ないですので非常に迷うとは思いますけれども、まずは胸の形とご希望の大きさによってそもそも選択できる治療方法が限られてきますのでお気軽にご相談いただければと思いますね。

萩原：分かりました。今回は「豊胸治療」について詳しく教えてもらいました。ありがとうございました‼

元神先生・高橋：ありがとうございました。