豊胸バッグを利用した豊胸手術について医師が解説!

2022/09/27

出演者情報

元神賢太:医療法人社団セレス理事長 船橋中央クリニック院長 青山セレスクリニック理事長。

豊胸バッグについて

元神先生:こんにちは、美容整形チャンネルのドクターの元神です。今回は豊胸についてお話したいと思います。豊胸についてはいろんな方法があるんですけれども、今回はバッグを中心にお話します。豊胸の治療法についてはかなり前からありまして、僕が美容外科医になったのは20年くらい前ですけれども、その時から手術方法についてはある程度確立されています。なんですけれども、未だに豊胸バッグは怖いとかイメージがありがちなんですけれども、豊胸バッグが怖いとかイメージが良くない理由は1つには「安全かどうか?」というお話ですね。あとは「治療後の経過について不安がある」というその2点に尽きると思うんですけれども。

安全性について

元神先生安全性について非常に安全なものです。こういうバッグなものですから、もし仮に「抜きたい」とかトラブルがあったとしても抜けば終わりなんですね。それが他の治療方法とは違いますね。例えば脂肪注入を入れて石灰化した場合とか、完全にその石灰化を取り除くには乳腺を、バストの皮膚を切らないといけなかったりしますし、人工物・注射剤のものも完全に取り出すという事は結構難しかったりする事があります。その点バッグは「抜けばもとに戻る」という点では非常に安心ですね。

元神先生:もう1つは経過についてなんですけれども、昔の豊胸バッグを入れた方というのはすごく固くなったり、拘縮と言ってガチガチになって不自然な状態になっていた事が多かったんですね。僕も実際に美容外科医になりたての頃はそういうのをよく見ていたので、あんまりよくないなとか思っていた時期も確かにあったんですよね。それでヒアルロン酸とか注入する脂肪注入がかなり主流になってきたという背景があるんですけれども。豊胸バッグは手術の方法をしっかりやって、適用がちゃんと合っていれば非常にいい手術法だと思っています。今回だけお話しますけれども、実はついこの間2ヶ月くらい前に自分の妻にこの豊胸バッグの手術をしました。非常に経過良好で形もいいですし本人も満足しています。

豊胸バッグの形状について

元神先生:では豊胸バッグについて詳しくお話しますけど、今手に持っているものがそうなんですけれども、シリコンでできているんですよ。触るとやわらかいですし、押しつぶしても形がすぐに戻るんですね。ねじ曲げても大丈夫です。全然破けないです。

元神先生:今では素材がすごいいいものなんですよね。Motivaという製品なんですけれども、1番僕が推奨しているバッグですし、どこのクリニックでもこれが1番日本では推奨していますね。丈夫でいて、しかも触り心地が非常に柔らかいですね。今はもう一択でバッグを入れる場合はこれを僕はすすめています。妻の手術もこれを入れました。大きさは色々選べます。大体日本人の場合200cc~300ccのものが1番いいですね。あまり小さいものを入れてもせっかくバッグを入れたのにあまり変わってないという事になっちゃいますし、あまり大きいとやっぱり日本人には不自然ですね。ついこの間の僕の妻の手術でも240ccというものを入れました。

豊胸バッグを入れる位置について

元神先生:次に大事なのは豊胸のバッグを入れる位置なんですね。入れる位置は大きく分けて2つあります。大胸筋の下に入れる「大胸筋下豊胸」と、もう1つは乳腺の下に入れる「乳腺下豊胸」です。簡単に絵を描きましたけど、胸ですね。皮膚の下、脂肪と一緒に女性は乳腺があって、乳腺の下にちょっとだけ空間があってその下に大胸筋という筋肉があります。

元神先生:男性の場合は皮膚の下に脂肪がなければすぐに大胸筋ですけれども、女性の場合は乳腺があって大胸筋があります。大胸筋の下にはもちろん小胸筋とか、この下は全部筋肉ですね。肋骨の骨の間なんかはね。豊胸のバッグを入れる位置としてはさっきお話したように大胸筋の下に入れる方法と、乳腺の下に入れる方法のこの2通りしかないです。ある程度脂肪がある場合は乳腺下のほうがいいです。いいというのは手術後ラクなんですね、患者さんが。トラブルも非常に少ないです、乳腺下法に関して言うと。患者さんがラクというのは皮膚の下の脂肪だけに入れているだけなので、身体の負担がすごい少ないんですね。どこもいじっていないんですよね。パッと入れるだけなんですね、空間を作って。イメージとしてもカンタンかなというイメージが湧くと思うんですけれども、身体の負担が非常に少なくて術後の痛みもそれほどないです。もう1つの大胸筋の下に入れるというのは筋肉がすごい色々重なっているんですね。大胸筋の下だけを剥離してこれ(バッグ)を入れていくんですね。バッグを入れると大胸筋が前に押し出される感じで、肉離れしているような感じなんですよね。肉離れを無理矢理やらされている感じがあるんですね、筋肉が伸びるまで。大体1週間後くらいまで結構痛いんですよね。人によりますけど、妻も「2~3日は結構痛い」と言ってましたね。筋肉も伸びますから痛みは徐々に軽減されて、1週くらい痛いのが大胸筋下法に比べればありますね。

豊胸バッグのトラブルについて

元神先生:トラブルに関して言うと、乳腺下法がより少ないというのは大胸筋下法の場合は常に筋肉に囲まれていますので収縮しやすいんですよね。作ったスペースが小さくなりやすいんですね。作ったスペースが小さくなるとバッグがあまり動かなくなって固くなりやすいんですね。大胸筋下法のほうが胸が固くなりやすいというのはあります。一方乳腺下法はあまり周りが収縮して固くさせるような要素がないので柔らかさがずっと保てるというのがありますね。僕の妻に関して言うと、皮下脂肪が非常に少なくてそういう状態で乳腺下に入れるとバッグが浮き出ちゃうんですね。いかにもわざとらしい豊胸になってしまいますので、それを避けるために妻は大胸筋下法で入れました。非常に脂肪が少なかったり、痩せている体型の方には大胸筋下法が最終的には自然に見えますので大胸筋下法を選択します。

手術の難易度について

元神先生:手術の難易度から言うと、バッグを入れる空間だけを作るなら非常に簡単よいうか、外科医だったら誰でもできるんですけれども、先ほど言った合併症をなるべく起こさないようにするためにはかなり経験が必要ですね。乳腺下法に入れる場合は筋肉をいじらないので比較的簡単なんですけれども、大胸筋下法で入れる場合は筋肉というのはすごい出血しやすいところなんですね。出血を最小限にして筋肉の間を剥離してバッグを入れるというのは意外と難しいというか、僕が美容外科医になりたての頃は上級のドクターがやっているのを見たりしたんですけれども、結構出血だらけになったりしていたんですね。そういう出血を起こさないようないろんな工夫を手術中にやりながら僕は手術しています。出血が少ないと固くなる確率も非常に減ります。全然違います。ですのでこの手術のポイントは特に大胸筋下法に関して言うと、いかに手術中の出血を抑えるかなんですよね。そこを細心の注意を払いながら手術しています。そういうところはやっぱり経験があるドクターじゃないと難しいのかなとは思っていますね。

手術後のケアについて

元神先生:あとは手術後はマッサージはある程度はしないといけないんですね。先ほど「空間を作る」とお話しましたけれども、長い時間をかけて空間が少しずつ狭くなりがちなんですね。その空間が狭くならないようにご自身でマッサージをして頂いています。今のこのバッグは昔ほどそんなに一生懸命マッサージしなくてもいいんですけれども、それでもある程度マッサージしたほうがいいですね。バッグを入れた下側の空間が小さくなりがちで上に上がってきちゃうんですね。見た目も上にしかバストがないような胸になっちゃうので、上から下に押すようなマッサージを最初は1日2回くらい、時間としては2~3分でいいんですけれどもやって頂いていますね。マッサージに関してはキレイなバストを保とうと思えばやったほうがいいと思います。今回は簡単にですけれども、豊胸のバッグについてお話しいたしました。ご視聴ありがとうございました。

当院は開設20年以上の歴史を持つ医療法人社団セレスのグループクリニックです。
千葉船橋院:千葉県船橋市(JR総武線・横須賀総武快速線、東武野田線、京成本線船橋駅)、東京青山院:東京都港区北青山(地下鉄銀座線外苑前駅)がございます。
年間で累計約4万人の患者様にご来院いただいており、国内屈指の症例数がございます。
様々な治療のご相談をお受けし、施術を行っておりますのでどうぞ安心してお任せください。

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