二重治療の切らない眼瞼下垂って何?

2022/10/25

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元神賢太:医療法人社団セレス理事長 船橋中央クリニック院長 青山セレスクリニック理事長。

切らない二重治療「眼瞼下垂」が人気!?

元神先生:こんにちは、ドクターの元神です。今回は眼瞼下垂についてお話します。今、切らない眼瞼下垂治療とか言われている二重の治療法があるんですけれども非常に人気です。どこのクリニックも宣伝していると思います。その眼瞼下垂についてどういう状態を眼瞼下垂と診断するのか?というお話をまずしていきたいと思います。

眼瞼下垂とは?

元神先生眼瞼下垂は目を開けていると、まぶたの肉の影響で黒目が隠れている状態ですね。わずかには皆さん隠れるんですけれども、例えば半分くらい隠れるとかそういった方もいます。生まれつき眼瞼下垂の先天性眼瞼下垂という状態もあります。半分とか3分の1くらいしか黒目が出ていない状態ですね。そういった方は大体小学生くらいの時に手術が必要になってきます。一方、美容医療の眼瞼下垂というのはそこまで深刻な状態ではなくて、ただ黒目が4分の1とかくらい隠れちゃっている状態ですね。それも病気とは言えない眼瞼下垂ですけれども、大区分では眼瞼下垂と言えます。要は目がパッチリ開いていて眼烈が目の開きがいい方と、軽度の眼瞼下垂の方は何が違うかと言いますと、眼瞼挙筋というまぶたを開ける筋肉があるんですけれども、その筋肉の作用が弱いんですね。

イラストで眼瞼下垂を説明

元神先生:こちら簡単なイラストがあります。目を横から見た図ですね。眼球があります。これが上まぶたの皮膚ですね。下まぶたがあります。まつ毛があります。先ほど眼瞼挙筋と言いました。ここですね。

元神先生:まぶたにはシャッターがあるんですね。シャッターの役割をしていまして、そこに瞼板と言われている板があるんですね。この板の上げ下げによってまぶたが開いたり閉まったりするんですけれども、まぶたの瞼板を上げている筋肉が眼瞼挙筋なんですね。眼球に沿って引っ張り上げます。こういう矢印方向に瞼板を引き上げる事で目が開くんですね。引き上げる役割をしている眼瞼挙筋の作用が弱いんですね、眼瞼下垂の方は。治療方法としては眼瞼挙筋の作用がしっかり出るようにすればパッチリとした目になります。

治療方法について

元神先生:次に治療方法についてお話します。従来のいわゆる切る眼瞼下垂というのはまぶたの上からアプローチして、眼瞼挙筋を近づけるんですよね。ここを縫うような手術ですね、表側から。先天性の眼瞼下垂の方もこの治療でできますし、老人性眼瞼下垂といってご年配の方がまぶたが下がって見えにくくなっている状態の場合も切開してこの眼瞼挙筋をこの筋肉に縫い付けます。そういう方法ですね。それがごくごく一般的な手術の方法なんですけれども。

切らない眼瞼下垂治療

元神先生:今流行っている切らない眼瞼下垂は「じゃあ何をしているか?」と言いますと、二重の治療法で埋没法という方法がありますけれども、それと同じようにまぶたの裏側から糸をかけていくんですね。糸をかけるのが通常の埋没法というのは瞼板とか挙筋と皮膚を結ぶだけなんですね。ここだけを結ぶ事によって折り目を作ってあげているんですね。切らない眼瞼下垂というのはまぶたの裏側からこの筋肉を引っ掛けるんですよね。筋肉を引っ掛けて埋没法と同じように糸を出す。

元神先生:こういう事をやっています。そうする事によってここの眼瞼挙筋の筋肉が縮まるんですね。縮まる事で眼瞼挙筋の作用が瞼板にしっかり伝わって目の開きをよくさせるという手術になります。筋肉というのは奥に行けば行くほどしっかりとした太い筋肉になっているんですね。瞼板に近いところは人によってはほとんど筋肉がないような状態になっているんですね。それが眼瞼下垂の要因にもなっているんですけれども、要はしっかりとした筋肉をもっと近づけさせるんですね、瞼板に。切らない眼瞼下垂はそういう手術で目の開きをよくしております。

まとめ

元神先生:うちのクリニックでも二重の希望で埋没法を希望される方が非常に多いんですけれども、目の開きもついでによくした方がもちろんパッチリ開きますから、この切らない眼瞼下垂治療を僕は今は結構おすすめしておりますね。否定的な意見もあります。「そんな糸を縫い付けてもすぐに元に戻っちゃう」とか、そういう否定的な意見を言うドクターもいますけど、それは埋没法も同じですよね。埋没法も結局はずれたり、すぐ切開をおすすめするドクターもいますけど、そのあたりは治療方法とか医者の技術によって全然変わってきますので、僕はこの切らない眼瞼下垂を始めてから結構経ちますけど、かなり効果は実感しております。写真を画面上でお見せしますけど、治療前と治療後で黒目の出方が全然違っているのが分かると思います。

元神先生:これは治療数年後の写真ですのでしっかり効果は持続しておりますね。切らない眼瞼下垂治療は非常にいい治療法だと思ってますので、今後も積極的に行っていきたいと思います。以上、今回は眼瞼下垂という病態について詳しく解説させて頂きました。ご視聴ありがとうございました。

当院は開設20年以上の歴史を持つ医療法人社団セレスのグループクリニックです。
千葉船橋院:千葉県船橋市(JR総武線・横須賀総武快速線、東武野田線、京成本線船橋駅)、東京青山院:東京都港区北青山(地下鉄銀座線外苑前駅)がございます。
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