『私の整形は失敗?』美容整形外科医が考える失敗の定義とは

2022/07/27

出演者情報

元神賢太:医療法人社団セレス理事長 船橋中央クリニック院長 青山セレスクリニック理事長

萩原靖洋:美容クリニック業界でカウンセラーとして25年のキャリアを持つカウンセラー。

高橋:美容医療カウンセラーとして、8年のキャリアを持つ。美容治療経験者。

美容整形の失敗について

萩原:こんにちは。ナビゲーターの萩原です。

元神先生:ドクターの元神です。

高橋:カウンセラーの高橋です。

萩原患者様から聞かれる質問の中に美容整形で失敗はないの?というものがあります。聞いて来られる患者様が結構いらっしゃいますよね?最近は整形で失敗したという類の動画も多く出ていて、YouTuberを含めて整形失敗関連は50万件近い動画がアップされていて結構な数です。もちろん実際の美容整形で上手くいかなかった方が上げている動画ばかりではなくて、整形失敗というショッキングな動画が多くの方の関心を集めているというのは間違いないですね。整形が上手くいかなかったというふうにクリニックを名指しで告発するものだったり、経過が悪い写真を紹介するもの、担当ドクターに整形失敗について相談している会話を録音したものを流しているものなど、様々あります。

元神先生:アップしている人も気をつけた方がいいですけどね。名誉毀損で訴えられる可能性もありますからね。

萩原:結構ギリギリというかアウトだよねという物もあります。だから出した直後はいいんでしょうけど、その後がどうなっているのかですよね。再生回数も非常に多いので興味を持っている人が多いんだなと見てて思うんですけれども、気をつけなければいけないのは全国チェーンのT美容外科で受けたら上手くいかなかったし高額だったのに、S南クリニックは予算内で上手くやってくれたというような内容の物が人を変えて色々と散見されるんですね。

元神先生:それはたまた違う手法の広告なんですかね。

萩原:そうです。どこかを落としてどこかを持ち上げる、いわゆるステマ的なやり方をやっているのかな。いろんな人がいろんなことを考えるんですね。それに対してT美容外科のドクターが反論動画を流して炎上したりもしています。眼鏡をかけてスキンヘッドの先生が反論する。

元神先生:そんな戦いがステルマーケティングではあるんですね。

萩原:あるんです。

元神先生:あのトップの2人の先生は比較的仲が良かったと思ってたんですが、実際は違うんですね。

萩原:どうなんでしょうね。ドクター同士の仲が悪いのではなく、その患者さんが動画を上げている事に対してT美容外科の院長が物申すみたいな。結構面白かったです。ちょっと宣伝になっちゃいましたね、よそさんの。クリニックの名前を隠語的に出す事もあって、おもしろかったのはヘリコプタークリニック。こういう結果でもめていますみたいなYouTuberがいたんですね。ヘリコプタークリニックって全然ピンと来なかった。えっ分かりますか?

高橋:分かりますよ。

萩原:分かる⁉すごい調べて、あー‼って思ったんですよ。

元神先生:いや、分かりますよ。本当に事実だけならいいんですけれども、事実以外の悪口とか言っていたらもう名誉毀損ですよね。

萩原:YES…。

元神先生:YES!

萩原:YESって言っちゃいましたけれども。ヘリコプタークリニックで分かるんですね。皆さんも想像してくださいみたいなことを言おうと思っていたんですけれども、そこはヘリコプタークリニックの息子さんの手術を受けて、こうだったというのを書いていらっしゃるんですけれども、それに対してヘリコプタークリニックの息子さんの人気動画で反論するみたいなものもあったりして、なかなかおもしろいです。

元神先生:YouTube上で戦っているんですね。嫌ですね、そういう喧嘩を売られるのは。

萩原:喧嘩を売られるのは嫌ですね。

元神先生:平和にいきたいです。

萩原:平和にいきたいですね。こんなマッチョな体してますけど平和主義ですから。

美容整形の失敗とは?

萩原:そもそも患者さんが心配される“失敗”ってなんでしょうか?というテーマです。何を持って失敗なのかという事なんです。

元神先生:思った通りじゃなかったというのが普通は失敗までは思わない。僕が手術をやってちょっと思ったのと違うというのはどうしてもあるんですよね。

萩原:そうですね。

元神先生:その診察の中で本人の満足がなるべく100%に近づくようにアフターケアをしていくわけですね。そういう方が最初に失敗って思うかどうかなんですよね。

萩原:どういう事を失敗と言うかという事で色々と考えてみたんですが、患者様と接していて極端な心配をなさる方がいらっしゃるんですね。例えばフェイスリフトであれば顔が動かなくなるんじゃないの?であるとか、目の治療だったら目が開かなくなるんじゃない?目が見えなくなるんじゃない?視力が落ちるんじゃないの?という心配をしてくる。整形すると数十年後に急に顔が崩れない?とか、これってすごく極端なんですけれども、実際に聞いてくる方が高橋さん、いらっしゃるじゃないですか。

高橋:はい。

萩原:そういう方々というのは実際には手術を受けないし、こっちもあまりすすめないですよね。お帰り頂く事もあります。自分が整形手術を受ける立場になった時にどういう失敗の心配があるかという事を考えたら、例えば二重のラインが希望通りにならなかったらどうなるのか、ワキガ・多汗症の治療をして臭いや汗が自分が満足するレベルにならなかったらどうなるのか、脂肪吸引で自分が思ったように痩せなかったらどうなるのか、鼻のプロテーゼがずれたらどうなるのかということ、これが一般的な患者さんの心配事というか、これを失敗というくくりにしているかどうかによるんですけれども、このへんは先生、どうやったら擦り合わせていくことができるんでしょうか?

どうすれば患者様のご希望とすり合わせられる?

元神先生:例えば入れたプロテーゼが曲がっているとか、そういうのは明らかに失敗ですよね。多いのは医療側が失敗だと思っていないのに患者さんが一方的に不満というのはあるんですけれども、そこは治療前のコミュニケーションを十分にとったりして、治療後もコミュニケーションをしっかり取ってアフターケアすれば失敗にはならないですよ。最終的には本人が満足してもらえればね。

萩原:なるほど。

元神先生:なのでそういうところが大事ですけどね。仕事をやっていく中でも患者さんとのコミュニケーションは非常に大事だと思ってますよね。

萩原:おっしゃっていることがこれは確かに同意できるなという部分は先生側も譲歩してやり直しをしたり、フォローアップでやったりということもあるわけですね。その他にも術後の腫れとか、あるいは感染はそうそうあることではないですけれども、数多く治療しているとあり得ることだと思うんですよ。こういったことは信頼関係が築けていないと“失敗された!”というふうになるわけですよね。

元神先生:そうですね。医療行為が100%成功ってありえないんですよ。人間が行う事ですから感染する事も本当に稀ですけど、どの治療でもいえます。それは説明もしていますし、承諾書のどこのクリニックでも書いてあるんですけれども、実際に自分がそういう立場になっちゃうと目に入ってこなくて、思い込みで失敗と思っちゃう方は美容整形を受けられる方が多いですから中にはいると思いますね。

キャリアのある医師が失敗しにくい理由 

萩原:ただそういうふうになった場合もきちんとケアして、言葉をかけて、話し合いをして信頼関係を築いていけば失敗というふうに思われる事はないわけですよね。高橋さん、僕たちも患者さんと接していて、そう思われないようにランニングさせたいですよね。私の経験上、キャリアのあるドクターが行えば、患者さんからしっかりと希望を伺っていて、こうは出来るけどこうは出来ないよという事を事前に必ず説明していると思うんですね。それで行った手術はそう大きく乖離した結果にはならないと思うんですけど、どうですか?

元神先生:そうですね。やはりコミュニケーション不足だったり、医者ではなく例えば営業の方がいろんなオプションを付けてやったけど、全然思っていたのと違うとか。結構コミュニケーションが相互十分に取っていない状態で手術をして、患者さんの思った通りにならなかった場合に患者さんは失敗となっちゃうんでしょうね。

萩原:なるほど。大事なのはドクターやカウンセラーと患者様とのコミュニケーションという事ですね。

元神先生:もちろん患者さんに一発で満足してもらう事が一番大事は大事ですけど、そこを目指すのは。

萩原:こういう心がけで先生も私たちも仕事をしていると思って、患者さんからも希望はどんどん伝えて欲しいですよね。高橋さん、僕たちもそのあたりをきちんと引き出して話ができるように。ただ満足にできるだけ近づけて頑張りたいですね。今回はYouTube動画でもネットでもかなり多く出されている、整形失敗というキーワードに対して元神先生の考えを伺いました。ありがとうございました。

元神先生高橋:ありがとうございました。

当院は開設20年以上の歴史を持つ医療法人社団セレスのグループクリニックです。
千葉船橋院:千葉県船橋市(JR総武線・横須賀総武快速線、東武野田線、京成本線船橋駅)、東京青山院:東京都港区北青山(地下鉄銀座線外苑前駅)がございます。
年間で累計約4万人の患者様にご来院いただいており、国内屈指の症例数がございます。
様々な治療のご相談をお受けし、施術を行っておりますのでどうぞ安心してお任せください。

千葉エリアで治療をご希望の方はこちら

船橋中央クリニックmap

〒273-0005
千葉県船橋市本町6-4-15
グラン大誠ビル 2F
責任者:元神賢太
最終学歴:H11年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H15年船橋中央クリニック開業

東京エリアで治療をご希望の方はこちら

青山セレスクリニックmap
詳細地図はこちら

青山セレスクリニック
東京青山院

フリーダイヤル 0120-010-099

〒107-0061
東京都港区北青山2-7-26
ランドワーク青山ビル7F
(旧ヒューリック外苑前ビル)
責任者:高林洋一
最終学歴:S43年慶応義塾大学医学部卒業
勤務歴:H28年青山セレスクリニック管理者

メニューを開く

ライン相談をする 相談/予約

希望される
クリニックを選択して下さい。

どちらも元神医師が診察しています。

フリーダイヤル フリーダイヤル相談/予約

希望される
クリニックを選択して下さい。

どちらも元神医師が診察しています。