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2008/11/28

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注腸の下痢(中秋の名月じゃないよ)

昨日、大腸がん検診のため、大腸バリウム造影検査(注腸検査)をやってきました。
(注意!)以下この日記はすごくつまらなく、読んでも意味がないので、余程暇な方以外は決して読まないでください。(あと口語風文体もお許しください)


この年にもなると癌になるリスクがでてくるので、一念発起して大腸がん検査をしてきました。
通常の大腸がん検診は、便の検査(便潜血反応検査)だけですみますので、なぜ注腸検査までやるの?と思うかもしれませんが、便潜血反応検査は意外と偽陰性(本当は癌なのに、陰性とでてしまう)の確率が意外と高いから です。

正確な数値は知りませんが、昔、消化器外科医として働いていた時、毎年会社の検診で行う便潜血反応検査が陰性だったのに、進行癌で見つかった患者が何人かいました。


要は、便潜血反応検査ではポリープのような癌前段階病変を100%見つけることはできないのです。
で、結局、注腸検査までやりました。ただ、注腸検査も大腸内視鏡検査よりは劣る検査で、やはり見落としもあるのです。ただ、大腸内視鏡検査はなんせ検査前 の処置(下剤)がつらく、この下剤のために検査も一日がかりになるのです。時間がなく、そこまでつらい思いをしたくない僕は結局注腸検査を選んだのです。


検査前日。3食はおかゆか、すうどん(19時まで)、21時に下剤、23時にも下剤が検査前日の決まりごと。この日は札幌に日帰り出張のため、朝食は空港 の立ち食いでかけうどんを注文。昼もかけうどんを出前。朝はネギが入っていて、それを避けて食べるのに苦労したので、絶対なにも入れないでと注文したにも かかわらず、海苔がはっていた。

その後、空腹に耐えられず、ウィーダーインゼリーを摂取。仕事終了後、帰りの便までかなり空き時間があり、なにもしないと 空腹感に耐えられそうもなかったので、ジムで1時間半ばかり汗を流す。

これが失敗でした。札幌駅に着いたら、すでに20時過ぎで電車の発車まで20分。

札 幌駅周辺ですぐにかけうどんが食べられる店が見つからず、駅構内に。やっと見つけたと思って、店に入って座ってメニューを見ると、ソバしかないとのこと。
泣く泣く退場。駅ホームに上がると、立ち食いの店を発見!が、すでに閉店。
この時点ですでに20時すぎ。19時までの食事制限もとうに過ぎてしまったの で、夕食を断念。空腹感を紛らわすため、血糖値を上げるべく、普段は太るので控えているココアを夕食代わりに買い電車に乗り込んだ。

こういう時に限って、 隣に座ったオッサンは、ビールを片手につまみをくちゃくちゃ食っている。気を紛らわすため、こちらは携帯ゲームに没頭。自宅に着くともう23時半過ぎ。
下剤は21時までの決まりだったので、急いで下剤を一気飲み。

この下剤(マグコロール)は意外においしかった。成分を見ると、クエン酸。レモン水みたいな感 じだった。下剤なんて、ほとんど生まれて初めて飲んだ。
下剤がもうひとつあったので、こちらは就寝前の1時頃にまた一気飲み。

こちら(ラキソベロン)はい かにも薬でまずかった。飲むとすぐに腹痛は始まり、余儀なくトイレへ。その後、床に就くも、夜中に便意のため起きる。今までの人生で尿意で目が覚めること は数多くあったが、便意で目が覚めたのは初めて。時計の針は3時を指していた。その後明け方にもまた便意のため起きてトイレ。

検査当日。
朝7時に眠い目をこすりながら起床後も、下剤のため何度もトイレへ。
ちなみに汚くもない話ですが、このときの便はもうほとんど無色透明。便とい うよりかは腸液ですな。朝9時半、予定通り検査開始。

僕も消化器外科医時代幾度となくこの検査を行う側にいましたが、受ける側になったのは初めて。
検査を してくださったドクターも僕の経歴をご存知でしたので、気を使っていただいき、検査は難なく終了。午前10時すぎ、いよいよ検査結果のため診察室へ。

結果 はめでたく異常なし!ただ、横行結腸がかなり長かったため、バリウムの写りが弱く、ドクターに次回からは結局内視鏡検査をすすめられた。

確かに外科時代幾 度となく注腸検査を見てきたが、ここまで長い大腸は珍しい。
横行も下行もS状結腸もすべて長かった(盲腸、上行・横行・下行・S状結腸、直腸を合わせて大 腸という)。長いことにいいことは何一つないと思う。がんのリスクが高くなるだけかな。

まあ、異常がなかったのは何よりでした。
これでご飯を我慢した甲斐 がありました。

うどん探しも少し報われました。でも、本当に苦労したのはこの後。

診察も終了し、すぐに自分のクリニックで仕事。
しかもこの日(昨日)はか なり忙しく、その合間をぬってトイレ、トイレ。これが夜まで続いた。

検査後通算十数回トイレへ。

この時の便は、真っ白で液体状。

というか、便ではなくバリ ウムそのもの。しかも夕食後のは激痛の腹痛であった。
バリウムの下剤作用は恐るべし。これは汚い話ですが、おかげさまで、あっちの穴はほとんど切れていま した。いてえ~。


消化器外科医時代は、おそらく何十回、何百回もこの検査をオーダーしましたが、患者さん一人ひとりがこの苦しい体験を検査後していたかと思うと、、、無駄な検査もなかったか、自問自答。検査後、患者さんに十分暖かい言葉をかけて、労をねぎらってあげてきたかどうか、、、


検査を行う側と受ける側、手術をする側とされる側とでは、当たり前ですが、同じ時間を過ごしているのに、そこには天と地との差があることを改めて痛感しました。もっともっと患者さんには優しい言葉をかけたいなあと改めて思った昨日の大腸検査と白い下痢の話でした。

元神賢太

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